魔術世界の魔術師   作:翠嵐(へらさや)

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封印の解除と暴走

今僕はさっき校長が出した条件について考えていた。

〔一学年首席 マヤ・ルーズに勝つ事〕

この条件を達成するには魔術が使えないといけないが僕は魔術が使えない。

一か八か武術でも良いけど魔術師相手だと

相性が悪い。

なんで僕は魔術が使えないのだろう…

少しでも魔術が使えれば

“マヤ・ルーズに勝てる可能性”

があったのに…

そもそも僕は魔力自体あるのかな?

 

「ねぇねぇ。そこの君、

君“元貴族のアイン・ルシフェル”だよね?」

 

?僕の名前を呼んだ?けど僕は

“元貴族でもなんでもない一般市民だ”

「ねぇ。無視しないでよ」

「僕は一般市民ですよ?ところであなたは一体誰ですか?」

「!?私?私はね

“現貴族のリン・サミル”だよ」

?リン・サミル?聞いたことあるような…

「あれ?私の名前聞いても思い出せないの?」

「思い出す?僕はあなたと会ったことがあるんですか?」

ーーーーリンsideーーーー

アインがおかしい。本当におかしい…

アインが私のことを覚えていない?

これは記憶喪失?それとも

“魔術で記憶が封印”

されている?

いや、アインが敵の魔術をくらうはずがないから魔術での記憶封印は有り得ないはず。

私は水の魔術専門だから封印とか分からないから…

頼りたくないけど

ユナ・ガブリル

に頼るしかないのかな?

「アインちょっとここで待っててもらえる?」

「はい。分かりました」

ーーーーリンside outーーーー

リンさんが行ってしまった。

なんでリンさんは僕に話掛けたのだろう。

さっきリンさんが僕のことを元貴族って

言ってたけど、僕は一般市民のはず。

 

「お?いたいた。ちゃんと待っててくれたんだね。」

「あ!?アイーーン!!」

ダキッ。

「え?っ!うわ!危なかった…

あの?あなたは一体誰ですか?」

「え?アイン私のことわからないの?」

「え?あっ…はい」

「え?」

「え?」

「はぁー、ユナ。アインはもしかしたら

記憶喪失になってるか魔術で記憶が封印されてるかもしれないからユナのことはわからないと思うよ」

「あっ、そうなんだ。ってことは

光の魔術を使って封印が有ったらその封印を壊せば良いの?」

「そういうこと」

「あのー。話についていけないんですけど」

「あーえっとね。

アインは記憶喪失?で、

もしかしたらアインの記憶は

魔術で封印されてるかもしれないから

今からユナが魔術を使ってその封印があったら解いて無かったら回復魔術を使ってできるだけ直すってこと」

「大体理解できました。ならお願いします」

「はーい。お願いされましたー。

まずは封印を確認しないといけないから、

 

全てを見通せる眼よ。我に力を。

【サーチアイ】………え?」

[newpage]

ーーーーリンsideーーーー

「どうしたのユナ?

もしかして封印されてなかったの?」

「えーとね、封印はされてたよ。

けどその封印の

“数が多すぎる”の」

「数が多すぎる?」

「そう。

まず脳に二個かかってて、

心臓に十個かかっていて、

全体の筋肉に一個ずつついてるの」

 

心臓に十個!?

それはいくらなんでも多すぎる。

「ユナ、どれくらい解除できる?」

「脳と筋肉は全部解除できるけど、

心臓のは全部は無理できて八個」

 

ユナでも全部は無理なのか…

「なら今できるだけ解除してあげよアインのために」

「そうだね。

この者の呪いを破壊せよ。

【ロックブレイク】」

ーーーーリンside outーーーー

「うっあぁぁぁぁぁ!!!」

痛いっ!痛いっ!痛いっ!

まただ、またこの痛みだ!

2年前と同じ痛みだ!!

頭が割れるっ!

心臓が破裂するっ!

筋肉がちぎれるっ!

痛い痛い痛い痛い!!!

「彼に安らぎを与えよ。

【ライトヒール】」

眩しい!

いたっ?

あれ?

痛みがどんどん引いていく

うっなんだ?

この記憶は

[newpage]

ーーーー記憶ーーーー

「おい。アインこんな所でよく寝てられるな」

「あー、ユウキか。ここものすごくあったかいんだー」

「はぁー。課題と訓練は終わったのか?」

「うん。問題ないよー」

「あー!アイーーン!」

「よー、ユナ。ユナも一緒に寝る?」

「うん!一緒に寝る!」

「はぁー」

「あっ。ユナとアインとユウキ」

「ユウか。ユナは課題と訓練は終わってるよな?」

「課題と訓練?……あっ」

「あっ、てユウもしかして終わってないの?」

「うん、終わってない。ユウキ手伝って?」

「はぁー。分かったよ」

「いってらっしゃい。ユウキ」

「あぁ。行ってくるわ」

 

「あれ?ユナとアインどうしてここで寝てるの?」

「あれ、リンだー。ここね、ものすごくあったかいからここで寝てるの」

「あら、そうなのね。」

「あれシャーロットじゃん。

おーいシャーロットー」

「?あれ、アイン………アイン?なんでユナと一緒に寝てるの?…羨ましいな…」

「?あったかいからここで寝てるんだよ。

そういえば今日はアイシャは?」

「アイシャ?アイシャは今日は寝坊して

怒られてるよ。」

「アイシャらしいね」

「「そうだね」」

ーーーー記憶終わりーーーー

[newpage]

これは?

僕の記憶?

「アイン大丈夫?」

「ユナ、僕は大丈夫だよ」

「「!!」」

「記憶が戻ったのか?」

「うん、戻ったよ。けど魔術は封印されたままだね」

「「魔術が封印!?」」

「うん、それも今日はマヤ・ルーズと戦わないといけない。」

「なんで?」

「それはね、この学校の校長が入学取り消しを急に言ってきてそれで入学取り消しを無しにするためには一学年首席マヤ・ルーズに勝てって言われたからかな。」

「自分勝手な校長だね」

「そうね」

「そろそろ時間だ。ありがとう記憶の封印を解いてくれてユナ、リン。」

[newpage]

ーーーー?sideーーーー

私は校長になぜか呼び出された。

内容はアイン・ルシフェルを今日の戦いで

“叩き潰せ”という内容だった。

理由を聞いても『あいつはこの学校の恥さらしだから』や『雑魚だから』としか言わなかった。

私はアイン・ルシフェルを叩き潰さないといけない。

もうすぐ時間になる、そろそろ行こう。

…ルシフェルどこかで聞いたことあるよな…

ーーーー?sideーーーー

[newpage]

もう時間か。

『今から

マヤ・ルーズ

アイン・ルシフェル

決闘を始める。

両者入場』

すぅーはぁー。

よし、行くか。

[newpage]

ウワァァァァァ!!!

ウワァァァァァ!!

『静かにしろ!!

今回は特別な方々に来てもらいました!!』

 

特別な方々?

 

『現貴族の六人です』

ホントカ!?

ホントウニキゾクノカタガ!

『静かにしろ。

俺は現貴族の一人

ユウキ・バラキルだ。』

『僕は

ユウ・ミカルだよ。』

『私はリン・サミル』

『私は!ユナ・ガブリルだよ!』

『私はアイシャ・サラフィルだよ〜』

『私は、シャーロット・イオフィルと申します』

『私(俺)(僕)たちは現貴族です(だ)』

ウワァァァァァ!!!

 

あー、ユナ達だったんだ。

だからさっきあそこに居たんだ。

[newpage]

『これより、決闘を始める。

3...2...1...start』

 

「君がアイン・ルーズだな?」

「あぁ。そうだ」

「私は校長から君を叩き潰せと言われたから

頑張って生き残ってね。

光の神よ。我に力を与えたまえ。

【ホーリーランス】」

これはやばいかもな。

「うっ…封印が全て解けてないから魔術が使えない…」

やはり、威力がたりない。

「?何をぶつぶつ言ってるんですか?

避けないと死ぬよ?」

たしかに避けないと死ぬよね。

けど封印を壊すためには光の魔術を受けないといけない…それも死ぬ一歩手前のを…

「本当に死にますよ?

そんなに死にたいんですか?

望み通りにしてあげますよ。

光の神よ。我に最大の力を。そして光を我に寄越せ。【ライトニングサン】」

これを受けたらもしかしたら封印が解けるかも…

 

ドカァァァァァァァンーーー!!!!!!。

ーーーー貴族sideーーーー

ドカァァァァァァァンーーー!!!!!!。

「アインは大丈夫なのでしょうか?」

「アインなら大丈夫だろう」

「たしかにアインなら、大丈夫だよ〜

絶対に」

「「「「「「アインなら」」」」」」

ーーーー貴族side outーーーー

ーーーーマヤsideーーーー

多分これで終わったでしょう。

あとはこの煙が消えたら結果がわかる。

 

?なんだこの魔力の慌れ具合は?

おかしい。

本当におかs『ウ”ワァァァァ!!!』

なんだなんだこの叫び声は?

!!生きているのか?

アイン・ルシフェルが。

ーーーーマヤside outーーーー

[newpage]

やっとだ。やっと封印が全て解けた。

魔術が使える。

けど意識をた…もつ…のもげ…んか…

 

《ウ”ワァァァァ!!!》

「なんだなんだ。魔力の暴走?」

《ウ”ゥゥゥ》

「狼?」

《ウ”ァァァァァ!》

「光よ。我に力を。

【ライトニング】」

ドカァァン!

《ウ?【ファイヤ】》

ドカァァァァァァァン!!

「え?え?(あれは本当にファイヤなのか?

ファイヤは“初級魔術”のはずたが?それよりも詠唱をしていなかったぞ?)」

《【ライトニング】》

ドカァァァァァァァン!!

「(はは、チートだー)」

《【真夜中】》

「(なんだ?この魔術は?

夜?さっきまで昼だったはずだが?)」

《【ファイヤランス】

【ウォーターランス】》

「(こんな化け物に勝てるはずがないっ!)私の負け。私の負けです!!」

《ウ?》

『しょ、勝者 アイン・ルシフェル…』

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