魔術世界の魔術師   作:翠嵐(へらさや)

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2年前の犯人と死

ーーーー貴族sideーーーー

『しょ、勝者 アイン・ルシフェル…』

「やはり、アインが勝ったか。」

「だねー。だけどアイン暴走してるよ?」

「…どうする?」

「「「「「「…」」」」」」

「よーし、止めに行こう。」

「私達でアインの事止められるかな?」

「「「「「無理」」」」」

「だよね」

「「「「「「はぁ…」」」」」」

「なんで、貴族の中で一番強い人が暴走なんてするんだ…」

「仕方ないよ…心臓に十個も封印魔術がかかってたんだから。」

「十個かぁ…多いね」

「本当にね。一体誰が何のために封印魔術なんて掛けたんだろう。」

「それは、俺達では分からない」

「それはわかってるよー」

「アイン、大人しいね」

「本当に暴走してるのかな?」

「理性で、保って

『ドカァァァァァァァン!!』…暴れ始めたよー」

「さっさと移動しますか」

 

ーーーー貴族side outーーーー

[newpage]

あーあ。暴走したまま勝っちゃったなー。

マヤ・ルーズに申し訳ないな。

だって周りの人達は、驚いているよりも怯えてる人の方が多いし…

てかあの人は…“笑ってる?”

それにあの格好は2年前に見たことがある…

アレハボクタチノクニヲオソッタヤツダ。

シンデシマエ。

 

「【バーストブレス】」

 

ドカァァァァァァァン!!

 

コレデシンダハズ。

ハ?ナゼナゼナゼ、

ナゼアレヲクラッテイキテイル。

 

「ふぅ、危なかった。

久しぶりアイン・ルシフェルいや違うな、

“実験体君”だったね。」

 

ジッケンタイ?

ボクハオマエノドウグテモモノデモナイ。

 

「【ホーリーソード】【ホーリーランス】」

 

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!

 

「本当に危ないことするね。

人間だったら死んでたよ?」

 

アタリマエダ。

ボクハオマエヲコロスタメニウッテイルノダカラ。

 

「これは、お仕置きが必要かなぁ。

【シャドウ・ナイト】」

 

?ヘンナマジュツダ。コンナノスグニフットバシテヤル。

 

「アイン!!その魔術を使った相手には攻撃してはいけない!!!」

 

?ユウか…ふぅー…少し冷静になろう。

 

「実験体君、そんなに油断してていいの?

【シャドウフレア】」

 

っ!熱い熱い熱い!影の魔術なのになぜ熱を持っているんだ!?

 

「影の魔術なのになぜ熱を持っているんだ、みたいな顔してるね。

それはね、火魔術を合わせて使ってるからだよ。」

 

本来の【シャドウフレア】は熱を含むと

“色が変化する”のに、あいつが使った

【シャドウフレア】は“色が変化しなかった”

 

「あーあ、もうすぐで時間か。

じゃぁ、死んで?アイン・ルシフェル。」

 

ザクッ!。

 

え?は?何で腹からあいつの手が?

僕は刺された?腕で?

こいつの爪“人間の爪じゃないな”

あー僕はもうすぐ死ぬのか。

あいつを殺せないまま。

リアとスイごめんね。ダメなお兄ちゃんで…

お父さんお母さんごめん、長生きできなくて

 

死にたくないなぁー。

 

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