八雲藍♂に転生した件   作:闇桜

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初めまして、闇桜と申します!厨二臭い名前ですが、別に厨二病ではありません。夜桜が好きなので、それからとった闇桜と名乗ります。ではでは、ゆっくり読んでいってね


第壱話

 ………あれ、ここどこ?私は今まで何を…ん?なんか違和感が…っえ!?なんで私に息子が!?私は女だ、女の筈。ど、どどどどういうこと!?しかもちょっと待って、この水面に映ってるのは私?そうだとしたらなんで私は藍に!?

 

 開始早々騒がしいこの者は、前世で東方Projectをこよなく愛したファンの1人である。所謂転生というのを経験したのだが、そこには既に原作が崩壊している東方Projectが存在した。

 

 と、とりあえず小説とか漫画とかによくありそうな展開の転生って事かな。てか私って死んだんだ…

 

[起きたかの?]

 

「うわっ!だ、誰!?」

 

[儂は一応創造の神だ。此度、お主が死んだ魂の100億人の区切り丁度だったのでな、これはめでたいと転生させたのだ。それと儂はそこには居らんぞ]

 

 こ、こいつ、直接脳内に…!ってかあの世ってそんな事してるんだね。もう今なら何があっても驚かないよ。因みに私の死因は?

 

[お主は事故死じゃよ。駅のホームから落ちたのじゃ。で、その時代だが、そのまま何も無ければ40年後には八雲紫が現れるだろう。それまでに強くなっておくのじゃ]

 

 へぇ〜40年後………40年後!?じ、地味に長いなぁ。私の前世の一生より長い。まぁ自身の強化に努めれば40年くらいならすぐに過ぎるかな。よし、そうと決まれば口調も藍に似せられるようにしないとね。心の中はともかく、先ずは表面上をどうにかしないと。で、強くなるとはいっても、どうしたものかな。力の使い方なんて知らないし、今がどのくらいの力なのかも分からないんだけど。

 

[そうじゃろうな。そこで、最初で最後の助言じゃ。お主の能力は知っておるだろうからここでは省略する。弾幕とやらはイメージが大事だと聞く。どんな形にするのかをよくイメージしながら、出したい場所に意識を集中させるのじゃ。お主の今の力の強さについては、そこら辺の妖怪なら蹴散らせる程だ。こちらで強化した。では、良い一生をの〜]

 

 う、う〜ん、やっぱり藍って強いね。強化したと言えど、まだ紫に会ってないのにそんなに強いんだ。だったら紫と勝負して、負けても勝っても付いてくって感じにしよう。負けたら仕方ない言うことを聞こう。勝ったら面白いからついて行くって感じで。よし、そうと決まれば早速修行じゃぁあ!先ずは空を飛べるようにならないと。えっと、空を飛ぶイメージをしてっと。お、飛べた飛べた!よし、じゃあこの状態のまま弾幕を…

 

 

 

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 あれから35年。え、時間が経つのが早い?まぁまぁ、だって修行の様子と妖怪蹴散らす所なんて見ても面白くないでしょ?

 そして昨日、漸く9本の尻尾を出せるようになった。8本までは順調だったけど、9本目が大変だった。まぁ出来たからいいけど。あと5年くらいかな?とにかくもう少しで紫が来るらしいし、それまでに仕上げないと。スペルカード的なものも使えた方がいいし。まだ本格的に使う気は無いけど。目くらまし的な感じで出すつもりでいる。

 

「順調のようじゃな」

 

「あぁ、神様。来てたんだな」

 

「うむ。それと儂はお主を知っておる。その口調を辞めてはくれないか?」

 

「ダメだ。それでボロが出てバレても困る。いくら貴方とはいえど、それは聞けぬ頼みだ」

 

 内側と外側のギャップ?が凄いよなこれホント。こっちはある程度女の子残してるけど、表面上のは完全に男に成り切ってるもん。

 

「そう言うと思ったわい。では、いつも通り始めるかの?」

 

「あぁ、そうしよう。とりあえず家へ移動するぞ。準備がある」

 

「うむ、いつも唐突で悪いのぉ。これでも余裕を持って来ておるのだが」

 

「仕方ないさ。神様も忙しいんだろう?」

 

 実はこの神様、あの世でも認められた創造神で、世界中の人間や動物、自然などをいくつもの次元を一緒に管理している。意外と凄い人なのだ。私はそんな人と仲良くなれて嬉しい限りよ!

 

 

 

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「着いたぞ。その辺にかけてくれ。いつものを持ってくる」

 

「うむ、何度も言うがいつも悪いの」

 

「気にしなくていい。私は私で、好きでやっている。貴方と友好関係を築き、こうして杯を交わすのは楽しいからな」

 

 あ、あったあった。そしたらお猪口を取ってっと。よし、これで準備は終わり。おつまみは途中でつくればいいかな。

 

「ほら、乾杯するぞ」

 

「うむ。ではまた今年も出会えた事を祝して_」

 

『乾杯』

 

 ふぅ、やっぱりお酒は美味しいね!こうやって注ぎつ注がれつの関係も、あと数年で終わりかぁ。思えば、この神様とお酒を飲むこと以外だと、楽しみはそんなになかったなぁ。1回違う神様にも会ったけど、アマテラスとかヤマトの一族の神様とか、もっと言うと洩矢神とか。まぁとどのつまり神奈子と諏訪子だ。2人共アマテラスの所にいたから酒の席を共にしただけなんだけど。

 

「あと5年か。時が経つのは、早いものじゃのぉ。お主と会うのは、これが35回目か。運が良ければ5回、だがそれだけしか会えんのか。やはり寂しくなるの、親しい者が居なくなるというのは」

 

「あぁ、それは私も同じだ。こうして過ごすことの出来る数少ない機会は、もうすぐ終わりを告げるのだろうな。貴方はどうか分からないが、私にとっては、貴方とこうやって杯を交わすのが1番の楽しみだった」

 

「儂もじゃよ。多き仕事の中で、唯一の楽しみがお主であった。お主と杯を交わすのは勿論の事、行動を見るのも中々面白かったわい」

 

えっ、行動を見てたの!?あー、ちょっと前からなぁんか視線を感じるなぁとか思ったら、この神様の仕業だった訳ね。まぁ見られたら困ることは何も無いから良いけど。流石に寝てる時は居なかっただろうし。

 

「にしても、お主のような美男子であれば、里の女子達が放っておかないだろう?どう対処しておったのだ?」

 

「あぁ、それか。どう、という事も無い。私は中身は女だ。女に惚れることは無いし、かと言って男に惚れることも無い。だから、私は女達に誰かと添い遂げるつもりもない、と言った。そうしたら何処かへ消えていったさ」

 

 実際私は恋という事を経験した事は無いし、今世でした所で先に逝かれてしまい、悲しみに明け暮れることになってしまうだろうからね。どこまでも臆病だけど、それは自己防衛の1つだから問題ナシ!

 

「そうか、なるほどのぉ。では儂は帰らせてもらうぞ。まだ仕事があったはずじゃ。それに、今宵は珍しき客人が来るようじゃ」

 

「珍しき客人?」

 

「そうじゃ。だから、これで終いにするぞ。では、儂は行く。毎度だが片付けまですまんのぉ」

 

「いや、構わないさ。またいつでも訪ねてくれ」

 

さてと、片付けをしないと。あの神様の言うことが本当なら、これから客人が来るはずだし。急いで片付けないとね!

 

 

 

 

数時間後_

 

 

 

 

ゾワッ

 

っ!強い妖気!尻尾の毛まで逆立ってる。本能が告げてる。相手はかなりのやり手だと。

 

「こんにちは♪」

 

「っ!?」

 

「あらあら、そんなに警戒しなくても良いじゃない」

 

び、びっくりしたぁ。って、ん?んんんんん??あれ、これってあれかな、他人の空似ってやつかな。どう見ても紫さんなんですけど。え、待ってまだ40年経ってないんだけど!?

 

「何の用ですか、ご婦人」

 

「あらご婦人だなんて♪私は八雲紫よ。単刀直入に申します。貴女、私の式神にならない?」

 

「少々お時間を頂けますか」

 

「えぇ、いいわよ。また明日来るから、それまでに決めておいて?」

 

「いえ、そんなに掛かりません。貴女の目的を聞いてから、直感が告げる方を選びます」

 

さてさて、昔は戦うつもりで居たけど、流石にあの妖気を軽々と出す妖怪相手はちょっと、いや、かなり厳しい戦いになるしやめておこう。

 

「目的、ね。私は人間と妖怪が共存出来る理想郷、名ずけて幻想郷を作りたいの。その為の貴女よ」

 

「……ふむ、良いでしょう、お供致します。私の名は玉藻前です。よろしくお願いします、八雲紫様」

 

まぁ玉藻前っていうのも勝手に名乗ってるだけなんだけど。昔見た9尾の狐って言ったらNA〇UTOの九〇嘛か玉藻前だったし、流石に九喇〇って名乗る勇気は無かったし。

 

「待った。折角式神になるのだもの、私が名を付けるわ。貴女は八雲藍。私の式神で、家族よ」

 

「承りました。これからは八雲藍と名乗ります、紫様」

 

よっし、幻想郷を作るっていう果てしない作業があるけど、とりあえずは原作として起動しそうだね。あとは未来の私がなんとかしてくれるでしょ!頑張れよ、未来の私!

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