八雲藍♂に転生した件 作:闇桜
今日、この1年が終わる。レミリア達の襲撃があったせいでかなり忙しい1年だったけど、こういう日くらいは家に帰っても良いよね。私は紫様と一緒に年越したいし。紫様起きてるか分かんないけど。
「じゃあ話通り一時帰宅させてもらう。また来るよ」
さてと、紫様は起きてるか、それとも寝てるか。寝てたらお年玉だけ置いて私は買い物に行こうか。ていうか何故私が八雲家の経済状況を把握している、ってかお金を管理してるんだろう。まぁいっか、そこまで大変じゃないし。
「紫様、只今帰りました」
「あ、おかえりなさい藍。幽々子も来てるわよ」
「幽々子さんが?」
幽々子さんに会うのは久しぶりだね〜。最近はずっと紅魔館の中に居て、外に出ることはほぼ無かったし。
「お久しぶりね、藍?」
「お久しぶりです、幽々子さん。白玉楼の方は宜しいので?」
また妖忌さんに迷惑かけてそうだね。今度紅魔館から出られるようになったらまた手伝いに行こうかな。
「大丈夫よ。今は代理を弟に頼んでるから」
へぇ〜弟に……弟ォ!?え、幽々子さんに弟なんて居たの!?見たことも聞いたことも無いんだけど!
「驚くわよねぇ。あ、弟は死んでないわよ?仙人になって生きてるわ。今年は紫達と過ごしたかったからね、ちょっと代わってもらったの。ちなみに、別に血が繋がってるわけでは無いわ。ただ、あの子を拾って姉として育ててきたから、義理の弟って事になるのかしら」
あ〜、なるほどー。あ、いや理解は出来てない。なんで拾ったのかとかその人に任せて大丈夫なのかとか、色々疑問はある。まぁ、問い詰めても有耶無耶にされるから、聞かなくていっか。
「さ、皆でお酒を飲みましょう。藍は簡単な料理を作ってきてくれる?幽々子は食べすぎないこと。白玉楼に居る時の10分の1にしなさい」
「はい」
「え〜、紫それは酷いわよ〜……!」
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…幽々子さん本当によく食べる人だからなぁ。昔は少食だったって紫様が言ってたけど、これは信じられないよね〜。
「幽々子はちょっと自重しなさい!」
「幽々子さん、後で夜食をお作りしますので今は我慢して下さい」コソッ
よし、紫様にバレないようにさっさと台所に行こう!と言っても、何作ろうかな。お酒飲んで過ごすし、味の濃いものを作ればいいとは思うけど、材料あるのかな。あ、普通にあった。よし、じゃあ野菜を味噌
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よし、これで一通り終わった〜。大変だったけど、まぁ作るのは楽しかったしいいや。さってと、とりあえず全部運んでいきますか。尻尾も駆使すれば1回でいけるでしょ!
「ちょっ、藍、なんでそんなに沢山……」
置きながら説明しよう。これで落としたりしたら幽々子さんの機嫌が物凄く悪くなるだろうからね。
「幽々子さんが食べるかなと。まぁまぁ、これくらいであれば全然苦にはなりませんし、いいではないですか。折角の正月です、自由にさせましょう。まぁ、流石にこの量をまた作れというのは無理ですが……」
「藍〜!ありがとう〜っ!」
「どわぁ!」
バタッ
いっててて……もう!いくら幽々子さんでもこれは痛い!幽霊だし体重なんて感じないけど倒されたら痛いよ!尻尾も押し潰されてるし!そして危なかった!料理落とすとこだった!
「ら、藍、大丈夫?」
「大、丈夫です。幽々子さん、降りて下さい。動けません。とにかく、こうして3人居るんですから、料理を食べながらお酒を飲みましょう」
ムゥ、早くその双丘を退かしてくれ。なんか前世を思い出して虚しくなるから早く退かしてくれ〜。
「そうね。ごめんなさいね〜藍〜」
「いえ、大丈夫です」
よ〜し、私もお酒飲むぞ〜!……うん、やっぱ美味しいね!紫様も良いお酒を仕入れてくれるなぁ。
「……にしても、つくづく思うんだけど、藍って本当に男性?」
「っ!?コホッコホッ、ケホッ。な、なんですかいきなり!?」
び、びっくりしたぁ。びっくりしてむせちゃったよ。急に「本当に男性?」なんて聞かれたら驚くよそりゃ!なんだって紫様は急にそんな事を……
「いやぁ、幽々子の豊満な胸を当てられて襲わない所か顔を赤くもしないじゃない。本当に男性なのかなぁって思っちゃって」
な、なんじゃそりゃ!?え、私紫様に男性じゃないって思われてたの!?いや実際中身女性なんですけどね!
「……いや、男性に決まってるじゃないですか。なんか昔言ったことがあるような気がしますけど、そんな恐れ多いこと出来ませんて。幽々子さんは私の友人である前に、私の主である紫様の御友人です。その幽々子さんに顔を赤らめるのは兎も角、襲いかかる等到底出来ません」
「………ふ〜ん?まぁいいわ、今日は3人で飲むわよ〜っ!」
「いぇ〜〜〜〜〜〜い!!」
「あはは……まぁ程々になさって下さい」
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『酔った〜!』
「2人してベロンベロンじゃないですか!程々にって言いましたよね!?」
飲みすぎだよなぁこの2人……はぁ、後で様子見てるの面倒だなぁ。ま、幽々子さんは兎も角、紫様は仕事代わってもらってるし許してあげようかな。幽々子さんは気分による!
「もうお休みになっては如何ですか?」
「そ〜ね〜。じゃあ幽々子、こっちに来なさ〜い」
「な〜に〜紫〜」
……もう付き合ってられない。どうせここから2人の熟睡タイムが始まるんだ。介護をする私の身にもなってほしいよ全く。
「いつもありがとね〜藍〜。じゃあおやすみなさ〜い」
「フフッ。はい、おやすみなさいませ、紫様、幽々子さん」
……なんだかんだ言っても、私は紫様が好きなんだなぁ。ありがとうって言われるとこんなに嬉しくなるんだから。さ、2人寝ちゃったし少し片付けてから私は月見酒と洒落こもうかな!
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よし、片付け終了。月見酒月見酒〜♪
『スー……スー……スー……』
うんうん、2人は仲良く寝てるね。紫様に関しては今シーズン起きることはないかな?今まだ冬だもんね、冬眠してる季節だもんね。よし、お酒持って縁側に行こうか。彼処からなら月が綺麗に見えるだろうからね。お酒は……これでいっか。ちょっとで良いし。………………………よし、着いた。着いたと言っても部屋から出ただけだけど。とりあえず2人は起こさないように静かにやろう。
「ふぅ」
にしても、月はやっぱ綺麗だね。ここは里にも光があまり無くて少ないから、綺麗に星空も見える。夜も昼も、ここは私の特等席だよ。ん〜、ちょっと寒いね。狐火出しておこうかな。うん、これでよし。さて、ベロンベロンにはならない程度に飲もう。
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「ん」
あ、寝てた。もう朝じゃん。あ〜頭痛い。そんなに飲んだっけ?やっべ、月見酒してる時の記憶途中迄しかないんだけど。あ、今日博麗神社に行くんだっけか?じゃあ準備してこないとね。っと、その前に紫様と幽々子さん起こさないと。
「紫様、幽々子さん、起きて下さい。もう朝ですよ。朝餉抜きますよ」
「ちょっ、藍それだけは!」
幽々子さんは起きた。ん〜、紫様は朝ご飯じゃ釣れないか。ならば!
「紫様、早く起きないと幽々子さんに紫様のお菓子あげちゃいますよ」
「ダメダメダメ!お願いだからやめて!」
「起きましたね。では朝餉を作ってきますので顔を洗ってきて下さい。幾分か酔いもマシになるかと思いますよ」
ニッシッシッシ、この2人は一緒にいる時のみこれで脅せる。幽々子さんに関してはこの家に居る時だけだけど。さてさて、さっさと朝ご飯作って博麗神社へ初詣に行こう。
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「着いたわよ。ここが博麗神社。博麗の巫女が住んでる家でもあるわ」
そんな事知ってます。幽々子さん知らないのかな。それともノリ?紫様ってよく分からない人だからなぁ。
「霊華〜。初詣に来たわよ〜」
「げっ、紫…」
「人の顔見るなり「げっ」って言うのは酷くないかしら?」
あはは……ま、霊華は紫様の事そんなに好きじゃないっぽいからね〜。これ紫様に言ったら寝込みそうだけど。紫様は霊華大好きだからね。
「あ、藍さん!いらっしゃい!ささ、上がって上がって!」
な、何だこの対応の差は……こんなんでいいのか博麗の巫女よ…
「ちょっ、私は!?」
「あ、初めまして。幽々子さんでしょ?よろしく」
「え、えぇ……まぁいいわ〜。紫、賽銭箱ある?」
「あっちよ。付いて来て」
あ、ここの賽銭箱に賽銭を入れようとする人まだ居たんだね。ここに来るのは私達か、幻想郷に迷い込んだ人達位だからね。出会う人も少ないだろうなぁ。ご慈悲ご慈悲。
「ちょっと藍さんその顔やめてなんか傷付く!」
あ、顔に出てたか。それよりも、とりあえず私も賽銭を入れるかな。幽々子さんと紫様が入れて置いて私が入れてないっていうのもアレだし。
「藍さんも入れてくれるの?」
「うん?まぁね。幾ら欲しい?」
「よ、欲を言えば10文は…」
「分かった、10文以上だね。じゃあ20文にしておこう。生活、頑張りなさい」
そんなこんなで私は紫様と霊華にお年玉を渡し、いつも通り紅魔館での仕事に戻った。仕事じゃないっていうけど、仕事じゃないんだったら前の仕事に戻りたいよ。まぁこれも楽しいから良いんだけどさ。
1文=45円と考えて下さい。これを見ると霊華がかなり控えめなのが分かりますでしょうか。少なくとも霊夢よりは控えめなのではないでしょうか。ではでは次回またお会いしましょう!ばいちゃ!