八雲藍♂に転生した件 作:闇桜
追記。字幕の付け方を教えて下さい。試行錯誤してみましたが分かりませんでした
あ〜、暇だなぁ。いや、暇ではないんだけど、仕事をしてるだけだから何かイベント起きてくれないかな。そうだね、吸血鬼異変とかさ、そろそろだと思ってるんだけど。
『っ!』
ほ、本当に誰か入ってきたよ!てかこれは屋敷ごと入ってきたかな?って事は吸血鬼異変開始ですか!
「紫様…」
「えぇ、お客様ね。どうやら、屋敷ごと結界を通り抜けたようね」
「どう致しますか」
「様子を見ましょう。幻想郷は全てを受け入れる、でしょ?」
そう言いながら敵意むき出しのゆかりんか〜わい〜。まぁ何気に初めての異変だし仕方ないか。
「そうですね。一応私が見張っておきます」
「お願いするわ」
これから吸血鬼が増えるだろうし、博麗の巫女に伝えて人間には人里から出ないように言わないと。人里の中でも外でも同じみたいな感じだけど、人里にも妖怪は居るし、何とかしてくれるでしょ。主に風見幽香とか上白沢慧音とかさ。あとは知らん。慧音に関してはまだまだ若いけど、多分大丈夫でしょ、死にやしない。
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「霊華」
「あら、藍さんじゃない。どうしたの?」
もうさ、霊夢に似すぎでしょ。これは知ってる人なら、ってか私だったら勘違いしてもおかしくは無いよ。っていうか、さん付けはいつになったらやめてくれるんだろう。
「誰かが幻想郷へ入ってきた事はお前も知っているだろう?そのお客様は吸血鬼だ。それと、これから吸血鬼が暴れる事があるやもしれん。そうなった後、吸血鬼に会ったら拘束して私か紫様を呼べ。やむを得ない場合、殺しても構わない」
「ふぅん、分かったわ。どうせ監視は藍さんがやってるんでしょ?」
おぉ、よく分かったね。紫様はそんなに仕事をしてないように見えるのかな?いや私程はしてないけど。処理能力が凄まじいから少量なら直ぐに終わるんだよね。私も欲しかったその能力。
「あぁ、そうだ。よく分かったな」
「まぁ紫は仕事しないイメージしかないから」
「はははっ、やはりか。それなら紫様にも仕事を手伝ってもらおうか」
「……」
あれ、霊華黙りこくっちゃった。なんだろ、どうかしたのかな。
「どうした?」
「……アンタ、良い顔で笑うんだから、いつもの仏頂面やめたらいいのに」
「仏頂面って、お前なぁ…そういう訳にもいかないさ。仮にも私は紫様に仕える身。そんな私が巫山戯ているようにとられれば、紫様の尊厳に関わる」
「あんな大老にそこまでの価値が「れ〜い〜か〜?」っ!」
あらら、紫様来ちゃったよ。終わったな、霊華。紫様は大老とかBBAとか、歳の話を嫌う。これは、3時間みっちり紫様がどれだけ若いかのohanasi☆に付き合わされるパターンかな。私はその間に里を探索してこよっと。
「紫様、私は里へ行きます。霊華、助けてはやらんぞ」
「そ、そんなぁ……」
「ふふっ、ありがとう、藍」
さてさて、巻き込まれる前にさっさと行こうか。頑張れ、霊華。
─その日、里の外れにある博麗神社から、けたたましい叫び、又は悲鳴が聞こえたという話は、道端会議の議題によく出されることになった─
っと、到着っと。よし、今はもう妖怪だとしても手は出されないし、尻尾は隠さなくていいでしょ。そのままいーこうっと。
「あ、貴方は」
「ん?あぁ、稗田の」
「はい、稗田阿蘇と申します。ちょうど良かった、私が作っている幻想郷縁起に、どうぞ御協力下さい」
幻想郷縁起?ってあれか、あの妖怪の詳細とかが書かれてるやつ。あれ、私まだ答えてなかったっけ。ん〜、まぁ気の所為だろうし、私も答えよう。
「あぁ、勿論良いとも」
「ありがとうございます。では此方へ。私の屋敷へ案内致します」
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あー、そういえば阿求の家は広かったなぁ。そりゃ阿蘇の家も広いか。てかまず同じ場所だもんね。
「では1つ目の質問へ。お名前と、普段何をなさっているかを教えて下さい」
「名は八雲藍。普段は主である紫様に代わり、様々な仕事をしている。主に結界を見ているが、それ以外にも異常があれば対処している」
私ってこんなに仕事してたんだなぁ。そりゃぶっ倒れるか、慣れてないと。でももう慣れてきたのかな、最近は3日くらいオールしても全然平気だ。
「では種族の方は」
「種族は妖獣。細かく言えば九尾の狐だ」
「なるほど」
凄いスピードで字を書き連ねてるなぁ。この子、現代に生きたらきっといい小説家になったろうね。
「では最後に、人間についてお聞かせ下さい」
人間について?そうだなぁ、元人間だから人間の悪いとこっていっぱい見えてくるんだよね。まぁそういうのを抜きにすれば……
「私は人間を守る立場故、守るべきものだと思っている。それを抜きにしても人間は嫌いではない。これからも共存出来れば良いし、此方から戦争を仕掛けはしない。だが、人間側が襲うのであれば、話は変わる」
「なるほど、人間友好度、危険度共に高ですね。ありがとうございました。慧音さんが会いたがっていましたので、そちらへ行ってあげてください」
「ほう、慧音が。分かった、今日は其方で過ごそう。では、邪魔したな」
「いえ、またいつでもいらして下さい」
さぁてと?あの慧音ちゃんが私に会いたいとな?ふむふむ、久しぶりに一緒に過ごそう。ってか弄り倒してあげよう。
「見て!藍様よ!」
「藍様〜!」
な、なんだなんだ、何がどうなってるんだ。何故恐れられるべき妖怪である私がこんなに人気に……?いやいや、私ってばそれどころじゃないでしょ。これどうしよ、適当にあしらっても良いけど、なんか可哀想だしなぁ。
「何か用ですか?」
「あ、えーと、その……」
「言っちゃいなさい!私達藍様応援隊の存在意義を!」
『そうだそうだ!』
藍様応援隊!?わぁお、私が知らない間にそんなものが出来てたのか。てか最後におりてきたのはもう10年近く前なんだけど、よく覚えてるなぁここの人も。
「スー、私達は藍様をいつでも応援してます頑張ってください!」
「あ、ありがとう」
すっげー、凄い早口で、しかも一息で言い切ったよ。この子も凄いけど自分が言われた訳ではないのにぶっ倒れてる人達の頭も凄いな。
「では、私は用事があるのでこれで」
慧音ん家に早く行かないと、過ごす時間が減っちゃう。あれ、私慧音に依存してない?まぁいっか、一緒に居れば楽しいし!
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「慧音、居るか〜?」
あれ、応答がない。出かけてたりしてるのかな?いや、でも里で慧音の姿は見てないし…
「慧音〜?入るぞ〜」
ガラララララララ
ん?草履はあるんだね、て事は中にいるのかな?ん〜、これは何かがあった予感!って誰でも分かるか。
「慧音〜?どうした?」
「藍…さん。何か御用ですか。ケホッケホッ」
お、おぅ、風邪かな。てか半人半妖でも風邪って引くんだね。まぁそりゃそうか、生きてたら病魔に襲われる事くらいあるか。
「大丈夫か?」
「大丈夫です。移したら悪いので、あまり近付かない方が良いかと」
「いや、心配するな。薬は?」
「先程永琳から貰った物を飲みました」
ん〜、じゃあ私はお粥でも作ってこようかな。うん、台所借りよう。
「分かった。慧音、台所借りるぞ。消化に良い物を作ってくる」
「そ、そんな恐れ多い。ら、藍さんにそんな事をやらせたと知られれば私は紫殿や里の者から何と言われるか」
「病人なんだからそんな事気にするな。それに、知られなければ良いだけだろう?つまりsecretだ」
あれ、英語言ったのはまずかったかな。secretなんて聞いても分かんないだろうし、言い直した方が良いかな。
「しーく?意味は分かりませんが、そこまで言うならお言葉に甘えさせていただきます」
「任せろ。こう見えて、料理は得意なのでな。食べられない物が出来るという事はないだろう」
「はい、楽しみにしてます」
どうやら、言い直す必要はなさそうだね。さてと、じゃあ早速台所に行こうか。あっとその前に
「慧音、そろそろ呼び捨てにしてくれないか。私とお前はもう長いこと友として過ごしているのだから。勿論敬語も要らぬ」
「そ、それは流石に…………分かりました、いや、分かったよ、藍。分かったからあからさまに落ち込むのはやめてくれ、地味に心にくる」
「ありがとう」
─この後しばらく慧音の家で過ごし、神社に戻ると死にそうな顔をした霊華が、まだ紫様と話していた。私は邪魔はしないと、結界の狭間にある家へ帰り、昼餉とおやつを用意して待っていると、数分で紫様も帰ってきた。曰く、今度また霊華が私の事を悪く言ったら教えろとの事だった─
追記、幻想郷は今日もいつも通りです。吸血鬼以外は
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