八雲藍♂に転生した件   作:闇桜

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深夜テンションで変なノリになってます。あ、それと大晦日に番外編を、間に合えばあげるつもりです。間に合わなかったら1日に頑張って仕上げます。


第玖話

 現在、紫様に言われて紅魔館に住み始め、早数日が経った。

 

「お兄さん♪」

 

「ん?どうした、フラン?」

 

 そして私は何故かフランに好かれていた。特に何かしたわけでも無く、ただただ好かれていた。レミリアには嫉妬されたが、フランはレミリアが大好きなのであり、決して嫌いでは無いようだ。

 

「遊ぼ!今日はね、そうだなぁ、この館全体で鬼ごっこがしたい!」

 

 鬼ごっこ……名前に鬼が付く吸血”鬼”のフランがやったら最早ごっこじゃない気が…ま、いっか。私も丁度暇だったし、鬼ごっこ位なら幾らでもやってあげようじゃないか。

 

「良いぞ。今日はどちらから鬼をする?」

 

「んーと、前のかくれんぼはお兄さんからだったから、今度は私からね!じゃあ30秒数えるから、その間に逃げてね!」

 

「分かった」

 

 さてさて、何処に行こうかな。図書館に行ったらパッちゅんが怒っちゃうから却下。レミリアの所に行ったら執事服着せられるからそこも却下する。となると、適当にグルグル回ってるしかないかな。よし、頑張ろっと。

 

「行っくよ〜!」

 

 お、そろそろ来るようだね。フランのスピードは凄まじいからね、ちょっと天井にでもくっ付いて飛んでようか。あ、いや、狐の状態の方が小さいし、天井に飛ぶならそっちのが良いかな。よっと。うん、この姿になるのは何年振りかな。……ん?な、なぁんか視線が高いような……あれ、この姿ってそんなに大きかったっけ?こっちの方が目立つじゃん!なんで、いつの間にこんなに大きく…っと、とりあえず人の姿に戻っt

 

バン!

 

「お兄さんはどこだ〜!」

 

「あ」

 

「ん?狐?なんで狐が紅魔館の中に?」

 

 あ、私って気付いてないみたい。これは想定外だったけど、好都合だね。とりあえずこのまま逃げさせてもらうとしよう。

 

「でもこんなに大きな狐が居るわけないよね。私よりも大きい。とりあえずお姉様の所に連れて行こうかな」

 

 あ、オワタ。フランはまだ外に出て日が浅いから兎も角、レミリアには絶対バレるやつでしょ。はぁ……でもここで行かなかったら余計怪しまれるよね。行かないといけないのかぁ。

 

「おいで、行こ。あ、私貴方の上に乗ってもいい!?」

 

 上に乗る?背中に乗るって事かな。ま、それなら全然構わないか、乗せてあげよう。

 

「」コクッ

 

「やった!じゃあお願いするね!」

 

 凄い喜びようですねぇ。よし、レミリアの部屋の位置は覚えてるし、そこに行けばいいかな。ちょっと軽く走ろう。そっちの方が外ではないけど風が多少当たって気持ち良さそうだし。

 

「ひゃ〜〜〜〜〜〜〜!速い速〜〜〜い!」

 

 お、喜んでるみたいだね。にしても、このスピードはまたまた想定外だね。ちょっと速すぎるのでは?

 

「あ、妹様!」

 

「何をしてるんですか!?」

 

 わぁお、この妖精メイド達よく気付いたね。このスピードだと気付かない妖怪も出てくるだろうに。

 

「あ、皆!さっきこの子を見つけてさ、お姉様の部屋まで乗せてってもらう事にしたの!」

 

「そ、そうですか……気を付けて下さいね」

 

「うん!」

 

 よし、話は終わったみたいだし、そろそろ出発しようか。もうそろそろ着く筈だし。あと2、3秒くらい走れば。……………っと、到着。なんかもうスピードエグいね。セーブ出来るようにしなきゃ。

 

「着いたね!お姉様〜!入っても良い〜?」

 

「いいわよ」

 

「いいって!じゃあ行こ!」

 

「フランは一体誰と来たの…?」

 

 レミリアがなんか言ってるね。これは妖力では私と判断出来ないみたいだね。さっきのも杞憂だったかな?

 

「お邪魔しま〜す」

 

「えぇ、いらっしゃ…!?フ、フラン!?その馬鹿みたいに大きい狐は一体何!?」

 

「あ、やっぱお姉様でも分かんないか。いやぁ実はさっき館の中で見つけてさ」

 

 本当にレミリア分かってないね。これはこのまま逃げられるチャンスなのでは!?

 

「え、え〜。ん?この妖力の感じ……フフッ、そういうことね。で、アンタは何してるのよ」

 

「え!私はこの子を「フランでは無いわ。その狐よ」え、そうなの?」

 

 これは……正直に言った方が良さそうだね。妖力とか何とかって呟いてたから、きっとバレたんだろうし。

 

「はぁ…まさか、私が分かるとは思って無かったよ、レミリア」

 

「フフン、そうでしょうそうでしょう。てか、何でアンタは狐になってるのよ、藍」

 

「え、お兄さん!?」

 

「あー、まぁお恥ずかしい事に、暫くこの姿になっていなかったら大きくなり過ぎていて、それに驚いていたらフランに見つかったんだ。それと、黙ってて悪かったな、フラン」

 

「ううん!全然大丈夫だよ!」

 

 さてと、とりあえず人の姿に戻ろうか。この姿だと不便な点も結構ある。意外と大きいから邪魔になるかもだし。

 

「あ、お兄さんそのままそのまま!3人でお昼寝しよっ!」

 

『お昼寝?』

 

 お昼寝ねぇ、今世で紫様の式になってからはした事ないかな。昼に寝てたら夜眠れなさそうだし。それに、私がこの姿で居る必要よ。

 

「別にいいけど」

 

「私も構わない。が、どうしてこの姿で居なければならないんだ?」

 

「え、尻尾が気持ち良さそうだから。あとは動物を枕にするの憧れだったんだ!お兄さんは妖怪だけど、今は動物の姿してるからさ!」

 

 あ、私フランの枕にされるんだ……う〜ん、流石に本体の方に乗せるのは無理があるね、尻尾に乗せよっかな。

 

「…そうか。じゃあほら、尻尾を貸すからそこで寝なさい」

 

「やった!ありがと!!」

 

 うんうん、ちゃんとお礼も言えてえぇ子やなぁ。はっ!あ〜、つい関西弁が……合ってるかは分かんないけど。

 

「い、いいなぁ……」

 

 あらら、レミリアが羨ましそうにこっち見てる。仕方ない、レミリアにも尻尾を貸してあげよう。

 

「レミリアも尻尾、使っていいぞ」

 

「えっ!いいの!?」

 

 凄い食い付き良いね。びっくりしちゃったよ。

 

「勿論。ほら」

 

「お兄さん!私の体を尻尾で包んでみて!!」

 

「あ、ズルいわ!私も!」

 

「はいはい……」

 

 どこまでも子供だねぇこの2人は。ま、容姿と合ってるからそっちの方が私は好きだけど。無駄にカリスマあるのもカッコイイけどね〜。

 

「あ〜、あったかい〜、もふもふ〜、寝る〜」

 

「私も〜」

 

 お、2人が寝るなら私も寝ようかな。ふぁ〜あ、おやすみ〜。

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

「ん?」

 

 あ〜、そういえば4人で寝てたんだっけ。ん?4人!?え、どこから来たのこの子!てかこの目は……

 

『んぅ』

 

 全員同じ声で起きるってどんなですか。似すぎでしょそこのロリ3人。

 

「起きたか?」

 

『起きた〜』

 

 凄いシンクロ度だね、もう呆れるほどだよ。さてさて、とりあえず降りてもらおうかな。

 

「起きたら降りてくれ」

 

『は〜い』

 

 ……もう何も突っ込まんよ。この3人がかなりシンクロ度が高いっていうだけだし。とりあえず人型に戻ろ。

 

「……あれ、君誰?」

 

「……あ、私?」

 

『それ以外に誰が居るの』

 

「はぁ…ほらこいし、こっちに来なさい。2人共、この子は古明地こいし。地底の主である古明地さとりの妹だ。”無意識を操る程度の能力”を持っているから、滅多に見れないぞ」

 

─古明地こいし

 

閉じた恋の瞳という2つ名の通り、こいしの3rdEyeは閉じられ、さとり妖怪としてのアイデンティティは失われている。しかしその代わりに”無意識を操る程度の能力”を獲得し、日々悪戯に励んでいる。恐らく、幻想郷一の神出鬼没の少女(ステルスガール)である

 

 あ、見れないっていうのは不味ったかな?そんな動物みたいな扱いされたくないか、いやぁ失敗失敗。

 

「よろしくねこいしちゃん!私はフラン!フランドール・スカーレット!」

 

 元気だねぇフランは。私達がこの館の住人を倒してから元気になっていってて嬉しい限り。このまま底抜けに明るい子でいて欲しいね。

 

「うん!よろしくね、フランちゃん!あ、藍さん、地霊殿まで送ってくれない?今日は久しぶりに帰ろうと思ってるんだ〜」

 

「え、私は……?」

 

 あらら、レミリアが凹んでる。まぁ名前を聞かれない上に気付かれてすらなさそうだもんね。そりゃ凹むわ、私でも凹む。

 

「別に構わんが、その前にレミリアに挨拶をしなさい。ここはレミリアの館だぞ」

 

「は〜い。えっと、レミリアちゃん?でいいのかな?よろしくね!」

 

「え、えぇ、よろしく」

 

 よしよし、これで心置き無くこいしを地霊殿に送れるよ。あ、久しぶりに地底まで行ってみようかな。温泉入りたい。日本人だから仕方ないよね!うん!

 

[紫様、少々紅魔館を離れてもよろしいですか?]

 

[いいわよ。尤も、今は仕事を解いてるのだから貴方の好きなように過ごしなさい]

 

[分かりました。ありがとうございます]

 

 よし、紫様から許可は貰った。ていうか紫様の反応速度半端ないね。私結構急に話しかけたっていうかテレパシー送った気がするんだけど。

 

「藍さん?」

 

「ん?おっと済まない。それで、こいしは地霊殿に帰りたいんだな?」

 

「うん、そうだよ!」

 

「よし、レミリア、私も少し地底へ行ってくる。明日には戻るよ」

 

「明日!?…あ、コホン。分かったわ。行ってらっしゃい」

 

 明日は流石に長かったかな?まぁメイドというメイドがあれだもんなぁ。あのサボり癖の酷い妖精メイド達。もしくは門番もやっている美鈴とか。そりゃ私も居た方が絶対楽だろうなぁ。

 

「1日位なら(私が居なくても家事は)大丈夫だろう」

 

「そうね、1日位なら(藍に会えなくても)大丈夫ね」

 

 よし、じゃあ行こうかな。こいしを地霊殿に送るついでに何処か温泉に入ろう。泊まる場所は……うん、さとりに頼んでみよう。最近(ようや)く心を読まれなくて大丈夫なようになったし。

 

「じゃあ行こうか、こいし。さとりに会ったらちゃんと謝るんだぞ?」

 

「は〜い」

 

 さてさて、さとりと軽く話してから温泉に行こうかな。今までまともに話したこと無かったもんね〜。いやぁ悪い事したなぁ。お、そんな事考えてたらもうさとりの部屋まで来たね。

 

コンコン

 

「どうぞ」

 

「失礼します」

 

「お姉ちゃん、ただいま」

 

「こいしっ!?はっ!あ、貴女、また藍さんに御迷惑を……」

 

 あ〜、やっぱ変わってないね、さとりも。相も変わらず、私と同じ苦労人だよ。余計に親近感湧くね。まぁいいや、今日だけ泊めてもらおう。

 

「さとり、今日泊まる所が無いんだが、地霊殿に泊めてもらっても良いだろうか?」

 

「えぇどうぞ。部屋へは後でお燐に案内させます」

 

「ありがたい、助かるよ」

 

 よし、じゃあ私は温泉を楽しんでこよう。といっても一人じゃ寂しいよなぁ。誰か誘おうかな。いや、地底には果たして男が居るのかどうか。くぅ、私が女だったらこの姉妹と一緒に行ったのに……

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 あ〜、誰か暇人は居ないものかね〜。うぅん、ま、仕方ないか。潔く1人で行ってこよ。て訳でハイ!隙間を使います!いやぁホント楽でいいねこれ。よし、じゃあさっさと脱いで尻尾は仕舞ってっと。

 

 

 

─入浴シーンはカットです!

 

 

 

 はぁ〜気持ち良かった〜。やっぱ良いね地底の温泉。マグマとか近いからなのか良い感じに熱いんだよね。よっし、このまま地霊殿でこいしと遊んだりさとり手伝ったりしようかな。一応賢者の式神やってるし大丈夫でしょ。よし行こう!

 この後藍はこいしに遊ばれ、クタクタになってこの日を終えたのでした。チャンチャン♪

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