年末年始まではしばらく2日に1回とかになるかもです
時は変わって休日である。
ただの休日ではない。
ニーゴの新曲完成記念オフ会のある休日である。
前と同じ集合場所でみんなを待つ。ちなみに現在は集合時間10分前である。
そこら辺で買った好きな作家の本を読みながら待つ。
「やっほ~先輩!」
「おはよ。」
「こんにちは、瑞希さんと絵名さん。一緒に来たの?」
最初に現れたのは暁山瑞希と東雲絵名だった。
「いいや?すぐそこで会ってね~。」
「ホントに瑞希とは待ち合わせ前に会うのよね・・・。」
「アハハ。なんでだろうね?」
と二人でコントを始めた。
二人はセカイにお面が現れたことを知っているのだろうか。
それを伝えたほうがいいか少し考える。
「・・・おまたせ、まふゆは?」
そう思考を巡らせていれば次の人物が来た。
次に来たのは奏である。
「まふゆさんはもう少し部活で遅れるっぽいよ。」
と先に情報を返す。
「じゃあ先にいこっか。」
という瑞希の一言で、とりあえず歩き始めた。
場所は変わってファミレスである。
とりあえず全員がドリンクバーを頼み、朝比奈まふゆを待つことにして皆が雑談を始めた。
その雑談を見るのは実に微笑ましい。
と、その様をぼーっと見ていると不意に暁山瑞希がこちらを向く。
凄い悪い顔をしている。嫌な予感がしても逃げられはしなかった。
「そういえば先輩。前まふゆと遊ぶって言ってたけどあれどうなったの?」
「そういえばそんなこと言ってたわね。どうしたのよ。」
東雲絵名もニヤニヤしている。
助けを求めるために宵崎奏を見たが彼女は話を聞く姿勢に入っていた。
なんだかんだ彼女も生活スタイルこそ人間を捨てかけているが女子的な話に多少は興味があるらしい。
「あー・・・うん。奏さんにはいったけどこの前二人で出かけたんだ。」
「それで?」
早く続きを、と暁山瑞希が促す。
「まぁそれでも何もそれで終わったんだけど。」
「どこに行った~とかあるじゃない。」
「カラオケとウィンドウショッピングをしただけだよ。」
「まふゆとカラオケかぁ・・・。」
と暁山瑞希は感嘆する。
東雲絵名は若干呆れた顔をしていた。
その後、追及はなかった。膝枕の暴露は逃れたらしい。
「そういえば最近、まふゆなんか変よね。」
そう東雲絵名が切り出す。
それに対し宵崎奏が答える。
「うん。どこかよそよそしくなった気がする。」
やはりお面のことを話すべきだろうか。
「それに関係すると思うんだけど、セカイに行ったらお面を見つけたんだけど。」
狐のお面をなるべく詳細に話す。
歌っている姿を見ていたら問い詰められたこと。もちろん膝枕の話は抜いて。
その後恥ずかしかったと言っていたこと。
その後セカイに狐のお面が現れたこと。
それを話している途中に3人は驚いた顔をしていた。
「まふゆが恥ずかしがったぁ…!?」
思わず東雲絵名は驚いていた。
「一応幼馴染補正はあるんだね…。」
なにかとても失礼な事を暁山瑞希に言われた気がするが気にしない事にした。
一応誰か持ち込んだか聞いてみる。
誰かのものであるという可能性を今思い付いたからだ。
「うーん。僕のじゃないなぁ。」
と暁山瑞希が答え、それに対し他二人も賛同する。
「そうなると・・・・」
「また前みたいに元からあるものが見えるようになったってこと?」
東雲絵名がそう答える。
「多分、そうだと思う。あとはまふゆが狐のお面を持ってなければの話だけど・・・。」
「私が・・・なに?」
気が付いたらテーブル前に朝比奈まふゆがいた。
怒っている様子もなく普通に疑問らしい。
「部活お疲れ、まふゆ。早速で悪いんだけど、最近お面をミクに持って行ったりした?」
と暁山瑞希が朝比奈まふゆに疑問を投げかける。
「・・・?持って行ってないけど・・・。」
そう答えた。
誰も持ってきてない以上、答えは自明である。
しかし、朝比奈まふゆが来た以上、この話は終わりである。
「そっか。ならいいんだ。」
と宵崎奏が締め、皆で新曲作成お疲れのパーティーを行う。
皆がする雑談を聞きながら、普通にご飯を食べ続けた。
そういえば、この新曲が出た以上、私に役目はないのではないだろうかと思い、宵崎奏に聞いてみる。
「奏さん。」
「どうしたの?」
「私って今回の新作作るために起用された人間だからこれでお役目放免なのかなって。」
一瞬宵崎奏の顔が曇る。
「・・・やめたいの?」
「いや、そういう訳じゃないんだけど。」
「ならいいじゃん。しばらくニーゴにいてよ先輩。」
まふゆの事助けたいでしょ?と、付け加えて暁山瑞希が後押しをしてくる。
「そっか。ありがとう。」
どうやら私はもう少しここにいていいらしい。
楽しい時間はやはりすぐに過ぎてしまうもので気が付いたら夕方である。
皆で解散を行い、朝比奈まふゆと一緒に帰る。
前回のように、ぽつぽつと会話が始まる。
「今回はどうだった?まふゆさん。」
「・・・よくわからないけど、楽しかったんだと・・・思う。」
そう彼女が自分の気持ちを表すだけで大きな進歩だった。
「そっか。まふゆさんから楽しいって言葉が聞けて嬉しいよ。」
「・・・文人くんは楽しかったの?」
「あぁ。もちろんだよ。」
「じゃあ、文人くんはもう仲間なの?」
少し悩む。前回は新参だからと言って切り抜けたが。今回はどう切り抜けるか全く考えていなかった。
「どうだろうね。わかんないや。」
「・・・そう」
「まふゆさんとしてはどう思う?」
「・・・よくわからない」
その会話の後は続きそうになかった。
多分次回はまふゆ視点になると思います
記念枠もしくはイベント部分について
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記念枠(内容は今のところ決めてないです)
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えなイベ