決意、およびプロローグ
男子三日会わざれば刮目して見よ、という故事成語があるがあれは悪い意味でもいい意味でも起きがちらしい。夏休み終了1週間前ほどに遊んだ友達が雰囲気を変えたとか、クラスのぼっちが特殊技能で一躍有名になる、だとか。そういったことはきっかけさえあればいくらでも起こるらしい。
例えば―
「文人くん!おはよう!今日も途中まで一緒に行こう?」
「あぁ、おはよう。朝比奈さん。」
この挨拶を交わした人物、隣の家から出てきた可憐な美少女。朝比奈まふゆという女性だが、才色兼備を擬人化したような人間であるがそこにユーモアとなんでも話しを聞いてくれる親しみやすさを持って最強に見える・・・・という女性だが。
一見普通そうに見えるがきっと含蓄が含まれる何かが彼女の中では起きていた。
まさしく私は彼女に刮目させられたのである。
「どうしたの?私の顔、何かついてるのかな?」
筆舌に尽くしがたい何か。ということは私の中で理解できた。しかしこれ以上この不信感に思考を巡らせてはいけないと同時に感じた。何かあったのか?などといっても彼女は完璧型だ。きっと本当に何かあっても何も言わないし、自分で解決するだろう。
何より彼女のパーソナルスペースに入れるようなさしたる特別関係を得ていない。
俗にいうフラグが立つような状況であっても好感度が足りない。とでもいえばいいのやら。
「いいや、なんにも。今日も朝比奈さんは元気そうだなって思っただけだよ。」
「ふふ、そうなんだ。そういう文人くんも今日も元気そうだね」
あまりにも雑な誤魔化しかも知れないが互いに変なところに干渉したくないのだろう。うまく流してくれた。
「さて、朝比奈さん。あまりここで雑談しても遅刻しそうだしそろそろ行こう。」
「ふふ、それもそうだね。早くいこっか。」
そう話しながら私はある
生まれた時から隣の家で一緒に育ってきた幼馴染が1夜にして平常そうに見えて妙な違和感を漂わせていても、それには何かきっかけがあるはずなのだ。
私はこの1夜にして―いや、元からその変化はあったのかもしれないが私にとっては1夜だ―変わってしまった朝比奈まふゆの幼馴染として、この森 文人としてこの三日かからずに刮目させられた彼女の変化原因を、その根源を覗き見、できる限りどうにかしてみようと決めたのだ。
これは無駄に嫌味なお節介であり、なにより彼女の意思を考えない1種の横暴だとしても。彼女の変化を見てきたという私のちっぽけなプライドから始まった隣人観察である。
などという内に高校2年生になるほど時が経っても、私は上っ面の彼女との交流結果が良くなること以外
記念枠もしくはイベント部分について
-
記念枠(内容は今のところ決めてないです)
-
えなイベ