昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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#09 バトル

 ネプギアとプラエはギルドまで戻って来ると店内に入る。

 

店内は相変わらず人は少ないが、開店時と違って数人の従業員が掃除や端末のチェックをしている。

 

ネプギアはカウンターまで行くと受付の男性に、「さっきのおばあさんのクエスト成功しました」と伝える。

 

 

「ご苦労様です、なにか経費が掛かりましたか?」

 

 

 受付の男性がそう質問するとネプギアはジャンクショップの領収書を机の上に置いて、「これだけです」と伝える。

 

 

「了解です。それでは報酬をお支払いしますね」

 

 

 受付の男性は請求書を受け取るとキーボードを操作する。

 

同時にネプギアはNギアを取り出して画面を確認すると、金色の硬貨に【C】と書かれたアイコンの横の数字が増加する。

 

 

 これは【クレジット】と呼ばれるゲイムギョウ界の通貨で、四つの国共通のお金である。

 

ギルドの仕事に成功したので、ネプギアに報酬が支払われたのだ。

 

ギルドは後でそれに仲介手数料を加えて依頼者である老婆に請求書を送るのだ。

 

 

「報酬受け取りました。ありがとうございます」

 

 

 ネプギアは報酬のクレジットが入ったのを確認して受付の男性にお礼を言うと、「こちらこそありがとうございます。またよろしくお願いします」と受付の男性が嬉しそうに笑う。

 

以前からゲイムギョウ界を救う為の冒険をしているネプギアやその仲間達は過去に大量のクレジットやアイテムを持っていた。

 

しかし、平和になるとそれら全てを荒れ果てた地域の復興や福祉に当てている。

 

 

「ところで、その子は?」

 

 

 受付の男性がネプギアと手を繋いでいるプラエを見ながら言う。

 

 

「迷子なら預かりますけど」

 

 

 男性がそう言うと、プラエは不安そうな顔でネプギアの顔を見上げると手を強く、【ぎゅっ】と握る。

 

ネプギアは安心するようにプラエに微笑むと、優しく手を握り返す。

 

 

「お姉さんを探しているそうなんです。プロテノール=パピリオって名前らしいんですけど、ギルドのデータベースに何か情報はありませんか?」

 

 

 ネプギアは受付の男性に質問に答えると同時に、プラエの姉のことを尋ねる。

 

受付の男性は、「冒険者と過去の依頼者の名前から検索してみますね。少しお時間かかりますので、お好きなところで休んでいて下さい」とカウンターのコンソールを操作し始める。

 

プラエの捜索願いのことに関して尋ねなかったのは、前述したようにプラエの姉探しの気持ちを優先させてあげたい為だ。

 

 

「それじゃあ、その間に他のクエストを探してみます」

 

 

 ネプギアはそう言ってギルドの備え付けの端末に移動してクエストを探す。

 

ネプギアがコンソールを操作するのに合わせて、プラエは素直に手を離すが彼女の隣を離れようとはせず、ネプギアの服の端をちょんと摘まむ。

 

暫くクエストを探していると、先程は無かったクエストを見つける。

 

 

「あれ? モンスター退治のクエストが入ってますね」

 

 

 ネプギアが受付の男性に声をかける。

 

 

「ネプギア様が出かけている時に入ったんですよ。街の入り口なんですけど、相手がひよこ虫一匹だけなんで衛兵にでも回そうかなと思ってたところです」

 

 

 受付の男性がコンソールを操作しながら説明をする。

 

ゲイムギョウ界の国を護るのは女神だけではない。

 

女神と共に国を護りたいという有志が集まり軍を組織しており、女神や教祖は時にはそれを率いて強大なモンスターと戦うこともある。

 

その為、大して強くないモンスターは街を警備する衛兵が倒すなり追い払うなりするのである。

 

駆け出しの冒険者が居れば、そちらに回したかもしれないが、先述したように午前中は冒険者が少なく今もギルドには誰も来ていないので、ギルドは衛兵に仕事を回そうとしたのだ。

 

 

 ちなみに女神が普段は兵士を同行させないのは、女神達が物々しい雰囲気を好まず自由に行動したいこと。

 

それと、軍隊の力ではなく【女神の偉大なる力で国民を護っている】ということを人々に示す為である。

 

また女神のハイレベルな戦闘についてこられる人間は少なく、逆に足手まといになったりするのだ。

 

 

「プラエちゃん、モンスターが出て困ってる人がいっぱいいるから助けに行ってもいいかな?」

 

 

 ネプギアがプラエに向かってそう言うと、「いいよ。ネプギアお姉さん優しいもんね」とプラエは快く頷く。

 

しかし、同時に右手でネプギアの左手を握ると、「でも、プラエも連れて行ってね? 一人にしないで」と上目遣いですがりつく。

 

ネプギアは優しく微笑んで、「うん、もちろんだよ」と答える。

 

 

「そのクエスト、私が行ってきます」

 

 

 プラエの快諾を得たネプギアが受付の男性にクエストの受注を申し出る。

 

ひよこ虫というのは強力なモンスターではないが、街の入り口とのことなので一般人に被害が出ないよう早急に対処する必要があるからである。

 

 

「わかりました。それじゃあ、お願いしますね」

 

 

 受付の男性がそう言うと、ネプギアは先程と同じようにNギアを取り出してクエストの受注の操作をする。

 

 

「行ってきます」

 

 

 そう言ってネプギアがプラエを連れてギルドから出ていくと、「お気を付けください」と受付の男性がネプギアを見送る。

 

 

 

****

 

 

 

 ネプギアはクエストの現場に到着すると、街のすぐ側に一体の生き物がいた

 

それは体長一メートルほどで、丸くデフォルメされたエビのような姿をし、つぶらな瞳をして、ニワトリの様なトサカが生えた生き物だった。

 

 

 これが【ひよこ虫】である。

 

前述したとおり強力なモンスターではないが、群れをなして襲ってきたりすると少々厄介になる。

 

 

 街の人々がニ十メートルほど遠巻きにひよこ虫を眺めている。

 

その様子はモンスターに対して不安を募らせているようだった。

 

 

(まずは街の人達を避難させなくちゃ)

 

 

 そう思ったネプギアは遠巻きにひよこ虫を見ている人達に近づいて、「これから討伐をしますので、安心して下さい。危ないのでみなさんは下がっていて下さい」と言う。

 

すると街の人々は「おお、ネプギア様だ」、「ネプギア様が退治して下さるんですか」と口々に喜びの声をあげる。

 

 

「はい、任せて下さい」

 

 

 ネプギアは人々を安心させるように力強くそう言うと、ひよこ虫に向かって行く。

 

同時に人々がネプギアに対して道を空けていく。

 

 

 こうやってネプギアが緊急のモンスター退治をするのはこれが初めてではない。

 

前述したが、神次元から帰って来たG.C.2012より、今まで姉にべっとりだったネプギアはクエストに励むようになり、今日のようにこまめにギルドに足を運んでいる。

 

その為、このような事態には何度も遭遇しており、その度に街の人々もネプギアがモンスターを退治する姿を見ており、彼女の知名度も上がっている。

 

こうやって人々が素直に道を開けるのも彼女に対する信頼の証だろう。

 

 

 ネプギアは人垣を抜けると、プラエの手を離して、「プラエちゃんはここで待っててね」と諭すように言う。

 

プラエは素直に頷いて、「うん」と言う。

 

 

 ネプギアは数歩歩いて、人垣とひよこ虫との間に立つ。

 

街の人達はネプギアの雄姿が見たいようで帰る者はいないようだ

 

 

 ネプギアは、右手を前に出して人差し指を立てる。

 

すると人差し指が白く光り、同時にネプギアはその光を使って宙に模様を描き始める。

 

その模様は十センチ程の円の中に五芒星がある、【魔法陣】である。

 

ペンネルの時にも説明したが、魔法陣は魔法を使う為の触媒であり、今ネプギアは魔法を使おうとしているのだ。

 

 

「来て、ネプギアンダム」

 

 

 ネプギアがそう言うと、魔法陣が光り輝きその中から何かが盛り上がるように出て来る。

 

魔法陣から出て来たのは、先程プラネタワーにいたネプギアンダムであった。ネプギアンダムは地面に着地すると、「タダイマサンジョウシマシタ」とネプギアに応える。

 

ネプギアンダムはロボットであると同時に召喚獣でもあるので、ネプギアの召喚魔法に応じて現れたのだ。

 

 

「今からモンスター退治をするから、何かあった時は街の人達を避難させてあげて」

 

 

 ネプギアがそう言うと、ネプギアンダムは首を九十度動かして人垣を見る。

 

 

「ニンムリョウカイ」

 

 

 ネプギアンダムは角を光らせながら応答すると、人垣の方に向かって歩いて行く。

 

ネプギアンダムは街の人々の前で足を止めると、両手を大きく開いて大の字になり、「キケンデスカラ、ワタシヨリマエニデナイデクダサイ」と人々に呼びかける。

 

 

「ネプギアンダムだー!」

 

「ネプギアンダムー!」

 

 

 同時に人垣から、子供達の高い声が聞こえてくる。

 

手を振る子供たちに対して、手を振り返すネプギアンダム。

 

 

 ネプギアは慎重な性格で、どんな些細なモンスター退治でも一般人が居る際はネプギアンダムに彼等を守らせている。

 

それが幸いしてかネプギアの知名度と同時にネプギアンダムの知名度も上がり、プラモデルや超合金の売り上げに貢献している。

 

見た目はアレだが、ネプギアンダムはネプギアと同じく穏やかで友好的な性格をしているので子供は勿論、保護者達にもウケが良い。

 

デザインがシンプルなので、子供でも簡単に描けて、おもちゃも複雑な部分が無いので安価で頑丈なものが作れるからだ。

 

 

 

 ネプギアンダムが人々に呼びかけたのを確認したネプギアは、更にひよこ虫に近づき、その距離は五メートル程に縮まる。

 

ひよこ虫も遠巻きに見ていた人々に気付いており、その中から近づいてくるネプギアに対して、「ぴー!」と威嚇の咆哮を上げる。

 

やや迫力に欠けるが叫びだが戦意は十分のようで逃げるような気配はないようだ。

 

 

(逃げてくれれば、傷つけずに済んだんだけど……)

 

 

 ネプギアは心の中でそうつぶやく。

 

心優しいネプギアは相手がモンスターといえども傷つけることをためらってしまう。

 

 

(でも、みんなを守る為に頑張らないと)

 

 

 ネプギアはそう思い自分を奮い立たせる。

 

同時にネプギアの右手に金属で出来た剣の柄が現れる。

 

それは彼女の着ているセーラー服型のワンピース【セーラーワンピ】によく似た色合いで、グリップの先に付いている円盤のような部分にはネプギアの【N】と書かれていた。

 

ネプギアはその剣のグリップをしっかり握ると、円盤の部分から一メートルほどのピンク色の光の刀身が現れる。

 

これがネプギアの武器である【ビームソード】である。

 

 

 プラネテューヌの最新技術を使った光の剣で、金属の剣より軽い上に切れ味も抜群なのである。

 

一瞬で手に現れたのは、倉庫サービスアプリを利用して取り出したものだが、今まで使っていたポケットではなく【ポーチ】と呼ばれる携帯型圧縮空間倉庫サービスを使用している。

 

ポーチはブレインマシンインタフェースで操作する。

 

その為、Nギアなどの携帯端末から手動で操作するポケットと違い、所有者が思考するだけで瞬時にアイテムを呼び出すことができる。

 

とっさの事態に対応できるように武器などの戦闘で使う道具などはこのサービスを利用する。

 

しかし、ゲートネットワークがローカルなので、ポケットのような出し入れの制限も無いが容量が少ない。

 

 

 ポーチの携帯倉庫のユニットは装飾品の一部として使用されている。

 

ネプギアの場合は【ヴァイオレットリング】という名前のイストワールからプレゼントされたシンプルなスミレ色をした腕輪の中に収められている。

 

遠隔操作も可能であり、ユニット本体から多少離れていても武器等を呼び出すことが出来る。

 

尚、ゲイムギョウ界では腕輪などの装飾品が防具として機能し、防御力などが上昇するので、物々しい鎧などを装備する必要がない。

 

 

「さあ、行きますよ」

 

 

ネプギアはそう言うとビームソードを下段に構える。

 

ひよこ虫は地を這うように動くモンスターなので、攻撃するには下段の構えが有効なのだ。

 

 

 ひよこ虫はそれに合わせて、「ぴー!」と雄叫びを上げると左右にある四本ずつ計八本の足を動かして地面を走りネプギアに向かって来る。

 

走ってきたひよこ虫が五メートルの距離を埋め正面から体当たりでネプギアに飛び掛かる。

 

 

 ネプギアはそれを左手でガードして、「くっ!」と受け止めると、ネプギアのすぐ横に【30】という数字が現れる。

 

同時に緑色のバーも現れ、それが一割ほど赤くなる。

 

 

 この緑色のバーは【HPゲージ】と呼ばれるゲイムギョウ界の生き物の生命力である。

 

ゲイムギョウ界では生命力が【HP(ヒットポイント)】と呼ばれるもので数字化されており、攻撃を受けると直接傷は負わないものの【ダメージ】という形でHPが減少するのだ。

 

今のは、ひよこ虫の攻撃をネプギアが受けて30のダメージを受けたことになる。

 

 

 HPゲージはHPをゲージ化したもので、最大HPが300あるネプギアが30ダメージを受けたので一割赤くなったのだ。

 

ゲージの色は、最初は緑色だが、HPの減少に合わせて緑から黄色、黄色から赤と変色していく。

 

ゲージがすべて赤くなるとHPが0となり戦闘不能になって、助けてくれる味方がいない場合はそのまま消滅して死亡してしまう。

 

または戦闘不能の状態で、頭を吹き飛ばされたり心臓を貫かれるなどの致命的損傷を受けた際にも死亡してしまう。

 

逆を言うとHPがある戦闘不能状態でなければ銃で撃たれても剣で切られても即死することはない。

 

 

「やりますね、今度はこっちの番です」

 

 

 ネプギアは下段に構えたビームソードで、体当たりから着地したばかりのひよこ虫を素早く薙ぎ払う。

 

ひよこ虫が、「ぴぎゃっ」と悲鳴を上げると同時に120とダメージが現れ、ひよこ虫のHPゲージが三割減っていく。

 

 

「ぴー!」

 

 

 再びひよこ虫が雄叫びを上げてネプギアに攻撃しようとする。

 

 

「……っ!」

 

 

 ネプギアは咄嗟に左手を上げて先ほどと同じくガード態勢に入る。

 

 

「ぴいいいーーー!」

 

 

 しかし、ひよこ虫は八本の足を巧みに動かしてネプギアの右側に回り込む。

 

 

「しまった!」

 

 

 驚きの声を上げるネプギア。

 

ひよこ虫は右側面に回り込むことで、ガードをさせず、更に側面からの攻撃によって攻撃の威力と命中率を上げようというのだ。

 

側面や背後など優位な場所から攻撃することは戦闘の初歩とは言え、ひよこ虫のような低レベルなモンスターがこのような戦法を使ってきたことに驚いようだ。

 

 

「ぴーーーーーー!」

 

 

 ひよこ虫はネプギアの驚きように、勝ち誇ったように雄叫びを上げながら飛び掛かる。

 

 

「ごめんなさい! フェイントなんです!」

 

 

 ネプギアはそう叫ぶと同時にガードを解いて左側にサイドステップする。

 

 

「ぴっ!?」

 

 

 ネプギアの思いがけない回避運動に、ひよこ虫の体当たりが空振りをすると、【avoid】と表示される。

 

これは【アボイド】と読み回避を意味する。見ての通り、ネプギアがひよこ虫の攻撃を避けたので、この表示が出たのだ。

 

 いくらネプギアが真面目で素直でウソのつけない性格でも、超次元と神次元で合わせて二十年以上の戦闘経験のある彼女は戦いにおいて、フェイントやブラフが必要なのは理解している。

 

また自分が常に正攻法で勝てると思っているほどの自信家でもないので、フェイントなどもスキルとしてしっかりと身に着けているのだ。

 

 

「ていっ!」

 

 

 体当たりを避けられて、無防備で宙に浮いているひよこ虫に対してネプギアはビームソードで素早い突きを繰り出す。

 

 

「ぴぃぃぃぃぃ!?」

 

 

 渾身の攻撃を避けられて完全に死に体になっているひよこ虫の正面にビームソードが突き刺さる。

 

ひよこ虫に214のダメージが当たると同時に、【counter】と表示される。

 

これは【カウンター】と読み、カウンターアタックを意味する。相手の攻撃モーション中に攻撃を当てることで発生し通常より高いダメージを出すことが出来る。

 

ひよこ虫のHPゲージが一気に減少し赤くなる。

 

 

「とどめです!」

 

 

 ネプギアがビームソードを引き抜くと同時に体を捻る。

 

 

「たああああっ!」

 

 

 左足を軸にしたネプギアの右回し蹴りが、ひよこ虫に襲い掛かる。

 

刺突攻撃は速度が速く、大きな隙を晒したひよこ虫に対して更に追撃が可能なのだ。

 

 

「ぷぃぃぃぃ~!!!」

 

 

 未だ空中で無防備を晒しているひよこ虫に避けられる筈もなく、ひよこ虫は158のダメージを受けるとHPゲージがゼロになる。

 

更に回し蹴りの勢いで、サッカーボールのように大きく放物線上に吹き飛ばされるひよこ虫。

 

 

(勝てた。先制攻撃を受けちゃったけど、その後に回避からのカウンターも入れたからシェアも伸びるはず)

 

 

 ネプギアが軽く今の戦闘を振り返る。

 

先述した新作期でネプギアはレベルも1になっているが、新作期の度に真面目に自己を磨いてきたネプギアはレベル1とは言え初期パラメータが高い。

 

その為、この程度のモンスターなら難なく撃退できる。

 

 

 しかし、女神たるもの、ただ勝つだけではなく華麗に勝たねばならない。

 

華麗に勝つことにより、強さと美しさを魅せつけ信者の尊敬を集めシェアを上げることが出来るのだ。

 

このようなギャラリーが多い戦闘はまたとないチャンスだろう。

 

だが、ネプギアはこれ以上何かをするつもりはなく、危なげなく終われたことに感謝していた。

 

それに何かをしようにも、吹き飛んでいるひよこ虫には何もできない筈だった。

 


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