機動戦士ガンダム 宇宙の渡り鳥    作:青色のラピス

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第二話

そこにいたのはプロトタイプガンダムだった。

バイザーをつけ、黄色に塗装されている。全身に装備が着いているのは流石試作機(プロトタイプ)ということだろう。

……え?いや、おかしいだろ。

だってさ、今、4月だぜ?

 

 △▼△

 

この機体はサイド7で実験に使われていた物だ。

どうやらサイド7はジオンの赤い彗星(シャア・アズナブル)率いるMS部隊によって壊滅。それを知った周辺の哨戒を担当していた艦隊が急行。そしてガンダム一号機とそのパイロット、そしてテム・レイ以下MS開発班を回収したらしい。上層部は彼から話を聞きたいそうだが残念なことに現在、彼ら全員意識不明で倒れている。命に別状はないそうだが、最悪このまま目を覚まさないこともありうるらしい。

 

ちなみにだがTheOrginにおいて物語が始まるのは6月頃だ。

つまり、何がいいたいか分かるか?

俺の原作知識はあまり役に立ちそうにないということだ。

これ、主人公が転生者の意味あるの?(唐突なメタ発言)

 

 ▼△▼

 

様々な衝撃を受け、黄昏れていると周りが騒がしくなっていた。

どうやら木馬(ホワイトベース)が近くでジオンとドンパチかましているらしい。それを止めるためにワッケイン司令がマゼランを出撃させたそうだ。

 

おそらくホワイトベースが襲撃をかけた相手は赤い彗星(シャア)だ。ジオンとの衝突を避けたいワッケイン司令からすると絶対にここで相手を沈めるわけにはいかないだろう。

 

確かにここでシャアを倒せば大きなアドバンテージになるかもしれない。でも、意味がない。名もないパイロットがやられたならともかく、実力あるエースが殺されたのなら間違いなくソロモンが動く。下手をすればグラナダも動くだろう。そうなればルナツー(ここ)は大きな損害を受ける。下手をすれば陥落する。そう、連邦軍最大の宇宙基地であるルナツーが、だ。

 

確かにファーストガンダムを初めて見たときは何やってんだワッケインのヘタレ野郎と思った。

……でも色々と経験を得てこうやって連邦軍の士官となると考え方も少しは変わってくる。

 

……しかし、面倒なことになりそうだ。

 

 △▼△

 

はい、面倒なことになりました。

 

え?何がって?

 

マゼランがホワイトベースをルナツーまで連れてきた後のことだった。原作通り生身のシャアが部下を率いて襲いかかってきたのさ(白目)。そしてシャア達の破壊工作によりマゼランがゲートで座礁。俺達、ルナツーにいる兵士は現在、ホワイトベースのクルー達とともにゲートの復旧作業に勤しんでいる。いきなり作業ポッドを使えと言われたときはビクビクしたものだが使ってみれば何とかなるものだ。ちなみに作業ポッドが足りず、中にはMSを使っている奴もいる。

 

……何?原作知識があるから何とかできたのでは?だって?

無理に決まってんだろ馬鹿野郎。

俺みたいなペーペーの言うことなど誰も聞かないに決まっている。それか周りの奴らから頭のおかしい奴扱いか精神病棟送りにされて終わりだろう。下手をすれば軍紀を乱したと言われ軍法会議かもしれない。そんなのは流石にゴメンである。

 

 ▼△▼

 

ゲートの復旧が終わった後すぐにホワイトベースはジャブローに向けて出発した。シャア達の破壊工作や()()()()()()のため、護衛はサラミス一隻だった。……原作に忠実だったり、そうじゃなかったり忙しいなあ、おい。

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