偽ギル様のありふれない英雄譚   作:鼠色のネズミ

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お気に入り8000越えてんねえ!道理でねえ!

挿絵良いな〜って思ってた時、冷静に考えればオリ要素無いから書いて貰える訳無いと悟った哀れな2月。


【幕間】奈落の底で

冷え切った体に追撃する様な微風。南雲ハジメの覚醒の原因はそれだった。

全身には絶え間なく痛みが走り、温かみの一つも持たない地面が余計に体に染みる。両腕の力を全力で使って起き上がるが、その時も両手に痛みが走って思わず背を強く打ち付けた。

 

 

「ぅ……あ……!」

 

 

肺に残った呼吸の残りが呻き声で吐き出される。その痛みで急激に意識が巻き戻る感覚。臓腑の一つ一つに熱が灯って行く。

南雲ハジメが生存を果たした理由は、奇跡とも呼ぶべき確率の上に成り立っていた。橋の倒壊の後、本来であればノンストップで硬い地面と衝突し、生涯を閉じるのが普通だったがハジメは途轍もない強運を巻き起こしていた。それは水の吹出だった。意識を喪い落ちていく身からは感じ取れなかったものの、打ち出されて吹き出した水に背中を支えられ、脇道に流され続ける事で奇跡的に五体満足での生存を果たしている。

とは言え、それらの出来事はハジメの意識外で起きていた事、ハジメは自分の強運を理解しないまま思考を転換させる。

 

此処から帰るにはどうすべきか、此処は何階層なのか、そんな推量と予測で満たされた不確かな思考に割り込む様にハジメの片手に柔い感触が触れる。

地面は硬い、それらを形成する岩も石も。

じゃあ、一体この感触は何なのだ。一体これは……

 

視線が動いた、その先に在るモノにハジメは目を見開く。

 

 

「あ……あぁ……」

 

 

体を襲う恐怖感。そして少し遅れて訪れる吐き気。ソレは、ハジメにとって余りにも恐ろしく、心を揺さぶるモノだった。

それは、死体だった。

ハジメは、その体の持ち主を知っている。園部優花と言う女子だ。話した事はごく少しで、関心も決して多くは無い。それでも、知っていた。

 

死んだ。

 

ソレだけが事実としてある。自分の見知った人が、自分に関わった人が、こんなにあっさりと。

悲しいと言う感情はそこまで多く無かった。それ以上にハジメが覚えた罪悪感と言う感情は大きい物で、恐怖心を覆す程に膨れ上がる。

 

自分が遅かったから彼女は死んだのだと、ハジメはそれを疑わなかった。

 

他の者が聞けば「居た所で何も変わらない」と鼻で嗤うだろう。けれどハジメにはその思いを手に入れる事を自ら拒絶した。それを手にしてしまえば「無能」である事を正当化する事になる。

 

 

「ごめん……!本当に……ごめん!」

 

 

懺悔にも近い謝罪、それは機能を喪った躰の前で声が枯れるまで続いた。どうか、夢であって欲しいと強く願う。溢れて止まない涙と、自責だけが積もって行く。

結局、ハジメには今どうする事も出来ない。方角も行き先も判らない洞窟で、上へと戻って行くしかない今は。

 

 

「……錬成」

 

 

少し悩んだ後、ハジメは彼女の遺体の周りを[錬成]しドームの様にした。せめて、魔物が彼女の肉を貪る事の無い様に。

何時か、絶対に何時かは彼女の躰を持って帰る。そして地球で眠る様にしなければならない。誰かからそう言われた訳でも、命じられた訳でも無い。それでもハジメは、それこそが自分に課せられた、生き残った自分の責務なのだと悟った。

 

 

 

 

 

それから、どれだけ歩いたのだろうか。

走っていた訳では無い。それなのに息切れを起こしそうな程、ハジメは歩いていた。

足を止めると言う考えは無い。前へ前へ、その前へと進む事だけが頭を支配していて、足の事など忘れきった様に歩き続けた。そうして行くと、遂に最初の分かれ道へと辿り着いた。

そこは四つに分かれた巨大な辻で、空気の音が絶え間なく四方から流れる。しかし、どの道が何処へと繋がっているのかをハジメは知らない。直感で選んだ最右の辻に足を踏み入れようと、躰を反転させた。その時、土煙が舞った。

 

僅か遅れて轟音が鳴り響く。

土煙が晴れるより前、訳は分からなかったが危機を感じたハジメは静かに岩陰へ身を潜めた。軈て、土煙が晴れる。その煙を起こしたのは何やら犬……狼と言うのが正しいのかもしれない。そんな生き物だった。そして、もう一匹の魔物が、狼と対峙する様に一つの辻から飛び上がり降り立つ。

 

 

「キュウ?」

 

 

その魔物は、ハジメの生きている地球では人畜無害なウサギだった。愛らしく可愛いと称されるに相応しい白銀の毛並みに小さな躰。唯一違う点と言えば、その体を支えるには肥大し過ぎた強靭な両脚。筋繊維が幾千と織り成されて形成されている巨大な脚の武器は、ウサギの評価を改めるのに十分過ぎる。

狼とウサギが睨み合う。

その構図を文だけで聞けば、苛烈な捕食者の狼からウサギが逃げる為に呼吸を計っていると思うだろう。しかし実状は違う。狼とウサギは互いに等しく緊張を孕みながら相手を探っている様だった。その対峙は、捕食者と逃走者の一方的な一幕では無い。順序が存在しない故の対等な生存競争。

 

先に動いたのは狼だった。

 

前足を一つ持ち上げ、四肢で掛けたブーストの勢いままにウサギへ爪を突き刺そうと突貫する。四肢が掴んだ小石と土が舞った。そして、ウサギはその勢いある一撃を見切り、パンパンに詰まった筋を靭やかに揺らして空へ飛ぶ。ウサギのジャンプと言うのは、地球でも良く見る事だ。尤も、魔獣のウサギのジャンプは空を飛ぶ様な勢いなのだが。

一撃を躱された狼は、そのまま元ウサギが居た部分を通過する。「空振り」だと、ハジメがそう判断するが狼は勢いを止めず、洞窟の壁に疾走する。

 

もう一度、轟音が鳴った。

 

狼は洞窟の壁を蹴り、ウサギの体を今度こそ捉えたと言う様に牙を剥き出しに口を開く。研磨に研磨を重ねた刃物の様な牙が四つ。ウサギの首元へと突き刺さる……筈だった。

狼の視線からは、急激にウサギが視界から消えた様に見えていた。空中と言う場で、一度くらいの蹴りによる抵抗は覚悟していた。それなのに何一つとして訪れる感触は無い。狼からすれば謎が謎を呼ぶ所だが、岩陰から隠れ見ているハジメには、その全貌が良く見える。

 

空を足場にしたのだ。あのウサギは

 

虚空をまるで軟土の様に踏み締め、空へと躰を踊らせた。ハジメはそれを格闘ゲームの二段ジャンプに良く似ていると、そう心で思った。狼に空を足場にする能力は無い。法則に従い重力に縛られ、瞬く間に落下を始める。ウサギの落下も同じくして始まり、狼の脚が地に付くと同時にその頭蓋骨を踏み割った。

べキャッと言う音が、虚しく小さく響く。狼は生命の持つ唯一の命令器官を停止させて絶命していた。ウサギは狼の動かぬ体を何する訳では無く、脚に付着した脳汁と血液の化合物を舌で舐め取る。体を丸め、ペロペロと小さな舌で足を舐める。その舐め取る足が血で染まっていなければどれ程良かっただろうか。

 

 

(見つかったら終わる!)

 

 

魔物のレベルは明らかに20階層所では無い。そもそもハジメの能力はギルガメッシュは愚か、勇者一行の一員にすら匹敵しない、極めて平凡な物なのだ。大迷宮の20階層以降の魔物を単独で撃破する事など出来る道理は無いのだ。

ハジメの脳内では満場一致で「撤退」が可決されていた。こっそりと岩陰から引き返そうと、腰を低めて右足を前に出す。

 

 

「キュ?キュウ!」

 

 

ウサギの啼き声が背後から聞こえた、そして石を蹴る音。一瞬にして、ハジメの目の前にウサギが現れる。「バレたのか」一瞬ハジメはそう思ったが、ウサギはハジメの姿を軽く一瞥すると無関心な様にハジメの背後に広がる闇へと溶けて行く。

 

魔物は、例え草食であろうとヒトを襲う。

 

理由は分からない。捕食の必要が無いのなら、容易な戦闘を引き起こすメリットは無いだろう。それでもまるでプログラミングされている様に、人を見つけ次第に危害を加えるのが常識的。では、魔物が人間(獲物)を無視するのはどういった時なのか。

それは、己の敵とすら呼べない。天上の強者から逃げる時。魔物がと言えど根底は生き物、自らの生存こそが最優先されるのである。つまり今、ハジメの前には圧倒的な膂力を誇るウサギ以上の魔物が居るのだ。

 

 

「■■■■■■■■■■■―――!」

 

 

獣が一啼き、そして腕を一振り。その衝撃でハジメの盾となっていた岩は粉々に切り刻まれた。

岩が砕けた事で視界が拓け、ハジメの視界には灰黒の岩の中で白銀の熊は、静かにハジメを見据えている。2メートルを越そうと言う巨体に30cm近い巨爪。

蛇に睨まれた蛙とでも言う様に、ハジメの体は熊に睨まれた途端に動く事が出来なくなってしまった。熊に死んだフリは効果的だと良く聞くが、果たしてそれは異世界にでも適用されるのだろうか。そんな諦めに近い現実逃避気味の思考でも、確実に時間は過ぎていく。

 

 

(ああ、死ぬんだな、僕)

 

 

熊の全身の筋が膨張する。そして間もなく地を蹴り爪を出す。それだけ、たったの数秒にも満たないその瞬間で、自身の命は刈り取られ、体の機能は停止する。

不思議と、死に赴く途中の時間は遅い。走馬灯と呼ばれる物なのかもしれない。生を終える前の一幕、それにハジメはされるがままにしていた。自分に携わった人々、父母への言い表せぬ罪悪と感謝の念。願わくば走馬灯でもその姿を――

 

ハジメの中に、生への終着は殆ど消えていた。ハジメの心は惜別の時を迎える、両親に会いたい。そうでなくとも顔を見たいと言う願いで沢山沢山だ。

その一心のまま、ハジメは走馬灯へ意識を全て注ぎ込んだ。両親の、親族の、友人の顔を最後に見る事が出来るかもしれない。そんな淡い希望を抱く。

 

走馬灯は悪夢だった。

 

ハジメの願っていた物は何一つとして無い。両親も、慈愛も、良い物はなんにも無い。其処は少し前に見たばっかりの地獄。悪意に悪意に溢れては止まない昏い感情の渦。

ベヒモス、檜山、そして熊。走馬灯にしては酷く偏った、生の最期に見て決して満足は出来ない光景。

 

 

「良いじゃないか、僕にしては良く生きたよ」

 

 

心の奥で、そんな声が聞こえる。

 

 

「無能でも、ベヒモスを倒したじゃないか。僕は良くやった、だから十分だよ」

 

 

――違う

僕はそんな事を思っていない。無能でも良く生きた?何だよそれ、無能じゃなきゃもっと生きられたのか?もしも僕が普通の天職だったら生きられたのか?そうだったら巫山戯るな。

 

 

「――くぅ…ッ!」

 

 

体は自然と動いていた。熊の長爪は脇腹を掠め、爪先が自分の血で赤く染まっている。口から苦渋に声が出るが痛みはそこまで酷い訳では無い。

 

――生きたい

 

ハジメに眼下に走馬灯は消えていた。その代わり、心境には力強い生への執着心が高速で生み出されている。熊は両脚に力を込め、頸の方向をハジメに合わせる。一度の攻撃を外した事で、僅かながらハジメへの警戒度を上げる。とは言えそれでも、ハジメは獲物であると言う認識は変わっていないが。

そんな熊の魔物とは真逆に、ハジメは熊を打ち倒すべき難敵だと認識した。自身の何十、もしかすると何百と強力な魔物だが、生きて帰る事を胸に決めた以上、負ける訳にはいかない。

 

 

「“錬成”!!」

 

 

自身が唯一行使可能な技能、錬成によって熊の立つ地から数十の棘が生える。しかし熊は棘が生えるより早くその場を脱した。大方、[魔力感知]の技能を持っているのだろう。

体には十分な魔力が残っている。きっと意識を失っている間に回復したのだろう……とは言え、元々多くない魔力だ。何時に無くなっても可笑しく無い。持久戦に持ち込まれれば間違いなく分が悪いのはハジメの方だ。かと言ってこの場で攻め急ぐと魔力切れで勝ち筋は失われる。

再び、熊はハジメに向けて突貫する。その動きはやはり異常に速い。ハジメは熊が動き出すと同時に左側へダイビングする様にして飛んだ。予めに取っておいた余裕のある回避行動、それにより寸前の所で避けきれる。そう思っていた。

 

 

「がっ……!?」

 

 

体に襲う激痛。耐えきれずに思わず膝を付く。攻撃は躱した筈、そう思い躰に目を向ければ、散り散りに割かれた服から三本の赤黒い線から血がとぷとぷと溢れ出している。

 

 

(魔法系の技能か!)

 

 

痛みの中、ハジメは即座に理解をした。熊は恐らく遠距離に働きかける攻撃系統の技能を持っている。

強靭な膂力に遠隔からの魔法。熊に弱点は無い様に、そう見えてしまう。それでもハジメから生への渇望が消える事は無い。痛みも、歪みも、消えないままでいる。

自分が熊に勝っている事は何か。膂力、魔力、技能、其れ等では何一つとして勝てる理は無い。けれど思考なら、どの様な生物より肥大した脳ならば、唯一有利に立つ事が出来る。

 

 

(考えろ……出来る事は絶対にある筈だ……!)

 

 

思考出来る時間は多くは無い。時間の猶予は熊の許すまで、たったそれだけの僅かな時間。この場で最も駄目なのは慌てる事だ。慌てて逃げ出した所で優れた五感と俊敏であっという間に捕まってしまう。それに、逃げた先で熊より強い魔物とエンカウントする可能性すらある。

 

 

(大体!あのウサギも熊も強すぎだよ!この世界ってパワーバランス壊れてるんじゃないの!?)

 

 

不満10割と言った様な思考でハジメは心でツッコミ気味に叫ぶ。

思えばだ。ベヒモスですらお腹いっぱいなのにそれ以上と思われるウサギに熊、極めつけにチートの代名詞と言わんばかりのギルガメッシュだ。パワーバランスのインフレが激しい。一昔前のバトル漫画かと疑ってしまう。

丁度その思考を終えた時、熊が再動を始めた。見飽きた様な三度目の爪撃。息の一つも切れた様子は見えず、変わりのない勢いでハジメに向かう。

 

十分にマージンを取れば回避、しかしその向こうで魔法の斬撃が待ち構えている。その布陣に、ハジメはバックステップで答えた。

 

 

(痛つっ……でも、それで良い――()()()()()!)

 

 

肉が裂かれ、血が吹き出していく感覚。バックステップでの回避行動のお陰で出血は相当収まっているとは言え、その爪の刃はハジメ程度を斬るのに何の不自由も無い。

 

 

「――■■■■■!!」

 

 

熊は勢いを殺さずにハジメへと向かう。その両腕が高々と掲げられ、振り下ろされる――

 

 

「錬成」

 

 

直前、熊は盛大にハジメの眼下で膝を突いた。良かった、上手く行ったと、ハジメは心の中でガッツポーズを取る様な気持ちだった。

熊が突然、何故コケたのか。それは無論ハジメによる[錬成]だ。序盤に使った時こそ、熊の持つ[魔力感知]にて事前に回避されたものの、この二回目にハジメは確信めいた必中の予感を信じて疑わなかった。

熊は強い。それは覆し様の無い事実であり、弱点ですら格下のハジメには弱点に成り得ないだろう。しかし、熊には致命的な弱点がもう一つある。

 

それは慢心である。

 

慢心と言えど、何処ぞの王とはベクトルが違う。この熊は洞窟内の生態系、その頂点に君臨する絶対的な捕食者だ。

それ故、洞窟内には居ない生き物の、ハジメの姿が見えない時こそ「風爪」で牽制をしたがハジメが取るに足らないと理解した時、風爪を使わなかった。

理由は単純、ハジメ以上の魔物に温存するため。

 

格下相手には合理的に戦う。野生には必要な判断の一つだが、今回はその弱点をハジメに看破されてしまったのだ。

 

 

「錬!成!!」

 

 

このチャンスを活かさない選択は無い。一瞬、時間にして須臾に等しい微弱な時。しかしその僅かな時間こそが、爪の直撃を食らってでも欲しかった時間。熊が起き上がるより速く、ハジメの錬成によって熊は両腕を貫かれ、起き上がれ無くなる。

 

時間は有る。今こそ、今でなければ、この熊は仕留められない――!

 

無我夢中。そう比喩するのに等しい我武者羅な動き。ハジメは握り締めた岩石を、無意識の内に歪な鈍ら剣へと変貌させていた。

 

――切る

 

その頸を、両腕を、両脚を。柄から切っ先までが石で出来たその剣で。

切って切って切って切って、切り続けて。そしてその中で考える。

 

何故、自分ばかりこんな目に会うのか――弱いからだ。

何故、園部さんは死んだのか――自分が、弱いせいだ。

どうして、白崎さんとの誓いを守れなかったのか――俺が、無力だったからだ。

 

「無能」だから。心の何処かでそれが自分に枷をしている。弱くても、理不尽な目にあっても、「無能だから」で納得してきた。

でも、それは違う。答えは、僕が――俺が弱かったからだ。

「無能」に合った事を、「無能」でも出来る事をって思っていた。でもそれは間違っている。何もかもが間違っている。

 

喩え、無能であろうが勇者であろうが、そんな事は関係無い。弱者が勇気を持とうが、弱者が他人を慮ろうが、結局、其れ等は強い力の前では悉く捻じ伏せられてしまう。逆に、強者は慈愛も慈悲も必要はしない。己と向かい、己に負けぬ様に、自分自身に負ける訳には行かないと

 

 

『良いじゃないか、僕にしては良く生きたよ』

 

 

また、その声が聞こえる。弱い自分が、脆い自分が、そして何より醜い自分が。

 

 

「―――おまえには負けない!誰かに負けるのはいい……けど、自分には負けられない―――!!」

 

 

風化、酸化、刃毀れ、刃欠け。

剣は鉄ではない。鞘も無い。握りすら分かりはしない。

 

 

それでも―――

それでも、きっと―――

 

 

体は、剣でできていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレちゃん、イシュタル様を出す方法が有るのですが…弱体化します。それでも良いですか?

  • 私は一向に構わんッ!
  • 判らぬか下郎、出さなくて良いと言ったのだ

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