エースの息子!その名はウルトラマンセイヴァー!   作:武者ジバニャン

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ミサイル超獣 ベロクロン登場


イメージOP「Sight Over The Battle」

イメージED「飛び立てない私に貴方が翼をくれた」


第二話 来たぞ!救世主!我らがウルトラマン!

太陽系第三惑星・地球。そこは他の太陽系のどの星よりも美しい人類の故郷。その人類の美しい星の近くに空間が歪みだし、そこから異次元人ヤプールが姿を見せた。

奴らは目の前に広がる青き美しい地球の姿を見て不敵に笑い出す。

 

ヤプール「フフフッ、いつ見てもいい星だ。だがこれからこの地球は我々の手によって我ら好みに染めてやる。その前に人間どもに恐怖と絶望、残酷な地獄を味わせてやろうぞ!フフフフッ、ハハハハハハハハハハッ!!

 

ヤプールはそのまま異次元へと消えていく、果たして一体この地球に何をしようというのか...。

 

 

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所変わってここは加音町...ヨーロッパ風の建築物が立ち並ぶ街並みが特徴的。音楽活動が盛んで町立の合唱団や音楽隊もあり

大きな時計塔が存在している、それが街のランドタワーとなっている。

その町並みの中に一軒の家があり、その家の二階にある一室で一人の少女がベッドでそして白猫のような外見をした可愛いらしい猫が寝ていた。

そこへ目覚まし時計のアラームが鳴り響く。

 

???「ん、んー....」

 

???「にゃ、ニャー....」

 

アラームが鳴り響く中、とうとうその音が耳障りなのか白い猫が未だに目覚めがハッキリしないが目覚ましのスイッチを叩き押した。

 

???「ニャー、ニャ!うーんこれでスッキリニャー」

 

猫が喋ったという非常識なことが起きた。っと言いたいが実はこの猫、彼女の名はハミィ。外見は猫なのだが実はメイジャーランドと言う音楽を生み出して幸せのメロディーを生み出す世界から来た妖精なのである。

更に他にも部屋に居るのもが居る、宝石のように多面体カットされた頭部が特徴でそれぞれ色も能力も異なる妖精たちフェアリートーン。

彼らはそれぞれピンク色のドリー、白色のレリー、橙色のミリー、黄色のファリー、緑色のソリー、水色のラリー、青色のシリー、紫色のドドリーと言う。

その彼らが今度は寝ている少女を起こそうとしている。ドリーが少女の頬をペチペチと叩く。

 

ドリー「響、起きるドド」

 

響「んー.....」

 

ドリー「学校に遅刻するドド!」

 

響「ん、んー...ん?そうか!学校!!」

 

明るめの茶髪にロングヘアの少女、彼女の名は北条響(ほうじょうひびき)。明るく少しおっちょこちょいだけど誰よりも負けず嫌い。私立アリア学園に通う中学二年生の女の子。スポーツ万能で甘い物が大好物。

正義感が強く、曲がったことが嫌いな熱血女子で所属している部活はないのだが、彼女の類まれなる運動神経のお陰か良く助っ人として参加し、参加した部活は決して投げっ放しにせず、責任を持って全力投球する。

音楽をこよなく愛し、将来はピアニストを目指して頑張っている。

そんな彼女、実は周りに秘密にしてあることがある。それは彼女が人々の音楽を守る伝説の戦士・スイートプリキュアの一人、「 キュアメロディ」である。

彼女を含めた四人のプリキュアは嘗て悲しい音楽の国マイナーランドの王メフィストとその配下たちと戦い、世界の人々の平和を願い「伝説の楽譜」に記された「幸福のメロディ」に音符を守っていた。

その最中で真の黒幕であるノイズを知り倒そうとしたが、その生い立ちに同情しノイズに手を差し伸べて浄化させ世界を救った。

因みに「ここで決めなきゃ女がすたる!」が彼女の口癖である。

 

ここでようやく起きた彼女は急いで学校の制服に着替え、あの長いロングヘアもツーサイドアップにセットして見事に準備完了。

 

響「よし!それじゃあ行ってくるね!!」

 

ハミィ「いってらっしゃいニャー」

 

彼女は二階から降りてリビングに行く。そこには彼女の両親が待っていた。

 

「おー、響。おはよう♪」

 

「響、おはよう」

 

響「おはようパパ!ママ!」

 

北条団。響の父親で、響の母まりあの夫で私立アリア学園中学校音楽教師で、世界的に有名な天才音楽家。

常に笑顔を絶やさない優しい性格。かなりマイペースだが、音楽に対する姿勢は厳しく真摯そのものである。

 

北条まりあ。響の母であり、団の妻。主にパリで活動している世界的ヴァイオリニスト。

現在は日本に帰ってきて家で家族との時間を満喫している。

 

そんなまりあが響に朝ご飯が出来た事を伝える。本来彼女は家事は苦手なのだが家族の為にと頑張ってご飯を作れるレベルまで上達した。

テーブルには既に朝食が置かれている。

 

「わぁー!美味しそう!」

 

自分の席に着いて朝食をにこやかに食べる。そんな中、まりあが微笑みながら話かける。

 

まりあ「そうだわ響。今日はママも響のピアノを見てあげようか」

 

響「え!いいの!」

 

まりあ「ええ、だから学校頑張っていって来なさい、フフ」

 

響「うん!」

 

朝食を済まして彼女は笑顔で学校に向かう。その途中で彼女と同じ私立アリア学園中学校の制服を着ている見慣れた少女2人を見つける。

 

響「あ!奏ー!エレンー!」

 

「「あ!響」」

 

オリーブ色に近い茶髪のロングヘアを頭頂部でハーフアップにしている少女、南野奏(みなみのかなで)。真面目で友人や教師からも頼りにされているが人一倍頑張る努力家。芯が強く、涙を見せることは滅多にない。

納得のいかないことは譲らない一面もあり、「大切な相手には厳しくても、本音を言うべき」という考えから親友の響や悪戯好きな弟に対しては怒りやすく、本人はおとなしい性格であると言っているが、周囲からは「怒ると誰よりも怖い」と言われ、その性格もあって響との仲が回復した当初も仲違いをし、響を傷つけることもあった。

響の子供っぽさをよく理解しており、響が冷たい態度を取ってもあえて対抗しないことがある。

運動は苦手だが勉強と菓子作りは得意で、学校ではスイーツ部に所属している。

そして彼女は響と同じプリキュアの一人、「キュアリズム」である。

 

もう一人は紫色のロングヘアで、黄色のシュシュで髪を一房纏めたサイドポニーのような髪型になっている彼女黒川エレン。

実は彼女、嘗てはかつてはメイジャーランドで「幸福のメロディ」の歌唱役に毎年選ばれていた歌姫だった。白猫の妖精ハミィとは親友であったが、彼女が歌姫の座を得たことで挫折感と共にハミィに嫉妬を感じてしまい、二匹の友情に亀裂が入る。

そこへノイズに操られマイナーランドの王になったメフィストがセイレーンのネガティブな気持ちにつけこみ、マイナーランドの歌姫として響と奏とは敵対した。

だが裏切られてもなお自分を親友と見てくれるハミィに戸惑い、ついには改心することになり、ハミィを守るため無意識のうちに「キュアビート」へと覚醒し、マイナーランドから完全に離脱した。

現在は響と奏の親友として黒川エレンとして生きている。

 

奏「ちゃんと起きられたのね、響」

 

響「失礼ね!ちゃんと起きれますぅ!」

 

奏にからかわれる響は頬を膨らませて反論するが、それが面白いのかエレンが笑い出す。

 

エレン「フフフ、それよりももう行こう」

 

「「うん!」」

 

そんな三人の後ろから1人の小学生の女の子が通ってきた。

 

「皆おはよう」

 

響「アコ!」

 

響より明るめの茶髪で、ピンク色のTシャツの上に青いオーバーオールを着用し、髪型はボブカットの赤い眼鏡をかけて響たちに挨拶をした少女は調辺(しらべ)アコ。

奏の弟・奏太の同級生で、市立加音小学校に通う小学3年生。寡黙かつ大人びた性格で、表情を崩すことは滅多にないが、柔らかい表情や負けず嫌いな一面もみせる。運動神経は抜群で、手先も器用だ。

実は彼女、メイジャーランドの王女で女王アフロディテとメフィストの娘である。

父・メフィストがマイナーランドの支配者に闇落ちしたため、祖父・音吉のいる加音町に身を寄せる。

両親を想う心から「キュアミューズ」として覚醒する。しかし、母を心配させないために素性を隠して行動していた。

「父を救いたい」という想いとプリキュアの使命との板挟みに苦悩するが、ドドリーを介した音吉の後押しや、黒幕であるノイズを睨んだキュアメロディの言葉で戦う覚悟を決め、メロディーたちや父の前で正体を明かす。

父メフィストを助け出した後、両親から帰郷を望まれたが、プリキュアとしての使命を尽くすため加音町に留まることを決意する。

ノイズを浄化したあとは加音町に戻り引き続き加音小学校に通っている。いつもは奏太と一緒に学校に通っているようだが今日は一人のようだ。

 

奏「あれ?奏太は?」

 

アコ「奏太は家に忘れ物したから戻って行った。私は先に行くことにしたのよ...まったく」

 

っと口にするアコは頬を膨らませて不貞腐る。アコの本心としては奏太と一緒に学校に行きたかったのだろうとエレンは理解し微笑む。

 

エレン「ふふーん?」

 

アコ「な、なに!」

 

エレン「アコ、奏太と行けないのが寂しいんでしょ?」

 

アコ「な///!?」

 

エレンがアコをからかっていた時、響は偶然空を見た時異変を目撃する。

 

響「ねぇ、あれ何?」

 

奏「え?...え!?」

 

エレン「な、なにあれ!?」

 

アコ「な、何なの!?」

 

奏やエレン、アコが空に見上げると彼女らは驚愕する。何故ならば空が歪みだし始めたのだ。

 

 

 

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一方ここは調べの館。ここに住む老人が居る、彼は調辺音吉(しらべおときち)

彼は音楽を生み出す世界・メイジャーランドの先代国王でありアコの祖父にしてアフロディテの実の父、ついでにメフィストの義父。そんな彼はパイプオルガンの修理をしていた。

 

音吉「うーむ、ズレとる!...っが、ノイズとの戦いは終わったのだからもう急いで直さんでもいいからのう。ゆっくりといくか......ん!?」

 

 

彼は外から怪しげな気配を感じ取り、急いで外に出て確かめた。そこには大きく異常に歪む空を目撃し驚き動揺するのだった。

 

音吉「な!?そ、空が歪んでおる!!

 

驚く音吉、その彼に呼びかける声が。彼を呼ぶ方へ見ると噴水がある泉に美しい女性と渋いダンディな男性の顔が映っていた。

 

『お父様!』

 

音吉「ん!アフロディテ!メフィスト!」

 

彼女はアフロディテ。全ての音や音楽を生み出している国・「メイジャーランド」の女王。『伝説の楽譜』に書かれている『幸福のメロディ』を、一年に一度、選ばれた歌の妖精に歌わせることで、世界の平和を守っていた。

そしてアコの母親でもある。

男の方はメフィスト。嘗てはプリキュアたちと敵対していたマイナーランドの首領で「不幸のメロディ」を奏でて人間界を不幸と悲しみに染め上げることを目的にしていた。

しかしそれは真の黒幕、ノイズによって操られて実行されたものであった。しかし実の娘であるキュアミューズであるアコや、愛する妻・アフロディテの必死の思いにより、遂に完全に呪縛から解放され本来の優しい性格に戻った。

 

そんな夫婦が音吉に深刻な顔で話しかける。

 

アフロディテ『お父様!こちらでもそちらの世界の異常を確認しました!!』

 

メフィスト『一体どうしたのです!!?』

 

音吉「分からんのじゃ。じゃが突如空が....なっ!?」

 

アフロディテ『お父様!?どうなされたの!?』

 

アフロディテが叫ぶ中、歪み始めた空が突如大きなひびが入りそしてガラスのように激しく大きく割れてしまう。

 

音吉「ば、バカな!?」

 

 

 

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空がガラスのように大きく割れた瞬間を響たちや音吉のみならず、加音町の住人たち全て見ていた。朝の通勤通学時間だった為大勢の人間の目に止まることとなった。

空が突然割れた言う絶対に有り得ない非現実的な出来事に加音町の人々は驚きと不安に包まれた。それは響たちも例外ではない。

ようやくノイズとの戦いが落ち着いてきて人々に笑顔が戻ってきたというのに、このような不安なことが起きるなど信じられなかった響たち。

 

響「一体、何?あれ」

 

上空の割れた先は赤紫色のゆがんだ空間が広がっていた。見ていて穏やかなものではないのは直ぐに理解出来た。

これから何が起きるのか誰も分からない中、割れた先の空間からとんがり帽子を被った顔のない人のような者が現れる。

 

奏「響!あれ!!」

 

響「え!?人!?」

 

またも驚くが、空間の裂け目から現れた謎の存在...いや、異次元人ヤプールが声を出す。

 

 

ヤプール「人間ども!聞け!我らは異次元人ヤプール!!今日よりこの地球を我らの物とする!

 

 

「えぇ!?」

 

「何だ!!一体!!」

 

「異次元人って!!何者!?」

 

「何が起ころうとしているんだ!?」

 

 

加音町の人々は突然のヤプールからの声明に驚愕し動揺するが、その中で奏は徐に自身のスマホを取り出して何かを確認しようとしたのかSNSを見るとまたも驚くことに。

 

奏「えぇ!?」

 

エレン「どうしたの!?奏」

 

奏「これ!見て!!」

 

彼女は自身のスマホ画面を皆にも見せた。その中には驚くことに此処加音町だけでなくヤプールが日本のみならず、世界各国にも現れ今自分たちの前で言った内容を言っているようだ。

つまり奴は世界中に一斉に声明発表しているのだ。

 

響「噓でしょ....」

 

エレン「これが今、世界中で起きているの...?」

 

アコ「ねぇ!まだ続いてるみたいよ!!」

 

響やエレンが愕然としている中、アコがヤプール居る空へ指さす。その間にもヤプールの声明は続く。

 

 

ヤプール「だがこの地球には貴様ら下等生物である人間どもが、蟻みたくウヨウヨしている。そんな貴様らが邪魔だと判断し我らヤプールは、貴様ら人間を一匹残らず全て......皆殺しにする

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

響、奏、エレン、アコが顔を青ざめ、ヤプールの冷たい声音に目の焦点が定まらず動揺する。

 

響「みな..ごろしって....」

 

奏「う、うそでしょ....」

 

言葉を無くす彼女ら。そしてヤプールはとうとうその牙を剥くのだった。

 

 

ヤプール「此処!加音町を地獄絵図を築いてやろう!さぁ行け!!超獣第一号・ベロクロンッ!!!

 

ヤプールが開いた空間から一体の巨体が加音町に落下。凄まじい速度で落下したために落ちた場所は爆音と煙に包まれる。

落下現場近くの人々は一体何が落ちたのかと不安と好奇心を抱き近づく。煙が晴れてその中に巨大な姿が見えてきた。

その姿は見た目が背中側に珊瑚のような形の突起物が生えた巨大な怪物が現れた。

奴の名はベロクロン。別名ミサイル超獣とも呼ばれ身長55mで体重44,440t、ヤプールの超獣製造機で宇宙怪獣と珊瑚が合体した超獣である。

ベロクロンはその咆哮を上げて口からは100万度の火炎を吐き、加音町の建物や燃やし始める。

 

「に、逃げろぉ!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「いやぁあああああああああー!!」

 

ベロクロンが攻撃に加音町の住人たちは悲鳴を上げながら逃げ始める。人々の阿鼻叫喚の姿をヤプールは嘲笑う。

 

ヤプール「いいぞぉ!!ベロクロン!!このままこの町の人間どもを全て皆殺しにしろぉ!!!ハハハハハッ!!

 

高嗤うヤプール。それを響の部屋の窓から見ていたハミィとフェアリートーンたちは驚き慌てる。

 

ハミィ「ニャア!大変だニャ!!」

 

ドリー「ハミィ!こうしてはいられないドド!直ぐに響たちの所へ行くドド!」

 

ドリーがハミィに今直ぐに響たちの元へ行こうと促す。新たな脅威に立ち向かえるのは響たちだけだと判断したのだろう。

ドリーの話にハミィは頷き賛成する。

 

ハミィ「そうだニャ!響たちの元へ行くニャ!」

 

ハミィたちは直ぐに響たちの元へ駆け抜ける。

 

 

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ベロクロンが現れ町を破壊する姿を目の当たりにした響たちは啞然として言葉を無くす。目の前で巨大な怪物が行われている虐殺に恐怖すら抱いてしまう。

だが人々の悲鳴を聞いて響は恐怖を打ち払い、決意した表情を浮かべて奏やエレン、アコに告げる。

 

響「皆!行こう!!」

 

奏「行こうって響....」

 

エレン「まさか...」

 

響「うん!戦おう!」

 

響の言葉に奏やエレン、アコは互いに顔を見合わしたが彼女らに響は諭す。

 

響「せっかくノイズとも分かり合えて皆明日に向かって生きていこうとしてるのに、みんなの音楽が壊されてしまう!そうなったらまた悲しみに包まれてしまうわ!」

 

エレン「響....」

 

響の言葉に奏が頷き賛同する。

 

奏「そうね。皆が愛する音楽がなくなったら悲しいものね」

 

アコ「奏....」

 

エレン「奏の言う通りね、私も戦うわ」

 

アコ「エレン....」

 

エレンも響と奏と同じように戦う決意を抱き始め、そんな彼女たちにアコも勇気を奮い立たせる。

 

アコ「うん!私も戦う!」

 

響「うん!行こう!!」

 

「「「うん!」」」

 

決意を固めた彼女らの元へ、ハミィとフェアリートーンたちが駆け付けた。

 

ハミィ「みんなぁー!」

 

「「「「ハミィ!!」」」」

 

その時ベロクロンが響たちの元へ駆け付ける。ハミィたちと合流した響たちは迫りくる敵に対して立ち向かう姿勢を見せる。

 

響「私たちの大切な町を壊すなんて....」

 

「「「「絶対に許さない!!」」」」

 

響たち四人は「キュアモジューレ」を取り出した。キュアモジューレ...プリキュアへの変身に使用するブローチ型のアイテム。ドリー、レリー、ラリー、ドドリーの色に分けられた彼らを響、奏、エレン、アコがそれぞれパートナーがモジューレに装着させる。

 

「「「「レッツプレイ! プリキュア、モジュレーション!!」」」」

 

ト音記号を描きながら叫んだ彼女たちは光輝く音符に包まれながら姿変わっていく。

響は髪色が茶色から淡いピンク色と著しく変化し、髪型もツーサイドアップのロングヘアーから縦にロールした長いツインテールに変わる。頭部にはマゼンタ色のリボンのついたカチューシャをつけている。瞳の色も変身前と比べてもかなり鮮やかで明るい青色に変化する。コスチュームの基本色はマゼンタ色で、腹部を露出したコスチュームになった。

 

 

奏は金髪のポニーテール。ピンクの入ったフリルと編み上げの白いロングブーツを履いている。頭部には白いリボンのついたカチューシャをつけ、袖はパフスリーブ。腰には向かって右側にピンク色のリボンが付いている。瞳の色は緑色で変身前より明らかに明るい。

 

 

エレンは大きな紫色のサイドテールが特徴。セイレーンの鬣を思わせる羽がついたハートの髪飾りで留められている。

青を基準としたコスチュームで、袖はパフスリーブ。アームカバーは手の甲を覆うデザイン。

スカートのフリルは6重で、メンバーの中で一番スカートのボリュームが大きい。リボンはフリルスカートの後ろかつ長め。

足首に白いリボンが巻かれた青いサイハイブーツ、ブーツとほぼ同じ長さの白いフリル付きニーソックスを履いている。

 

 

アコは薄い黄色で肌の露出はしていない長袖、額に赤いハートのティアラ、黄色いリボンのヘアアクセがつけられている。ブーツは黄色いリボンに折り返したロングブーツ、フリルスカートにかぼちゃパンツのスタイル。フリルスカートについているリボンは左右両方、首の後ろに黄色いケープを羽織っている。

髪は両側、オレンジ色のロングヘアーで垂れ下がった髪の毛は跳ね、目の色がオレンジ色から濃いピンク色に変化している。

 

 

キュアメロディ「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」

 

 

キュアリズム「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」

 

 

キュアビート「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!」

 

 

キュアミューズ「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」

 

 

「「「「届け!4人の組曲!スイートプリキュア!」」」」

 

音楽を愛し、人々に喜びと幸せを齎し悲しみも掬って癒すメイジャーランドの伝説として語られる、心にハート型のト音記号を持つ者が変身できる戦士たちが今ヤプールが遣わした悪魔の超獣に戦いを挑む。

 

 

 

 

 

ヤプール「ん?何だ奴らは?

 

異次元空間からプリキュアたちを見るヤプール。彼女らを見て不愉快な感覚を抱くヤプールはベロクロンに命令する。

 

ヤプール「ベロクロン!!相手は貴様から見れば蟻みたく小さく矮小な虫けらだ!!踏み潰し圧殺しろ!!

 

 

ヤプールの命令に従い咆哮を上げながら、ベロクロンはプリキュアたちを見下しながらその巨大さをもって彼女らを踏み殺そうと足を上げる。

 

メロディー「来るわ!」

 

彼女たちは素早いスピードでベロクロンの周りに散開しまず動きを止めようとする。

 

 

ビート「おいで!ラリー!」

 

ラリー「ララ♪」

 

キュアビートがラブギターロッドを使って、 ギターにラリーを装着して奏でることによって 周囲に大量の音符のエネルギーを展開させ、それを矢のように 一斉に飛ばして攻撃をおこなった。

 

ビート「ビートソニック!!」

 

彼女の攻撃で巨体のベロクロンの足を止める。そこへミューズが追撃を行う。

 

ミューズ「おいで!シリー」

 

シリー「シシ♪」

 

ミューズ「プリキュア!シャイニングサークル!!」

 

ジューレにシリーを設置して吹くことによって自身の分身を4体作り出し敵を取り囲む。 そしてモジューレから光線を発射して、5人で反射させることによって敵を中心に五芒星を作り上げる。 五芒星から光を発して敵を攻撃と足止めをする。

 

ベロクロンは動きが完全に止まった。更なる追撃と、メロディーとリズムがベロクロンの大きな顔面にダブルパンチをお見舞いする。

 

「「はああああああああああああああ!!!」」

 

彼女ら二人のコンビによるパンチ攻撃にベロクロンは効いているに見えるが、奴は二人を跳ね除けて吹き飛ばした。

 

「「きゃああああああああああああー!!」」

 

メロディーとリズムを跳ね除けたベロクロンは口を開き、そこから2連装のミサイルランチャーをビートとミューズ目掛けて発射する。

 

リズム「ええっ!?ミサイル!?」

 

メロディー「うそ!?」

 

ミサイルは彼女ら二人に狙いを定め襲ってくる。2人は必死に逃げるがそれでも逃げきれず爆発に巻き込まれて吹き飛び、壁に叩きつけられるビートとミューズ。

 

メロディー「ああああああああああああっ!!がっ!!」

 

リズム「きゃああああああああああああー!!ううっ!!」

 

巨体から来る攻撃にプリキュアたちは苦戦するが、彼女らは辛い顔を浮かべながらも立ち上がる。

 

 

メロディー「諦め..ないっ!!」

 

リズム「絶対...負けないっ!!」

 

ビート「まだ....」

 

ミューズ「戦えるわ!!」

 

 

相手が50mの巨大な怪物であろうと彼女らは恐怖に怯えずに勇気を奮い立たせて、彼女らは一斉にベロクロンの体中にパンチやキックを叩き込む。

 

メロディー「でやあああああああああああああ!!!」

 

リズム「やああああああああああああああ!!!」

 

ビート「はああああああああああああああ!!!」

 

ミューズ「たああああああああああああああ!!!」

 

プリキュアたちの攻撃が鬱陶しいのか、怒りを露にして口からは100万度の火炎を吐いて蹴散らす。

 

メロディー「危ない!!避けて!!」

 

メロディーが叫び四人は高くジャンプして回避するが、ベロクロンはニヤリと口元を吊り上げ手からは敵の動きを止めるリング状の金縛り光線を放射し、プリキュアの動きを拘束した。

 

メロディー「う、動けないっ!?」

 

ビート「な、なにこれ!?」

 

ミューズ「くうっ!!!」

 

リズム「ううっ!!」

 

動きを縛られたプリキュアたちをそのデカい手で鷲掴み、地面に叩きつける。

 

 

メロディー「ぐあっ!!」

 

ビート「がっ!!」

 

リズム「ぐふっ!!」

 

ミューズ「きゃあっ!!」

 

 

ハミィ「みんなぁー!」

 

やられるプリキュアたちの姿をハミィとフェアリートーンたちは心配そうに叫ぶ。

よろよろの状態でメロディーが足元が覚束かずだがそれでも何とか立ち上がった。

 

 

メロディー「ま、負けないっ!!みんなっ!!!」

 

リズム「う、うん!」

 

ビート「ええっ!」

 

ミューズ「まだ...やれる!」

 

メロディーの声にリズムとビート、ミューズもボロボロでありながらも立ち上がる。そしてメロディーたちは逆転の一手を使う。

 

 

「「「「出でよ、全ての音の源よ....」」」」

 

彼女らはメイジャーランドに伝わる伝説の宝石箱型のアイテム「ヒーリングチェスト」にフェアリートーンたちの力を注ぐと、金色でト音記号型の模様が付いた翼と鳥のような尾羽を持つほか、頭部の冠の部分が大きい「ヒーリングチェスト」に宿る音の精霊・クレッシェンドトーンを出現させる。

 

メロディー「届けましょう!」

 

「「「「希望のシンフォニー!!」」」」

 

 

虹色の鍵盤を展開させて、 4人が巨大化したクレッシェンドトーンに身を包み込みそのままベロクロンに体当たりをおこなう。

 

 

「「「「プリキュア!!イートセッションアンサンブル....クレッシェンドォー!!!!」」」」

 

彼女らの逆転の一手は見事ベロクロンに命中し爆発した。

 

 

 

ハミィやフェアリートーンたちはプリキュアたちの勝利を確信し大いに喜んだ。

 

ハミィ「やったニャ!プリキュアたちの勝利ニャ!」

 

ドリー「ドド♪」

 

レリー「レレ♪」

 

ミリー「ミミ♪」

 

シリー「シシ♪」

 

ファリー「ファファ♪」

 

ソリー「ソソ♪」

 

ラリー「ラリー♪」

 

ドドリー「ドド♪」

 

妖精たちが喜び、プリキュアたちも勝ったのではと信じていた。

 

メロディー「勝った....」

 

メロディーがそう呟き、他の三人も彼女と同じ思いを抱きあの巨大な怪物から加音町を救えたと信じていた.......っが、現実というのは彼女らが思っているほど優しくはしてくれなかった。

 

 

メロディー「う...そ、でしょ...?」

 

 

彼女は、メロディーは今自分たちが見ている物を信じられない顔へと変わり、眼の焦点が定まらず激しく動揺している。

それは何故か、その理由はただ一つ。目の前に全くの無傷のベロクロンが口元を吊り上げながら醜悪に嗤いながらメロディーたちを見下ろしていたのだ...。

本来ならば先ほどの必殺技でネガドーンは一発で浄化されている筈なのだが、それがこのベロクロンには一切ダメージはおろか、掠り傷すらついていない。

彼女たちや妖精たちは余りのことに驚愕から恐怖、そして絶望に染まりつつあった。プリキュアたちの無力さを見ていたヤプールは嗤う。

 

 

ヤプール「フフフ、ハハハハハッ!!なぁんだ今のはぁ!!所詮は下等生物の人間!!我らヤプールには決して勝てぬぅ!!!殺れぇい!!ベロクロンッ!!

 

 

ベロクロンが空にも轟く程の咆哮を上げると、全身の赤い突起物から無数の小型ミサイルを発射した。突然のことに反応出来ずプリキュアたちは爆発に巻き込まれてしまう。

 

 

「「「「きゃああああああああああああー!!」」」」

 

 

吹き飛び壁に叩きつけられる彼女たち、普通の人間ならばミサイル一発で肉片すら残らず消し飛ぶ程のダメージを諸に受けてしまっては幾らプリキュアの力の加護を受けていると言えど身体を動かすことすら出来ない。

強敵以上、いや彼女たちは理解してしまった。今自分たちが相手にしているのはマイナーランドのネガドーンのような存在とはかけ離れている、ネガドーンは人間を悲しみに染めるがこの怪物・ベロクロンは人々を悲しみにする処か絶望と恐怖を振り撒き、そして最後には残酷に無慈悲に惨たらしく殺し尽くす。

それが分かった瞬間、彼女らは恐怖に支配されてしまう。

 

 

メロディー「か、かてないの...?私たち」

 

リズム「いや...こんなの...」

 

ビート「もうどうすることもできないの....?」

 

ミューズ「そんな...いや.....」

 

ベロクロンは只々彼女たちを見下醜悪に口元を吊り上げて嘲笑う。このまま彼女たちは奴の餌食となって終わってしまうのか。

 

 

 

 

 

一方彼女たちが絶望に染まる頃、地球外縁軌道上に光り輝くゲートが開かれそこからこの宇宙の調和を守護する女神・ハルモニアと、光の国より派遣されたウルトラ戦士・ウルトラマンセイヴァーが彼女を手のひらに乗せて現れる。

 

ハルモニア「着きました。これが地球です」

 

ウルトラマンセイヴァー「これが...この青く美しい星が、地球...」

 

セイヴァーは初めて見る地球に感嘆な思いを抱く。今まで光の国のデータベースでしかその姿を垣間見るしかなかったが、いざ本物を見るとその美しさに魅入られてしまう。

しかしその時、ハルモニアが何やら異常を感じ取り動揺し始めた。

 

 

ハルモニア「そんな!?これは!!!」

 

セイヴァー「ハルモニア、どうかしたのですか?」

 

 

動揺し落ち着きがなくなった彼女にセイヴァーは冷静に問いかける。すると彼女は自分の胸の位置で両手を広げて映像らしきものを出現させた。

 

ハルモニア「これを見てください!!」

 

セイヴァー「これは.....」

 

そこに映っているのは地上町が焼かれて更にはプリキュアたちを追い詰めるベロクロンの姿が。

 

セイヴァー「既にヤプールの侵略が始めまっていたか...」

 

ハルモニア「しかもヤプールの超獣と戦っている少女たちこそ、伝説の戦士・プリキュアです!!しかも彼女たちは窮地に立たされています!!!」

 

映像に映っている彼女たちは酷くボロボロで今にも殺されそうである。ハルモニアは居ても立っても居られない気持ちに駆られてしまい、涙目でウルトラマンセイヴァーに見上げて希った。

 

ハルモニア「セイヴァー!!お願い!!地球を!!プリキュアたちを!!そして人々を守ってっ!!!...助けてっ」

 

セイヴァー「......」

 

 

彼女の涙流す姿を見つめてからセイヴァーは静かに頷き答える。

 

 

セイヴァー「...お任せを」

 

ハルモニア「ッ!セイヴァー....」

 

セイヴァー「自分は先に行きます。貴方は後からきてください」

 

ハルモニア「はい!」

 

セイヴァー「ジュワッ!」

 

 

ハルモニアをその場に残してウルトラマンセイヴァーは自身の身体を赤い光の球体で包み込み、地球の大気圏に突入していく。

その姿を見つめながらハルモニアは静かに呟く。

 

 

ハルモニア「頼みます。私たちの希望....ウルトラマンセイヴァー」

 

 

 

 

_______________________________________

 

 

 

その頃、プリキュアたちは恐怖で思うように動けず、成す術がないと絶望する。

 

メロディー「このまま...終わってしまうの....」

 

ハミィ「諦めちゃダメニャーー!」

 

絶望し諦めかけていた彼女の目の前にハミィとフェアリートーンたちがプリキュアたちは庇い、遥かに巨大なベロクロンに阻む。

 

メロディー「ハミィ!!」

 

リズム「ドリーたちまで!!」

 

ビート「ダメよ逃げて!!」

 

ミューズ「殺されてしまうわ!!」

 

 

逃げるように促すプリキュアたち、しかしハミィたちは逃げるようとはしなかった。本心はとても怖い気持ちで一杯でこうしてベロクロンの前に居るだけでも気絶しそうになるくらいヤバイ。

だけどハミィたちは勇気を振り絞ってプリキュアたちを庇おうとしているのだ。

 

ハミィ「ハミィたちは諦めないニャ!」

 

ドリー「そうドド!メロディーたちはいつも諦めないで必死に戦ってきたドド!」

 

ソリー「どんなに苦しいことも乗り越えてきたソソ!」

 

シリー「怖いけど...みんなが頑張ってるのに逃げたくないシシ!」

 

ミリー「だからメロディーたちも諦めないでミミ!」

 

レリー「みんなは人々の希望の光なんだレレ!」

 

ファリー「か、怪獣なんか!怖くないファファ!」

 

ドドリー「ぼくたちはいつだって応援してるドド!」

 

 

メロディー「みんな....」

 

妖精たちの勇気に涙が溢れるメロディーたち。しかしそのような感動などすら壊してやるぞとベロクロンが雄叫びを上げて巨大な手をハミィたちに迫る。

 

ビート「逃げてぇ!!」

 

ミューズ「私たちはいいから!!

 

リズム「お願い!!」

 

 

ハミィ「逃げないニャ!!」

 

ベロクロンが鋭い爪がハミィたちに今、振り下ろされる。

 

 

メロディー「やめてぇーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、その時であった。空から赤い光の球体が降りてきてベロクロンを吹き飛ばしたのだ。プリキュアたちは一体何が起きたのか分からず啞然とするが、球体が眩く光りそこから現れたのは赤い巨人、我らのヒーロー・ウルトラマンセイヴァーだ!

ウルトラマンセイヴァーの姿を見たプリキュアたちは驚愕し真面に言葉が見つからなかった。

 

メロディー「赤い....」

 

リズム「巨人....」

 

ビート「私たちを...」

 

ミューズ「助けてくれたの....?」

 

 

ウルトラマンセイヴァー「....」

 

ウルトラマンセイヴァーは自分が助けたプリキュアたちを静かに見下ろしてからゆっくりと立ち上がり、ベロクロンに振り向く。

そんな彼の姿を目の当たりにしたヤプールは驚愕する。

 

 

ヤプール「なに!?あれはウルトラマン!?しかもあの顔、一度見たことがあるぞ.....そうだ!!奴はあの、ウルトラマンエースの息子!!ウルトラマンセイヴァー!!!

 

ウルトラマンセイヴァーの姿に憤りを見せるヤプールはベロクロンに新たな命令を下した。

 

ヤプール「ベロクロン!!人間たちは後回しだ!!それよりも奴を!!エースの息子を!!ウルトラマンセイヴァーを殺せぇっ!!!

 

憎しみと呪詛が籠ったかのような荒々しい声でベロクロンに指図するヤプール。ベロクロンは主の怒りとリンクしたかのように咆哮を轟かせてウルトラマンセイヴァーに突進していく。

 

セイヴァー「デアッ!!」

 

ウルトラマンセイヴァーもベロクロンを迎え撃つ。彼もまたベロクロンに突進し二体はぶつかり合いとなり激しい衝撃波が起きる。

セイヴァーとベロクロンのぶつかり合いによる衝撃波にプリキュアたちはひるんでしまう。

 

メロディー「な!なんてぶつかり合いなの!?」

 

リズム「スケールが違いすぎるっ!!」

 

ビート「一体何が起きているの!?」

 

メロディーたちが圧倒される中、セイヴァーはベロクロンの腹に蹴りを打ち込み距離を離し額のビームランプから必殺光線「スマッシャービーム」をベロクロンの頭目掛けて発射。

 

ウルトラマンセイヴァー「ジュワ!!」

 

ビームはベロクロンの頭に直撃しそのまま左目をも破壊した。片目を潰され痛みにより苦しみの咆哮を叫ぶベロクロン、しかしウルトラマンセイヴァーはバク転して素早く奴の懐まで近づいてハイキックをお見舞いし、そこから凄まじい足技でベロクロンの顔面に幾度も叩き込む。

 

セイヴァー「デュウゥアアアアアアアアーーッ!!」

 

素早く正確かつ微動だにしない足技の連撃はベロクロンの顔に何度も何度もくらわす。そのせいか奴の顔面は変形して原形が崩れる。

だがセイヴァーの攻撃は止まらない。足を天高く上げてから脳天にかかと落としを叩き込んだ。

 

セイヴァー「デェアアアアアアアアーー!!」

 

脳天に強烈な一撃を受けたベロクロンは地面に思いっきり叩きつけられる。これは強力な必殺技を撃つ好機と、ウルトラマンセイヴァーはバク転しながら後ろに下がるとカラータイマーの位置で両腕をクロスしてから両腕を大きく上に伸ばして、腕をL字型に組んで必殺光線を発射した。

 

 

セイヴァー「ドゥア!!エボリューム光線ッ!!!」

 

 

青・赤・白の三色の光線が起き上がったベロクロンの頭部に命中し、奴は敢え無く爆散した。

ベロクロンが倒された場面を目撃したメロディーたちプリキュアはウルトラマンセイヴァーの圧倒的な力に啞然とする。

 

メロディー「す、凄い....」

 

リズム「私たちが勝てなかった怪獣を....」

 

ビート「こうも簡単に....」

 

ミューズ「倒すなんて.....」

 

 

ウルトラマンセイヴァー「.....」

 

ベロクロンを倒したセイヴァーを上空から見守っていたハルモニアが呟く。

 

 

ハルモニア「やはり...貴方は、この地球を救う救世主....」

 

 

その一方でヤプールがベロクロンを倒されてしまい怒りをこみ上げていた。ウルトラマンセイヴァーとプリキュアたちの前に異次元空間から姿を見せる。

 

ヤプール「くぅあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーっ!!!!おのれぇウルトラマぁン゛ン゛ン゛ン゛ッ!!!

 

ウルトラマンセイヴァー「シュ!」

 

 

ミューズ「見てっ!!」

 

メロディー「あれは!」

 

リズム「異次元人っ!!」

 

ビート「ヤプールっ!!」

 

 

ヤプールはウルトラマンセイヴァーに指を指しながら宣言し始める。

 

 

ヤプール「貴様がこの世界を守るつもりならば、我らヤプールは全力で貴様を殺してやるっ!!

 

ウルトラマンセイヴァー「....」

 

ヤプール「そして必ず、この地球を我らヤプールの物としてくれるぅ!!!必ずだぁ!!!!

 

 

そう宣言したヤプールは異次元空間と共にその姿を消した。こうしてヤプールの侵略を食い止めることが出来たウルトラマンセイヴァー。

そんな彼にメロディーたちが恐る恐る近づき声をかける。

 

 

メロディー「あ、あの!!」

 

ウルトラマンセイヴァー「?」

 

メロディー「あ、あの!助けてくれて、ありがとう!!」

 

ウルトラマンセイヴァー「....」

 

彼女の言葉が通じているのか、ウルトラマンセイヴァーはただ静かに黙って彼女を見下ろしているだけだった。

しかし暫くすると.....。

 

ウルトラマンセイヴァー「....ジュワッ!!」

 

ウルトラマンは突然両手を合わせ、そこから光が溢れ出し始めた。するとゆっくりと両手を広げると光が破壊された町や重傷を負った人々瀕死によって死にかけていた人々、それら全てを包み込んだ。

光が晴れると破壊された町が全て元通りになり、重傷を負った人々や瀕死になった人々も元通りに怪我一つない元気な姿に戻っていた。

この奇跡にプリキュアたちは驚き啞然とする。

 

ビート「凄い....」

 

ミューズ「町だけじゃない...」

 

リズム「人々の怪我も全部治してあげた....」

 

メロディー「凄い....あの!貴方は!....え!?きゃあっ!!」

 

セイヴァーは何も喋ることなくそのまま空へと飛び去っていく。彼女たちは彼が飛んだ際に起きた風に受けながら去っていくセイヴァーの後ろ姿を見つめるしかなかった。

 

ビート「一体何だったの?あの巨人...」

 

ミューズ「助けてくれた...」

 

リズム「味方...なのかな?」

 

 

メロディー「.....」

 

リズムたちがウルトラマンセイヴァーが敵か味方かと悩む中、メロディーが....。

 

 

メロディー「きっとそうだよ」

 

リズム「え?」

 

メロディー「私には分かる...あの人は私たちを助けてくれた...」

 

リズム「メロディー....」

 

 

こうしてヤプールの第一の侵略はウルトラマンセイヴァーによって阻まれて終わりを迎える。しかし!ヤプールとウルトラマンセイヴァーの戦いは切って落とされたばかりだ。

彼はこれからこの地球の為に戦う!行け!我らのヒーロー・ウルトラマンセイヴァー!!

 




平和な町に出現した超獣バキシム

謎の少年を追う響たちがピンチに!そこへ謎の男・北斗流司が現れる!

ウルトラマンセイヴァーの必殺技が空を斬る!!

さぁ、来週も『燃えろ! 超獣地獄!』をみんなで見よう!
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