彼女達は諦めない!    作:タク-F

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人類最強(?)が準備体操を始めました。それでは本皆様編へどうぞ!


動き出す影

「お兄ちゃん……お話があります……」

 

「先輩……話があるのデス……」

 

「切歌ちゃん……調ちゃん……」

 

 本当は2人に誘われるままついて行く事になった。

 

「その雰囲気……()()()()()()?」

 

「お兄ちゃんは……精霊の事を……」

 

「どこまで識ってるデスか? 

 

 やっぱり……2人は……

 

「元は人間だったこと、そして……この世界に()使()()()()()()()()()()()()()放り出された精霊がいる事……かな。中には例外がいるみたいだけど……」

 

 そしてもしかしたら……()()()()()()()()かも知れないって……事だな。もちろん……気の所為かもしれないけど。

 

「うん。私と切ちゃんは……」

 

「きっと先輩の知り合いかもしれないデス。だって……」

 

「「先輩(お兄ちゃん)といると胸のトキメキが止まらないから(デス)!! 」」

 

 どういう事だ……? なんで……僕の心を……? 

 

「顔に出てるよ?」

 

「あはは……そう……かな?」

 

「だから先輩にはあたし達の恋人になって貰うデス! 聞けば先輩は……今は正式な恋人さんがいないそうじゃあないデスか!」

 

「だったら好都合。霊力を封印して貰ってお兄ちゃんのお嫁さんになる。コレ以上に都合の良い展開は2度と来ないよ?」

 

「待って……落ちついて……」

 

「「絶対に今答えを聞く(デス)! 」」

 

ドオォォン!! 

 

「ッ!?」

 

 2人に詰め寄られた時に轟音が響き……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と、()()()()()()()()()()()()()()()2()()()()()が現れた。

 

「はじめまして〈ベルセルク〉……私はDEMインダストリー所属、第2執行部部長魔術師(ウィザード)メイザースと申します」  

 

「僕はそこの研究員で、名前はDr.ウェルと言います。まぁ……今日は顔合わせとでも思ってくださいね?」

 

 〈DEM〉……? 姉さんから聞いた話では、ASTみたいな組織に顕現装置(リアライザ)を供給してる……そんな企業だよね? 

 

「そんな大企業の重役と言える人達が僕達ただの学生に何の用ですか?」

 

「いえいえ……謙遜は不要ですよ高崎修君? 我々は精霊の起こす事象に興味を抱いています。特に……この春まで反応が確認されていたのにも関わらず、最近反応が観測されない精霊が増えてるのでね。その調査……という訳ですよ。よろしければ我々にもその秘密を……とね?」

 

「調……この研究員……」

 

「なんでだろう? とても気持ち悪い……」

 

 2人の感覚はとにかく、僕も謎の嫌悪感をDr.ウェルから感じた。偶然じゃないかもしれない? 

 

「話す事がなければどうするつもりですか?」

 

「そうですね……()()()()()()()……というのはどうですか? 人類の脅威たる〈空間震〉……その原因との関わりを解明できますよ? そうすれば……貴方達も平和が訪れますよ?」

 

「先輩……」

 

「お兄ちゃん……」

 

 この2人の発言は()()()()()()()。だけど……震える手で僕を掴む2人を見ていたら……嘗ての決意を思い出せる。だから僕は……

 

「断りますよ? だって……僕の側には怯えた女の子がいるんだから! 

 

「そうでしょうね。では……ドクター! ()()()()バンダースナッチの展開をお願いします! 

 

お任せくださいMs.メイザース! 仕事だぞバンダースナッチ! 

 

 僕達の目の前で現れていた兵器が活動を始めた! 

 

「調! とりあえずアイツ等をぶっ潰すデス!」

 

「行こう切ちゃん! お兄ちゃんを守る為に!」

 

「「いでよ颶風騎士(ラファエル)! 」」

 

 2人が纏ったのは身体を締め付けるような拘束具のような礼装だけど……その2人の周囲から吹き荒れる風は……凄まじい勢いだった! 

 

「これが……2人の……」

 

「メイザース……少しだけバンダースナッチを使い潰しませんか? 中々有用なデータが取れそうですよ?」

 

「そうですね。()()との接触を前に試運転をするのは良い判断かと。それでは……」  

 

 エレンと呼ばれた魔術師は僕に剣を向けた。

 

「せっかくなのでプリンセス……風鳴翼も呼んで貰えますか? 剣士としての手合せができる機会というのは面白いですからね?」

 

蒼ノ一閃! 

 

 僕の目の前を蒼い斬撃が通り過ぎた。ええ……翼……礼装纏ってるし……

 

「修を傷つけて良いのは私だけ。修の怯えた表情を見て良いのも私だけ。もちろん愛されて良いのも私だけよ? さて……泥棒猫を排除する前にガラクタ掃除も始めましょうか?」

 

「おやおや……貴女の口から掃除とは…………。人は変わると言いますがこれはまぁ…………」

 

 ウェルの言葉に違和感を覚えるも、この状況の打開を優先したい僕はその疑問を頭の片隅へと追いやった。

 

行くぞ天羽々斬! 修の安全を守り……あわよくばその先の関係に踏み込むぞ! 

 

翼!? どういう事!? 

 

 僕の疑問を他所に翼はバンダースナッチと呼ばれた兵器と交戦を始めた。

 

「おや……? 君は何もしないのですか?」

 

 ウェルの問い掛けは……何処か挑発めいた節があった。

 

「ええ……僕の()()()()()はわかってますから。まずはお話を聞かせてくださいよ。なんで僕を……そして精霊を狙うのか?」

 

「う〜ん……教えたいところは山々ですが……僕自身の立場がありますので1つだけ。

 

 〈精霊と君は無関係ではない

 

 その意味は……いずれ然るべき人物より語られるでしょう……」

 

 なるほど……違和感のヒントには充分かな。翼達との出会いが偶然でも……僕が翼達に惹かれたのは偶然じゃない。つまり……()()()()()()にも関わる重要な事何だから。

 

「ありがとうございます。じゃあ……僕も行きますから……」

 

「ええ。次の出会いを待ってますよ?」

 

 ウェルの言葉の真意は……()()()()とやらに任せてみるか……。

 

やはり……あの世界での状態よりも……ですね。まぁ……この様子ならば順調に覚醒するでしょう……

 

 Dr.の言葉が……僕には聞こえ無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「翼! 大丈夫か!」

 

 僕は翼の元へと駆け寄ると……翼は所々に傷を負っていた。姉さんを止めたあの翼が……ここまで……

 

「ごめんなさい。あの女……とても強いわ。私が……ここまで……」

 

「いえ……謙遜ですねプリンセス。私が倒し損ねている時点で貴女の力量は高いです。コレがDr.の言っていた愛の力……そういう訳ですか。それならば……力を十全に使いこなした貴女との手合せも……してみたいモノですがね?」

 

何故そこで愛! どういう意味ですか! 精霊と愛が関係ある筈が!」

 

 僕が知らされたのは……以前姉さんから伝えられた情報だけだ。それを識ってるメイザースさんは何者なんだ? 

 

「まぁ……良いです。今度は貴方が戦いますか? 彼女を守る為に……?」

 

「確かに……僕は翼を守りたいよ。だけど……その力が無い事を僕は()()()()()。だけど……()()()()()()

 

 そして僕は大きく息を吸い込んで叫んだ。

 

来い! 鏖殺公(サンダルフォン)! 氷結傀儡(ザドキエル)! 翼を……そして切歌ちゃんと調ちゃんを助ける為に力を貸してくれ! 

 

 僕は嘗て姉さんや未来と相対していた時に纏っていなかった2人の天使の名前を叫んだ。するとペンダントから青と紫の光が僕を包み……2つの礼装を展開した。

 

「プリンセスと……ハーミットの力ですか。しかし……それを纏うのが貴方では……宝の持ち腐れではありませんか?」

 

「かもしれません。ですが……ここで貴女を退けて翼達との日常に帰る為ならば! 僕は覚悟を決められる! 

 

「よく言ったわね修君♪ それじゃあ……アタシが助太刀するわよ? もちろん……ミカちゃんも既に活動を始めているわよ?」

 

 そこで僕は……意外な人物の声を聞いた。

 

「…………貴女は?」

 

「フラクシナスのクルー……氷室 雫。アンタの相手をする魔術師ですよ?」

 

「雫……貴女……()()()()()()()()

 

「構わないわ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

「そうね。修……ここは彼女に任せて行くわよ? 2人を……救うんでしょう?」

 

「ッ! 氷室さん! 後はお願いします! 

 

「ええ……アタシに任せなさいね♪」

 

 僕達は氷室さんにメイザースさんの相手を任せて切歌ちゃんと調ちゃんの元へと急いだ。




氷室さん出撃!さぁて……もはや彼女は前作並のスペックなんだけどなぁ……

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この続編……メインヒロイン交代しちゃいます?

  • キャロル1択だよ!
  • せっかくだからヒロイン交代で
  • 前任者達も参戦!
  • 精霊達に押し倒されてしまえ!
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