アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0) 作:ダイヤモンド傭兵
第12話 ドミナント(ver2.0)
午後10:00
ラナ「翔、地上はほぼ汚染されている。そしてお前はこれから汚染されている地域へと出向く。迂闊に外に出るなよ」
翔「わかった。じゃあ、行ってくるね!」
翔はもう25歳になり、あれからハスラーと共に出撃することが増えた。翔はナインボールとしての活動に参加したからだ。
そして現在、地上へと出向いて地上の中継拠点への物資運搬と数日間の警備を行うこととなった。
翔「せっかく地上に出たのに汚染されてるって···」
だが、ナインボールが計5機も付いてきてるのだ。翔の安心感はかなり高い。
そして中継拠点に辿り着き、トレーラーから荷台を運び出す。
しかし、そのまま上手く行くはずもなく···
ラナ《敵を確認、撃破しろ》
翔「了解!」
翔はノーネイムに乗り込み、敵の場所へと向かう。
ラナ《今回ナインボールは付けない。だがやれる相手だ》
砂漠を少し進み、廃墟となったビル群の辺りまで進むと、4機の敵が見えてきた。
翔「あれは···MT?」
ラナ《いや違う。後で説明するからとにかく撃破しろ》
ノーネイムはビルの上へと飛び、グレネードキャノンを構えて狙撃する。砲弾は1機の足に命中し、動けるのは残り3機となる。
敵A《ちぃっ!あの上だ!》
敵B《あれって、ハイエンドか!?》
敵C《なんでこんな所にいるの!?》
敵は黄褐色のカラーリングの人型の機体で、バズーカとミサイルを装備している。
バズーカを回避し、2機目のカメラをライフルで撃ち抜く。3機目は4発のミサイルを同時発射するがノーネイムは円を描くように動いて回避する。
翔「こちらノーネイム、今撤退すれば命は助ける」
敵A《···クソッ!撤退だ、急げ!》
その後中継拠点に戻った翔はラナに敵の事を聞く。
ラナ《あれは『ノーマル』と呼ばれるACの一種だ》
翔「あれが?」
ラナ《ああ。しかし、乗っているのはレイヴンではない。それに、我々の乗るACより性能は低いが、より量産しやすくなっている。それに、今では我々の使うACも『ハイエンドノーマル』と呼ばれている》
翔「てことは、ACの上を行く新しい兵器ができたってこと?」
ラナ《···そういうことだ》
翌朝、突然警報が鳴り響く。
警備員《正体不明の物体が急速接近!》
翔「行ってくる!」
すぐさまナインボール達と翔は出撃する。
朝日の逆光を浴びながら何かが高速で近づいてくる。そして、空中で変形し、人型の形態となった。
その機体は白く···
翔「なんだ、あの機体は···」
青い複眼は、獣の牙のようで···
左肩に、ホルスの目のエンブレムをつけていた···
すぐさまナインボール達が攻撃を開始する。あるナインボールはパルスライフルを連射しながら近づき、あるナインボールはグレネードキャノンを発射する。
しかし、『ドヒャアッ』という音と共に、一瞬で視界から消え去った。
そして、翔の近くのナインボールの背後から白い機体が両手に持つライフルのようなものを連射し、ナインボールは瞬く間に撃破される。
唯一ミサイルを持つネームレスはロックオンしようとするが、あまりにも速すぎてロックオンどろこか目に追う事すらできない···
そうする間にナインボールが2機、撃破された。
更に、空中から背部の2つの物体を起動させると、そのハッチが開き、計2発のミサイルが発射される···否、そのミサイルは8つに分裂し、計16発のミサイルが降りそそいだ。
ギリギリ回避に失敗したナインボールに、ライフルの連射が与えられ、撃破される。
その隙に、別のナインボールがグレネードキャノンを直撃させたが、緑色のバリアのようなもので阻まれる。
ネームレスの持つライフルなど、もっての他だった···
ノーネイムはライフルを連射しながら動き回り、注意を引こうとする。
しかし最後のナインボールが撃破され、翔はムラクモを構え、近距離まで飛翔する。
しかしその瞬間、白い機体の複眼が閉じられ、機体各部の黒い部分が展開し、緑色の粒子の放出と共にバリアが光始める。
次の瞬間···謎の爆発が起き、ノーネイムは破壊された···
翔「ガハッ···」
そのまま、ネームレスは落ちていく。
全てのACを撃破した白い機体は、中継拠点から飛び去っていった···
読んでくださり、ありがとうございます!
第2章突入ですね!まあ早速翔がやられましたが···
●ノーマルとハイエンドノーマル
ハイエンドは翔達の乗る昔ながらのAC。しかしノーマルはより量産性を高めたものであり、ハイエンドノーマルような自由なカスタムはできないものの、火力や耐久はハイエンドと変わりません。