アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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初陣でマザーウィルを撃破してから数日が経ち、依頼を次々とこなすことで翔の評価は上がっていく。
そしてまた新たな依頼が···


第16話 アームズフォート護衛(ver2.0)

依頼主:GA

 

目標:AF『グレートウォールの護衛』

 

作戦開始時刻:15:00

 

報酬:250000c

 

AFグレートウォールのオーバーホールを行うため、専用の施設へと向かっているのだが、これを狙った襲撃が相次いでいる。

いくら地上最強のAFとはいえ、メンテナンスは必要だ。

有澤重工のネクスト『雷電』が護衛に付いているが、ネクストの襲撃も起きたため、君を追加の戦力として雇いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔がマザーウィルを撃破したことは企業の間だけでなく、リンクス達の間でも話題になった。

その後は小さな依頼でも快く引き受けてくれる翔に対し、勧誘の声が多くかかったが、全て断っている。

 

そして現在···

 

翔「こちらコルヴィス、翔·ニールセン。よろしくお願いします!」

 

男《こちら『有澤隆文』、雷電だ。よろしく頼む。こちらは車両内での防衛に徹する。外は頼んだぞ》

 

翔「了解です!」

 

コルヴィスはグレートウォールの上で警戒を始める。

グレートウォールはその名の通り巨大な壁とも言うべき形であり、列車型なだけあってまるで巨大な壁が動いているかのようだ。

 

 

 

 

 

 

ミッション開始からしばらくは何も起きなかったが、前方から反応がある。

 

ラナ《この反応は···翔、警戒しろ!ネクストだ!》

 

グレートウォールの前方から飛んできたのは、青いカラーリングで、独特の胴体と脚部、そして青い旗のようなエンブレム···

 

ラナ《よりにもよってランク1『ステイシス』、『オッツダルヴァ』か!》

 

オッツダルヴァ

《フン···どれほどの実力か見せて貰おうか、ルーキー》

 

ステイシスが右手に持つアサルトライフルの発射が引き金となり、進むグレートウォールの上での戦闘が始まる。それに対しコルヴィスはアサルトライフルを連射しながら応戦する。

 

翔「行ってください!ここは僕が引き受けます!」

 

有澤《貴様···承知した、こちらは任せろ》

 

 

 

 

 

 

 

ステイシスとコルヴィスは互いに削り、避け、消耗していく···

コルヴィスのグレネードキャノンをステイシスが左へQBすることで回避し、それに合わせて放たれたアサルトライフルの弾丸がステイシスの胴体に命中する。コルヴィスがグレネードキャノンを再び撃とうとした瞬間、ステイシスは左手に持つ『レーザーバズーカ』を撃ち、それはコルヴィスの腹部に命中する。

 

更にステイシスは右背部の『PMミサイル』を発射し、斜め上からの独特な軌道を描いてミサイルはコルヴィスへ向かう。しかしコルヴィスはアサルトライフルでミサイルを撃ち落とし、その爆煙から機体を横に傾けながらステイシスに斬りかかる。

 

オッツダルヴァ(なんだあの動きは!?)

 

背後に回り込んだステイシスの攻撃に対して、ふくらはぎのブースターだけQBすることで1回転し、そのまま逆さまでアサルトライフルを撃ってくるコルヴィスに、オッツダルヴァは動揺していた···

 

翔(凄い···これが、ランク1!)

 

コルヴィスの放った近接信管ミサイルはステイシスに命中し、そこに斬りかかったコルヴィスをステイシスは避けようとしたが、左背部の増設レーダーが破壊されてしまう。

 

そしてしばらく戦いが続いたが、互いの弾薬が切れてしまった···

 

オッツダルヴァ《何!?》

 

翔「···オッツダルヴァさん、引いてください」

 

オッツダルヴァ《何を言い出す?》

 

翔「僕にはこのレーザーブレードが残ってます。それに、僕はあまり戦いたくないんですよ···だから、引いてください」

 

コルヴィスはレーザーブレードをステイシスに向けて構える。

 

オッツダルヴァ《ふん···ここは私が不利なようだな》

 

そう言うとステイシスは飛び上がり、OBで去っていく。

 

オッツダルヴァ《まあ、ありなのかもな。貴様も···》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後なんとかグレートウォールの専用施設へと辿り着いたコルヴィス。

それをGAの社員と有澤が迎える。

 

有澤「無事か!?」

 

翔「はい。なんとか···」

 

有澤「すまない···今日のところは休んでいってくれ···それと、別途で礼をしたい」

 

それに対し翔はあることが頭をよぎる。

 

翔「あ、それなら···1つ良いですか?」

 

有澤「なんだ?」

 

翔「コルヴィスに装備してる『OGOTO』を強化してくれませんか?主に弾速を速くしてほしいんですよ」

 

有澤「···わかった。すぐに掛け合おう」

 

翔「え?そんなすぐに良いんですか?」

 

有澤「もちろんだ。お主があやつを止めてくれなかったら、今頃グレートウォールもろとも死んでいたからな···それに、技術の向上は必要でもあるからな」

 

 

 

 

数日後、『OGOTO·MK-Ⅱ』が翔の元に届いた···

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

小さな依頼でも快く受ける翔に、信頼を寄せる人達も出てきてます。
でも初のネクスト戦がランク1とか···

●GA
オーメルやインテリオルと並ぶ最大クラスの企業。
対実弾や実弾高火力兵器を得意としているが、コジマ技術は不得意かつ重いパーツが多い。

●雷電
黒いカラーリングで漢字の『人(じん)』のエンブレムをつけているタンク型ネクスト。
武装は武器腕グレネードキャノン、背部の大型グレネードキャノン『OIGAMI』
有澤隆文の乗るネクストであり、動きこそ遅いがその耐久と火力はかなりのもので、特に火力はAFに匹敵するほどである。

●有澤隆文
黒髪の角刈りで身長は180cm、55歳で8月14日生まれ。
落ち着いた性格で、有澤重工の社長であり優秀なリンクスでもある。
手塩にかけた自社の製品に自信と誇りを持っており、その弱点も自覚している。

●武器腕
腕そのものが武器となっており、耐久は低いが火力は通常は手持ち武器を上回る。

●タンク
脚部の一瞬であり、機動力は他の脚部に劣るが耐久や積載は他を大きく上回っている。

●グレートウォール
列車型のAF。その装甲はネクストの攻撃も通さず、グレネードガトリングや大量のミサイルが主兵装。
また、内部にある動力炉を破壊されると撃破できる。
ちなみに、連結すれば最大14kmにもなる。

●オッツダルヴァ
茶髪の短髪で身長は173cm、25歳で7月3日生まれ。
ネクスト『ステイシス』のリンクス。オーメルに所属し、オーメルの切り札でもある。
クールかつ皮肉屋であり、上から目線な性格。
しかし実力は本物であり、ランク1は伊達ではない。

●ステイシス
青いカラーリングと青い旗のようなエンブレムをつけた軽量2脚。
武装は右手にアサルトライフル、左手にレーザーバズーカ、右背部にPMミサイル、左背部に増設レーダーを装備している。

●レーザーバズーカ
レーザーライフルの部類だが、もはやその性能はバズーカである。

●PMミサイル
敵に対し回り込むような軌道で飛んでいくミサイル。ステイシスに装備されているものは斜め上から飛んでくるタイプ。
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