アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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メガリスの防衛であの白い機体と再会した翔。翔は何も恨んでなかったものの、そのリンクスはパルのトラウマのレイブンだった···

そして翔の元に再び珍しい依頼が舞い込んでくる。


第19話 技術者(HENTAI)達の願い(ver2.0)

依頼主:トーラス

 

目標:実験機の撃破

 

報酬:320000c

 

我が社の研究所にあった実験機が暴走しています。こちらのノーマルとネクストが向かいましたが、予想以上の反撃に合い、撤退しました。

幸い、施設の外には出ないというプログラムは機能しているようなので、今のうちに撃破してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地に向かい、施設内にコルヴィスを進ませる。すると損傷したゲッペルトが3機いた。

 

ゲッペルトのパイロットA

《おお!来てくれたか!この先だ···我々では対処できない。後は頼んだ!》

 

ゲッペルトのパイロットB

《奴はコジマキャノンを使う!気を付けろ!》

 

翔「了解、ありがとうございます!」

 

 

瓦礫が散乱し、所々火災が起きている通路を進み、コルヴィスは実験機のいるフロアに辿り着く。

そこには、3つの黒い巨大なボールのようなものが浮かんでいた。

それらが一斉にコルヴィスの方を向き、緑色の目玉のようなものがコルヴィスを捉える。

 

翔は瞬時に左へのQBで回避した。

ボールに付いている目玉のようなものからコジマ粒子をチャージし、発射してくる。

狭いフロア内では回避しにくい。

 

コルヴィスはアサルトライフルを捨て、右腕に付けていた予備の小型レーザーブレードを起動させ、斬り刻む。

しかしボールのエネルギー耐性は高く、有効なダメージは入らない。

そこで一旦距離を離し、グレネードキャノンを目玉のような部分に直撃させる。

するとそのボールを撃破することができ、コルヴィスは次のボールにグレネードキャノンを向ける。しかしそのボールの右隣にいるボールから放たれたコジマキャノンにより攻撃を阻まれてしまう。

 

2機のボールはコルヴィスに対し距離を詰めてくる。コルヴィスは右へQBすると共に床を蹴ってジャンプし、左にQBする。そして近くにいたボールを蹴ってボール達の背後に回り、逆さまになって近接信管ミサイルを放つ。

爆煙の中から緑色の光が輝きだした瞬間にコルヴィスはグレネードキャノンを放ち、2機目のボールを撃破する。

最後の1機はコジマキャノンを回避し、チャージが終わる前に撃破した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、トーラス本社に招待された翔。

社長の執務室にて金髪のボブカットの女性がおり、どうやら社長自ら礼が言いたいそうだ。

 

ボブカットの女性「実験機の件は本当にありがとうございました!トーラス社長『リサ·ヴォイス』です!」

 

礼を述べた後、何か言おうとしているのか少しあたふたしている。それを秘書が横から···

 

秘書「ほら、彼に頼むことがあるんでしょう?」

 

リサ「あ、はい!·····コホン、1つ依頼を受けてはもらえませんか?」

 

翔「依頼?」

 

リサ「はい···その···我が社のネクスト『アクアビットマン』でオーダーマッチに勝利してください!報酬はもちろん用意しますし···その···あなたのネクストに使われているトーラス社製品の性能を、あなた好みに改良します!」

 

翔「なるほど···でも、なんで僕に?」

 

リサが事の経緯を説明し始める。

 

リサ「あの、このトーラスという企業がリンクス戦争の頃の旧アクアビットと旧GAEの人達から成り立ってることは知ってますよね?それで風当たりが強くて···やっと作った新型ネクストだって、性能はとても高いのに、トーラスってだけで新人リンクスに嫌がられたり···」

 

リサは悔しそうな顔で続ける。

 

リサ「その中でも、特にアクアビットマンは、元となった2つの企業の元社員達は誇りに思ってたんです。でも、結局使われないどころかネタに使われたりしてて·····前社長は『アクアビットマンはヒーローになりえる』と言ってました···だからそれを実現させたいんです!」

 

翔「話してくれてありがとうございます···受けましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

オーダーマッチの相手はランク11『トラセンド』に乗る『ダリオ·エンピオ』である。

『最もアクアビットマンを侮辱したリンクス』としてトーラスではブラックリストに入れられているリンクスである。

マップは廃ビルの建ち並ぶ砂漠である。そこで青いカラーリングのネクストであるアクアビットマンと赤と白のカラーリングのネクストであるトラセンドが対峙する。

 

ダリオ《はっ、そんな機体で勝てると思ってんのかよ?》

 

翔「やってみなければ、分かりませんよ?」

 

シミュレーターの開始ブザーが鳴る。

確かに、アクアビットマンのエネルギー消費はかなり激しい。だがそれを高いAMS適正で補い、進む。

レイブン時代にやっていたように、エネルギーがある程度減ったところでジャンプし、少しずつエネルギーを回復させていく。

するとトラセンドがレーザーキャノンを放ってくるが回避し、接近する。

今度は『チェーンガン』を連射してくるが、高いPA性能により防ぎつつ、接近する。

しかし今度は右腕のレーザーライフルを放ってくるが、エネルギーに余裕がないアクアビットマンは左右へのステップで回避する。

 

リサ《ああ···アクアビットマンが、突き進んでいる···フフフフフ···》

 

リサは頬に手を当てながら微笑み、画面を凝視している。

 

ダリオ《馬鹿め、近づいたらこれがあるんだよ!》

 

トラセンドは盾のような形をしたレーザーブレードを起動させ、自ら接近してくる。

アクアビットマンは下から右手のチャージ中の『コジマライフル』の銃身でレーザーブレードを付けた左腕を上に弾き、こちらの左腕のレーザーブレードで切り上げる。そしてそのままの勢いで回転し、トラセンドの顔面にフルチャージしたコジマライフルを至近距離から直撃させる。

 

そして再びレーザーブレードで切り裂く。空中へ逃げようとしたトラセンドのメインブースターをノンチャージのコジマライフルで撃ち抜く。

落ちた所にタックルをして廃ビルに激突させる。そしてレーザーブレードをコックピットに突き刺し、勝利した。

 

翔「これが···アクアビットマンだぁぁぁぁぁっ!」

 

空に向かってフルチャージコジマライフルを放つ。

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

翔、後のAFの元となるやつと出くわしましたね···

●トーラス
旧アクアビットと旧GAEの社員が合流して作り上げた会社。旧アクアビットはコロニーを蹂躙し、旧GAEは内部粛清されたため、他社からの風当たりは強い。
しかし社員は研究熱心な者が多く、技術に対しては特に誠実である。

●リサ·ヴォイス
金髪のボブカットで身長162cm、26歳で10月29日生まれ。
最近トーラスの社長になったばかりで、気弱なところもあるが技術力への信念は熱く、その熱意と誠実さ故に社員からの信頼は厚い。
しかし、脳内では『あの翔って人、とても大きそうね···ジュルリ』といった事を考えてたりもするため、ストッパー役の秘書の苦労が絶えないとか···

●アクアビットマン
青いカラーリングでトーラスのエンブレムがつけた軽量2脚ネクスト。
武装は右手にコジマライフル、左腕にレーザーブレード、両背部にPA増幅装置を装備。
素の耐久は低いものの、高いエネルギー耐性とPA性能が自慢。
ネクストを世のヒーローにしたかった開発者が名付けた。
武装のパターンはいくつかあるが、今回翔は右手にコジマライフル、左腕にレーザーブレード、両背部にPA整波装置を付けている。

●コジマライフル
コジマ粒子をチャージして発射するライフル。フルチャージの火力はかなり高いがチャージにPAを消費する。

●PA増幅装置
コジマ粒子を更に増加させる事でPAを強化する装置。

●ダリオ·エンピオ
茶髪の天然パーマで身長180cm、34歳で5月8日生まれ。
ローゼンタール所属でランクは11で搭乗ネクストはトラセンド。
権力志向が強い野心家であり、常に他リンクスを蹴落としたりする事を考え、自分以外のリンクスや民間人を見下している。

●トラセンド
赤と白のカラーリングで葉でできた冠のエンブレムをつけた中量2脚ネクスト。
武装は右腕にレーザーライフル、左腕にレーザーブレード、右背部にチェーンガン、左背部にレーザーキャノンを装備している。
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