アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0) 作:ダイヤモンド傭兵
約束通り、強化されたトーラスのパーツが納入されるが、それと同時期にある事件が起こる···
トーラスの願いを果たした翔だが元に、強化されたトーラスのパーツが納入された。
といっても、コルヴィスに使われているトーラスのパーツはジェネレーターだけなのだが···
翔「凄い···」
エネルギーの出力が上がり、更に少量だが軽くもなっている。これであれば、半永久的に空中に飛んでいられる。
早速シミュレーターでビュンビュン飛びまくる翔。
だが嬉しいことばかりではなかった。パーツの納入の後すぐにある事件が起こったのだ。
『ラインアークの守護神ホワイト·グリント、撃墜』
詳細をラナに聞くと、どうやらラインアークにランク1ステイシスとランク17『フラジール』、更には多数のノーマルと航空機までが攻め込み、ホワイト·グリントとストレイドが防衛に当たったが、ホワイト·グリントは撃墜、生き残ったのはストレイドだけであり、ラインアークの被害は甚大とのこと。
それも、翔が候補生達との模擬戦に参加している最中の事だった。
ラナ「おそらく、企業連は翔がラインアーク側につくことを予想して模擬戦の依頼を出したのだろう。それと、アレスは生きているそうだ」
翔「そんな·····母さん、1つ提案があるんだけど···」
ラナ「分かっている···だが、真っ当な人間のみだ」
翔「うん···分かってるよ···」
翌日、ラインアークにとある連絡が入る。
『こちらの本拠点にラインアークの皆様を迎え入れます。ただし、真っ当な人間のみです。そのリストはこちらです。添付:リスト』
フィオナ「これって···」
アレスは頷く···
フィオナ「ええ···受けましょう」
2日後、ラインアークに迎えの輸送機がやって来る。その護衛として翔の乗るコルヴィスとナインボール4機が周囲を警戒している。
レイヤードに迎え入れられなかった者が騒いでいるが、ナインボールがパルスライフルの銃口を向けると大人しくなった。
ラナ《なるほど、後の禍根の芽は摘みたいか···翔、ネクスト『トラセンド』とノーマルだ。ノーマルはナインボールに任せて、翔はネクストをやれ》
翔「了解···ダリオさん、相手は非戦闘員の民間人ですよ?」
ダリオ《そんなことは知ったこっちゃねぇ···てめえ、オーダーマッチの事覚えてるよな?ここでそいつらと一緒に潰してやる》
翔はアサルトライフルの射程内にトラセンドを捉えると、関節を狙ってアサルトライフルを連射していく。
しかしトラセンドは輸送機や民間人のいる方向を優先して狙ってくるため、コルヴィスはそれをさせまいとトラセンドの右腕関節とレーザーライフルを破壊し、至近距離から近接信管ミサイルを胴体に直撃させる。
更に背後に回り込んでレーザーブレードで背部武器を切り落とし、レーザーブレードを付けた左腕は近距離からのグレネードキャノンで破壊する。
翔「引いてください。今なら殺しはしません」
ダリオ《てめぇ···どこまで···どこまで俺をコケにするつもりだぁぁぁぁっ!》
トラセンドは走って輸送機の方向へ向かう。翔がレーザーブレードを起動させようとしたとたん、4機いるナインボールのレーザーキャノンがPAの切れているトラセンドの顔面に発射される。
ナインボール達は怯んだトラセンドの足の関節をレーザーブレードで切り裂き、レーザーキャノンをコックピットのある場所に向けて集中砲火する。
ハスラー《お前は、ここで殺しておかねばならない》
翔「父さん···」
ハスラー《翔、これはもうどうにもできない。お前がハイエンドに乗っていた頃の航空機とほぼ同じだ···》
ダリオ《殺してやる···どんな手ぇ使ってでも殺してやる!》
ハスラー《消えろ···"翔に対してのイレギュラー"!》
4機のナインボールのレーザーキャノンがトラセンドのコックピットに向けて連射され、弾切れになるまで撃ち続ける。
夕暮れの中、トラセンドから生体反応が消えた···
その後、無事レイヤードにラインアークの人々は迎え入れられ新たな生活を始める。
そして企業連はラインアークの人々の場所を探したが、結局見つけることはできなかった。
読んでくださり、ありがとうございます!
翔、重大な選択をしましたね···