アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0) 作:ダイヤモンド傭兵
世界は進み、動き出す。
朝、リサから翔に連絡が来た。
リサ《私達トーラスもそちらに受け入れてはくれませんか?》
翔「どうして?今のままでもやっていけると思うけど?」
リサ《私達は技術屋であって、道具ではないんです。けれど、もうインテリオルのやり方にはうんざりなんです!まともな情報を送ることは一切なく、そのせいで我が社のリンクスを含めた社員が傷つくことも少なくありません···
けれど、まともな情報を送らないことをインテリオル側のリンクスに咎められても改善しようとせず、更に陰湿な嫌がらせをしてくる始末···》
リサは、いやトーラスの社員はインテリオルに相当鬱憤があるようだ。
リサ《だからお願いです。私達もそちらに入れてください!もちろん、ただでとは言いません。私達の技術や資金、使って構いません!》
ラナ《そこまで言うのなら、期待して構わないのだな?》
リサ《任せてください!》
トーラスをレイヤードに入れてから数日、インテリオルは内外から叩かれているが、翔にとあるアドレスからメッセージが届く。
『戦争の真実を知りたいか?知りたいならシャチを追え』
翔「これ···罠かもしれない。でも、もう戦わなくて良い日が来るのなら、掴みたい」
ラナ「なら、私がシャチの元まで連れていこう」
パル「じゃあ、私は翔の身辺警護ですか?」
翌日、ラナが"シャチ"に辿り着いたので、"シャチ"と連絡をとることに。
男性《初見となる。こちら、『マクシミリアン·テルミドール』だ》
ラナ「そちらの要件は?」
テルミドール
《率直に言えば、我々『ORCA旅団』に来てほしい。それか協力をしてらいたい》
翔「ORCA旅団?」
テルミドール
《ああ。これまで起こった『アルテリア施設』の襲撃は、我々が行ったものだ···だが、これには理由がある。それを聞いてほしい》
ラナ「良いだろう」
テルミドール
《これから話すのは煽動であり、同時に事実だ···》
テルミドールは事の経緯と真実を話す···
まず、企業自らが汚染した地上を見限って空に住むための『クレイドル』に住む者は富裕層と企業関係者のみだということ。
次に、そのクレイドルのエネルギーもコジマ粒子のため、清浄な空をすら汚染し始めているという矛盾。
しかし、宇宙というフロンティアへ旅立とうとも、企業達がばらまいた『アサルトセル』により、宇宙へ行くことができない。
また、それをネクストなどで破壊してもそれが大量のデブリとなってしまうため、結局宇宙へは行けなくなる。
それを解決するのがORCA旅団の保有している衛星軌道掃射砲『エーレンベルク』であること。
そしてエーレンベルクに必要なエネルギーもコジマ粒子。
そのため、クレイドルにエネルギーを供給するアルテリア施設を奪取し、そのエネルギーを使う必要がある。
そして、そもそもの発端となったアサルトセルは企業達が自らより秀でた者を、ただ排除するためにばらまき、結局は大気圏上を埋め尽くしてしまったのである。
そして···その罪を隠匿するために起こしたのが、あの国家解体戦争であり、リンクス戦争も、今続いている戦争も、全て罪を隠匿するためだけに行っていることであること···
テルミドール
《そのため、企業の罪を精算し、宇宙へのフロンティアを切り開く···それが我々ORCA旅団の目的だ···また、そのための痛みは甘んじて受け入れるつもりだ》
ラナ「なるほど···」
ハスラー《情報を調べた。どうやら本当のようだ》
翔「僕は···」
翔が出した選択とは···
まさかのトーラスがインテリオルから離反してしまいましたね···
(まあ、インテリオルがやった事がやった事なだけにね···)
ちなみに、リサは最近社長になったばかりなので、サルトセルには関わってませんし知りません。
●マクシミリアン·テルミドール
後に詳細を出します。
●アサルトセル
企業達が揃いも揃って打ち上げまくった自律兵器。銃口は下に向けられているため、同士討ちはしない。
しかし近づくものを無差別に攻撃する。
●アルテリア施設
クレイドルにコジマ粒子のエネルギーをマイクロウェーブで送る施設。
●クレイドル
企業関係者と富裕層のみが住むことを許された"ゆりかご"。1つにつき2000万人が居住している。
また、リンクス達は『危険性がある』との理由でクレイドルに住むことは許されていない(しかし結局はアレスが強すぎた事がトラウマなだけ)。
余談だが、リサは技術者と同じ立場にいたいとの理由から、地上に残った。
●エーレンベルク
衛星軌道掃射砲。衛星を送り込める範囲内であればデブリなどを塵1つ残さず消し去れる。