アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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翔とエーアストが戦っている間、他のリンクス達も各々の場所で戦いを繰り広げていた···

※アプデ前より大幅に変更されていますので、ご了承ください。


第26話 総力戦(ver2.0)

リリウム「エーアスト、無事でいてください···」

 

王小龍《リリウム、来たぞ》

 

リリウムと王小龍はBFF管轄である大規模コジマエネルギー施設『スフィア』を同施設を防衛している専用のノーマル部隊『サイレント·アバランチ』と共に防衛していた。

オペレーターからの情報によると大量の爆撃機とノーマル部隊が接近してきているという。

 

王小龍《おそらく後続の部隊がいるはずだ、できるだけ消耗するなよ》

 

リリウム「はい!」

 

吹雪が吹き荒れる中、リリウムの乗るアンビエントは空へ飛び上がり王小龍の乗るストリクス·クアドロは高所で狙撃体勢に入る。

スフィアの立地は雪に覆われており、身を隠す場所はほとんど無い。しかしこの吹雪が互いの視覚を遮っている。

 

するとレーダーに爆撃機を捉えたリリウムは肩のステルス装置を起動させ、より高い位置から攻撃を仕掛ける。アンビエントの右手のレーザーライフルが爆撃機の右翼を撃ち抜き、左手のアサルトライフルの連射により爆撃機は撃墜される。

更にアンビエントは他の爆撃機にも攻撃を続け、爆撃機は次々と撃墜されていく。

 

爆撃機を護衛していたノーマルのアージン達も攻撃を受けて撃墜されていく。しかし一部のアージンは爆撃機の護衛を諦めてスフィアの方向へ向かった。

 

企業連はスフィアを制圧することでORCA陣営の供給を削げると思い部隊を送ったのだが、王小龍に察知されていた。

現に、スフィアへと向かったアージン達はストリクス·クアドロとサイレント·アバランチによって狙撃され、次々と撃墜されていっている。

 

オペレーター《敵増援を確認、ランドクラブとノーマル部隊です!》

 

今度は陸路からスフィアに企業連の部隊が接近してきている。量産型かつ多脚型AFであるランドクラブはキャタピラで越えられない壁があると前後に丸められていた脚部を展開して乗り越え、ノーマル部隊を乗せた輸送車は壁を迂回して進んでいく。

 

ストリクス·クアドロは狙撃地点から移動し、アンビエントの後方に向かうとアンビエントと距離を保ちつつ敵の増援へと向かっていく。

それを見たサイレント·アバランチの一部はアンビエントとストリクス·クアドロ支援のために狙撃ポイントと陣形を変更する。

 

アンビエントは地上からランドクラブの周囲を回りつつ4つの3連装砲に注意しつつそれを破壊するために攻撃する。ストリクス·クアドロはランドクラブ側面のミサイル砲台を破壊し、アンビエントに攻撃しようとするソーラーウインド達を攻撃している。

そしてそこから抜けてスフィアに向かうソーラーウインドをサイレント·アバランチが攻撃していく。

 

そしてランドクラブは全ての砲台が破壊され、ソーラーウインド部隊は全滅したため、ランドクラブは移動を停止し搭乗員達は降伏した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有澤「ヴォイス、お前はそれで良いのか?」

 

リサ《はい!有澤社長や皆だって戦うんです!私も、やれることをやります!》

 

リサはトーラスの開発したAF『ソルディオス』に戦闘員と共に乗り込み、有澤と共に有澤重工の社員(まともな者のみ)が退避するための護衛を担っていた。

しかしやはり企業連の戦力が現れる。それは独立傭兵部隊『コルセール』だった。

 

コルセールの長である『フランソワ=ネリス』の乗る黄色と茶色のカラーリングで財宝の溢れる宝箱のエンブレムをつけたのタンク型ネクスト『バッカニア』と彼女の率いているネクストが2機の計3機のネクストが有澤達に向かってきている。

 

有澤「バッカニアは私がやろう、他は任せたぞ」

 

リサ《はい!》

 

有澤の乗る雷電とバッカニアは向かい合う。

 

有澤「企業連の求めるものに未来など無いことが、まだ解らないのか!?」

 

フランソワ「アタシにはそんなの別に関係ない···家族が養えればそれで良いんだ!」

 

互いに攻撃を放ち、バッカニアの武器腕レーザーと雷電の武器グレネードが互いに直撃する。

有澤は自身の機体がエネルギー耐性が低い事は知っている。しかし今の一撃はバッカニアの思いを受け止めるつもりで受けた。

 

有澤「有澤重工、雷電···参る!」

 

 

 

ソルディオスは2機のネクストを相手に戦っており、名前は不明だがテルスベースの赤い中量2脚ネクストとサンシャインベースの青い重量2脚ネクストはそれぞれ別々に攻撃を仕掛けている。

ソルディオスの護衛に務めていたゲッペルト達は全滅しているが、仮にもAFであるソルディオスは簡単には撃破できない。

特にテルスベースは両手のライフルがメインのため、有効打を与えられずにいる。

 

そしてソルディオスの上部からから飛び立った6つのオービット『ソルディオス·オービット』のコジマキャノンにより更に本体への攻撃が難しくなっている。

サンシャインベースがオービットのコジマキャノンを回避した瞬間、回避した方向に別のオービットがコジマキャノンを放つ。これによりサンシャインベースは中破してしまう。

テルスベースが助けに入ろうとするが、背後と右側面からコジマキャノンを右足に受けてしまい、右足を失ったテルスベースはうつ伏せに倒れる。

とどめにオービット達が2機の手足を破壊することで制圧した。

 

 

雷電はOIGAMIの砲塔をバッカニアの武器腕レーザーに撃ち抜かれており、武器腕グレネードのみで戦っている。

互いに不利な相性ではあるものの、耐久に関しては雷電の方がかなり勝っており、それがフランソワを焦らせていた。しかし戦場では焦りが致命的な瞬間を生んでしまう事もあり、この時もまたその瞬間を生み出してしまった。

 

バッカニアは建物の上から回り込んで撃ち下ろそうとしたが、雷電は武器腕グレネードで建物を破壊すると共にバッカニアに損傷を与える。

バッカニアはその際、脚部に大きな損傷を受けてしまったために上手く着地ができずに転倒してしまう。タンク型にとって転倒は致命的であるために更にフランソワは焦ってしまう。

 

フランソワ《チクショウッ!チクショウッ!》

 

有澤「···向こうも制圧されたようだ。今ここで降伏すれば悪いようにはせん」

 

フランソワ《···チクショウ···わかったよ···》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レナが相手をするのはAF『ギガベース』。

海路でレイヤードに向かおうとする者達がギガベースと少数の艦隊による妨害を受けているとの事であり、レナはギガベースに奇襲を仕掛けるつもりである。

そこでレナのネクストであるドゥリザーに背部に超大型ブースターである『VOB』を装備させ、遠方のギガベースへと飛び立つ。

 

出撃後、ドゥリザーがある程度ギガベースに接近したところで気づかれてしまい、ギガベースは主砲で狙撃してくる。ドゥリザーはギリギリで回避しつつ接近を続け、まもなくしてVOBの使用限界に達しVOBを切り離す。

 

レナ「おりゃあああああ!」

 

ドゥリザーは目の前の駆逐艦をレーザーブレードで斬って撃破し、そのままの勢いでOBを起動させ、ギガベースへと更に接近する。

それに対しギガベースは主砲と副砲を連射し、ミサイルも放ってくるがドゥリザーは左右へのQBで回避していく。そしてエネルギーが切れそうになったところでOBをやめて3連ロケットとマシンガンを連射して正面付近の副砲を破壊する。

 

そして空中に飛び上がるとギガベースの主砲をレーザーブレードで斬りつけ、コジマキャノンを展開してチャージを開始する。コジマキャノンのチャージの間は3連ロケットで凌ぎ、コジマキャノンのチャージが完了するのを待つ。

 

レナ「こんな時のために、シミュレーターは嫌というほどやってきたんだから!」

 

そしてコジマキャノンのチャージが完了し、主砲へと放つ。その一撃でギガベースの主砲は粉々に爆散した。そして主砲のある部位によって繋がれている2つの船体の間に着地するが、レナはあることに気づく。

 

レナ「あれ?攻撃がミサイルしか来ない···」

 

カーラ《AFには何かしら弱点があるって聞いてマース。でもこれがギガベースの弱点のようデース!》

 

ドゥリザーはレーザーブレードとマシンガンで船体の間から攻撃し、限界となったギガベースは各所から煙を出し、とどめにドゥリザーが左側の船体をレーザーブレードで撫で斬りにしたことで爆発炎上し、沈んでいく。

ドゥリザーは周囲の艦艇を見回すがどれも白旗を挙げていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パル(2脚型パルヴァライザー)とナインボール達はインテリオルのエネルギープラントを襲撃していたが、黄土色のカラーリングでコンクリートを砕くマッチョのエンブレムをつけた中量2脚ネクスト『キルドーザー』が突撃してくる。

 

キルドーザーのリンクス

《どぅおうりゃあああああああ!》

 

キルドーザーのリンクスである『チャンピオン·チャンプス』は雄叫びを上げながらキルドーザーの両腕に装備している『ドーザーブレード』で回避しきれなかったナインボールを殴り付け、そのナインボールは一撃で粉砕されてしまった。

キルドーザーが次の目標に狙いを定め、ドーザーブレードを振るおうとしたその時、キルドーザーにレーザーキャノンが直撃する。

キルドーザーが振り向くと、パルヴァライザーがいた。

 

パル「ここは任せて!」

 

ハスラー《頼んだぞ》

 

パルヴァライザーはレーザーブレードで斬りかかるが、キルドーザーは左へのQBで回避し、横腹をドーザーブレードで殴り付ける。

パルヴァライザーは回転しながら斬りつけ、そのままの勢いでしゃがんでキルドーザーの左腕に集中してレーザーキャノンを撃ちまくる。更にキルドーザーが怯んだ隙にレーザーブレードで斬りまくる。そして背後にまわり、背中を滅多斬りにし脆くなった所にレーザーブレードをコクピットに向けて突き刺す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてダンとカニスはアルゼブラ社の補給基地で灰色のカバーリングで雪山とユキヒョウの描かれたエンブレムをつけたネクスト『マロース』と交戦しており、マロースのリンクスである『イルビス·オーンスタイン』は憎悪を隠さずに剥き出しにしている。

 

イルビス《大アルゼブラのために!貴様らを肥溜めにぶちこんでやる!》

 

マロースの3次元機動に、2人はついていけていない···そしてどんどん装甲を削られていってしまう···

 

カニス「ちくしょう!速すぎる!」

 

ダン「俺は···クソッ!」

 

ダンの乗るセレブリティ·アッシュの背部にマロースのグレネードキャノンが直撃する。

そして直撃部分にマシンガンを連射される。

しかしカニスの乗るサベージビーストのレーザーライフルがそれ以上の攻撃を防いだ。

マロースの注意はセレブリティ·アッシュから外れたが、サベージビーストの右手のアサルトライフルは既に弾切れである。

 

ダン(このままじゃ···落ち着け、落ち着くんだ!)

 

セレブリティ·アッシュは右背部にある分裂ミサイルを起動させ、ロックオンし発射する。

そして、サベージビーストの放ったレーザーライフルが奇跡的にマロースの足の関節にあたり怯む。そしてそこに分裂した4つのミサイルが全弾命中しマロースは更に怯む。そこにセレブリティ·アッシュはレーザーブレードでマロースの右腕を斬り上げて切断する。

 

カニス「うおおおおおおおっ!」

 

サベージビーストは、アサルトライフルの銃剣のように尖っている部分を、マロースのコクピットに深々と突き刺した。

そして、マロースはゆっくりと機能停止した···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、企業連の攻撃は遂に止み、作戦は成功する。

 

皆が歓声を上げ、その後は負傷者を運ぶ。

 

 

 

 

 

しかし···翌朝に世界を震撼させる事件が起きる。

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

今回はどうだったでしょうか?感想お待ちしています!

●ソルディオス
トーラスのAF。第19話で出てきた『ボール』を改良し、それを改造した『ランドクラブ』に搭載したもの。
かつてボールだった『ソルディオス·オービット』はコジマキャノンだけでなく、AAも搭載され、かつては浮遊移動だけだったのが、スピードが上がり、QBすらできるようになった。

●ランドクラブ
GAの多脚型量産型AF。しかし後にギガベースが作られたことにより生産終了している。
3連装砲を4つ搭載し、普段はキャタピラで進むが、悪路などは蟹のような足を展開して進むことが可能。
しかし機体の真下に潜り込まれると何も抵抗できないため、そこが致命的な欠陥となっている。

●コルセール
フランソワが長を務める独立傭兵部隊。
互いを家族と呼び、多くのリンクスが所属している。

●フランソワ=ネリス
金髪のロングヘアで身長161cm、31歳で1月22日生まれ。
コルセールの長でありカラードランクは23。
コルセールをまとめるだけのリーダーシップがあるものの、戦闘ではまだ粗さが目立つ。
"家族"を養うために戦っているが、それ故に家族を優先しすぎる時もある。

●バッカニア
黄色と茶色のカラーリングのタンク型ネクストで財宝の溢れる宝箱のエンブレムをつけている。
武装は武器腕レーザー、右背部に散布型ミサイル、左背部にパルスキャノン、肩にASミサイルを装備している。

●ギガベース
GAの量産型AF。
超射程の主砲と2つに別れた船体が特徴。水陸両用であり、主砲とは別のレールガンを推進力代わりにして海上を進むことが可能。
しかし2つの船体の間に潜り込まれると、ミサイル以外の抵抗手段が無くなってしまうため、そこが致命的な欠陥となっている。

●チャンピオン·チャンプス
金髪のモヒカンで身長180cm、34歳で6月1日生まれ。適正は54%。
独立傭兵でランクは30
かつてボクシングチャンピオンでもあったリンクスで、主に解体作業を請け負い、戦闘はあまり得意ではない。

●キルドーザー
黄土色の中量2脚型ネクストでコンクリートを砕くマッチョのエンブレムをつけている。
武装は両腕にドーザーブレード、右背部に高速ミサイル、左背部にグレネードキャノンを装備。

●ドーザーブレード
殴り付けることを前提としている鉄塊。
他のどの武器よりもクセが強く、過去にボクシングチャンピオンであったチャンプスだからこそ使いこなせたのかもしれない。

●イルビス·オーンスタイン
茶髪の短髪で身長185cm、35歳で12月6日生まれ。適正は70%。
アルゼブラ所属でランクは14。
アルゼブラを狂信しており、アルゼブラの命令であれば誰であろうと殺害する。
また、イルビスの本領を発揮できるのは雪山や濃霧のある場所である。

●マロース
灰色のカバーリングの軽量逆関節ネクストで雪山とユキヒョウの描かれたエンブレムをつけている。
武装は右手にライフル、左手にマシンガン、右背部にグレネードキャノン、左背部に増設レーダーを装備。
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