アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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クレイドルを撃墜し、1億人を殺害したエーアスト。彼を討伐するため、最高クラスのリンクスが集まる。


クリスマスの時期にあまりやりたくはなかった内容で、初投稿時はクリスマス当日だったのでその前にアプデしました。


第28話 Scorcher(ver2.0)

エーアストは己の師であり、母でもあるセレンに呼び出され、大規模アルテリア施設『カーパルス』に向かう。

 

オールドキング

《よう首輪付き、やっぱり来たか。俺はテルミドールに呼び出されたが、何が起こるかは解ってるだろう?》

 

エーアスト「ああ···」

 

オールドキング

《なら良い。派手にやろうぜ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海にそびえ立つ防壁に囲まれた施設に入ると、対面の防壁の上に6機のネクストが立っていた。

左から順に『マイブリス』『レイテルパラッシュ』『アンサング』『アンビエント』『ノブリス·オブリージュ』···そして、セレンの乗る桃色の機体『シリエジオ』が立っている···

 

リリウム《偽りの依頼、失礼いたしました···理由は···お分かりですね?》

 

リリウムは怒りと悲しみが混ざった声で言った。

 

ウィン·D《殺しすぎだ···お前らは···》

 

ウィン·Dの言葉は怒りを含んでいる。

 

ロイ《あんたらがどういう意図でやったのかは知る気もないが、ツケは払えよ?》

 

ロイの言葉にも怒りが含まれている。

 

ジェラルド《貴様らがただ殺すだけの獣だったとはな···》

 

ジェラルドはどこか呆れた雰囲気で言った。

 

テルミドール《貴様らはORCAの名を貶めただけでなく···翔の思いも踏みにじったのだ!》

 

テルミドールは確かな怒りと憎しみを叩きつけ···

 

セレン《エーアスト、お前とこうなるとはな···狩らせてもらうぞ》

 

セレンは確かな覚悟が···

 

 

 

 

こうして、小さな"戦争"が始まった···

 

 

 

 

 

 

推奨BGM『STAIN』

 

 

向かってくるアンビエント、シリエジオ、アンサングに対しストレイドは突撃する。

ストレイドはまずアンビエントに狙いを定め、ショットガンを放つと同時にフレアを射出する。3機から放たれた複数のミサイルはフレアに釣られて飛んでいく。

更にアンサングがストレイドの背後からレーザーバズーカを発射するが、ストレイドは左へQBしQTで振り向くと同時にレールキャノンをアンサングの右腕に命中させ、アンサングの右腕はアサルトライフルを持ったまま千切れて海に落ちていった。

 

リリウム《どうして···どうしてですか!?》

 

アンビエントはストレイドに向けてアサルトライフルとレーザーライフルを連射するが、急所に当てないようにしている。

 

リリウム《企業の人々の多くは罰を受けるべきだったかもしれません···けれど、そうでない人までまとめて殺す必要は無かったはずです!》

 

ストレイドはリリウムの上から背後に向かってQBし、シリエジオにショットガンを撃ち込んで怯ませる。

 

リリウム《私もセレンさんも、翔さんだって···あなたを信じてきたんですよ!》

 

ストレイドはアンビエントの胴体にショットガンを撃ち込み、レーザーブレードを突き刺す。

その瞬間に···

 

エーアスト「すまない、リリウム···」

 

エーアストは一言呟いた。

翔がやってきたように、できるだけ痛みを与える事なくコクピットを貫いた。

そしてQTで振り向き、レールキャノンをシリエジオの左肩の関節に撃ち込み、シリエジオの左腕は吹き飛んでいく。

そして飛んでくるアンサングのPMミサイルを回避し、アンサングに向かう。

 

テルミドール《あと少しで、あと少しで平和的に終わるはずだったんだぞ!》

 

エーアスト「平和など、来るわけがない···」

 

ストレイドはアンサングの両足を切り落とし、コクピットに向けてレールキャノンを直撃させる。

反応の無くなったアンサングは海へと落ちていく···

するとオールドキングから無線が入る。

 

オールドキング

《へへっ···エーアスト、良かったぜ···お前とは···》

 

オールドキングの乗るリザが撃破され、マイブリス、レイテルパラッシュ、ノブリス·オブリージュの3機が向かってくる。

 

 

 

 

 

オールドキングの目には不思議な光景が映っていた。

目の前に、亡くなったはずのオールドキングの妻がいた。

 

女性「ねぇ、どうしてこんなことしたの?」

 

オールドキング「リザ···リザなのか!?···俺は···俺はただ」

 

オールドキングの声は悲しげである。

リザと呼ばれた女性はオールドキングを抱き締め、耳元に囁く。

 

リザ「解ってる···けれど、こんなに殺して···バカ···」

 

オールドキングは抱き締め返して泣き叫ぶ。

 

オールドキング「リザ···すまない!リザ、リザァァァァァ!」

 

この瞬間、オールドキングは初めて自身の行いに後悔した。

水中に落ちたネクスト『リザ』は、その瞬間に爆散した···

 

 

 

 

 

 

ノブリス·オブリージュはレーザーブレードを振り下ろすが、ストレイドはレーザーブレードで受け止め、鍔迫り合いになったがすぐにストレイドはノブリス·オブリージュを蹴り飛ばした。

 

ジェラルド《生きやすいものだな、"獣"は···》

 

ノブリス·オブリージュは背部の天使の翼のようはデュアルレーザーキャノンを展開し、ストレイドへ放つがストレイドは右へのQBで回避するが左のフレアを破壊されてしまう。

そしてノブリス·オブリージュへ向かってQBし接近したストレイドはレーザーブレードでノブリス·オブリージュのコクピットを貫いた。

 

そのストレイドの背後からレイテルパラッシュがマイブリスの援護を受けながら迫るが、ストレイドは左右へQBしながらレイテルパラッシュの左足をショットガンで破壊する。

バランスを崩して防壁に機体を擦り付けながら倒れたレイテルパラッシュにストレイドはレールキャノンを撃ち込んだが、レイテルパラッシュとの間にマイブリスが割り込む。

 

ウィン·D《ロイ!》

 

レールキャノンの砲弾はマイブリスを貫いた。

 

ロイ《ガハッ···言ったろウィンディ?美人の涙が最優先だって?》

 

マイブリスは倒れ、ロイの生体反応がゆっくりと消える。シリエジオがレイテルパラッシュにとどめを刺そうとするストレイドへレールガンを放ち、自身へ注意を向ける。

 

ウィン·D《よくも···よくも···エーアストォォォォォ!》

 

レイテルパラッシュはストレイドに向けてレールガンの最後の1発を放つが、ストレイドはQTすることでダメージを最小限に抑える。

そしてストレイドはレイテルパラッシュに急接近し、レイテルパラッシュのコクピットにレーザーブレードを突き刺す。

 

セレン《エーアスト···》

 

そして、陸とカーパルスを繋ぐ橋でストレイドはシリエジオと対峙する。

2機は無言で銃口を向け、引き金を引く。放たれた互いの銃弾はどちらもコクピットを貫いた。

 

セレン《こうなることは、知っていたさ···私が見込んだのだからな···ガハッ···お前に殺られるのも、悪くない···ゴブッ···なぁ、私は···お前の母親で、いられたか?》

 

セレンは穏やかな表情でそう尋ねた。

エーアストが答える前にシリエジオは爆散した···

ストレイドに当たった弾は、エーアストの頭を掠め、エーアストが死ぬことは無かった···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7機のネクストの残骸が残る中、ストレイドは夕日に向かって飛び立った。

そして、この時流したエーアストの涙は誰にも知られることはなかった···

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

難易度は上げましたが、原作ではここまでですね。では次回からは『答えの先』へと行かせてもらいます。

···にしてもカーパルス戦を6機とか絶望すぎるんだが( ;ω;)

●シリエジオ
桜色のカラーリングの中量2脚ネクストで赤い花の髪飾りをつけた女性の描かれた桜の花弁のエンブレムをつけている。
武装は右手にレールガン、左手にパルスライフル、右背部にASミサイル、左肩に増設レーダーを装備。

●セレンの過去
セレンは元インテリオル所属のリンクスで、適正は71%。しかし人体実験をやめなかったインテリオルに限界を感じてエーアストを連れ出した。
その後はエーアストの母親として接し、リンクスとして志願したエーアストを鍛え上げた。
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