アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0) 作:ダイヤモンド傭兵
果たして、翔は無事試験を終えられるのか?
あれから12年、17歳となった翔は憧れていたレイヴンとなるため、レイヴン試験へと挑むことにした。
基本的に筆記や面接は無く、基本的な操作方法を習った後、実地試験へと向かうのである。
なぜなら、レイヴンとは監視下に置かれ、AC用パーツを製造している3つの企業が政治の実権を握るレイヤードにてほぼ唯一といって良い"本当の自由"を持つ存在であり、傭兵となるも良し、アリーナに出るも良し、あるいはアリーナ専門となるも良し。
(ただし、特定の企業専属となるのは禁止されている)
だがなぜレイヴン試験には筆記と面接が無いか···それは、レイヴンに必要なのが"力"と"意志"だからだ。
ラナ《もうすぐ作戦エリア上空だ、気を引き閉めろ》
翔「うん···ふぅ~···き、緊張してきた···」
翔はそこまで美形でないながらも、それなりに整った顔つきになっており、その顔つきはどこか仔犬のようである。また、ラナが試しにやってみた筆記問題だが、壊滅的にできていなかった(特に数学や物理)。
そう、翔はスポーツはできるのだが、筆記がとても苦手なのである。そのため翔にいくつかテストをやってみたが、翔は発達障がいがあることが判った。
ラナ(計画に支障が出る範囲でないことは良かったのだが···)
ラナ《今回の作戦は、工場地帯を占拠した武装集団の撃破だ。失敗すれば、その時は死ぬだけだ》
翔「うん···」
ラナ《作戦エリアに到達、機体投下!作戦開始!》
カラーリングが施されていない灰色のACが投下され、着地する。
翔「これに生き残れば!」
翔の乗るACはレーダーを便りに敵を発見し、青いカラーリングの逆関節型MT『
オストリッチのパイロット
《ACだっ!うわぁぁっ!》
ACは左腕のレーザーブレードを起動させ、MTの足を切断する。しかし、接近するまでにオストリッチの頭頂部にある機銃が左肩に命中した。
そして右に旋回し、ライフルを次のMTの足に向けて連射、動きを止め、レーザーブレードで機銃を切り落とす。
スクータムのパイロット
《やりやがってぇっ!》
後方の高台から茶色の人型MT『スクータム』が右肩と接続されているバズーカを発射し、その砲弾はACの近くの地面に着弾する。
ACは飛び上がり、左背部に装備されている小型ミサイルをロックオン、発射した。ミサイルは人型MTの右腕に当たり、バズーカごと爆発する。
スクータムのパイロット
《うおわぁぁぁっ!》
よろけたスクータムは火薬庫に向けて落ちそうになるが、ACは左手を掴み、引き戻した。
翔「だ、大丈夫ですか!?」
スクータムのパイロット
《あ、ああ···すまない、助かった》
その後、武装集団は抵抗すること無く逮捕され、事なきを得た。
家への帰り際、車内でラナが翔に聞いた。
ラナ「···翔、なぜ敵を生かした?」
翔「殺すのは、嫌だから···だって、しし死んだら誰かが悲しむ」
ラナ「···お前は今日から晴れてレイヴンなんだ。いずれ誰かを殺さなければならない時が来るだろう、それは覚悟しておけ」
翔「うん···」
家に向かう車を1羽の鴉が見下ろしており、羽ばたいていった。
読んでくださり、ありがとうございます!
ようやく翔がレイヴンになりましたね。さてこれからどうなってく事やら···
●企業
レイヤードの政治の実権を握っている。主に『クレスト』『ミラージュ』『キサラギ』の3社があり、それぞれで覇権争いを繰り広げている。
●本当の自由
人々は基本的な自由はあるものの、3つの企業によっての労働と監視を強いられているため、自由はあるようでない状態である。
●翔·ニールセン
美形でないが整った顔つきでどこか仔犬のような印象がある。身長160cmで黒髪の短髪。17歳で誕生日は4月9日。
発達障がいを持つものの、スポーツに関してはハスラー監修の元、100点のオンパレードである。とても優しい性格であり、生き物をとにかく愛している。
(しかしなぜかカラスには嫌われている)
●
青いカラーリングで、鳥の足のような形をした逆関節型MT。
機体の頭頂部にセミオートタイプの機銃が付いている。
●スクータム
茶色のカラーリングの人型MT。
右肩と接続されているバズーカと左手に持ったシールドが特徴。
しかし今回はコストを抑えるためにシールドは持っていなかった。
●AC
翔の初期機体でありACNXからの初期機体。
武装は右手にライフル、左腕にレーザーブレード、右背部に小型ミサイル、左背部に増設レーダーを装備している。
バランスは良いのだが、全体的に最低限のスペックしか持たず、ミサイルも単発でしか撃てない。
●ライフル
セミオート発射の武器。
バランスも良く扱いやすい部類である。
●増設レーダー
背部に装備するレーダーであり、機体のレーダー範囲やECM耐性を増加させられる。