アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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地上の様子を自身の目で確かめるため、地上へと赴く翔。彼に待っているものとは···


第32話 盗賊(ver2.0)

地上に出た翔は廃ビルの上に登り、辺りを見渡していた···

 

翔「昔とあんまり変わってないなぁ···復興し始めたっていっても、結局荒廃しっぱなしじゃん···」

 

リサ《仕方ないですよ···人類のやることは変わってないんですから···》

 

翔「それにしても、まさかリサさんが人造人間になってるなんて···」

 

リサ《まあ、一度レイヤードで研究がストップしてたものを使って改良してっただけなんですけども···私も色々見届けたかったので》

 

リサは人造人間となって今もトーラスの社長として活動している。

そして翔が周囲を見つつリサと話をしているとラナから通信が入る。

 

ラナ《所属不明の反応が接近···ACだ》

 

翔はすぐにビルから降りてディターに乗り込む。

所属不明ACはどうやらこちらが近くに停めてあった輸送ヘリを見つけてこちらに接近してきたらしく、ディターは道路に立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明ACパイロット

《おい!金目のもんとパーツ寄越せ!》

 

翔「それは無理だね」

 

不明ACパイロット

《そうかよ···だったら奪わせてもらう、行くぞおおおおおおおお!》

 

青と黄色のカラーリングの不明ACは突っ込んでくる。

 

ラナ《あれは···盗賊団のAC『ダウンギャンブル』だ、パイロットは『WR』。最近輸送機を襲ってACを手に入れたようだな···初陣には丁度良い》

 

翔は正面から両手のライフルを連射しながら進むが、KE耐性の高い装甲に弾かれる。

ダウンギャンブルは何も持っていない腕を上げたかと思うと、両腕が折り畳まれ、肩の辺りから斧ようなブレードの付いた腕が展開される。

 

WR《最新型が負けるわけねぇだろぉっ!》

 

ディターはブレード左にQBをして回避する。

 

ラナ《あれは新型パーツの武器腕だ、この時代のACの武器腕は変形式だから手持ち武器を持てる···まあ、奴は持ってないようだがな···》

 

変形式だからと手持ち武器を持っていない事にラナは呆れた様子である。

しかしダウンギャンブルのブレードの腕前はかなり良い。しかし本体の動きが粗く、簡単に避けれてしまう。

ただ、ディターのライフルはダウンギャンブルの装甲に弾かれ、有効なダメージを入れられない···

 

そこでディターは左足のシールドを使って回し蹴りを直撃させ、近くのビルに叩きつける。

 

翔「ねぇ、どうして盗賊なんかやってるの?」

 

WR《ああ?なんでそんなこと聞くんだよ!?》

 

翔「勝ったんだから教えてよ」

 

WR《まだ、負けちゃいねぇ!》

 

ダウンギャンブルは立ち上がり、QBと共にブレードを振ってくる。しかしディターは右へQBして再び回し蹴りを当てる。その時ダウンギャンブルの左腕の関節が損傷し、ブレードが振れなくなる。

ダウンギャンブルは動ける右腕の武器腕ブレードを振り上げるが、ディターはダウンギャンブルの胴体を蹴り飛ばし、ダウンギャンブルは損傷すると共にビルに叩きつけられる。

 

WR《ちくしょう···殺すなら殺せ!》

 

翔「いやいや、そんなことしないって!·····で、君はなんで盗賊やってるの?」

 

WR《チッ···金がねぇんだよ。金がなけりゃ兄弟やダチは飢えちまう、それが嫌なだげだ》

 

翔「ねぇ、僕の住んでるところで雇おうか?」

 

WR《ハァ?》

 

翔「僕の住んでる所なら働き手が足りてない所があるし···もちろん、変な仕事はさせないよ。約束する」

 

WR《···信用できんのか?》

 

翔「そうじゃなかったら僕はこんなこと言わないよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、レイヤードでは···

 

クレスト職員「ありがとう、今度はこれを食堂に運んでくれ」

 

男の子「分かった」

 

 

ミラージュ職員「次はこの部品組み立てて···って凄いじゃない!もうこんなに組み立てて!」

 

女の子「だろ?アタシにかかればこんなもんよ!」

 

 

盗賊団のメンバーは今では各企業に就職し、働いている。既に企業環境は改善済みなので、楽しくやっているようだ。

しかし、AC乗りであるWRは翔やハスラー相手に果敢に挑み、AC乗りとしての腕を上げている。

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

VD主人公と出会う前にレイヤード組の一員となったWRとその仲間達でした!

●ディターミネイション

【挿絵表示】

赤と黒のカラーリングの中量2脚AC。
両手に持つ武器はミッションによって変えることを前提にしており、肩内臓武器もミッションによって変える。
また、背中にはフジツボのようなものがついている謎の兵器がつけられており、それは"切り札"である。

●人造人間技術
翔がハスラーに拾われる前から人間の意識を機械に移す技術はあったものの、翔とエーアストの決闘の後に研究を再開、人造人間にも意識を移すことが可能となった。

●WR(ウォーリー)
黒髪の短髪で身長170cm、21歳で4月23日生まれ。
盗賊団のリーダーであり、『ダウンギャンブル』のパイロット。まだ腕は未熟で、操作も我流で身につけたものだが、武器腕ブレードの扱いは熟練のパイロットに迫る勢いである。

●ダウンギャンブル
青と黄色のカラーリング中量2脚ACでラグビーの青いヘルメットのエンブレムをつけている。
武装は両手には何も装備しておらず、武器腕ブレードを振ることしかできない。
また、胴体パーツは盗賊団が装甲を溶接しており、僅かに耐久が上がっている。
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