アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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マギーとアルベルトとの決闘を守り抜いた翔達···
翔は"評決"のために財団と対峙する。

誰に、どのような評決が下されるのか···

フォートレス
「クラフターから貰ったこのメモを読めば良いんですね?···えっと、『評決編最終回』だそうです···それと、どうやら変更点が少し多めになってるみたいですね···あれ?筆者さん?」

犯人はクラフターでしたか(^_^;)


第41話 評決(ver2.0)

マギーとアルベルトとの決闘の後、アイザックは最期の戦いをアルベルトに挑んだ。

ネクストの量産化計画の結果産まれた機体と死神部隊隊長の搭載しれたそれを撃破したアルベルト···

 

アイザックは各地のタワーに残されていた兵器を機動させ、翔に挑戦状のようなメールを送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイザック『やぁ、久しぶりだね。僕は"例外"に負けたよ。けど僕は人間の可能性を認めない···けど、僕の出した答えがもたらす結果を確かめたい。だから君達と僕の決戦をしようじゃないか』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メールに添付されていた場所は、地図には載っていない島にある地下施設であり、財団の本拠地だった。

ラナは翔達をガレージに集める。

 

ラナ「これは、"私達の戦争"だ。レイヤードの全戦力を投入し、アイザックを叩き潰す、異論はあるか?」

 

皆は無言でラナを見つめる。

 

ラナ「よし、総員···出撃だ!」

 

すぐに全員で準備に取り掛かり、ディター達は海上を輸送ヘリで移動する。

翔やK、WRだけでなく、レイラも出撃し、主任はハングドマンを4機出撃させている。更にソルディオス·オービットや大蛇·ZF型(以下大蛇)も出撃する。

 

魔改造され、ZF型となった大蛇はグレートウォール1両程の大きさであり、もはやAFといっても良い。

 

ラナ《大蛇とパル、私とレイラで海上の道を切り開く!》

 

 

 

推奨BGM『MECHANIZED MEMORIES』

 

 

 

財団の本拠地からは大量の自律兵器が飛んできており、どれも触手の生えた黒い眼球のような見た目であり、特攻型の『AMMON(アンモン) A(以下:特攻アンモン)』とレーザーを発射してくる『AMMON S(以下:レーザーアンモン)』、巨大な特攻型の『AMMON A'(以下:大型アンモン)』がいた。

 

ディター達を吊るしている輸送ヘリは後方でソルディオス·オービットに守られており、前線にいる大蛇はグレネードガトリングとミサイルによる弾幕を形成する。

そして、その撃ち漏らしをパルヴァライザーとセラフ、ホワイト·グリントが撃破していく。

 

レイラ《こいつら、小さくて当てにくいです!》

 

ACより小さいアンモン達を撃墜するのにホワイト·グリントは苦戦しているが、今のところはディター達の方に漏れてくるアンモンはおらず、島が見えてくる。

 

 

 

 

島に着くとすぐにディター達は投下されるが、それと同時に島の中で待ち伏せしていた財団のUNAC達と未確認兵器達が押し寄せてくる。

ホワイト·グリントの分裂ミサイルと大蛇のグレネードガトリングにより、正面の第一波は殲滅できたものの、それでもまだまだ押し寄せてくる。

 

K《翔、ここは任せろ!》

 

Kは高台にいる未確認兵器『HUNTER(ハンター)』をスナイパーキャノンで撃ち抜く。シールドのような両腕部と機体上部の大型レールキャノンのあるハンターは大破し、そこにWRのライフルでトドメを刺される。

しかし別の場所からハンターが2機現れ、KとWRはその場で敵を押し留める。

 

そして地下施設への入り口に辿り着くと、ソルディオス·オービットがディター達の前でコジマキャノンをチャージする。

 

リサ《隔壁を破壊します!》

 

パル《ここは私達が防ぐから行って!》

 

ラナ《通路の大きさは翔達でなければ通れない、後は頼むぞ》

 

ソルディオス·オービットによって破壊された隔壁を抜けてディターとハングドマン達は地下施設へと乗り込んでいく。

 

 

 

 

地下施設の中にはやはりアンモンやUNAC達がおり、数が多い場所ではハングドマンが1機、殿を引き受けて進んでいく。

すると広い居住区に出たと思うと、黒いフレンチクルーラーのような兵器『GREY LOTUS(グレイロータス)』が浮遊していた。

 

主任《ここは任せなよ》

 

翔「了解!」

 

ハングドマンはここにいる1機で最後であり、ハングドマンは武器を構える。

グレイロータスは浮遊したまま高速で回転しており、ハングドマンの撃ったバトルライフルの榴弾を回転で逸らして損傷を防いでいる。

 

グレイロータスは機体上部の装置を稼働させ、小型のアンモンのような子機を大量に飛ばす。その子機はハングドマンを取り囲み、レーザーを放ってくるが、TE耐性の高いハングドマンに効果は薄かった。しかし長く受け続けるわけにはいかないため、ハングドマンは包囲網を抜けてグレイロータスに接近する。

 

グレイロータスの回転に必要なブースターは定期的な冷却が必要なようで、時折ブースターでの回転が止まり、ハングドマンはそのタイミングを狙って攻撃をしていく。

ミサイルは迎撃されてしまうが、ハイレーザーライフルの火力は大きく、グレイロータスの損傷は次第に大きくなっていく。

 

そしてグレイロータスはより高く飛び上がり、ハングドマンの上からレーザーキャノンを撃ち下ろしてくるが、ハングドマンはそのレーザーキャノンの発射口を狙ってハイレーザーライフルを撃ち込み、撃破する。

 

 

 

 

 

 

 

ディターは下へ降りていき、広い保管庫へと辿り着く。また、ディターには今回、ライフルとプラズマミサイルを装備してきていた。

そこには先鋭的なフォルムの、鳥のような兵器『SCAVENGER(スカベンジャー)』が待ち構えていた。

 

スカベンジャーはレーザーキャノンを連続で発射しながら飛び上がり、柱を蹴ったり浮遊したりして一定の距離を維持しながら攻撃し、時折ミサイルも発射してくる。

 

スカベンジャーはKE耐性が高く、ディターのライフルが通用しない。幸いにもプラズマミサイルは有効なようだが、それだけで倒せるわけではなく、ディターはスカベンジャーの攻撃を保管されている兵器を盾にして防いでいく。

 

ディターが兵器の陰からQBで飛び出し、ライフルをスカベンジャーのメインカメラに連射しつつプラズマミサイルを発射する。

スカベンジャーは怯んだものの、すぐに移動して機体を回転させる。次の瞬間、両腕と嘴を束ねて高速回転しつつディターに向けて突撃してくる。

 

ディターは右へのQBで回避できたが、スカベンジャーは保管されていた兵器に深々と突き刺さり、すぐに引き抜くと再び空中に飛び上がった。

 

ディター(あんなの食らったら、ACでも···!)

 

ディターは障害物の少ない場所に移動すると、スカベンジャーは再び回転しつつ突撃してくる。

ディターはそれを避けるとQBと同時にスカベンジャーを蹴り飛ばし、スカベンジャーを壁に激突させる。ディターはそのままプラズマミサイルを撃ち込んで撃破する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディターは更に階層を降りていき、アイザックの元へ辿り着く。その部屋の中心には青く四角い機械が鎮座していた。

 

アイザック《本当に来るとはね。もう僕に防衛手段は残されてないよ、何もね》

 

翔「アイザック···」

 

アイザック《人間は、人間自身の手で滅びる。それが必然だ···だが、"例外"がいる事は確立されたよ》

 

翔「···君は、黒い鳥の神話が真実だと思う?」

 

アイザック《まあ、過去にそんな事があった事は事実だろうね》

 

翔「違うんだよ···黒い鳥の神話の"神様"は人間を救おうとしたわけじゃない、ただ友達の最期の頼みを聞いて···それから、生き残ってしまっただけなんだよ」

 

アイザック《どうしてそれが解るんだい?》

 

翔「俺が···その神様だからだよ。でも、神様ってのは後付けされたものだし、俺は断じて神様じゃない」

 

アイザック《どうりで···》

 

翔「人間は戦いだけじゃないよ。どんな小さな事だって、必死で生きて、抗って···まあ、それもある意味戦いだけれど、僕は人間を信じてるんだよ。だからずっと争っていても、生きてるんだよ」

 

アイザック《僕は人間を信じない···あの汚された世界を、忘れることなどない》

 

翔「なら、俺が君を信じるよ。君がこの先、もっと楽しい道を歩けることを、俺は信じるよ」

 

アイザック《君は本当に愚かだね···本当に》

 

アイザックはどこか呆れたような口調になっている。しかしその瞬間、地下施設の所々が爆発を始める。

 

アイザック《最期に君と話せて良かったよ。そこの通路を進めば最短で地上に出られるよ》

 

翔「アイザック!」

 

アイザック《僕は初めからこうするつもりだった。でも、ありがとう···翔·ニールセン》

 

アイザックの本体が自爆し、翔は歯を食い縛りながらディターを操作して地上へ出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員が帰還すると、ラナは翔をレイヤードの外へ呼び出した。

 

ラナ「翔、あのタワーをどうする?」

 

翔「パルヴァライザーみたいに、タワーはあの兵器達の動力源なんでしょ?だったら何とかして破壊しないと!」

 

ラナ「あれには起爆装置がいくつもついている···だが、破壊したところでまた新たな戦乱が起きるだろう···まあ、破壊しなくても変わらないか···それでもタワーを無くしたいと思うのなら···」

 

そう言うとラナは翔に1つのスイッチを手渡した。

 

ラナ「これを押すと、全てのタワーの起爆装置が起動する」

 

翔「分かった···」

 

翔は、深呼吸してからボタンをそっと押す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、全てのタワーが次々と爆発を起こし、崩れ落ちた···その内部にあった兵器や情報が全て残らない徹底的な爆発であり、3大勢力はタワーの奪い合いからまた新たな争いを始めた···

しかしそれと同時に、争いをやめて復興に力を入れる場所もあった。

 

 

 

 

 

全員が帰還した夜、ラナは空を見上げていた···

 

ラナ「もし、これが奴(アイザック)への評決だとしたら···私達への評決は、一体なんなのだ···」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある遺跡──

 

その地下にある巨大な謎の物体──

 

それは人に近く、人ならざる形をしていた──

 

それのメインカメラにが光り始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

???《ジンルイ···レイブン···ワレ ノ コタエ ヲ ジッコウ スル···》

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

今回で一応、評決編は終了です。
さて、後は幕間とか色々やってから次の章へ行きますかな···

●AMMON
触手の生えた黒い眼球のような見た目の自律兵器。
目標に特攻して自爆する特攻アンモン、レーザーを発射するレーザーアンモン、巨大な特攻型の大型アンモンに主に別れている。

数が多く、特攻型は地雷の役目もでき、大型はACにも大きな損傷を与えるため、注意が必要である。

●HUNTER
シールドのような形の両腕部と機体上部のレールキャノンが特徴の未確認兵器。
両腕にはショットガンと大型ミサイルが搭載されており、遠距離から支援を行う。

●GREY LOTUS
黒いフレンチクルーラーのような見た目の未確認兵器。
常に浮遊しており、機体の周りにある黒い板をブースターで高速回転させることにより、攻撃を逸らす事が可能。
レーザーキャノンや大量の子機、ミサイル迎撃装置を搭載している。

●SCAVENGER
先鋭的なフォルムで、鋭く尖っている嘴と両腕が特徴の未確認兵器。
両腕からのレーザーキャノンやパルスマシンガン、背部のミサイルを主力としている。

しかし嘴と両腕を束ねて高速で回転し、突撃する攻撃は極めて危険であり、注意しなければならない。
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