アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0) 作:ダイヤモンド傭兵
アイザックとの決戦から1週間が経った夜、翔はラナに呼び出されて地上へ出た。
ラナ「来たか···見ろ、あの空を」
翔「わぁ···!」
空には一面の星空があった···かつては汚染され、空から星が見えることは無かったのだ。
ラナ「ここら辺の空はあまり見ていなかっただろう?」
翔「そういえば、そうだった···」
翔は空の輝きに魅了され、ずっと見上げていた。
ラナ「翔も本で見ただろう?空の先にある、"宇宙"を···」
翔は頷く。
ラナ「もう地球を覆っているアサルトセルは無い。だから···行ってみないか?
翔「うん!もちろんだよ!」
翌日から、宇宙へ行くための準備を進めることになった。
実験室にて擬似的に無重力空間を作りだし、そこで数日の間生活してみたり···
宇宙空間でのネクストの運用訓練など、様々な準備を行う。
ちなみに、ロケットの事は翔がレイヤードに来るずっと前に宇宙への往来があり、その技術を更に進めたものを使うようで、かなり良いできになっているそうだ。
また、ロケットの発射場は既に完成しており、ロケット自体も再利用可能なのでデブリとなる心配は無い。
そして、準備は順調に進んでいった···
その頃、世界は相変わらず絶え間無く争いを続けているものの、復興が進み、争いをやめる地域も出てきていた。
翔はその様子を見ながら笑顔を見せていた。
更に、今回の宇宙への作戦には新しく作られたローエンドモデルが2人、護衛としてついていく事となった。
銃に特化した『ガンナー』、近接戦に特化した『スライサー』···
ガンナー「君が翔か?私はガンナー、よろしく頼む。宇宙へ行く前に別の任務があるが、良い戦果を上げてみせよう」
スライサー「お初にお目にかかります。
翔は宇宙へ行く前日、自身が産まれた場所へ来ていた。
そこはもう砂に埋もれ、ただの砂漠の一部となっている。端末から座標を確認するが、やはりこの場所である。
翔「思えば、ここから始まって···随分色々あったけれど、ついに宇宙にまで行くことになるなんてね···」
翔はあの日の事を思い出す···両親に捨てられ、MTに踏み潰されようとしたところに、ナインボールが現れた時の事を···
翔は自身を捨てた本当の肉親に対し···
翔「今この時だけは言わせてね···"僕"、行ってきます。父さん、母さん···」
翔はコルヴィスに乗ってレイヤードへと帰還した。
当日、ロケットの中のネクスト格納庫にて、ネクストのコックピット内で打ち上げを待つ。
今回宇宙へ行くのメンバーは、翔、ハスラー、パル、主任、ガンナー、スライサーの6人である。
キャロル《発射まで、4···3···2···1···行ってらっしゃいませ》
空へ飛び立つ。
読んでくださり、ありがとうございます!
翔の一人称の変化に気づいた方はいるでしょうか?
翔は僕→俺→僕と変化していますが、なぜ再び"僕"に戻ったのか、少し考えてみてください。
さて、次からは新章···ではなく、終章となります。
●ガンナー
銀髪のボブカットで、身長170cm、肉体年齢は19歳。
気の強い性格であり、自他共に厳しい。しかし正当な評価を下し、相手に沿った伝え方をする。
銃撃戦に特化したローエンドモデルで、既存の全ての銃火器を自身の体のように扱うことが可能であり、新しい銃火器でもスキャンしてその場で適合することが可能になっている。
また、ガンナーとスライサーは量産は少し後になる予定である。
使用武器:既存の全てを銃器、レールキャノン×2
特殊装備:兵器の構造スキャン及び適合装置
●スライサー
黒いお嬢様ドリルの髪型で身長160cm、肉体年齢は18歳。
お嬢様言葉であり、正々堂々とした戦闘を好む。また、自身の行動にノブリス·オブリージュを掲げている。
近接戦闘に特化したローエンドモデルで、逆手に持ったブレードでの戦闘をメインとする。
使用武器:高周波ブレード×2、マシンピストル、脚部高周波ブレード×2
特殊装備:ブレード展開式脚部