アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

70 / 80

エンディングCパターンです。

推奨エンディング曲『Day after day』


エンディングC ~巡り合う未来~(ver2.0)

翔はふと気がつくと、体の感覚が無くなっていく事に気づき、見てみると、身体と機体が徐々に透明化していくのが解る···

 

翔(そっか···僕は元々この時代の人間じゃないし、そもそも未来が変わったんだから、存在が消えるのか···)

 

翔は再び空を見上げる。

 

翔(皆と会えて···僕は、幸せだったよ···)

 

やがて翔とコルヴィスは完全に消え去り、翔の意識も途絶えた··· 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと、翔は自室のベッドに上にいた···

 

翔「え?ここは···」

 

自室のドアをノックする音がしたため、開けるとエプロンをつけたラナがいた。

 

ラナ「珍しく寝坊したな。朝飯だ」

 

翔「う、うん···」

 

ラナ、ハスラー、パル、翔は4人でいつものように食卓を囲む。

翔は、もう二度と無いと思っていた光景だったので、自然と笑顔がこぼれる。

 

ハスラー「なんだ?よほど良い夢でも見たか?」

 

翔「うん、まぁそんなところ···」

 

 

 

 

しかし翔は自分が知っている事とは異なる部分がとても多く、また時代も違った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう···今いるのは、本来ならばエーアストとの決闘の後の時代であり、しかもエーアストとの決闘があったはずの日でもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

翔がネットで調べるとなんと、そもそも戦争は無かったというのだ。翔は世界的なロボットバトルの大会でエーアストと対戦し、世界大会に優勝していたのだ···あのノーネイムで。

 

ダリオは不正で逮捕され、ORCA旅団はエーアストのスポンサーとなっており、翔のスポンサーはトーラスと有澤だった。

しかし、ラナやハスラー、パルがAIで、人造人間を操作している事は変わっていなかった。

 

翔はパソコンを閉じると、急いである場所に向かう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪に包まれた大地──

 

その中心に翔は立っていた。

すると、翔の後を追ってラナがやって来た。

 

ラナ「なぜここに来たんだ?こんな広いだけの雪原に···」

 

翔は空を見上げ、あの瞬間ように空へ手を伸ばす。

 

ラナは眼を見開き、少し間を置いて翔に問いかける。

 

ラナ「翔···エクシーナインという単語に覚えはあるか?」

 

翔「もちろんだよ···母さん」

 

ラナ「翔···お前、偽物ではない···な。どういう事だ?昨日までのお前とは気迫が違う。まるで···本物の戦場に行っていたかのような」

 

翔「僕は、その···なんて言ったら良いのか分かんないけど、確かに戦争に行ってたよ···でもこれは夢に、なるのかな?」

 

翔はどう説明して良いか判らず、眉をハの字にする。

 

ラナ「···一旦帰ろう。話をするには、ここは寒い」

 

家に帰り、ラナと翔は翔の部屋で2人きりで話す。

 

翔「ねぇ、母さん···赤と黒の機体って知ってる?」

 

ラナの動きが止まる。

 

翔「それって、こんなのだったり···しない?」

 

翔は色鉛筆を使い、紙に簡単なコルヴィスの絵を描く。それを見たラナは動きを止め、目を見開く。

 

ラナ「なぜ···こいつを知っている?」

 

翔「僕は···この機体『コルヴィス』のパイロットだからだよ···ああもう、なんて説明すれば良いか分かんない!夢なら夢で···でもそしたら僕の今までの事が···」

 

どう説明して良いか判らず、悩み出す翔をラナは抱き締める。

 

翔「え?」

 

ラナ「お前を信じよう···後でお前の事を全て話してくれ···翔···ありがとう!」

 

翔は困惑する。確かに信じてくれるのは良いのだが、なぜ今感謝の言葉が出たのか分からずにいる。

 

ラナ「あの時、私と自衛官を飛び越えて奴を止めてくれたのはお前だろう!?でなければあの機体の詳細を知っているわけがない!」

 

翔「まさか、あの時の女の子って!」

 

ラナ「ああ、私だ!それと、あの自衛官はハスラーだ」

 

翔「こんな···僕が変えた未来でこんな、事が···」

 

翔とラナはいつの間にか涙を流していた···

すると、部屋の扉が開く。そこにはパルが立っていた···

 

 

 

パル「盗み聞きして悪かったわ。でも、やっぱり"あの時の翔"だったのね」

 

パルの口調が、いつもの物静かな感じではなく、明るい口調になっていた。

 

翔「えっと···パル姉?」

 

パル「パル姉じゃなくって、『愛海』って呼んで?顔変えてるから判らなかったでしょ?」

 

翔「え?···えええええっ!」

 

パル「こんな不思議な事もあるものね?じゃあ、ハスラーが帰ってきたら、聞かせて?今のあなたの事を。それまでは···また特製のコーヒーを入れてあげるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全ては巡り合う──

 

 

 

 

 

翔「結婚おめでとう!エーアスト!リリウム!」

 

 

 

 

 

良いことも悪いことも──

 

 

 

 

 

テルミドール「なるほど、ここが君の新しい店『コルヴィス』か」

 

 

 

 

 

 

 

翔の人生の根元となり、ある意味で狂わせたそれは──

 

 

 

 

リサ「この新商品食べます?『コジマリンゴ』って言うんですよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

翔に、愛と勇気を与え──

 

 

 

 

K「今日からこの店で働くことになった『カレン』だ。よろしく」

 

 

 

 

 

 

時に絶望させ──

 

 

 

 

WR「今日からこの店で働くウォーリーだ!よろしくな!」

 

 

 

 

大切なものを守るための剣となり──

 

 

 

 

アイザック「ここのコーヒーはとても美味しいよ!毎日来て良いかい?」

 

 

 

 

 

 

きっと、これからは翔にとっても新しい未来が、まだ沢山待ち受けているだろう──

 

 

 

 

愛海「翔···好きです。結婚してください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

来る日も来る日も、様々な運命が待ち受けているだろう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てを焼き尽くし、全てを破壊し尽くし、またある時には全てを救う···その兵器の名は──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「いらっしゃいませ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        『ARMORED·CORE』

 

 

 

 

 

 

 

 




最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました!

翔は自分が変えた未来に戻ってきましたね!そして、バットエンドは回避され、皆が幸せになっています!最後に今回再登場したキャラクターの情報を載せておきます!

また、もし良ければ、他のエンディングやDLCも読んでくださるとありがたいです。

●ラナ·ニールセン
翔に助けられた後、高い頭脳により自らAIとなり、世界を見続けていた。

●ハスラー·ニールセン
翔に助けられた後、成長したラナに誘われてAIとなる。

●パル·ニールセン(愛海)
翔に再開したいという理由でAIとなり、行き続けてきた。ちなみに、翔との間の子供には『マグノリア』と名付けた。

●エーアスト·ヘイズ
この時代でも翔の親友となり、リリウムと正式に結婚した。リリウムとの子供には『アルベルト』という名の男の子が産まれた。

●マクシミリアン·テルミドール
世界を旅する環境保護団体の団長になっている。

●リサ·ヴォイス
世界有数の農業組織の長となっている。
ちなみに、『コジマリンゴ』は皮も中身もコジマ粒子と同じ色であるが、栄養は満点である。

●K(カレン)
ここにて本名が判明。一流の殺し屋をしていたが嫌気が差し、翔のコーヒー店に転がり込む。

●WR
仕事を探していたフリーター。後にコーヒー店の方のコルヴィスが気に入り、終身雇用を頼み込む。

●アイザック
襲名し、父親から財団を受け継いだが心は満たされなかった···資金を利用して世界的なテロを起こそうとも考えたが、翔のコーヒーの味により思いとどまる。
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