アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0)   作:ダイヤモンド傭兵

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翔達ACパイロットが表舞台で行動している中、アンドロイド達は裏で行動していた。


DLCです。本編(番外編と外伝を含む)を全て読み終わってない方は、読み終わってから来てください。


DLC⑥ 機械仕掛けの裏方達(新実装)

ある曇りの日、ジェノ、フォートレス、クラフター、ダイバーの4人は廃墟と化した街を進んでいる。

足元は前日の雨により、所々水溜まりができている。4人はある程度進むと、雑貨屋に裏口から入る。

 

フォートレス

「こちらフォートレス、指定のポイントに到着しました」

 

ジェノ「こちらジェノ、周りは誰もいない感じだよ~」

 

パル《了解、そのまま待機して》

 

少しすると、モスグリーンのカラーリングのジープが2台、ジェノ達が待機している雑貨屋に接近してくる。

 

パル《···今!》

 

ジェノは雑貨屋のショーウィンドウを突き破り、先頭のジープのフロント部分に飛び移る。フォートレスはジープの進行方向へと先回りし、クラフターはブースターを使って後続のジープの上に降り立つ。

最後にダイバーが後続のジープの後ろに立つ。

 

男性「な、なんだお前らは!?」

 

ジェノ「ニヒッ」

 

ジェノは笑みを浮かべると、ジープの運転手と助手席の男性2人を両手に持ったSGで同時に頭部を吹き飛ばす。

一方クラフターは、ジープの上から中にいる人を両手に持ったリボルバーで次々と撃ち抜いていく。

 

先頭のジープの後部座席から、2人の男性が転がり出る。そして懐のホルスターから拳銃を抜こうとするが、右の男性はジェノに、左の男性はクラフターに、それぞれ頭を撃ち抜かれる。

 

スライサー《こちらスライサー、こちらの殲滅は終わりましたわ》

 

ガンナー《情報の焼却も終わったぞ》

 

スライサーとガンナーは廃墟となった病院のホールに立っており、周囲は鮮血に染まっており、2人の服には返り血がついていた。

 

クラフター「だってさ?」

 

ジェノ「じゃあ、私とクラフターは退くね~」

 

ジェノとクラフターが建物の屋上に移動すると、フォートレスは背部の2つのグレネードキャノンで、ダイバーは腰に接続されているミサイルで、それぞれジープを破壊する。

 

パル《作戦完了、回収ポイントまで移動して》

 

ジェノ「りょ~か~い」

 

 

 

 

 

 

 

ジェノ達は帰還した後、パルの元に報告に向かう。

 

フォートレス「今回の作戦は特に異常はありませんでした」

 

スライサー「こちらも同じでしてよ」

 

パル「ありがとう、これで増援を防げたわ」

 

今回ジェノ達が行った作戦は、翔が受けた依頼の敵部隊への増援となる人員の殲滅である。

作戦は無事に成功、特におかしな事もなく終了し、ジェノ達は報告を終えた後、宿舎に戻る。

 

ジェノ達は現在、翔を裏で支援するための実働部隊となっており、主に対人や情報収集、工作を行っている。

時に翔よりも先に戦地へ行き、時に増援を防ぎ、時に戦力を減らしたり···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依頼主:パル·ニールセン

 

目標:核施設の制圧

 

作戦開始時刻:22:00

 

報酬:1人4000c

 

目標ポイントに、核ミサイルが保管されている事が判明しました。更にこの武装組織は、核を脅しに各勢力に圧力をかけています。

それだけならまだしも、攻撃予定地点には明後日翔が依頼で行くエリアも含まれています。

 

そのため、この核施設を事前に制圧したいのですが、この核施設は非常に見晴らしの良い場所にあり、各勢力も制圧したくともできない状態になっています。

 

しかし、こちらは2日前にスライサーとガンナーのおかげで敵の輸送車を奪取してあります。

そこで、あなた方は積み荷に隠れて潜入し、内部から制圧してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スライサーとガンナーは変装して運転をし、ジェノ達は積み荷の箱の中に隠れている。

 

ジェノ《にしても、核なんて何世紀前の兵器なんだろ?》

 

フォートレス《正確には覚えてませんが、核の威力は現代でも通用しますから、彼らはなんとか入手しようとしたのでしょう》

 

クラフター《まあ、材料さえあれば作れる技術はあったってことだな》

 

ダイバー《でも、きっとどこかの勢力が手引きした可能性はあるとおもうです》

 

スライサー《皆さん、そろそろ着きますよ》

 

見晴らしの良い荒野の中にそびえ立つ防壁と、その中にある核施設。そこに入った輸送車は駐車場に止まり、スライサーとガンナーは積み荷を下ろし始める。

 

積み荷はそれぞれ別の人に運ばれていき、スライサーとガンナーは施設の中を探索し始める。

監視カメラは少なく、最低限の数しか設置されていない。しかし、警備をしている敵はよく訓練されているようである。

 

ガンナー(なるほど、警備する者の練度が高いから監視カメラは最低限で良い、か···)

 

スライサーとガンナーはそれぞれ別行動し、マッピングしたデータを全員に共有する。しかし核の発射を止めるコントロールルームと、核を格納している場所にはなかなか辿り着けない。

ジェノ達はその間、ずっと箱の中に隠れており、飛び出すタイミングを待っている。

 

しかし、ダイバーは施設のシステムにハッキングし、情報を探っていた。そして少しするとコントロールルームと格納庫の位置を特定し、その情報を共有する。

そしてすぐにスライサーとガンナーはそれぞれ移動を開始する。

 

ダイバー《監視カメラの映像を書き換えておくです》

 

 

 

 

スライサーは格納庫に、ガンナーはコントロールルームに向かい、2人ともダクトから侵入を試みる。まずはスライサーが先に侵入し、見つからないように進み、発射装置のすぐ近くまで辿り着く。

 

スライサー《発射装置の近くまで着きましたわ》

 

ガンナー《了解》

 

ガンナーはダクトから降り、隠し持っていた拳銃を両手に持って構える。そして間髪入れずに中のオペレーターの頭部を撃ち抜いていく。敵の1人が警報のボタンを押そうとするが、すぐに側頭部を撃ち抜かれてしまう。

 

一方、スライサーは懐から2本のナイフを取り出し、逆手に構えると作業員の首や急所を斬りつけたり、刺したりしていく。逃げようとした作業員には左手のナイフを投げつけ、作業員の後頭部にナイフが刺せると共に、左足のブーツの中からナイフを取り出す。

 

ガンナー《こちらガンナー、コントロールルーム及び核の格納庫は制圧した》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2ヶ所の制圧を聞いたジェノ達は箱から飛び出る。

ジェノは食料庫から、フォートレスは宿舎の倉庫から、クラフターは装備用の倉庫から、ダイバーは地下倉庫から。

 

ジェノ「さぁ、始めよっか!」

 

ジェノは食料庫にいた作業員の顔面にSGを撃ち、作業員の頭部は吹き飛び、血肉が周囲に飛び散る。音に気づいた兵士が食料庫の前へと向かうが、食料庫の扉を蹴破ったジェノはそのままの勢いでSGを連射する。

 

ジェノ「あっはははは!」

 

散弾とは、通常なら飛び散る弾の1つ1つの火力は高くないものである。しかしジェノの専用SGは、飛び散る弾の全ての火力が高いため、装甲車にも損傷を与えられる程である。

そして、その散弾を受けた敵は防弾チョッキなど無意味に等しく、ジェノの機動力の高さから翻弄され、なす術無く撃破されていく。

 

すると、1人の兵士が手斧を持ってジェノに接近しようとする。それを見たジェノは右手のSGを背部のアームにマウントし、腕から4本の長い爪『フィンガークロー』がジェノの親指以外の指に接続される。

 

ジェノは手斧を振り上げた兵士の懐に潜り込むようにして、兵士の横を通り過ぎる。そしてそのまま右手をビンタするように振り、手斧を持った兵士の胴体は5つに斬り分けられてしまう。

それを見た周囲の兵士達は震え上がった。しかし···

 

ジェノはフィンガークローから滴る血を舐めとり、ニヤリと笑うと視線を他の兵士達へ向ける。

その瞬間、兵士達は全力で逃げ出した。しかしジェノの機動力は兵士達の何倍もあり、あっという間に追いつかれ、次々と無惨な死体と化してしまった。

 

 

 

 

 

 

宿舎の倉庫から出たフォートレスは、宿舎の裏手に回ると背部のグレネードキャノンの狙いを宿舎に定め、グレネードキャノンを左右同時に発射する。

その一撃により宿舎は轟音と共に破壊され、フォートレスは更に左右別々に砲撃し、宿舎は崩れ落ちる。

 

兵士A「な、なんだぁ!?」

 

フォートレスはブースターを使って移動しつつ、両腕につけられているLMGを連射する。破壊された宿舎に気を取られていた兵士や作業員達は、次々とLMGの弾丸で薙ぎ払われていく。

 

いち早くフォートレスに気づいた兵士は、持っていたSMGを連射するが、フォートレスの腰に接続されているサブアームシールドによって防御されてしまう。

攻防一体となっているフォートレスの攻撃に、兵士達は蹂躙されていく。

 

フォートレスは6人の中では最も機動力は低いが、それでも人間のスピードを凌駕している事に変わりはない。

兵士の一部が装甲車を持ち出して来るが、フォートレスはLMGの連射だけで装甲車を破壊し、車輌用の倉庫にグレネードキャノンで砲撃する。

 

フォートレス

「こちらフォートレス、正面は制圧完了しました。これより他の区域の制圧に移ります」

 

 

 

 

 

 

地下倉庫から出たダイバーは、両手のSMGで兵士を撃破しつつ進んでいく。そして進みつつハッキングを続け、ジェノ達の支援を行う。

更に明かりの消えた廊下で、ハッキング中を意味する紫の瞳の発光は兵士達を震え上がらせる。

 

ダイバー「敵、見つけたです」

 

ダイバーは、周囲の柱や箱に隠れている兵士を1人ずつロックオンし、背部と腰に接続されているミサイルを放つ。

放たれたミサイルは、兵士達を遮蔽物ごと破壊していく。そしてダイバーは地下倉庫から出て、他の場所へ向かう。

 

ダイバーのハッキングにより、通信手段を含む全てのシステムを掌握されたため、武装組織のメンバーは逃げることができなくなる。

そんな敵を、ダイバーは淡々と撃破していく。

無表情で、確実に、逃げることのできない絶望を与えながら···

 

ダイバー「チッ、こんな戦いしかできずに世界を手にしようなんて、所詮はクズ共です」

 

トイレの中で、ダイバーは既に死亡した兵士の頭を力一杯踏み潰し、唾を吐き捨てる。その後は、ハッキングしたシステムを使っての制圧をメインにし、ジェノ達の動向も確認していく。

 

 

 

 

 

 

 

クラフターは装備を全て解体してから倉庫から出た。装備を取りに来た兵士達を両手のリボルバーで撃破しつつ、周囲を制圧していく。

次々と兵士は撃破されていくが、クラフターのリボルバーはなかなか弾切れを起こさない。

 

なぜならクラフターのリボルバーは、ネクストのものをベースに作られているため、見た目より何倍も弾が込められており、また火力も高い。

そのため、通常のリボルバーと勘違いして突撃してくる兵士はすぐに撃ち抜かれてしまう。

 

クラフター「さぁ、もっとかかってきな!」

 

クラフターが新たな区画の制圧に向かうと、1人の兵士が近くの部屋に逃げ込み、クラフターはその兵士を追いかける。そして部屋に入ると、兵士は扉を遠隔操作でロックする。

 

兵士B「ここなら、銃は使えまい!」

 

兵士はナイフを構えるが、クラフターはリボルバーを太もものホルスターに戻し、背中の2つの鞘からククリブレードを取り出して構える。

兵士は意を決してクラフターに立ち向かうが、クラフターは左手のククリブレードを使い、兵士の右手を袈裟に斬り落とす。

 

右手と、その手に持っていたナイフを失った兵士は後退る。しかしクラフターはそのまま突進し、右手のククリブレードを下から振り上げ、兵士の左手肋骨の辺りから右の座骨の辺りまで斬り上げる。

そして兵士の体は2つに分かれ、兵士は息絶える。

 

すると部屋の扉のロックをダイバーが解除し、クラフターは廊下へ出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

任務が終了し、帰還したジェノ達は翔が戻るまでの間に自室でのんびりしている。

ジェノはテレビゲームをやっており、フォートレスは読書をしており、ダイバーは自室ではなくプールで泳いでおり、クラフターは盆栽の手入れをしていた。

 

スライサーは紅茶を飲みながら映画を見ており、ガンナーは銃のメンテナンスをしていた。

 

作られた者達は既に"趣味"を獲得しており、様々な成長を遂げている。それはまさに、命を持っているとしても過言ではない程だった。

そして翔がレイヤードに戻ると、6人は一斉に翔の元へ駆け寄る。

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます!

今回はジェノ達の任務の内容でしたが、どうだったでしょうか?
感想やご指摘は、いつでもお待ちしています!

●MTの有無
核施設の制圧において、MTが出てこなかったのはダイバーのハッキングによりMTの格納庫の扉やMTのシステムを無力化していたからである。
また、核施設にはゴーレムが4機、ヘルカイトが8機格納されていた。
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