アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0) 作:ダイヤモンド傭兵
鴉が進む先には、どのような時間が待っているのだろうか?
DLCです。本編(番外編と外伝を含む)を読み終わってない方は、読み終わってから来てください。
あらゆるものを失い、"ストレイド"となった翔の進む時間は1つではない。
元より過去や未来といった"時間"は1つではないのだが、そのうちの3つをここで語ろう。
未来だろうと過去だろうと、その先にあるのは···なんだろうか?
希望か?
絶望か?
暁か?
終焉か?
監獄か?
原始か?
それとも評決か?
あるいは答えか?
はたまたどれとも違う"ナニカ"なのか?
ある未来にて──
廃墟と化し、コジマ粒子とは別の何かによって汚染されている地域のビルの屋上に、6人の女性が立っていた。
6人共武装しており、ビルから少し離れた場所で起きている戦闘を眺めており、夕日が彼女達を照らしていた。
ジェノ「···ねぇ、ここどこだろ?」
クラフター「さぁねぇ···気づいたら皆ここで倒れてたし」
フォートレス「とりあえず、ここの技術レベルは私達のいた場所より劣っているのと、私達の損傷や弾薬が新品同然になっていますね」
スライサー「しかもレイヤードにいるわけでは無さそうですわ···ダイバー、スキャンで何か解ります?」
ダイバー「不明瞭な事が多すぎです···それに、あそこで戦ってるのは私達と同じアンドロイド···とは少し違うです」
ガンナー「それに、使っている武器は何世紀も前の物のようだ」
ジェノ「ふ~ん···そうだ!」
ジェノは笑みを浮かべて立ち上がる。しかしそこ笑みには狂気が混じっていた。
ジェノ「ねぇ、あそこの戦いに参戦してみない?」
クラフター「あー、まさかそれって···」
フォートレス「武力をもって割り込み、2つの勢力の争いを止める···という事ですか?」
ジェノ「そうそう!」
ダイバー「う"ぇ~、面倒くさいことになりそうです···」
スライサー「あまり賢明ではないと思いますわ!」
ガンナー「だが、情報を得る良い機会かもしれないしな」
ジェノ「良いじゃん良いじゃ~ん!その方が面白いよ!」
ジェノ以外の5人も立ち上がり、6人を夕日が照らす中で6人は微笑み、武器を構える。
クラフター「まあ、やってみようじゃないか」
ダイバー「ガンナーの言うように、何か情報が得られるかもです」
スライサー「情報を得た後は、翔を探しましょう」
ガンナー「武器の状態は完璧だ」
フォートレス「では、作戦開始ですね」
ジェノ「ふふ~ん。じゃあ、行っくよぉ~!」
6人は駆け出すように、空中へ飛び出した。
とある過去にて──
月明かりが照らす夜の街···
街に住む人々は戸締まりして息を潜め、震えている。外から聞こえてくるのは、人ではなくなったバケモノの唸り声と足音である。
そして、街を徘徊するバケモノ達の前に現れたのは、バケモノ達を狩る者だった。
それぞれ様々な思いを胸に、バケモノ達を狩り続ける。
月夜に散る、血飛沫と命···
月夜に舞う、バケモノとそれを狩る者···
しばらくし、戦いの音が聞こえなくなり、夜明けを向かえる。
とある未来にて──
テレビには軍事パレードの様子が生中継されており、様々な兵器や兵隊が街の道路を進んでいる。
しかしその軍事パレードは明るく、楽しげな雰囲気だった。
国家に属さず、独立した組織でありながら、その規模は極めて大きく、技術力も極めて高い。
その本部は日本にあり、この日のパレードでは総司令の演説も予定されている。
しかし明るい雰囲気とは裏腹に、彼らの事を良く思わない一部の人々が反対デモを行っている。
ビラやプラカードだけでなく、中には物を投げる者もいるため、警察はデモ隊を下がらせる。
パレードに参加している軍人達は、デモ隊からの罵声を無視、または楽しそうに振る舞い、パレードを続けている。
翔は、自身の運命が終わっていない事を、まだ知らない。
過去だろうと未来だろうと、翔を待っているものとは···?
ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます!
このお話で、一旦アップデートを完了し、他の作品のアップデートへ移ります。
全てのお話を読んでくれた皆さん、誠にありがとうございました!これからも、どうぞよろしくお願いします!
また、今回の内容を別の小説に繋げるかは、まだ未定です。