アーマード・コア ~鴉の証~ (ver2.0) 作:ダイヤモンド傭兵
そして、その力の意味とは?
依頼主:クレスト
目標:防衛ラインの死守
作戦開始時刻:18:00
報酬:20000c
最近テロ行為を行っている武装集団から犯行予告がありました。
どうやらこちらの工場を襲撃するつもりのようですが、工場へ辿り着くルートは1つしかなく、防衛に適しています。
しかし同工場は先日も襲撃されているため、戦力が消耗しています。
そのためあなたには防衛ラインを守ってもらい、取りこぼしをこちらのMTが撃破する作戦です。
翔は自身の漠然とした『守る』という感情に疑問を覚えていた。ハスラーにACの修行を頼んだ時に咄嗟に出た「力があればもっと守れる」という言葉···
翔(僕は···何を守りたくて、あの言葉が出たんだろう?)
家族を守るというのであればハスラーで事足りて、家計もハスラーで賄えるし自身が働くとしてもACに乗らなくても良い話である。
だがそれでも翔がレイヴンになったのはハスラーへの憧れである。
しかしその結果、人を殺す事になった···自らの殺しと守れずに死なせたことを含めて。
翔は自身の手を見て自問自答する。しかし答えは出てこない。そして作戦エリアに着き、投下される。
ラナ《これより作戦を開始する。防衛ラインを死守しろ!》
翔「了解!」
翔の乗るノーネイムはアリーナで得た資金を使い、新しいライフルと小型ミサイル、それから『グレネードキャノン』を購入し、装備してきている。
投下されてからしばらくすると敵の反応を検知する。
ラナ《来たぞ》
ノーネイムの前方に緑色の4脚型MT『クアドルペッド·G』が4機現れる。ノーネイムは1機ずつに小型ミサイルをロックオンし、発射する。
発射されたミサイルは全て命中しクアドルペッド達に損傷を与える。そしてノーネイムはライフルを連射しつつ接近し、最も近いクアドルペッドは脚部と左腕のパルスレーザーにライフルの弾を受け、無力化される。
ノーネイムはそのままの勢いで2機目のクアドルペッドの脚部をムラクモで切断し、ライフルでパルスレーザーを撃ち抜く。
3機目はパルスレーザーを連射しつつノーネイムを足止めし、4機目は防衛ラインを突破しようとする。しかしノーネイムはパルスレーザーを受けながらも4機目のクアドルペッドにミサイルを2発発射し中破させる事により無力化する。
そして最後のクアドルペッドはライフルでパルスレーザーを撃ち抜きながらムラクモで脚部を切断する。
ラナ《他に敵反応は···翔、ACが来たぞ》
輸送機から投下されたのは青緑のカラーリングの軽量2脚ACだった。
ラナ《ランク17の『ロイヤル·コーツ』だ》
翔「ロイヤル·コーツ···ってことは···」
ロイヤル·コーツのレイブンは『スタイン·ベルトルト』であり、過去に翔を虐めていた者の1人である。
スタイン《へっ、翔かよ。今回は昔みたいにお前の姉ちゃんが助けに来ることはねぇからな!》
ロイヤル·コーツはマシンガンを連射しながら接近してくる。ノーネイムはライフルを連射しつつ後退する。
翔(ACなら、すぐにやられることはない!)
ノーネイムはミサイルをロックオンし発射する。しかしロイヤル·コーツの肩に装備されていた迎撃ミサイルに一部のミサイルは迎撃され、ロイヤル·コーツは残りのミサイルを近くに倒れていた味方であるクアドルペッドを盾にしてミサイルを防いだ。
クアドルペッドのパイロットA
《ギャアアアアアア!》
翔「スタインッ!」
スタイン《なんだよ?盾にしたのが気に入らねぇか?》
翔「当たり前だよ!なんで味方を盾にしたんだ!?」
ロイヤル·コーツとノーネイムは向かい合う。
スタイン《こいつらは任務を達成できなかったゴミなんだよ!けど盾に使ってやっただけでもありがたく思ってもらわなきゃな!》
クアドルペッドのパイロットB
《なんだとこの野郎!》
スタイン《あ"?》
ロイヤル·コーツはパイロットBのクアドルペッドに接近し、レーザーブレードでコクピットを貫く。
スタイン《この俺に楯突いてんじゃねぇぞゴミクズがぁ!》
その時、ロイヤル·コーツにノーネイムはミサイルを単発で発射し、ロイヤル·コーツに命中させる。
スタイン《てめぇ、何俺のACに傷つけてんだよ!?》
翔「もう···やめろよ!」
スタイン《あん時と変わらねぇな···変な正義感ばっか持った偽善者が!》
翔「···クアドルペッドのパイロットの皆さん、あなた達を守ります!」
クアドルペッドのパイロットC
《お、お前···!》
スタイン《何ヒーロー気取りしてんだよゴミクズがぁ!》
ロイヤル·コーツは7連マイクロミサイルを発射するが、翔はミサイルを引き付けてライフルをミサイルに向けて連射する。1発だけ破壊できたが、残りのうち2発は右胸と右肩に当たってしまう。
ロイヤル·コーツは更に接近し、レーザーブレードを袈裟斬りに振ってくる。ノーネイムは上空に飛ぶことで回避しつつミサイルを発射し、命中させる。
スタイン《ゴミクズ共に当てねぇようにってか?どこまでふざけてんだよ!》
ロイヤル·コーツも空中へ飛び立ち、マシンガンを連射する。するとロイヤル·コーツの胴体後部から2つのイクシーオービット(通称:EO)が分離し、エネルギー弾を発射してくる。
マシンガンとEOの弾を受けたノーネイムは地上に降りるように見せかけてムラクモでロイヤル·のコーツ右腕をマシンガンごと斬り上げて破壊する。
スタイン《テメェッ!》
そしてお互いに地上に降り、旋回戦になる。ロイヤル·コーツはマシンガンを失った変わりにEOで対抗するが、EOの弾が切れると同時に右側のEOをライフルで撃ち抜かれる。
ノーネイムは接近してムラクモを脚部に向けて横薙ぎに振るが、ロイヤル·コーツが後退したために浅い傷しかつけられなかった。
スタイン《テメェ···守るとかなんとか···昔からうぜぇんだよ!》
翔「スタイン···」
スタイン《ACはな···"壊すため"の道具なんだよ!それを使ってんのに"守る"とか訳わかんねぇんだよ!》
翔「そそれは、ち違うと思う。ACは確かに壊す力を持ってるよ···けど、誰かを守ることだって、できるはずだ!」
ノーネイムはロイヤル·コーツに突撃しながらライフルを連射する。ロイヤル·コーツはレーザーブレードを構えて突撃する。しかしある程度距離が縮まった所で突然ノーネイムはブレーキをかけ、そのまま片膝立ちの姿勢になり左背部はグレネードキャノンを構え、左手で砲身を支える。
ノーネイムは次の瞬間、ロイヤル·コーツの脚部に向かってグレネードキャノンを発射し、ロイヤル·コーツの脚部が破壊される。
スタイン《がああああああっ!》
そしてノーネイムはロイヤル·コーツの残りの武装をライフルで破壊しラナが周囲に敵がいないことを教え、そのまま作戦完了となる。
その後スタイン達は捕らえられたが、クアドルペッドのパイロット達は連行される時に翔に礼を言った。
その時スタインが見たノーネイムは、どこか輝いているように見えた。
読んでくださり、ありがとうございます!
初の新実装回でしたが、いかがだったでしょうか?
●ノーネイム
【挿絵表示】
赤と白のカラーリングの中量2脚で白い8角形の中に鴉の描かれたエンブレムを着けている。
武装は右手にライフル、左腕にムラクモレーザーブレード、右背部に小型ミサイル、左背部にグレネードキャノンを装備。
翔のACであり、近~中距離を主体としたカスタムになっている。また、遠くの敵や大型兵器用にグレネードキャノンも装備している。
●ロイヤル·コーツ
【挿絵表示】
青緑のカラーリングの軽量2脚で、騎士鎧を纏った鳩のエンブレムを着けている。
武装は右手にマシンガン、左腕にレーザーブレード、右背部に7連マイクロミサイル、肩に迎撃ミサイル、コアパーツにEOを搭載している。
コーツとは中国語で"鳩"を意味し、搭乗レイブンであるスタインの出自に関係している。
●イクシーオービット
通称:EOと呼ばれる一部のコアパーツに搭載されている武装。
起動すると自機の真上に射出され、自機に追従しながら一定の角度内の敵を自動的に攻撃する。
実弾系とエネルギー系があり、実弾系はエネルギーを消費しないものの弾切れすると回復できず、エネルギー系はエネルギーを消費するものの弾切れ後に収納しておくと弾を回復できる。
●スタイン·ベルトルト
茶色の短髪の男性で身長は180cmで17歳、誕生日は7月28日。
傲慢かつ自信過剰な性格で、常に他者を見下している。
名のある名家の生まれであり、甘やかされて育った。