Fate/Grand Order ユニバース・フェスティバル   作:古明地こいしさん

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あけましておめでとうございます(遅い)

色々してたら遅れました(遅い)

ではどうぞ


1431:ゴウレツ・シップウ

最初の突撃以降、両者に動きは無い。

相手の出方を伺うのか、そもゲイツ本人に逃げるという選択肢は無いため、ここで退くつもりなど毛頭無いだろう。

だが早く倒さなければ後ろで暴れている竜が、ソウゴを含めた誰かに手傷を負わせかねない。

そう考えるのは当たり前だろう、しかしその思考は相手の思う壷、ゲイツは仲間を信頼して戦いに集中する。

一方マルタは大きな十字架を掲げ、構えて敵を屠るための祈りは終わらせ、目を光らせた。

 

「はァっ!」

 

動いたのはマルタである。避けるという事が危ないと、ゲイツのこれまでの戦いの中の経験で直感し、ジカンジャックローで十字架を受け止める。

互いの武器が衝突した瞬間、轟音と共に周りが爆ぜる。

ゲイツは耐えつつ、ジカンジャックローを持つ右手を下げない、しかし十字架の大きさのせいで見えなかったものが、 否、見えてはいけないものがゲイツの目の前に、それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライダーの世界で拳など当たり前、武器もある、翻弄する能力で混乱させる事もある。しかし仮面ライダーの全てが1度は使った拳が目の前に、それもサーヴァントの身で突き出してきた。

ゲイツはサーヴァントを侮ってなどいない。しかし、"マルタ"という存在を侮ってしまっていた。

なぜなら特別な力を持ってるという認識で、戦闘も仮面ライダーと同じと捉えてしまった。

そう、彼らの常識にとらわれてしまい、サーヴァントの拳をその身に受けてしまった

 

剛烈の防御力はジオウIIをも上回る。むしろ、防御力ならばギンガファイナリーより上とまである、しかしそのゲイツリハイブ・剛烈が鎧を削られ、凹凸ができるほどの威力で殴られた。

目の前に存在するのは人間を超越した存在とゲイツは漸く認識した。

 

「グッ゛!?」

 

膝を着いて受けた右胸を抑えるゲイツ、そしてマルタは

 

「それが救世主の力?それなら邪竜には敵わないわね」

 

「...」

 

これまで、挑発という挑発は受けに受けてきたゲイツ、しかし今は冷静に、勝利の道を模索する。

 

(奴のスピードは瞬発力に頼ってるだけ...ならばそこで決める!)

 

「戦力は失ってないようね、まだやるってんなら遠慮なく潰させてもらうわよ」

 

敵がこちらを潰すと意思が伝わるほどに殺意がゲイツを襲う。

 

「...そうだな」

 

「?」

 

「それでも止まれない訳は、後ろにある...だから!」

 

ゲイツはベルトの砂時計型ウォッチに手をかけ、半回転させる。

その行動にマルタは警戒したが、既に遅い、工程は完了している。

 

スピードタイム!リバイリバイリバイ!リバイリバイリバイ!リバイブ疾風!

 

「俺は心のどこかでお前を侮っていたようだ、ここからは本気で倒させてもらう」

 

その言葉を聞き、マルタは笑わせる小僧がと吐き捨てた。いつだって救世主は誰かを救う存在なのだから、こんなただの男に何が出来る訳が

 

そう、たった些細な事を考えていただけだ。

それだけで目の前の仮面ライダーは消えた。

 

「どこに!?」

 

「終わりだ!」

 

ゲイツは後ろに回り込んで、ジカンジャックローにゲイツリバイブを装填した。それにより必殺技が発動する。しかし相手は腐っても歴戦の勇士、聖女、その祈りは神にも届く

 

「そこっ!」

 

マルタの拳がゲイツリハイブ疾風を襲う、防御力を失った状態で、サーヴァントの攻撃を受けるなんてのは死を意味する。だが

 

「俺は負けない...ジオウ...ソウゴのためにも!」

 

ゲイツは受けた攻撃、マルタの拳を受け止め捕まえて、離さないようにする。

そこでマルタは悟った。この男は自分のためじゃなく、他人のために動ける男なのだと、救世主に相応しい男だと

 

[ジカンジャック!シップウ!スーパーつめ連斬!]

 

「はぁあああああ!!」

 

ゲイツの大ぶりの攻撃が、マルタの霊基を破壊する。霊基とはサーヴァントの基盤となるもの、そしてそれが破壊されてしまえばサーヴァントはこの世に現界できない

 

 

「はァっ...はァっ...」

 

「...やるわね」

 

「っ!」

 

ゲイツは全力の一撃を与えたつもりだった。だがマルタは目の前にいる。それは倒せなかったと思ってしまうが、マルタは何か、見覚えのあるものをゲイツに差し出している。

 

「このウォッチを託します...」

 

「これは...お前のウォッチか?」

 

「はい。さて、貴方では...貴方達では邪竜ファヴニールを倒せないのが分かりました。そのため...リヨンに行きなさい。そこで真の竜殺しが待っています」

 

「竜殺しだと?」

 

時間は待ってはくれない。ゲイツの質問に答えないまま、マルタは座に戻ってしまった。マルタの消滅と共に、タラスクは消え、戦闘をしていたジオウ、ウォズ、マシュ、ジャンヌは戦闘を止める。

 

「ゲイツ!すごいよ!」

 

「ああ...っ!」

 

右胸をおさえたゲイツを見た皆が慌てる。ウォズは冷静に暫くの間治療に専念すべきと話をしている中、マリーやアマデウスが話しかける。

 

「それならここから離れて少し休もう。大移動はその次にすればいいからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マシュside

 

 

「...」

 

誰かがやってくる気配がする。デミ・サーヴァントとなって、サーヴァントの反応には敏感になってしまっている。つまり今やって来ているのはサーヴァント

 

「交代だよ」

 

結論、来たのはアマデウスだった。

 

「はい。お疲れ様です」

 

「...マシュ、君は人生をどう思う?」

 

「え?...人生...ですか?」

 

それはマシュにとって重い一言だった。カルデアの中でしか過ごさず、ずっと外の世界の事はデータでしか見たことがなかった。故にこの旅は新鮮なものばかり、少し心にくるものもあったが、それでも世界を見て回る旅なのは変わらない

 

「マシュ、君は人生を彩るんだ、音楽のようにね」

 

「音楽のように...ですか?」

 

「ああ、ソウゴくんのように王になる道でもなく、ゲイツくんのように、心変わりする人生でもない、ウォズくんのように仕えるのは1人と決めた人生でもなく、君は君自身の、美しい人生を送るんだよ。さ、寝たまえ」

 

2日目の夜が終わる。3日目の朝からは竜殺しの探索だ

 

 

 

 

 

 

to be continued.

 

 

 

 

 

 

次回、Fate/Grand Order ユニバース・フェスティバル!

 

 

「戦兎!?」

 

 

 

 

「まさかクローズが敵に回るとはな...」

 

 

 

「仮想宝具 疑似展開/人理の礎!」

 

 

 

 

[鋼のムーンサルト!ラビットタンク!]

 

 

 

 

 

 

 

 

1431:竜殺しと竜の相棒




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