Fate/Grand Order ユニバース・フェスティバル   作:古明地こいしさん

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睡い...あ、オリジナルフォームが出ます。そこはクロスオーバーだからご愛嬌を


1431:2人のジャンヌ

カルデア組の目の前で、旗を持った女性は、自分がジャンヌ・ダルクだと言った。

それはゲイツを刺激する一言である。

 

 

「そっちから出向いて来るとはな。今ここで決着をつけてやる。」

 

 

ゲイツは倒さんとベルトを出すが、ソウゴが止める。

 

 

「待ってゲイツ!ジャンヌ・ダルクって言ったけど、アンタからは王様を殺したっていう、そういう雰囲気が俺には感じられないんだよね」

 

「...はい、私はジャンヌ・ダルクですが、もう1人の私とは違います」

 

「そんなこと我々が信じるとでも?」

 

 

ウォズも戦闘態勢に入るが、ソウゴがまたしても止めた。

 

 

「ジャンヌ・ダルクはさ、どうしたいの?」

 

「もう1人の自分を止めます。」

 

「そっか、じゃあ、俺達も手を貸すよ」

 

 

その一言でみんなが、カルデアスタッフ達、Aチーム、オルガマリーも、そしてマシュも驚いている。

 

 

「だって、困ってる人を助けるのも、王の役目でしょ?だったらしないと」

 

[しかし貴方がしようとしているのは![はーい、横から失礼、世界1美女なダ・ヴィンチちゃんだよ〰、1つジャンヌ・ダルク様に聞きたいのだけれど、いいかな?]貴女...]

 

「はい」

 

 

通信用の腕輪からダ・ヴィンチちゃんの姿が映し出されている。

ダ・ヴィンチちゃんの聞きたいことは1つだった。

 

 

[君のクラス、それを聞きたい]

 

「クラスですか?ルーラーですが...」

 

[ふむふむ、これは困ったね]

 

 

マシュが何が困ったのか尋ねた。

その答えは大きな問題だった。

 

 

[ジャンヌ・ダルクがルーラーということは、サーヴァントの位置が分かる。これはルーラーの特性だ。でも問題なのは]

 

 

「もう一人のジャンヌ・ダルクもルーラーの可能性が高い、そして、その場合我々の位置が丸分かりということか」

 

 

[ダ・ヴィンチちゃんのセリフをとるな〰!!]

 

 

ウォズが理解した事を口にすると、ダ・ヴィンチは不機嫌に。

 

 

「それは確かに...でもこっちにもジャンヌ・ダルクさんがいるので大丈夫では?」

 

 

マシュが考えたことはいたって簡単、互いに同じ能力を持つなら戦力のあるこちら側が有利なのではと、しかしその言葉をジャンヌ・ダルクは首を振り

 

 

「私はルーラーですが、その力は弱く、精々数キロ程度のサーヴァントしか判明できません。使えるのは真名看破、他のサーヴァントの真名を知ることだけです。あとは守るだけの旗...」

 

 

自分の力が弱く、申し訳ないと言う顔をするジャンヌ・ダルクだが、それでもソウゴは責めない。

むしろ、ありがとうと口にするほど

 

 

「俺達じゃ、何をするかってのは"ジャンヌ・ダルク"を倒すってことだったから、君から近づいてくれて助かったよ。だって過ちを犯さずに済むんだから」

 

「確かに、先のフランス兵の反応を見たあとだと、何も知らない状況では敵と判断するのが自然か...ゲイツくん、何かその"もう1人のジャンヌ・ダルク"の特徴はないかい?」

 

 

ゲイツは目の前のジャンヌ・ダルクと自分が見たジャンヌ・ダルクを頭の中で比べ、知ってる情報を

 

「俺の見たジャンヌ・ダルクは黒かったな、まぁこいつが今の格好の白い服装に変装でもしているのなら分からんが」

 

「ふむ、ではここにいるジャンヌ・ダルクは"白"ジャンヌ、そして敵は"黒"ジャンヌと...何か因縁でもあるのかと思うほど我々に当てはまる」

 

「そうなのですか?まぁそちらで区別をしてもらえるなら助かりますが...それで私はもう1人、いえ、黒ジャンヌを討とうとしていますが、本当に手を貸してもらえるのですか?」

 

 

ソウゴは大きく頷き、それを呆れるようにため息をつくゲイツ、ウォズは言う通りにするため、黙っており、マシュは流されているが、個人で判断するとしても目の前の白ジャンヌの力が借りれるのならば力強いと意気込む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ交代の時間です。まだ夜は長いですから貴女も休んだ方がいいですよ」

 

 

白ジャンヌが見張りをしていたマシュに声をかける。

マシュは後ろで睡眠をとっている2人、ソウゴとゲイツを見て、「まだ大丈夫」だと応えた

 

 

「やはりサーヴァントだからマスターを守りたいのですか?」

 

「いえ...先輩、ソウゴさんは王です。しかも世界の王、私はそんな方に付き添えているのか、私で良いのかと考えてしまい...」

 

 

その悩みを聞いた白ジャンヌは、導くつもりではないが、一つの問題として自分の事を話した

 

 

「私は国を恨んだ事はありません。ですが...」

 

「ですが?」

 

「私は、もう一人の自分がしていることが理解できません」

 

 

マシュは目を見開いて、白ジャンヌの顔を見てしまった。その顔は辛そうで、暗い、それでいて、心配しているような顔、マシュはそう捉えた

 

 

「黒ジャンヌは一体...いえ、もしかしたら私の心ではなく、裏側の話なのかもしれませんね」

 

「裏側?というと?」

 

「つまり君が表で、虐殺してきた方が裏、あるいはその逆か、ということだね?」

 

 

ウォズの言葉にただ頷く事しか出来なかった。

いや、白ジャンヌは待っていたのかもしれない、答えが出るのを。

 

 

「君ともう一人の君だけが織り成す世界、もしかしたら何かあるのかもしれない」

 

「私...だけが織り成す世界...」

 

 

答えという答えとは思わなかったのか、それとも判断に困っているのか白ジャンヌは難しく考え込むが

 

 

「私達も休ませてもらうよ。悪いが見張りは"白"ジャンヌくんに任せる。マシュも休むんだ」

 

「はい...ジャンヌさん、上手く言えませんが、頑張りましょう」

 

 

マシュの励ましの声を聞いたあと、白ジャンヌは見張りを続け、やがて朝がきてソウゴら一行は黒ジャンヌの情報を手に入れようと街を転々と回っていた。

白ジャンヌは姿を隠しながら、そして次の街へと進んでいた時、ゲイツが異変に気づいた。

 

 

 

「みんな、アレを見ろ」

 

 

ゲイツが指さした方角には街から煙が天に登るように舞い上がっている。

白ジャンヌはその街の名を知っていた。

ゆえに焦ってしまう、聖杯から得た知識では今の時間軸では戦争は休戦中とある。

そのためにあの煙がもう一人の自分がしでかした出来事だと思ってしまう。

 

 

「行こう!」

 

 

ソウゴの号令で全員が駆け出した。その街の名はラ・シャリテ。

ジャンヌ・ダルクにとっては何処も馴染み深い場所であるが、それでも街一つ危険が迫ってるという事が見逃せなかった。

 

 

「これは...」

 

「ドクター!生体反応は!?」

 

 

マシュが一目散に、生存者がいないか確認をとった。

命が奪われるというのは誰もが見たくない光景だ。

だが目の前では焼け焦げた人、いや、死体や、刺殺された跡、果てには死体とは呼べない、腕だけが落ちていたりと

 

 

[...ダメだ。君たち以外の生体反応は感じられない]

 

「っ!コイツら!?」

 

 

死体が立ち上がり、ソウゴ達に襲いかかる。

全員直ぐに反応し、1歩、2歩と退る

 

 

生きる屍(リビングデッド)ですね...心半ばで死んでしまった人達の無念が宿っているのが見受けられます」

 

「...助けられる?」

 

「いえ、私達で出来ることと言えば、彼らを埋葬してあげる事だけでしょう。そのためにも」

 

「いいのか?お前からしたら仲間だった存在だぞ?」

 

 

白ジャンヌは平常心を保つように一呼吸し、ゲイツの問いかけに答えた

 

 

「私のような人達をこれ以上出したくありません」

 

「ならば何も言うまい」

 

「我が魔王は手を出さないでもらいたい...と、言っても手を出すのだろう?」

 

 

既に腰に巻かれてあるジクウドライバーを見つつ、訊ねたウォズだが、当然と言うようにライドウォッチを取り出している

 

 

 

[ちょっと待ってくれ!君達のいる場所にサーヴァントが近づいている!]

 

それを聞いた”白”ジャンヌは目を瞑り、集中し、頷いた、こちらのジャンヌが感知できるほどの距離と分かると、ソウゴはポケットからクー・フーリンウォッチを取り出した

 

 

「弔うなら...力を借りるよ!クー・フーリン!」

 

[ジオウ!][クー・フーリン!]

 

 

クー・フーリンウォッチをジオウウォッチと共にベルトに装填すると、いつも通り変身する...だが、これまでとは違った。

 

 

[POSSESSION(ポゼッション)!ARMOR-TIME!]

 

「え?え!?」

 

 

いつもそうだったが、久しく初めての体験をするため、ソウゴは驚いている。

目の前には冬木で出会ったクー・フーリンの姿が半透明で現れ、アーマーが構築される。

 

 

[アンサズ・ルーン!クー・フーリン!]

 

 

まるで、数学の回答をしたかのように鳴り響くベルトには0000と刻まれ、ジオウの顔の文字は青くルーンと

 

 

「よし!」

 

 

直ぐに力を使おうとした瞬間、ウォズが叫ぶ。

 

 

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ時空を超え、過去と未来を知ろしめす時の王者!仮面ライダージオウの進化を!」

 

「それ、毎回するんですか?」

 

 

マシュが冬木で聞かされていたものをまた聞いたため、訊ねてしまった。

 

 

「当たり前だとも、そしてこれが歴史の1ページの最初となるであろう、その名も仮面ライダージオウポゼッション・クー・フーリンアーマー!ルーン魔術の一端を担う存在の力を継承した瞬間である!」

 

「その継承したってのも久しぶりだね...」

 

「ジオウ、その力で目の前の屍の山をかたづけられるのか?」

 

 

ゲイツが疑問に思うのも無理はないだろうが、ソウゴは、たった一言で味方を安心させてしまった。

ソウゴが発した言葉に力が...言霊のように

 

 

「なんか...行ける気がする!」

 

「ならば、早々と片付けて、本丸に集中できるようにするか」

 

 

[アーマータイム!プリーズ!ウィ〰ザ〰ァ〰ド!]

 

 

ゲイツも炎が出せるウィザードアーマーになると、ジオウとゲイツは動きがシンクロし、全く同じ行動を、装填されているウォッチのボタンを順番に押すと最後にベルトのボタンを押してベルトを回転させた。

 

 

[[フィニッシュタイム!]]

 

[ストライク!タイムバースト!]

 

[ウィッカーマン!タイムブレーク!]

 

 

ゲイツは魔法陣から爆炎を放ち、ジオウは冬木でクー・フーリンが出した宝具、灼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)を発動、百はある人やワイバーンの屍を塵も残さず焼き払った。

 

 

「ありがとうございます...」

 

 

白ジャンヌは礼を言うと、迫ってくる存在、巨大な竜に乗ってやってきた黒ジャンヌを睨んだ。

 

 

「あぁ...気がおかしくなりそうだわ!」

 

 

ここに2人のジャンヌ・ダルクが対峙した。

 

 

「サーヴァントの反応があるから来てみれば、まさか”私”だなんて!クー・フーリンにも目を見張るべきなのだろうけれど、そんな些細なことはどうでもいい!だって...清純な”私”が!目の前にいるのだから!」

 

 

黒ジャンヌはゲイツの存在は知っていた。相まみえた事がある、ゲイツ本人から全員聞いた事だった。

しかし、黒ジャンヌはこの場にクー・フーリンがいると言った。

つまりジオウをジオウとして認識していない、錯覚を起こしていると判断が取れた。

 

 

「なぜこのような事をしたのですか!?」

 

「なぜ?それは、”私”本人なのだから分かるのでは?」

 

「っ!」

 

 

白ジャンヌは苦虫を噛み潰したような顔をして、一歩退く、それを見た黒ジャンヌは笑い出す。

 

 

「アハハハ!まさかわからないとでも言うの?それなら滑稽ね!」

 

「前にも俺はそんな風に笑うやつを見たけど...なにがおかしいんだよ」

 

 

ジオウは笑っている黒ジャンヌを見上げて、問う

 

 

「なにか問題でも?」

 

「自分なら分かるって、それは心があるからだろ?本当に心があるなら、なんで”自分を”滑稽とかいうんだよ」

 

「...私を火刑に仕立てあげた王も憎かったけど、そうね、貴方の発言は更にイラつかせる程憎い...だから、最初に殺してあげるわ、”クー・フーリン”!」

 

 

黒ジャンヌが、青黒い炎をジオウに浴びせる。

だが、ジオウは堪えない、そして、ジオウでも、王としてでもなく、ソウゴとして叫ぶ。

 

 

「誰かの未来を奪う、そんな事していいはずがないだろ!」

 

[ジオウ・ジオウ・ジオウⅡ!]

 

 

ソウゴは、本当のジオウに戻った。

 

 

「クー・フーリンじゃない...貴方は一体?」

 

「アンタが嫌う、王様だよ」

 

 

 

 

 

 

To be continued.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、Fate/Grand Order ユニバース・フェスティバル!

 

 

 

 

「その力はなんのためにあるんだよ!!」

 

 

 

 

「ここは退くにかぎるわ!それでは!」

 

 

 

「ジャンヌ・ダルクの命で貴方達を倒しに来ました」

 

 

 

[ゲイツリバイブ!]

 

 

 

次回 1431:救世主再び




うーむ、表現難しい

オリジナルフォームはよかったのかどうか

  • 大丈夫
  • だめ
  • クロスオーバーだしあり
  • クロスオーバーだからこそ
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