マイキャラ短編集   作:真銅一白

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生命ーそれはこの宇宙が産み出した神秘。『命』という試練を与えられ、我々は生きている・・・

登場人物
あさがお この話の語り手。トレットのことが大好き。
トレット 生命線が伸びた。
ライナ 医者。
ミチ 未来を見れる。


生命線がのびちゃった! 前編

「大変!生命線がのびちゃった~!」

 

この聞き覚えのあるかわいい声は、トレットちゃん。生命線が伸びたってどういうことかしら?それに、生命線が伸びるのはいいことじゃ・・・とはいえトレットちゃんはデータ体だから不死身なんだけどね。でも、私はトレットちゃんの手を見て驚いた。

 

「な、なにその長い生命線!?」

 

その生命線は、手からはみ出て軽く10mを超えるような線だった。どうしてこんなことになったの・・・?

 

「どうやら私の身体、バグっちゃったみたい。朝から体重が異様に軽いしそのリソースが全部生命線にいってるみたいなの!どうしようあさちゃん・・・」

 

そういえばトレットちゃん、以前にもバグを起こして「きゅうり」しか喋れなくなった時があったわね。その時ちょうど愛暗子の部屋の収録だったけど私たちでどうにか切り抜けたんだったわね。とりあえず・・・

 

「ライナちゃんのところに行こう。」

 

ライナちゃんはすべての医師免許を一発で取った最強の医者にしてアイドル。だけどバグは病気なのかしら・・?

 

「う~ん・・・さすがに私でもバグは専門外ね・・・」

 

やっぱり駄目だった。そりゃそうだよね。インターネットが壊れたんです!って言いながら救急病棟に駆け込むようなものだよね。

 

「一応応急処置としては生命線を切ることぐらいだけど・・・」

 

「えっ、そんなことできるの?」

 

「データ体とはいえ物理的な肉体なら手術することはできるわ。生命線も肉体ではあるから切ることは可能だわ。」

 

やっぱりライナちゃんはすごい医者だ。と思っていたら

 

「それはダメよ!!!」

 

この声は・・・ミチちゃん!?ミチちゃんは地面から忍者のごとく現れた。

 

「ミチちゃん、いつからそこにいたの!?」

 

トレットちゃんがそう言う。当然の疑問だけどミチちゃんはそれには答えず私たちに言った。

 

「実は私は今日の未来を見たの。その未来は、トレットさんの生命線を斬ったら生命線に宿った生命のパワーが溢れ出してビッグバンが起こるというものだったのよ!」

 

嘘!?と思ったけどそうだった・・・ミチちゃんは左目で未来を見ることができて、10,20,30日は未来を確定させ、6のつく日は最悪の未来、ミチちゃんの誕生日の5月5日は最高の未来、それ以外は五分五分で当たる未来が見えるんだったわ。そして今日は・・・8月26日!

 

「や、やばいじゃん・・・このバグ治るまで生命線を維持しないといけないの・・・?」

 

私にもわかった。トレットちゃんの顔が青ざめるのを。かわいい・・・いやそんな場合じゃない。どうにかしてバグを直さないと・・・・




つづく
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