サクラ大戦Ⅵ ハロー・マイラブ    作:蛇王

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Ep.7 すてきなウィンターホリデイ
パート1


三ヶ月後。年も暮れる12月。

 

スピカが神木および四季組と空組の面々を、舞台終了後にサロンへと集めた。

 

「みんな、集まったわね」

 

スピカが皆の顔を見渡しながら言う。

 

「スピカ、急に集合なんて、どうかしたの?」マレーネ

 

「まさか、敵か! 場所は、数は?!」ナターシャ。

 

ヨーゼフを倒して以降、伯林には平和な日々が続いていた。伯林華撃団も、伯林歌劇団としての活動に専念することが出来、毎月の公演も滞りなく行っている。

 

「違う、違う。そうじゃないのよ」

 

スピカが笑いながら手を振って否定する。

 

「皆、今日が千秋楽でしょ? 一年間お疲れ様。敵も倒して、舞台もやって、皆も疲れているでしょう?」

 

「そうかなぁ?」

 

リリィが首をひねる。

 

「リリィはまだ若いから分からないのよ。でも、身体は正直でね。あまり無理して活動を続けていると、後々そのツケを払うことになるの。──というわけで、明日から来年の1月10日まで、伯林歌劇団は冬休み期間とします!」

 

「冬休み?! 休みが貰えるんですか?!」

 

秋奈とニーナが歓喜の声を上げる。

 

「そうよ、私からのご褒美。思いっきり、羽を伸ばしてらっしゃい!」

 

「それって、わたしたちもか!?」

 

アンジュが手を挙げて質問する。

 

「えぇ。四季組・空組ともに明日から冬休みよ!」

 

「やったぁー!」

 

「ただし、まだやることが残っているのなら、片付けた方が後々楽ね」

 

「アンジュ、リン。まだ事務作業が残っているでしょう? 今日中にはとても終わる量じゃないから、私達の冬休みは明後日からになるわね」

 

つぼみが声を掛ける。

 

「なーんだぁ。もう冬休みモードに入っていたのに……」

 

しょげるリンに、スピカが「まぁまぁ、それも冬休みのイベントと捉えて……」となだめる。

 

「まぁ、いいか。どのみちアレが明日来ることだし」

 

「……アレ? リンくん、何だい、アレって」

 

神木がリンに尋ねる。

 

「えへへ、ヒ・ミ・ツ、です」

 

「は、はぁ……」

 

「それで、神木くんはどうするの、冬休み?」

 

スピカが神木に尋ねる。

 

「……うーん、そうですね。急なことなんで、まだ決めてないですけど。二週間もあるんなら、日本に帰るのもありだなと思いますね」

 

「そうね。せっかくの休みなんですもの、有効に使わないとね」

 

スピカはここで言葉を切り、懐中時計で時間を確認すると「ではもう今日は遅いから、これでお開きとするわ」と言った。

 

自室に戻った神木は、ベッドにゴロンと横になって天井を見つめながら、明日からのプランを考える。

 

『伯林観光も良いし、日本に帰るのもありだし……。うーん、迷うなぁ……』

 

そんなことを考えながらボンヤリしていると、部屋のドアがコンコンとノックされた。

 

 

 

 

「はい、どなた?」

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