青森発特急「鳥海」殺人二重奏   作:新庄雄太郎

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事件の捜査の後、鶴岡は通夜に行く事になった。


第二章 お通夜

上野に到着した鶴岡は、居合わせた私服捜査員と警戒班がやってきた。

 

「何、A寝台で女性の死体。」

 

「どこだ。」

 

「11分に到着した寝台特急「鳥海」のA寝台に。」

 

「死んでるのは女性のようです。」

 

「よしっ」

 

警戒班は、直ちに立ち入り禁止のロープを張った。

 

「はいっ、これ以上は近寄らないで。」

 

現場にはやじ馬が集まっていた。

 

まもなく、数分後に警視庁・捜査一課と上野署員が到着した。

 

「はい、どいてどいて。」

 

と、鑑識が担架で死体を運んだ。

 

「警部、被害者の女性の身元がわかりました。」

 

「本当か。」

 

「被害者の女性は姫川久二子さん、26歳です。」

 

「うん、それで死因は。」

 

「鋭利な刃物による、刺殺です。」

 

「刺殺か。」

 

「ええ、車内で不審な客は乗っていましたか。」

 

と、鶴岡は乗客に言った。

 

「さぁね」

 

「知らないわ。」

 

公安特捜班

 

「えっ、寝台特急「鳥海」で女性の死体。」

 

「はい、私が休暇で青森へ行った時に乗っていたら、死体を発見したんです。」

 

「それで、被害者の女性の身元は。」

 

「ええ、名前は姫川久二子さん26歳です。」

 

「なるほど、死因は?。」

 

「恐らく刃物による出血死と思われます。」

 

「そうか、それで鶴岡はどこに乗ってたか覚えてるか。」

 

「俺はA寝台の隣の7号車でした。」

 

「そうか、犯人は恐らく秋田で下車したんだ。」

 

「秋田で田沢湖線に乗って盛岡から東北新幹線「やまびこ」か寝台特急「はくつる」に乗って上野へ行ったと考えられますな。」

 

「うん。」

 

そこへ、高山と南がやって来た。

 

「鳥海。」

 

「知ってるのか、高山。」

 

「ええ、僕が高校の頃に乗った時は485系の昼行だったから。」

 

「そうだったな、90年に寝台特急になったんだな。」

 

「この列車は上越線経由で羽越本線と奥羽本線を経由して運転されていたんだよ。」

 

「凄いなぁ、高山は。」

 

「本当に鉄道に詳しいんだよね。」

 

「ええ。」

 

翌日、被害者の姫川の通夜の行われた。

 

「この度は、ごしゅうしょ様です。」

 

「はい、参列ありがとうございます。」

 

鶴岡は、香典を渡した。

 

「あのー、娘は殺されたのでしょうか?。」

 

「今の段階ではナイフで殺害したと思われます。」

 

「もしかして、恨まれることはあるんですか?。」

 

「そこまでは、警察の方で捜査しています。」

 

「必ず、捕まえて下さい。」

 

「わかりました。」

 

鶴岡は、通夜を終えた後は仕事に戻った。

 

「通夜、ご苦労様。」

 

「ああ。」

 

「調べた結果、上野から青森まで行く寝台特急は「はくつる」と「あけぼの」と「鳥海」と判明しました。」

 

「そうか、「はくつる」だけは583系か。」

 

「「北斗星」と「エルム」は札幌までなので青森には止まらないはずです。」

 

「そうか、という事は犯行は上りの夜行って事か。」

 

「はい。」

 

「なるほど、犯行時刻は午後の20時ごろって事か。」

 

「そうですね。」

 

 




そして、犯人はどんなトリックを使ったのか?

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