青森発特急「鳥海」殺人二重奏   作:新庄雄太郎

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警察はその男を連行した、しかし彼には「はくつる2号」に乗っていたのか?


第四章 鉄壁のアリバイ

警視庁は重要参考人として上野西署に連行した。

 

「だから「鳥海」で女を殺してないって。」

 

と、言っていた。

 

重要参考人の名前は、錦田 貴司。

 

「どぼけんな、あんたが殺したのか。」

 

「とんでもない、俺が女を殺したって言うのか。」

 

そこへ、公安主任の南がやって来た。

 

「本当に殺してないのか。」

 

「本当っすよ、その時俺は青森から寝台特急に乗ってたんだからな。」

 

「それで、何時の列車だ。」

 

錦田は、南に乗車券を見せた。

 

「俺は青森駅で21時発の寝台特急「はくつる2号」に乗ってたんだから。」

 

「それ本当か。」

 

と、上野西署の伊達刑事は言う。

 

「うん、俺は犯人じゃない。」

 

「じゃあ、誰が犯人何だ。」

 

「それは知らんよ。」

 

「という事は、犯人は別にいるって事か。」

 

南は、高山に寝台特急「はくつる2号」の車掌に会い話をした。

 

「ああ、この客ですか?。」

 

「ええ。」

 

「確かに、乗ってましたよ。」

 

「本当ですか、どうもありがとう。」

 

高山が上野西署にやって来た。

 

「南主任、確認取れました。」

 

「そうか、やっぱりアリバイがあったか。」

 

「はい、園山車掌の話で確認したら、その男は乗ってたそうです。」

 

「アリバイ成立か。」

 

「はい。」

 

「そうか、高山ご苦労さん。」

 

南と高山は、特捜班に戻り「鳥海」で起きた事件の会議をした。

 

「上野西署では、錦田を連行したのだが錦田には鉄壁のアリバイがあったことがわかった。」

 

「本当か、高山。」

 

「ええ、上野西署では錦田を犯人としているが、彼には鉄壁のアリバイがあるんです。」

 

「という事は、その「はくつる2号」に乗ってたのか。」

 

「はい、車掌の話によるとその人は乗っていたそうです。」

 

「そうか、一体誰が犯人何だ。」

 

「そこまでは。」

 

「問題は、犯人はどこから「はくつる2号」に乗ったのかだ。」

 

「青森から秋田で列車に乗り換えたって事は。」

 

と、小海は言う。

 

「犯人は田沢湖線の特急に乗って盛岡へ乗ったって事は。」

 

「そこなんだよな。」

 

「いや、それは無理だと思う。」

 

「えっ。」

 

「秋田から乗ったとしても特急ではなく、ローカル線で行けれると思うよ。」

 

「そうだな。」

 

「犯人は何処から乗ったかだ。」

 

「うーむ。」

 

と、南は少し考えながら推理した。

 

「やはり、錦田はシロか。」

 

「ええ、車掌も確認していますから。」

 

「そうか、犯人は錦田ではなくて別にいるのか。」

 

「問題は、そこなんだよな。」

 

「その可能性があるな。」

 

「とにかく、その線で捜査してみよう。」

 

「了解しました。」

 

と、特捜班は捜査会議を終えた。




だが、彼には鉄壁のアリバイがあった

そして、どんなトリックを使ったのか?

次回もお楽しみに
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