鈍感な彼氏と直接言えない彼女の物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
影山蒼
大島茜
母さん
以上3名


第18話 帰り

 俺は大島先輩と一緒に中央線に乗っていた。

 

「大島先輩、したの名前何ですか」

(あかね)っていいます」

 

茜、か。かわいい名前だな。

 

「かわいいですね。茜先輩でいいですか?」

「へっ!?か、かわいい?あ、茜先輩!?い、いいですけど……影山先輩の下の名前も教えてくださいよ……」

 

すごい恥ずかしそうじゃん。そんな恥ずかしがることか?

 

「あぁ、蒼です」

「蒼?蒼くんってことですか?」

「そういうことです」

「分かりましたっ、蒼先輩」

「茜先輩も」

 

俺はロングシートで2人で話していた。

武蔵小金井に着くと、茜先輩は電車を降りた。ここが最寄りらしい。

 

「着きました。蒼先輩、ありがとうございました」

「はい。気をつけて帰ってくださいね」

 

俺は一回改札を出て、再び改札内に入った。

 

(そういえば……金、余ってるんだよな)

 

折角だ。と思い、俺は隣の東小金井の近くにあるコンビニのATMから5万円自分の口座から引き出し、新宿までの切符を買った。普通は新宿までいかないけど。

今日は時間もあるため、新宿から京王線で片倉まで帰ろうと思った。最寄りはJRだと片倉、京王だと京王片倉だ。

 

 10:52発快速東京行きに乗車。途中、三鷹、吉祥寺、荻窪、中野、新宿、四ッ谷、御茶ノ水、神田、東京に停車する。しかし、俺は新宿で降りる。

11:16に新宿駅に着いた。新宿駅は大きく、京王線乗り換えまでで迷いやすい。一応よく来てるから道は分かるが、乗り換え路線はかなりある。

埼京線

湘南新宿ライン

中央線

山手線

総武線

小田急線

京王線

東京メトロ丸ノ内線

都営新宿線

都営大江戸線

以上10路線が乗り入れる。迷うのもしょうがないのかもしれない。

今度の京王線は、11:27発準特急高尾山口行き。京王線内で速い方から3番目の種別だ。速い方から、

京王ライナー

特急

準特急

急行

区間急行

快速

各駅停車

の7種類。各駅停車、快速、区間急行、急行は都営新宿線にも直通している。

今回乗車する準特急は、途中、笹塚、明大前、千歳烏山、調布、府中、分倍河原、高幡不動、北野、京王片倉、山田、めじろ台、狭間、高尾、高尾山口に停車する。

 

 結構早く府中まで来ることができた。俺は、電車の行き先を見た。「高尾山口」だ。高尾山は近いから結構登ったことがある。

 

(今度、誰かと登りたいな)

 

俺は早速頭のなかに思い浮かんだ瑞浪にチャットを送った。

 

〈高尾山登りに行かないか?明日〉11:52

〈ごめんっ!明日バイトなんだ〉11:52

 

電車は分倍河原に停車した。

 

〈そうか。ごめんな、いつなら空いてる〉11:53

〈今度の火曜日だったら空いてるよ!〉11:54

〈分かった。火曜日高尾山登るんだけどいいかな。無理だったらいいんだけど〉11:55

〈登る!2人で登ろっ〉11:55

〈いいぜ〉11:55

 

火曜か……一応他の人にも聞いてみようかな。

 

〈茜先輩、明日空いてます?〉11:56

〈空いてますよ。どうかしたんですか?〉11:57

 

返信早くね?

 

〈高尾山登りたいなと思いまして〉11:57

〈いいですよ、登りましょ〉11:58

 

よっしゃ。さすが茜先輩。

 

〈明日、高尾山口駅で待ってますね〉11:59

〈はい〉11:59

 

相変わらず返信が早い。

 

 電車が京王片倉に着いたのは12:09。歩いて10分、家に着くと、母さんが昼飯を作って待っていた。

 

「母さん、今日はなんだ」

「チャーハンよ」

 

俺は椅子に座ってチャーハンを食べ始めた。

 

 部屋に戻り、俺はベットに横になった。

 

「疲れたぁ」

 

正直、なんか昨日から帰ってきてないから、慣れていない枕で寝ていた。やっと慣れた枕で寝れたから疲れが取れてくる。

 

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