影山蒼
春風瑞浪
春風瑞季
以上3名
俺は翌日、結婚式場に向かった。結婚式場では、俺のために髪型や服装のサイズを調整してくれた。
「こちらでよろしいでしょうか」
白く、整った服装だった。瑞浪にはまだ会えないらしく、俺は同じ部屋に隔離された。俺は椅子に座ってじっとしていた。
すると、瑞季が俺がいる部屋に入ってきた。おそらく許可をもらって入ってきたんだろう。俺は瑞季を横に呼んだ。
「瑞季、来たのか」
「うん。お姉ちゃんのことは伝えちゃいけないって言われてるけど、可愛かったよ」
そうか。それだけ知れたんだったらいいか。
「そっか」
「お兄ちゃんもかっこよくなったね」
「ありがと」
瑞季は隣にあった椅子に座る。
「あと30分だよ」
「分かってる」
俺は椅子から立ち上がった。もうあの式が、30分後に迫っているのだ。
【春風瑞浪視点】
結婚式が始まるまで1時間を切った。服はもう着ている。白いウエディングドレス。初めて着るから少し違和感を感じる。でも、今日で蒼くんと結婚できるんだ。もう楽しみ。
「お姉ちゃん!」
入ってきたのは瑞季だった。瑞季って入ってこれるんだ。
「瑞季、入ってこれるの?」
「えへへー、許可もらったの」
そっか。許可もらえば入れちゃうのか。親族にはなるし、私たちと苗字一緒だから入れたんだろう。
「お姉ちゃん、それウエディングドレス?」
「うん。どお?」
私は立って、瑞季に見せた。瑞季は目をキラキラさせて見ている。
「いいなぁ、私も着てみたぁい」
「うーん……あ!」
私は後ろにあったウエディングドレスを手に取る。
「ちょっと待ってて」
私はすぐ近くの式場の人に聞いた。
「妹がウエディングドレス着たいって言ってるんですけど、私が着なかったウエディングドレス着させてあげてもいいですか?」
「ああ、いいですよ」
私はまた部屋の中に戻った。
「瑞季、着ていいって」
「やった!」
私は瑞季にウエディングドレスの着方を教える。瑞季はゆっくりだったが自分で着ていく。
「はい!これで終わり」
瑞季は鏡の前に立つ。
「うわぁ、すごいっ!」
瑞季はウエディングドレスを着ただけですごい喜んでいる。夢だったのかな。
「お姉ちゃん、これ着て結婚式出るんだよね」
「うん」
「感想聞かせて?」
瑞季、結構熱心だな。好きな人とかいるんじゃない?とか思っちゃう。
「いいよ。瑞季も、好きな人とかいるんじゃない?」
「えっ!いないよ!な、何言ってるの!?」
これ、絶対いる。もう分かるんだもん。けど、気づいてないフリしておこう。
「そお?ま、いずれかするんだもんね」
私は瑞季の背中を撫でた。
┌俺たちは
もう、結婚するんだ。┤
└私たちは