鈍感な彼氏と直接言えない彼女の物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
影山蒼
春風瑞浪
春風瑞季
以上3名


第24話 当日

 俺は翌日、結婚式場に向かった。結婚式場では、俺のために髪型や服装のサイズを調整してくれた。

 

「こちらでよろしいでしょうか」

 

白く、整った服装だった。瑞浪にはまだ会えないらしく、俺は同じ部屋に隔離された。俺は椅子に座ってじっとしていた。

すると、瑞季が俺がいる部屋に入ってきた。おそらく許可をもらって入ってきたんだろう。俺は瑞季を横に呼んだ。

 

「瑞季、来たのか」

「うん。お姉ちゃんのことは伝えちゃいけないって言われてるけど、可愛かったよ」

 

そうか。それだけ知れたんだったらいいか。

 

「そっか」

「お兄ちゃんもかっこよくなったね」

「ありがと」

 

瑞季は隣にあった椅子に座る。

 

「あと30分だよ」

「分かってる」

 

俺は椅子から立ち上がった。もうあの式が、30分後に迫っているのだ。

 

【春風瑞浪視点】

 

 結婚式が始まるまで1時間を切った。服はもう着ている。白いウエディングドレス。初めて着るから少し違和感を感じる。でも、今日で蒼くんと結婚できるんだ。もう楽しみ。

 

「お姉ちゃん!」

 

入ってきたのは瑞季だった。瑞季って入ってこれるんだ。

 

「瑞季、入ってこれるの?」

「えへへー、許可もらったの」

 

そっか。許可もらえば入れちゃうのか。親族にはなるし、私たちと苗字一緒だから入れたんだろう。

 

「お姉ちゃん、それウエディングドレス?」

「うん。どお?」

 

私は立って、瑞季に見せた。瑞季は目をキラキラさせて見ている。

 

「いいなぁ、私も着てみたぁい」

「うーん……あ!」

 

私は後ろにあったウエディングドレスを手に取る。

 

「ちょっと待ってて」

 

私はすぐ近くの式場の人に聞いた。

 

「妹がウエディングドレス着たいって言ってるんですけど、私が着なかったウエディングドレス着させてあげてもいいですか?」

「ああ、いいですよ」

 

私はまた部屋の中に戻った。

 

「瑞季、着ていいって」

「やった!」

 

私は瑞季にウエディングドレスの着方を教える。瑞季はゆっくりだったが自分で着ていく。

 

「はい!これで終わり」

 

瑞季は鏡の前に立つ。

 

「うわぁ、すごいっ!」

 

瑞季はウエディングドレスを着ただけですごい喜んでいる。夢だったのかな。

 

「お姉ちゃん、これ着て結婚式出るんだよね」

「うん」

「感想聞かせて?」

 

瑞季、結構熱心だな。好きな人とかいるんじゃない?とか思っちゃう。

 

「いいよ。瑞季も、好きな人とかいるんじゃない?」

「えっ!いないよ!な、何言ってるの!?」

 

これ、絶対いる。もう分かるんだもん。けど、気づいてないフリしておこう。

 

「そお?ま、いずれかするんだもんね」

 

私は瑞季の背中を撫でた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ┌俺たちは

もう、結婚するんだ。┤

          └私たちは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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