影山蒼
大島先輩
市野穂花
マスター
以上4名
俺はバイトに行くため、朝早く瑞浪の家を出た。瑞浪の家で泊まることになったため、こうなった。バイト先では俺を雇ってくれたマスター、俺の先輩が1人(実は俺の方が年上)、後輩が3人いる。最初に入っていたのがマスターで、次に先輩、そして俺が入った。
「マスター、今日午前ですよね」
「そうだね、影山くん、頼むよ」
「はい」
俺は接客で、会計及び品の配り。俺と一緒にするのは2つ下の先輩だ。不思議なんだが、俺は先輩の方が入った時期が咲希のため敬語なんだが、相手も俺が年上だから敬語なのだ。マスターは俺の方が20ほど下だし、入ったのも俺があとだから敬語とため口でいいんだが、敬語同士は少し戸惑う。
「大島先輩、今日も会計しますよね」
「はい。影山先輩もですよね」
両方先輩呼び。もう慣れたけど、周りからはまだ紛らわしいと言われる。
そして、ドアが開く音がした。俺が咲希に向かう。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」
「ご注文お決まりでしたらボタンでお知らせください」
先輩と一緒に俺は言った。俺は注文を待つため待つため一旦戻った。
しばらくして音が鳴ると、俺が注文を聞きに行った。
「ご注文お伺いします」
「アイスコーヒーと、チーズケーキで」
「分かりました」
俺は再び戻り、調理係の人たちに言った。
「アイスコーヒーとチーズケーキ」
調理係の人たちはすぐに作り始めた。大島先輩と俺は出来上がるまで待っていた。
「影山先輩、今日午前ですか」
「はい。大島先輩もですか」
「はい。じゃあ、一緒に帰りますか?」
「じゃあ、そうしましょうか」
俺は大島先輩と帰りのことを話していた。そこに調理係の後輩が来た。
「アイスコーヒーとチーズケーキです」
「あ、分かった」
俺はお客様に配りに行った。
「アイスコーヒーとチーズケーキです。ごゆっくりどうぞ」
俺は再び戻る。客が来ないと結構暇だ。俺の担当の8:00~11:30はピークの時間ではない。人が来るのは12:30~13:30の1時間。午後に入ると12:00からだからピーク。とは言っても平日は会社員が多く、席が埋まることもない。休日昼間がピークだ。
「お、客か」
「私行きましょうか」
「あ、すみません」
俺は大島先輩に謝った。大島先輩は「いいですよ。気にしないでください」と言って客のところに向かった。
「影山先輩、今暇ですか?」
「あぁ、暇だけど、どうかしたか」
「あの…バイト終わったら、ちょっと待ってもらってていいですか?」
「あぁ、いいけど」
後輩の名前は
「そういえば、来年度から生徒会長は2年生なんだっけ」
「はい。立候補しますよ」
「頑張って」
生徒会長だから特別忙しく、嫌になる訳じゃない。
俺の時間が終わり、先に来たのは穂花。俺は穂花に言われた通り待っていた。
「穂花、話ってなんだ」
「はい。あの、影山先輩の家、知りたくて…」
「え?なんか知ることでもあったか?」
「あの、生徒会長なので知っておいたいと思って…」
俺の家まで千駄ヶ谷から結構距離がある。
「確か喫茶店だと2番目に遠いけど大丈夫か?」
「はい。東小金井までだったら定期券あるので」
だったら大丈夫か。俺は大島先輩をまった。
「影山先輩!あれ、市野さん、どうしたの?」
「影山先輩の家に行こうかと思って…」
「そうなの?じゃあ私も代々木までいいかな。私家が西大井だから」
俺は穂花と大島先輩を連れて千駄ヶ谷まで歩いた。千駄ヶ谷から総武線で代々木まで行く。
「代々木でお別れですか」
「そうですね。また土曜に」
大島先輩は山手線のホームに歩いていった。俺と穂花は引き続き総武線で中野まで乗る。新宿でも乗り換えられるが、遠いから中野にした。
「影山先輩、好きです」
「え?何が」
「喫茶店のバイト…あっ、影山先輩の事じゃなくて!」
穂花は慌てて言っていた。