やる夫スレのように、色々なキャラが出てくるよ!
もし原作とキャラの設定が違っても、それはやる夫スレ風だから仕方ないんだ!
それと、作者は頭が悪いから、酷いミステリーにしかならないよ!
探偵。それの定義はもはや色々とわからなくなってしまった。
便利屋のような仕事をすることもあれば、重大事件を解決することがある。
そもそも、ピンカートン探偵社という実在した探偵社も色々とおかしい。
ともかく、この世界では探偵は溢れ、それに比例して様々な事件が溢れている。
そして、ある日、とある街の博物館に怪盗からの予告状が送られてきた。
『今日の昼の十二時に博物館で一番のお宝をもらうのby怪盗少女かりん』
駆け出しの怪盗が書いた予告状だが、油断はできない。
怪盗少女かりんも実力があるルーキーとして知られていた。
博物館は一応は日本国内では中規模くらいのレベルだ。
それなりにレベルの高い文化財は多い。中には国宝もある。
そこで、博物館は来客効果も狙って、色付き探偵に警護を依頼した。
色付き探偵は、世界探偵教会から『色』を付与された超一流の探偵だ。
怪盗VS超一流探偵、これは来館者が多くなるに違いない。
博物館の見学料が高くなったのはお母さんには内緒だぞ。
「私に任せたまえ!」
依頼を受けた探偵は黒の愉悦、言峰綺礼。
一部関係者、とくに警察はもう駄目だと悟った。
そんなことはともかく、博物館には想定通り、いや想定以上に来館者がやってきた。
神浜市からやってきた水波レナという少女もそんな来館者の一人だった。
彼女はもともと(アイドル)探偵マニアなのだ。
言峰は美形なので、人気が高い。ただし、本性はあれだが。
そして、もう一人、レナの付き添いとして十咎ももこも博物館を訪れた。
「・・・なあ、レナ。黒の愉悦に関してはあまり良い噂を聞かないぞ」
「もちろん私だって知ってるわよ。顔だけが取り柄の屑だって。
でも、顔はいいんだから、ぜひ生で見ておきたいのよ」
「・・・はあ」
博物館の警備は博物館全体に広がっていた。
今回、どの展示物が狙われるのか見当がつかなかったからだ。
良い意味で、博物館の収蔵品はどれも同じレベルなのだ。
「どれも悪くはないわね。でも、盗むほどの価値あるのかしら」
「レナ、職員が冷えた表情でお前を見てるぞ!言ってはいけないことを・・・!」
「でも、実際そうじゃない」
「だからってな・・・待て、レナ。あの男なんだか怪しくないか?」
レナはくたびれた黒スーツを着た男を指差した。
その男は『中国セイバー』という銅像をじっと見ていた。
「怪しいのはあの男じゃなくて、銅像のような気がするんだけど???」
「でも、さっきから、あの男ずっと同じところにいるぞ」
「それもそうね。でも、今回の怪盗は幼い女の子でしょ?」
「変装は怪盗の十八番だ。それに、最近は怪盗騒ぎに乗じた窃盗も増えてる。
あの男は怪盗少女かりんの変装か、火事場泥棒じゃないのか?」
「・・・そうかもしれないわね。一応、様子は見た方がいいかしら」
「ああ。私はいったん警察呼んでくる」
ももこはそう言って、どこかに行ってしまった。
だが、その途端に、別の男がスーツ姿の男に近づいた。
レナはその男を知っていた。
もっと言えば、恩人だった。
(あの人は・・・義勇さんじゃん!)
彼女は数年前、探偵のころの富岡義勇に助けられたことがあり、
それ以来、手紙を交わし合っているのだ。もちろん、たまに会うこともある。
しかも、ただの探偵ではなかった。元色付き探偵だったのだ。
青の安定、それが彼に与えられた称号だった。
最近は探偵をやめて、別の探偵が青色を引き継いだそうだが。
おそらく、一流の彼はスーツ姿の男が怪しいとすぐに気がついたのだろう。
だが、彼と男の会話は信じられないものだった。
「おい、ローラン。どうして九級探偵の貴様がここにいる」
「義勇か、見ての通り休暇を満喫しているんだ」
ローランとかいう男は底辺とはいえ探偵だった。
しかも、義勇を呼び捨てしている。
「こっちは仕事で来ているんだ」
「そうでしたね、富岡刑事」
もっと驚愕の事実が明らかになった。
探偵をやめたのは知っていたが、刑事になっていることは知らなかった。
「義勇さん、刑事になってたの!?」
「義勇、知り合い?」
「ああ、水波レナという。少し前にある事件で知り合ってな。
・・・黒の愉悦は顔だけの男だ。やめておけ」
「知っているわよ、そんなこと。ももこと同じこと言うのね。
・・・それで、この人は誰なの?」
「どうも、迷子の猫の捜索や浮気調査、さらには落とした十円探しまで。
日常のお悩みを解決する、九級探偵ローランでーす!」
「そんな底辺探偵のアンタがどうして義勇さんと知り合いなのよ?」
「それはこっちのセリフだよ」
「二人とも、おはぎ食うか?」
「「いや、なんでだよ」」
安定という称号の由来はこの通りだ。
その時、若い警官が駆けつけてきた。
「怪しい男がいると聞いたけど・・・ローランさんじゃないですか」
「おっ、村田じゃん」
「ローラン田、どうした?」
村田は言葉を失った。
「駄目じゃない、義勇さん!こんな探偵と一緒にしちゃ!」
村田は真っ白になった。
だが、そこで事態は急変した。
館内が突然、真っ暗になったのだ。
「えっ!?どういうこと!?」
「落ち着け、レナんとか。数秒後には展示物がなくなっているだけだから」
「人の名前で遊ばないでよ!」
ローランの言う通り、数秒後には再び館内は明るくなった。
「ローラン、大丈夫か?」
「ああ、大丈・・・おい、レナ、目閉じろ」
ローランはレナの目を手で塞いだ。
「ちょっと、何すんのよ!」
「お前の精神衛生のためだ。・・・ああクソ、もう死体を見るなんてないと思ってたが」
三人の近くには、中国セイバーを抱えた怪盗少女かりんの死体があった。
この数分の間に、彼女は何者かに首を切られてしまったのだ。
「・・・本部、こちら村田です!怪盗少女かりんが・・・死体で発見されました!」
村田はすぐに意識を取り戻し、無線で艦内にいる警察官全員に緊急事態を告げた。
「・・・えっ、死体?どういうことよ」
「グロいから、見ない方が良いぞ。おい、義勇。少しコイツを外に連れていくぞ。
・・・義勇、どうして変な方向見てるんだ?」
「・・・俺は生で死体を見るのが怖い」
「どうして刑事になったんだ?というか、よくもそれで探偵やれてたな?」
「俺は冤罪専門の探偵だったの忘れたのか?」
そこに、ももこも駆け付けた。いや、駆け付けてきてしまった。
「レナ、大丈・・・えっ」
「おっと、この子の付き添いか。悪いことは言わない。今見たのは、全部忘れろ。
あと、この子を外に連れて行ってくれ」
「悪いけど、そうはいかねえ」
「不死川、弟の命がどうなっても知らないのか?」
「弟を人質に取るとか、お前本当に地に堕ちたな!?」
「ローラン、人質を取るのは刑事として見逃せないぞ。
それと不死川、おはぎやるから死体を頼む」
「お前、刑事なめてんのか!?・・・まったく!
ローラン、お前と義勇はともかく、そのガキは第一発見者だ。
一応、証言とか聞きださないといけないんだ」
「第一発見者っていっても、このレ何とかは死体見てないぞ?」
「それでもだ。事件発生直前の状況も聞き出さないといけねえんだ。
あと、付き添いのお前。お前も残っていてくれ」
「・・・わかった」
「あと、義勇。てめえは死体をちゃんと見てろ」
「嫌だ」
「み・ろ!」
「首が折れるからやめてくれ」
「てめえ首本当に折るぞ!!」
「じゃあ、俺は帰らせてもらうぞ」
「てめえも残れ!このクソ探偵!
いいか、10分だ!その間、俺は上に報告してくる!
絶対、勝手に事件を解決すんじゃねえぞ!」
そういうと、不死川刑事は本部のほうに行ってしまった。
「・・・これ、愉悦したら駄目だよな?ローラン」
「駄目に決まってんだろ、この愉悦野郎。
というより、珍しく空気読むじゃないか?」
「ごめん、本当は内心幸せ」
「だと思ったよ。とりあえず、いったん死体が見えない近くの場所に移動するぞ」
一行は死体が見えない場所に移動した。
「ようやく視界が自由になったわね・・・」
「ローラン、女子に手を触れたらセクハラだぞ」
「義勇さん?どうしているの?死体見張ってるんじゃなかったの?」
「村田に任せた」
「・・・レナ、諦めろ。こいつはこういう奴なんだ」
「知ってた。それで、ローラン。アンタに事件解決できるの?」
「一応はやってみせるよ」
「九級なのに?」
「・・・任せろって。多分、何とかなるさ」
こうして九級探偵による事件の捜査が始まった。
果たして、ローランは事件を解決できるのか?