最近筆がなかなか乗らないので間が大分開くと思います。どうか長い目で、お待ち下さい。
浮気で新しいものに行くかもしれませんが、ご了承下さい
はやてちゃんとの邂逅から数週間後、世間では大型連休を迎えていた。高町家に誘われて海鳴温泉に向かっていた、もちろんはやてもいた。
はやては、今横山家で生活している。そこから必然的になのはやアリサ、すずかとも交流を持つようになっていた。
『マスター、楽しそうですね。』
ーそりゃ、楽しそうな女の子の姿を見るのは微笑ましいし、温泉楽しみじゃないか。
『それじゃーまるで、ロr ―おっと、それ以上言ったら戦争だよ。』
『…冗談はさておきこれからどうするんですか?』
―これから?ジュエルシードなら温泉近辺に一つあるよ。
『そうなんですか!……いえ、そうではなく例の件ですよ。』
―例の…あー、闇の書の件か。そればっかりはどうしようもないさ。姉さんたちに頼めば一発解決だけどそれじゃ意味がないからな。
『なぜ、ダメなのでしょうか?』
―まあー、解決手段の一つとしてカウントはしてもいいけど頼り切りになるのは危険だからね。
実際、一つの手段しか持たなかった結果最悪の状況になった例は多く存在している。
『それだけではないでしょう?』
―やっぱり、ティルは鋭いな!……姉さん達に頼ると、なのは達の成長の機会を奪う結果にもつながるから頼るのは最終手段と考えておいてくれ。
そんな、裏会話をしているうちに目的の場所に到着した。しかし、マリアナ、アテナ、ヨミの3人は少し用事で遅れると言っていた為、後ほど合流することになっている。
「将暉くん、ボーッとしてどうしたの早く行こうよ!」
「っ!分かったから引っ張らないで。」
楽しそうな表情のなのはが、こちらの手をとってきた。カレン姉さんが微笑ましいと言った風な顔を向けてきた。
そのことはスルーして、なのは達に合わせて旅館の方へ向かって行った。
「おっと、ユーノはこっちだよ!」
「ちょっと、何でよ。」
「そうだよ、将暉くん。私たちでユーノくんは入れるよ。」
「まあまあー、将暉にも理由があるんだろうから、教えてな。」
「何でって、ユーノが雄だからだよ。たまには男同士にしてくれてもいいじゃないか。」
そのことを聞くとはやては少し思案顔になったが、概ね納得したようでまだ唸っている二人を説得してくれた。
ユーノはホッとしたような雰囲気を出してこっちに感謝の念を送ってきた。一方でなのは、驚愕したような顔になって
ー「ちょっと、ちょっと、二人ともどういうこと?」
ー「?……もしかしてなのはちゃん、ユーノのこと気づいてなかったの?」
ー「知らないよ。」
ー「だそうだ。ユーノ、なのはに性別のこと伝えてなかったのか?てっきり伝えたものと思ってたんだが。」
ー「えっ!?僕を見つけた時に元の姿見たんじゃないの。それで将暉が知ってるんだと思ってたよ。」
ー「うんうん、最初からフェレットの姿だったよ。そうだよね、将暉くん!」
ー「確かにそうだったな。後、俺が性別に気づけたのは単純に雰囲気で分かっただけだよ。」
ー「そんなー。」
声音からして、相当落ち込んでいる様子が伺える。おそらく、今まで見そうになってしまったことを申し訳なく思っているんだろう。
ー「まぁまぁー、二人ともお互いにすれ違いがあって今日まで分かってなかったんだし、気にしない気にしない。おもむろこっちが伝えて置けばこんなことにはならなかったんだしね。」
ー「そうだね。ごめんね、ユーノ君責めるような感じになって。」
ー「うんうん、僕も伝えた気になってたからごめん。」
ー「じゃあ、誤解も溶けたことだし温泉行こうか。」
そこから、それぞれ別れて脱衣所に向かった。
ー「そう言えば、ユーノって温泉に入ったことってあるの?」
ー「う~ん、大衆浴場になら入ったことあるけど、それとは違うの?」
ー「詳細を知らないから何とも言えないけど、根本的には同じだよ。ちょっとお湯が特別なんだ。」
ー「そうなんだ。だったら楽しみかも。」
ー「ユーノは俺が洗うからな。」
ー「いいよ、自分でやるよ。」
ー「自分の姿を考えろ、その姿でそんなことしたら注目が集まるだろ。」
ー「あっ、そうだった。……将暉お願いするよ。」
ー「おう、任された。」
久しぶりの温泉だったので、俺も内心はとてもルンルン気分だった。何か、妙な視線を感じるが気にしないでおこう。
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女湯side
「ワァ〜、fantastic」
「すごい、広い〜。」
「すごいね〜」
「本当です〜」
「ワァ〜」
「すごいなあ〜」
「お〜、中々広いな。」(ミカ)
「そうだね。」(カレン)
「ふんふん♪」(ミア)
アリサちゃんとすずかちゃんはそう言うと、湯船の方へ行きました。お姉ちゃん達も驚いてるようです。私も、楽しみで仕方ありません。
「お姉ちゃん、背中流したげるね。」
「ありがとうね、すずか。」
「じゃあ、私も。」
「お願いね。」
「それじゃあ、私ははやての背中流すね。」
「ホンマか、アリサありがとうな。」
こんな感じで、楽しく過ごせました。お姉ちゃん達がこっちに聞こえないようにこそこそ何かを話している時がありましたが、隠し事をしている身として聞きづらいです。
将暉くんのお姉さんのカレンさんが、こっちの方を見て何というか優しい?表情を向けて何か言おうとしていましたが、その度にミカさんが頭を叩いて、怒っているようでした。
一体何だったんだろう?
「じゃあ、お姉ちゃん、忍さん、ミカさん達もお先です~。」
「なのはちゃん達と旅館の中探検してくるから。」
「いってらっしゃい。」
「はやても行こう!」
「あぁー、それだったら私が手伝うぞ。」
「「ミカさん、ありがとうございます!」」
「いいってことよ、その位のことならいつでもに頼ってくれよ。」
ミカさんの手を借りて、はやてちゃんの着替えを済ましてから、車いすに移して脱衣所を出た。
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「ふぅ~さっぱりした。」
ー「ユーノ、そろそろ上がろう。」
ー「そうだね。」
ちょっとした男同士の会話を繰り広げながら、湯船にゆっくりと浸かることができた。
ここまで、話(念話)ながら入ってたのは初めてだ。
ー「ユーノ、温泉どうだった?」
ー「うん、気持ちよかったよ。話しながらでリラックスも出来たしね。」
浴衣に着替え終えて、脱衣所から出るとちょうどなのはたちも脱衣所から出てきた。
「あっ、将暉くん。」
「おっ、そっちも今上がったところか。」
「将暉くん、温泉気持ち良かったね!」
「そうだね、広くて伸び伸びは入れて気持ち良かった。」
「将暉、今のはおじさんみたいだったな。」
「確かに、お父さんもたまに似たようなこと言うもん。」
「おい、それは傷つくぞはやて、なのは。」
「それよりも、将暉くんも探検に行かない?」
「うん、いいよ。」
そんなやり取りを続けていると正面から何というかチャライ?感じの女性がこっちに視線を向けながら向かってきた。
「ハァーおチビちゃん達。」
「ふぅんふぅん、君かねウチの子をあれしちゃってるのは?」
「ふむふむ、賢そうにも強そうにも見えないし、ただのガキみたいだけど。」
「ふぇ!」
「うー、なのはお知り合い?」
しばらく、無言の睨み合いが続いたがその沈黙を破ったのは相手の方からだった。
「ハハハ、ハハハ、ごめんごめん。人違いみたいだった!」
「知っている子によく似ていたからさ。」
「なーんだ、そうだったんですか。」
「ふぅー」
アリサたちも、安堵の息を吐いていた。
「かわいい、フェレットだね。」
「よしよし、なでなで。」
ー「今のところは挨拶だけね!」
ー「忠告しておくけど、子供は家でおとなしく遊んでな!おいたがすぎると痛い目見るからね!」
そう獰猛な笑みを一瞬だけ浮かべると、すぐに表情を戻して
「さーて、もうひとっ風呂いってくるか!」
そう言って、その場を後にして行った。
アリサは、少し憤っていたが変わった人だったねということで移動を開始した。
それを尻目に俺はアルフに対して、殺気を放った。少しびっくとなってこちらを振り向こうとしたが、そそくさとその場から退散した。
なのはちゃんは少し気にしているようだったが、どうしていいかが分からないというのが正直なところだろう。