宇宙戦艦ヤマト2202 If 猛虎咆哮す   作:モアンゴル

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閑話 地球の状況2

 

◎西暦2202年4月末時点

 

○基本情報

 太陽系(ガミラス呼称:ゾル星系)第三惑星 地球(ガミラス呼称:テロン):人口 約30億人

 地球人類は汎惑星統一政治組織「地球連邦」へ、各地域単位「管区」ごとに属する。

 2199年末以来生存可能な環境に回復した惑星地表上へ地下都市から復員、都市を新設し生活。

 惑星首都(地球連邦組織本部所在地)を極東管区(旧日本国領相当)近畿地区に置く。

 惑星各地の地下・海中深部には地球環境を改編したCRS(コスモリバースシステム)の副作用で発生した重力特異点、

 通称:時間断層が大小複数点在しており外界と時間経過が異なる特徴を活用し工業に利用(後述)。

 共和政ガミラスからは太陽系の全天体が連邦の主権の下にあると認められている。

 

○外交

・大小両マゼラン銀河に存在する共和政ガミラス(旧大ガミラス帝星)とは

 2201年3月25日に講話し戦争状態から脱するとともに各種の条約を締結し国交樹立。

 地球側は同国から前述の戦争でもたらされた損害に対する賠償として

 艦艇等兵器・産業用機械・工廠用空間建造物・鉱物資源・簡易工業製品の物資提供、

 軍民用の各種技術供与、機械兵士(ガミロイド)の生産権譲渡、資源輸入での優遇などを獲得。

・国内情勢安定化を目的としたガミラス側の要請に応じ、上記の物資供給を早期化・確実化すべく

 外交団と宇宙戦艦ヤマトを同国へ派遣。外交団は共和政ガミラス主導による

 マゼラン連邦構想を支持する「バレラス宣言」を発し、同国政財界と人脈構築を実施。

・外交団派遣と並行してガミラス在地球大使館設立を進め、2201年12月末にミューラー大使が到着。

 翌年1月には地球・ガミラス安全保障条約、波動砲不拡散条約を締結。

・ヤマト派遣の際に条件として地球防衛用の代替戦力を要求したことを契機に

 太陽系第11番惑星・炉王星にガミラスの基地建設・艦隊駐留を認めている。

 

○産業

・前述の共和政ガミラスからの賠償物資として供与された製造用機械なども利用し

 地表に工場群を再建すると同時に7ヶ所の時間断層内に供与工廠ステーションを設置、

 防衛産業・インフラ製造を軸とした重工業を復興・戦前以上に増強した。

 原材料はガミラスからの輸入、供与鉱業重機による地球含む系内天体鉱山の再開発で賄う。

・ガミラスへの輸出品として茶葉・煙草などの嗜好品原料の栽培、

 職人を集め技術的に復活させた工芸品の製造が資源生産局主導で行われており、

 更にアニメーションなど娯楽作品の輸出も試みられている。

 

○軍備

・自衛組織として地球連邦防衛軍が存在しており、大別して地上軍・宇宙海軍がある。

 前者には治安維持なども担当する地上部隊、対空ミサイルや対空砲を運用する防空部隊、

 防空戦闘機装備の基地航空隊が所属。後者は宇宙艦隊・航空隊、宇宙海兵隊などを擁する。

・前身は国連地上軍・国連宇宙海軍で、地上軍は大戦で大打撃を受けつつ相当の兵力を維持。

 一方で宇宙海軍は対ガミラス戦争時に機動戦力を事実上壊滅に追い込まれる。

 防衛軍への再編時、各管区軍の連携が不十分だったことを鑑みてより統合性の高い組織になった。

・共和政ガミラスと安保条約を結んだ現在、防空システムとしての反射衛星砲の配備や

 AUユニットやガミラスの警備大型ロボットの技術をベースとした機動甲冑の開発、

 無人航空機の共同開発など、ガミラス製兵器の導入や共用規格品の開発が地上軍で進んでいる。

 宇宙海軍は波動機関やレーダーなどの運用ノウハウ・技術の指導官をガミラス軍が派遣。

・先述の対ガミラス戦争で宇宙海軍艦隊を中心に人材面でも大損害を蒙った地球防衛軍は

 無人化・省人化戦力の整備にシフトするとともに新人材の育成に注力しており、

 宇宙海軍は2201年半ばから稼動可能な艦艇を衛星で採掘された鉱物資源の輸送を兼ねながら

 練習艦として利用し士官候補生や新兵を育成していたが、既存艦艇の改設計型が完成し始め

 将兵は新造艦に移され慣熟訓練・戦力化が行わせている。

・地上軍航空部隊も北米管区の基地で宇宙海軍航空隊と合同で人員育成を実施、

 戦傷からの回復者も含め2202年初頭までに数千人が第一線に配備可能に。

 

○宇宙海軍の戦力

 2202年4月末現在、地球連邦防衛軍・宇宙海軍には2個艦隊・3個練習艦隊が存在しており、

 極東富士宇宙軍港、東亜青海省宇宙軍港、太平洋クェゼリン環礁泊地、

 南米ギアナ宇宙軍港、月面仮設泊地などが主な艦隊拠点として機能している。

 

・第一艦隊

 第一戦隊

 「ブライトン」「ソールズベリー」「コングレス」「カボット」

 (改金剛型装甲巡防艦、戦艦から種別変更)

 第二戦隊

 「パンテール」「ティーグル」「へルマン」「ケーニヒ」(改金剛型装甲巡防艦)

 第四戦隊

 「フィラデルフィア」「プロヴィデンス」「オマハ」(改村雨型巡防艦、巡洋艦から種別変更)

 第七戦隊

 「イシカリ」「センダイ」(改村雨型巡防艦)

 第一宙雷戦隊

 「ワカバ」「モミジ」「チグサ」「ワダツミ」

 「ベインブリッジ」「ポーター」「キング」「シムス」

 「アメティスト」「エムロード」「ファルケ」「アドラー」(改磯風型突撃駆逐艦)

 

・第二艦隊

 第三戦隊

 「インディペンデンシア」「ジャワ」「シヴァ」(改金剛型装甲巡防艦)

 第五戦隊

 「瀋陽」「釜山」「杭州」「高雄」(改村雨型巡防艦)

 第六戦隊

 「ラクシュミー」「カーリー」「ガネーシャ」「クリシュナ」(改村雨型巡防艦)

 第八戦隊

 「ミネルヴァ」「ウェスタ」(改村雨型巡防艦)

 第二宙雷戦隊

 「劉備」「関羽」「張飛」「朱元璋」「朱高熾」「朱瞻基」

 「プレーム・ティンスーラーノン」「プレーク・ピブーンソンクラーム」

 「プラヤー・ピチャイダープハック」(改磯風型突撃駆逐艦)

 

・第一練習艦隊

 「オレゴン」「アコンカグア」(金剛型装甲巡防艦)

 「クラウンポイント」「プリンストン」「サンパウロ」「パタゴニア」(村雨型巡防艦)

 「キッド」「ハリー・W・ヒル」「ブレイン」

 「トラクスタン」「リベラウ」「ウニアン」(磯風型突撃駆逐艦)

 「G1」「G2」「G5」「G6」「G8」「G9」(ガミラス供与輸送船)

 

・第二練習艦隊

 「キリシマ」「オライオン」(金剛型装甲巡防艦)

 「キソ」「オモノ」「グラスゴー」「オルレアン」(村雨型巡防艦)

 「ヨイヅキ」「カザハナ」「セトギリ」「ジェイナス」

 「リューデマン」「トロータ」(磯風型突撃駆逐艦)

 「G7」「G10」「G12」「G13」「G15」「G16」(ガミラス供与輸送船)

 

・第三練習艦隊

 「コルカタ」「ムンバイ」「湘潭」「三亜」「宿州」

 「バンドン」「コタキナバル」(村雨型巡防艦)

 「丁汝昌」「黄鍾瑛」「マルティダナタ」

 「プラーミャ」「エル・カーヒル」「ステイン」(磯風型突撃駆逐艦)

 「オーウェンスタンレー」「ユートピア」「ニアンザ」「クレタ」(標準型輸送艦)

 「G3」「G4」「G11」「G17」「G18」「G20」(ガミラス供与輸送船)

 

・宇宙艦隊司令部隷下

 「ヤマト」(ヤマト型宇宙戦艦)

 「基隆」「レイキャビク」(村雨級改特設工作母艦)

 「イエローストーン」(標準型工作艦)

 「アーガス」(供与ガイぺロン級練習/試験空母)

 ほか停泊練習艦、試験艦、支援艦艇、小艦艇

 

○人事異動

・地球連邦防衛軍 統括司令長官

 ブルーノ・プリエーゼ 大将 → 芹沢虎鉄 大将

・地球連邦防衛軍 統括副司令官

 芹沢虎鉄 大将 → アリー・エル=メディ 中将

・地球連邦防衛軍 宇宙海軍艦隊副司令官

 土方竜 大将 → ジョセフ・ボイス中将

 

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