宇宙戦艦ヤマト2202 If 猛虎咆哮す   作:モアンゴル

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本作に登場する独自設定は全てオリジナルのものです。
本編と矛盾してるぞ!というご意見があっても余程のことがなければ
そういう世界線であることにして生暖かく見守って頂けると幸いです(高次元存在並感)



第五十二話 銀河航路の火の手

 

【第52話】

 

 

 時に西暦2202年6月中旬。

 

現在、地球には数千人規模のガミラス国籍の民間人がいる。

その内訳として、ガミラスの戦時賠償としてもたらされた産業機械の取り扱い方法や

各種技術を地球側技術者・工員に指導するため船団に乗ってやって来た技術教官、

地球へと鉱物資源や簡易工業加工品を輸出するに当たり地球側との交渉役で

来訪した商社の駐在員、こうした人々が伴ってきた家族が主であり、

初めのうちは各管区政府が(ガミラス人に恨みを持つ人々から護衛すべく)用意した

秘匿宿舎などに居住していたが徐々にガミラス人への態度が和らいでいくにつれ

警備もそこそこの居住区に移っていくのだった。

 

そんな中でも、ガミラスの地球上における最大級の進出拠点というべき

駐地球大使館が置かれた太平洋マリアナ諸島一画のグアム島にも、

ガミラスの土筆型・茸型建築と地球式建築が入り交じった都市が建設されている。

この都市には大使館職員の宿舎や地球と交易する商社のオフィスや社員寮の他、

地球を訪れたガミラス人に現地の文化・物品を紹介するために地球連邦の官民が

ショッピングモールなど地球で一般的な商業・文化施設群を設置していた。

 

当初は、太陽系第11番惑星である炉王星にこうした地球・ガミラス両国民の交流の

最前線となる都市を建設しようという気運が一部で持ち上がったのだが、

地ガ両国民の関係軟化による地球から離れた星に交流拠点を置くメリットの消失、

そも炉王星では物流など多くの点で不便であること、太陽系外縁であるため

外宇宙からの脅威に対し防備が不十分になる恐れがあることが指摘され、共同開発計画は白紙化。

同惑星には地球・ガミラス軍共用の艦隊用補給拠点のみが置かれる運びとなった。

 

こういった経緯で地球はグアム島へと建設された、言うなれば"ガミラス租界"とも呼べる

この都市では少なくないガミラス人と、秘密裏に連邦政府からの調査を受け認可された

地球人商業従事者などが共同で街を動かしていたのだった。

 

 

 

 

そんな中で。

二人のガミラス人男性が連れだって地球式ショッピングセンター内にある喫茶店へ入店した。

一人は赤毛の髪と顎髭の中年男性、もう一人は金髪の若い男性だった。

彼らは店員ロボットの案内で奥にあるテーブル席に通され、向き合うように着席する。

 

「……このデバイスで注文できるようですね。」

 

「……じゃ、気になっていた"アレ"を注文するとしよう」

 

二人が頼んだのは大使館内で話題になっていた地球のスイーツ、"パフェ"である。

加えて、地球産の茶葉を使っているという紅茶も飲んでみることにした。

 

呑気に地球文化を楽しんでいる一般ガミラス人に見える彼らだが、

肩書きとしてはれっきとしたガミラス駐地球大使館の職員である。

その名も、ローレン・バレル大使館参事官とクラウス・キーマン大使館付武官(中尉)。

休日を迎え、租界の町へと繰り出したのだった。

二人は早速運ばれてきたパフェや紅茶を口にし、噂に違わぬ味に舌鼓を打つ。

 

 

 

そんな彼らを喫茶店の外、少し離れたショッピングモール広場のベンチから眺める視線があった。

 

彼らも二人と同じく大使館の職員で、ミューラー大使の密命を受けて

バレルとキーマンの監視をすることになったのだが、仮にも同僚を監視することに

若干の困惑と忌避を覚えていた。

 

「バレル参事官とキーマン中尉、喫茶店で食事中。例の"パフェ"を食べてます。」

 

それとなくインカムでショッピングセンター外部で待機している仲間に現状を伝える。

 

『何か怪しい動きはないか?』

 

「いえ、目立つようなことは特に……しかし奥の席なのでよく分かりませんね。」

 

『……明日にゃ大使館で会うからな、店に入って見張るなんてことはできないよ』

 

どうやら外の仲間も、大使がなぜこんなことを指示したのか疑念を持っているようだ。

 

「……あの二人、郷里が同じで昔からの知り合いだと言ってましたが……」

 

『大使閣下は他に何かあるとでも考えているのかな、そうは見えんが』

 

「えぇ……」

 

こんな具合で彼らは、互いに大使館内で顔を付き合わせる立場という都合上

踏みいった監視はできずにただ遠くから行動を追うだけに留まっていた。

 

 

 

当然ながらと言うべきか、

バレルとキーマンは大使館職員による尾行と監視にはとっくに気付いている。

無論、それを命じたのが上司たるガミラス駐地球大使とであることにも。

大使館職員及び駐在武官という立場すらも仮の姿である彼らにとって、

この程度を誤魔化すのは児戯にも等しいが、念には念をいれ、筆談でやり取りをしている。

 

(……バレル参事官、元々聞いた話では貴方が地球大使になる筈だったのでは?)

 

(……それが、外務省から拒絶されてな。参事官として潜り込むのが精一杯だった)

 

バレルからの紙を受け取ったキーマンは、ここ数年のことを思い返した。

外務省はデスラー政権時代には有名無実な存在だったのが、ヤマトの一件に

端を発する政変後に地球との国交構築と、それがもたらしたヤマト派遣による

マゼラン銀河内の情勢安定化という功績で発言力が大きく増したのである。

そのため内務省保安情報局からかけられた、バレルを地球大使として

据えるようにという圧力を跳ね返すことができたのだ。

内務省としても、重要な外交パートナーとなった地球に送る大使はプロに任せるべき、

というガミラス外務省の正論に抗しうる材料に苦慮し押し負けてしまったのである。

 

(……それより、旧親衛隊らしき勢力から最後に受けた接触について、詳細を)

 

バレルが、次のメモを寄越してきた。

キーマンは手早くメモを書いて、不自然が無いような動きでバレルに回す。

 

(ガミラスで出立前に、地球に大使館付武官として行く事になった旨を伝えました)

 

(向こうからは何と?)

 

(地球で連絡を回すと)

 

メモを受け取ったバレルはぎょっとする。

既に親デスラー派勢力が地球にまで手を伸ばしていることを強く実感したようだった。

 

(……果たして、首尾よく尻尾をつかめるかな)

 

バレルは内心、不安だった。

上司のミューラー大使がデスラー派(クロ)潔白(シロ)か見極められておらず、

バレルとキーマンはガミラスから遠く離れた地球で、孤立しているような立場なのが現状だ。

()()()()()のキーマンにデスラー派が繋ぎを入れてきたとして、

そこから深部まで暴くことができるかは到底怪しかった。

 

 

そこに、キーマンが再びメモを渡してきた。

 

(竿をうまく引いてください。擬似餌は擬似餌に徹します)

 

そんな文面を見て、バレルは向き合う若者の表情を見る。

端正な顔立ちには、不敵な笑みが浮かんでいた。

 

(……本当に、似ているな)

 

抜き身のナイフのような眼前の男に苦笑しつつ、バレルはパフェを再び口にした。

 

 

「……次はどこに行く?クラウス」

 

バレルが訊くと、キーマンは店外の一点に視線をやっていた。

その方向へ振り向くと、ショッピングセンターの一画のサブカルチャーグッズの店がある。

そこには、可愛らしい女性キャラのポスターが飾ってある。

題名にはガミラス語で、「美少女ファイター・イチゴカキゴーリ」とあった。

 

 

 

 

 

 

 

数時間後___

同じくグアム島に置かれた、ガミラス駐地球大使館の大使執務室にて。

 

「……なるほど。怪しげな動きは見られなかったと。」

 

「……はい。やはり彼らも、同僚を疑うのは気が引けるようで。」

 

メフィルス・ミューラー大使が、クライクァルス・ノルティオ駐在武官長から

大使館員による尾行調査の報告を聞いている。

 

「……ま、何らかの目的があるならばそのうち目に見えた動きがあるでしょう。」

 

ミューラーは、バレルやキーマンが何らかの目的があって大使館に潜り込んだ

何らかの組織の人間であると確信していたが、これ以上大きな動きを見せるのは

内外的に不味いため、しばらく様子を見ることとした。

彼は話題を切り替える。

 

 

「それより……明後日でしたね」

 

「はっ。」

 

ノルティオ大佐は手持ちのボードデバイスを操作すると、ガミラス軍の

行動スケジュールが記された画面を呼び出し確認する。

 

「__明日、ガミラス国防軍・第七空間機甲師団艦隊はゾル星系に到達。

 明後日、同艦隊はテロンの衛星表面に設営された泊地施設へ入港します。」

 

「これで、"銀河機甲軍"全部隊の配置が完了するという訳ですね。」

 

「左様であります。」

 

 

昨年末から、ガミラス国防軍では大規模な部隊再編を開始していた。

マゼラン銀河への宇宙戦艦ヤマトの派遣に伴う劇的な治安状況の好転によって、

これまでマゼラン銀河での治安維持活動に割いていた部隊の相当数を

ガトランティスなど外敵への邀撃戦力に加えることが可能になったのである。

その一環として、天の川銀河方面展開戦力の再構築も2202年初頭に締結された、

地球=ガミラス安全保障条約を契機に始められていた。

 

名称はガミラス帝国時代の銀河方面軍から「銀河機甲軍」へと改められ、

その呼称に違わずガミラス国防軍内では精鋭とされる空間機甲艦隊複数が配された。

その理由として安保条約に基づく同盟国地球への軍事的支援と、

将来的に太陽系周辺の銀河系内天体にガミラス民間資本が開拓に参入するため

一帯の制宙権を確立しておくこと、さらに2199年のヤマトとの戦いにより

明らかになった銀河間空間に点在する亜空間ゲートネットワークの攻撃という

事態に対処することが挙げられた。

当然ながら彼らの主任務は銀河間航路の防衛と、太陽系を中心とした

天の川銀河・オリオン腕宙域の警備ということになっている。

 

 

銀河機甲軍は編成として、

銀河間空間航路を防衛する第10空間機甲軍団、

銀河系オリオン腕を警備する第14空間機甲軍団、

両者の担当宙域に分散展開し根拠地防空や空間監視などを主任務とする

銀河方面航空軍団から構成されていた。

 

第10空間機甲軍団には、第2空間機甲師団艦隊、第15空間機甲師団艦隊、

第116空間師団艦隊、第164空間師団艦隊、第5空間機甲旅団艦隊が

常備戦力として銀河間空間の各地に配置されており、マゼラン銀河方面には

予備戦力としてさらに2個空間師団艦隊が置かれている。

 

第14空間機甲軍団は、先述の第7空間機甲師団艦隊、第21空間機甲師団艦隊、

第90空間師団艦隊が太陽系をはじめとしたオリオン腕宙域に置かれており、

予備戦力として1個空間師団艦隊、1個空間旅団艦隊を有している。

 

銀河方面航空軍団は4個航空師団を有しており、うち3個を第10空間機甲軍団の任地に、

残る1個師団を第14空間機甲軍団が守る銀河系宙域に配していた。

 

 

またガミラス国防軍では前述した事情から、

各師団・旅団における編成でも若干の改定を実施しており、以下の通りとなる。

 

○ガミラス国防軍 空間機甲師団(2202年編成)

・師団司令部

 ガイデロール/ハイゼラード級1

・1個装甲戦隊(3個装甲大隊)

 デストリア級12、ケルカピア級36

・2個宙雷戦隊(各3個宙雷大隊)

 メルトリア級1、クリピテラ級144(48×3)

 メルトリア級1、クリピテラ級144(48×3)

・1個駆逐戦隊(2個駆逐大隊、1個突撃大隊)

 駆逐大隊:デストリア級4、ケルカピア級4、クリピテラ級16

 突撃大隊:ケルカピア級8、クリピテラ級16

・1個航空戦隊(3個航空大隊)

 メルトリア級1、ガイペロン級3、クリピテラ級8、航空機約160機

・1個索敵大隊

・1個工作大隊

・1個通信大隊

・後方部隊(整備・補給・衛生など)

※機甲師団の戦隊本部/戦闘団司令部用にメルトリア級配備

 

 

○ガミラス国防軍 空間師団(2202年編成)

・師団司令部

 ガイデロール/ハイゼラード級1

・1個装甲戦隊(2個装甲大隊)

 デストリア級8、ケルカピア級24

・2個宙雷戦隊(各2個宙雷大隊)

 クリピテラ級96(48×2)

 クリピテラ級96(48×2)

・1個航空戦隊(2個航空大隊)

 ガイペロン級2、クリピテラ級8、航空機約120機

・1個突撃大隊

 ケルカピア級8、クリピテラ級16

・1個索敵大隊

・1個工作大隊

・1個通信大隊

・後方部隊(整備・補給・衛生など)

 

 

○ガミラス国防軍 空間機甲旅団(2202年編成)

・旅団司令部

 ガイデロール級1

・1個装甲艦戦隊(2個装甲大隊)

 デストリア級8、ケルカピア級24

・1個宙雷戦隊(2個宙雷大隊)

 クリピテラ級96(48×2)

・1個航空戦隊(2個航空大隊)

 ガイペロン/ポルメリア級2、クリピテラ級4

・1個駆逐大隊

 デストリア級4、ケルカピア級4、クリピテラ級16

・1個索敵大隊

・1個工作大隊

・1個通信大隊

・後方部隊(整備・補給・衛生)

 

 

○ガミラス国防軍 空間旅団(2202年編成)

・旅団司令部

 ガイデロール級1

・1個宙雷戦隊(2個宙雷大隊)

 クリピテラ級96(48×2)

・1個航空戦隊(2個航空大隊)

 ガイペロン/ポルメリア級2、クリピテラ級4

・1個装甲大隊

 デストリア級4、ケルカピア級12

・1個索敵大隊

・1個工作大隊

・1個通信大隊

・後方部隊(整備・補給・衛生)

 

 

○ガミラス国防軍 航空師団(2202年編成)

・師団本部

・4個航空団(戦隊相当)

 航空機各160機程度(基地航空部隊)

・2個索敵大隊

・1個通信大隊

・後方部隊(整備・補給・衛生)

 

 

つまり、

空間機甲師団は艦艇約500隻、

空間機甲旅団は艦艇約150隻、

空間師団は艦艇約300隻、

空間旅団は艦艇約120隻、

航空師団が航空機約650機といった具合である。

 

すなわち

第10空間機甲軍団は艦艇数約1750隻(予備600隻)

第14空間機甲軍団は艦艇数約1300隻(予備420隻)

銀河方面航空軍団は航空機約2600機を有しているということになる。

 

総計してみれば、ガミラスの国力を窺わせる恐るべき大戦力と言えた。

もちろん、ガミロイドなどによる無人化・省人化も多用していたりはするのだが……

 

 

 

「しかし地球(テロン)の、いえ、太陽系(ゾル星系)の宇宙港湾設備では、

 到底第七空間機甲師団艦隊全軍を収容することはできないため、

 師団司令部及び直率戦闘団の百数十隻のみが来着することになっています。」

 

「まぁ、そこは仕方ないでしょう。

 あまり大艦隊で押し掛けても地球(テロン)側の国民感情に悪影響を及ぼしますからね。

 して、残りはどこに?」

 

地球(テロン)呼称、「αケンタウリ」という近隣の恒星系に泊地施設を建造、

 第七空間機甲師団主力は同地に駐屯することになっています。」

 

 

ノルティオ大佐から一通り報告を聞くと、

ミューラー大使はほっとしたように息をついた。

慎重な彼からすればこれでようやく防衛体制が整う、という心持ちであった。

 

「第七空間機甲師団長は、第14空間機甲軍団司令及び銀河機甲軍副司令官を務めており、

 地球(テロン)大使は状況によって"要請"が可能である、ということでよろしかったですね?」

 

「は、その通りです。」

 

地球(テロン)の自衛軍にもですが、彼らには大いに期待しています。

 師団長と会うのを楽しみにしていますよ。」

 

そう言うとミューラー大使は目を伏せる。

彼の心眼は、遥かからやって来る見慣れた宇宙船の大集団を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、両マゼラン銀河外縁部にて__

 

1隻のFS型宙雷艇が、長距離警邏巡航(パトロール)を行っていた。

ガミラス軍では最も広く普及した宇宙艦艇の一つである同艦は小型ながら

波動機関を搭載しており、推進剤補給要らずでの航海・ゲシュタムジャンプも可能だった。

その高い巡航性能と安価なコストから辺境部における特設監視艇として

多用されているが、搭乗員となるのは決まって機械兵士(ガミロイド)だ。

人間と異なり食事や排泄、休養が不要なため、長時間のパトロールにはまさにもってこいの

運用者であった。操縦と観測・通信を行う三体のガミロイドは不平も文句もなく

黙々と任務を遂行する。退屈などという言葉は彼らには無縁で無意味だ。

 

同宙雷艇が銀河間航路からも大きくは離れていないマゼラン銀河外縁辺境宙域の

哨戒に入ってからおよそ数時間、観測可能な範囲には何も存在しない

平穏で単調な航海が続いていた。

 

しかし、突如として観測担当のガミロイドが仲間二人に異常をキャッチした旨を共有。

それはゲシュタムアウト特有の反応と、それに直後して現れた機関反応だった。

それも、一つや二つではない。"艦隊"といえる大規模なものだった。

 

『種別照合……ガトランティス!』

 

『……了解。光学ニヨル観測ノチ、至急司令部ヘ伝達』

 

操縦手を務めるガミロイドは、反応のあった方角へと艇をステルス状態(モード)に移し向かう。

敵であるガトランティスがどのような戦力で、どこへ向かうのか、

部分的にでも掴んでおかねばならない。

 

すると、望遠観測機器に敵の姿が飛び込んできた。

 

『艦数、約200。全テ戦闘艦艇ノ模様』

 

『進行方向ハ?』

 

『……銀河間空間、交易航路方面ト思ワレル』

 

 

そこで、三体のガミロイドの思考AIに警報が鳴り渡った。

 

『敵駆逐艦ト思シキ艦、4隻転舵。

 エネルギー反応増大。本艇ヲ発見シタ模様』

 

『了解、友軍ヘノ伝達ヲ急ゲ』

 

FS型宙雷艇は身を翻し急加速した。

人間には大きな負担であるGも機械兵士ならどうということはない。

また、恐怖や焦燥で判断を誤ることもなく最善手をすぐ繰り出すことができる。

迫り来る敵艦から放たれた緑色のビームを軽々と回避していく。

 

しかし、この宙雷艇が情報を味方に届けられるか、

ひいては安全圏まで無事戻れるかは、まだ分からなかった___

 

 





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