ジャッジメントですの!に転生したけど おねぇさまぁ!した方がいい? 作:ゆうてい
白井「自意識過剰乙ですのぉッッッッツ!!」
※前書きです。番外編です。寄り道すみません。
VALENTINE'S DAY 1
○インデックスの場合
今日はバレンタイン。前はツインテに拉致されて渡せなかったけど、今回こそは渡してやるんだよ。渡してやるったら渡してやる!!!
「ねぇとうま! 今日はなんの日か知ってる?」
「ん? 今日かぁ。噂に聞くチョコレートデイですかい?」
「ちょっと違う気がするけど、大体合ってるんだよ。って事で今日はバレンタイン! 一緒にチョコを作ろう!」
「おおおっ! インデックス! さすが女神だ!」
「へへんっ! このインデックスさんに任せんしゃい!」
流れの通りチョコを作り始めた二人。しかし、異変が起きている。
「あの、インデックスさん? どうして湯煎したチョコレートを飲み干してしまったんでせうか?」
「チョコレートを飲み干すのは計算外だったけど、美味しくて楽しかったんだよ! また来年、楽しみにしてるんだよ!」
「おいおい! こいつ全く悪びれてねぇ! あれ? チョコレート全部湯煎しちゃってたよ。ってことは、ああぁっ! 不幸だァァアアアっっ!!!!」
午前七時、上条1回目の不幸。
ウヒョヒョ! 短髪の単発で短パンからチョコが届いたんだよっ!
○御坂美琴の場合
今日はバレンタインよね、どうしよう。やっぱり、作るのは佐天さん家にお邪魔させてもらおうかな?
うん、そうしよう。揶揄われるのはあれだけど、常盤台のみんなに見つかるのよりは何倍も良い!
べべべべべ、別に! アイツに渡そうなんて思ってないんだから! 黒子とか、お世話になってる子達に感謝への気持ちだから! その中にアイツがいただけだから!!!!!
「御坂さん、流石ですねぇ、恋する乙女は何とやら、いやいや流石ですよ!」
「ちょっと佐天さん! 揶揄わないでよ! って言うか? 恋なんてしてないし? これは黒子の分だし、これは初春さんの分だし、これはあの修道服の子の分だし、これは佐天さんの分よ? アイツのなんてないもの!」
「あ、私の分もあるんですね? 嬉しいです! でもこれ、明らかにあの人をモデルにしたチョコですよね。ツンツンしてますよ?」
「あ、いや、手が滑ったって言うか? ああ! じゃあついでにアイツにも作ってあげようかなぁ!
ねぇ佐天さん。喜ぶわよね! アイツ、喜ぶよね!」
「え、ええ、御坂さんにチョコ貰えたら失神しちゃうなぁ」
「うんうん! そうよね! この私が作ったチョコなんだから!」
はぁ、御坂さん完全にヤバいやつになっちゃったなぁ
♦︎
「あ、アンタ! 止まりなさい!」
「ん? あ、御坂か、インデックスにチョコありがとな。何の様だ? 今日は朝からチョコを全部飲まれて泣いてんだ、手短に頼む」
「チョ、チョコを飲まれた? いや! それは置いといて!」
「お、おお、いつもにまして元気いっぱいだなあ」
「そ、そうよ! こ、これ、あああああ、あん、あああああ、アンタに、」
「急に挙動不審だな、あ、もしかして、変なの貰っちゃった? 俺」
「そんなわけ無いじゃない! これは、こ、こ、これは、チ、チチ、チョコよ!」
「ん? チョコかこれ、いや何でインデックスの分と一緒に渡さなかったんだよ、明らかに不効率だろ」
「い、いや、アンタには、ちゃんと、手渡ししたかったから」ボソッ
「ん? なんて言ったんだ? あ、そうだ! これ、インデックスが黒子に渡せって言ってたから、すまん黒子に会いにいくんだよ。あと十分しか無い! じゃあな!」
「え? え? え? ちょっと、ちょっと待ってよ! 待ってって!
待てって言ってんだろコラァー!!」
ぎゃぁぁぁあああ!!! バリバリしたァァアアア!!!
午前八時前、上条2回目の不幸。
ふははっ! 私の手ずから食わせてやったよ!!!
○白井黒子の場合
むぅ、昨日からお姉様の寝言がうるさ過ぎて全く眠れませんでしたの。そのくせ起きたら居なくなってるし、何て無責任な、
さて、今日はバレンタイン。メールによると、インデックスさんが私にチョコをくれるらしいのですが、なぜ本人が私に来ないのでしょう。恥ずかしがり屋? それとも毒入り? まあそんなことは気にせず、当麻さん達にチョコを作って差し上げなければ。
「おーい、黒子ー」
「はーい、黒子ですのー」
「いやぁ、間に合ったか?」
「いや、十八秒遅れのギリギリアウトですの。遅れた理由は、まあ焦げ臭いんでお姉様に追いかけ回されたんでしょう」
「すまん。だからといって、遅れちゃったからなんか奢るよ」
「そうですの? まあお言葉に甘えさせていただきますの」
「ああ、これ、インデックスのチョコだ」
「まあ! かなり精巧に作られていますのね」
「そうなんだよ、作ったのはほぼほぼ俺だけどな」
「ふふふ、インデックスさんが料理をしたら、それはそれでキャラ崩壊ですの」
「はははっ! 確かにそうだな。あれはあれで完成しちゃってるもんな」
「ええ、可愛らしいものですの。それで、これが私からのチョコですの。あまり時間が無かったので、特段すごいものではありませんが」
「良いのか!? ありがとう! 今日はチョコ貰えない(御坂のは忘れ去られた)と思ってたから!」
「いやいや、あなたに限って貰えないなんてことないでしょう。というか、お姉様はまた渡せなかったのですか。あの弱腰チキンめ! というのは言わないでおいて、インデックスさんには大容量50ℓバケツ! なるバケツで作った超巨大チョコですの。重かったらお持ちしますからね」
「ん? いやいや、前半も全部聞こえてたぞ? 俺がチョコ貰えたらノーベルなんたらだろ。って言うか何で御坂の話が出たんだ? あと、50キロくらい全く重くないぞ?」
「50キロが重くないのはそうそう居ませんのよ? じゃあ喫茶店にでもいってお茶でもしましょうか」
「そうだな、昔の話とかしてみるのも面白いかもしれない」
「確か、初めて会ったのは———」
午前八時過ぎ、上条1回目の幸運
はぁ、またお姉様は上条さんに、チョコを渡せなかったんですのね? しょうがないですよ。いいえ、何も言いませんの。ただ、今度からチキンと呼ばせて貰います。え? 渡した? 上条さんは覚えてすらいなかったみたいです。ほらチキン、早く渡して来なさい。
○とある少女のの場合
今日はバレンタイン。私の気持ちを改めてあの方々に言わせて頂く、またと無い機会です。さぁて、どんなチョコを作りましょうか。白井さんは糖分控えめにして、上条さんは女体型とかですかね。
あら、幸運なことに、白井さんと上条さんが、お二人でお茶していますわ。眼福ですわ。ああ、何て神々しいのでしょう。あれはまさに私のための光景!早速チョコをお届けしなくては!
「なあ黒子、俺の目には巨大なチョコを押して、こっちに突っ込んでくるのあいつが見えている。気のせいか?」
「いや、すごい偶然ですの。わたしにも同じ光景が見えていますの」
「ああ、よかった。偶然なんだな、ってことは見間違えってことだな。うんうん」
「ええ、見間違えで——」
「——上黒様ぁ! 眼福です!」
「いや、偶然じゃ無かったな」
「いえ、わたくしはまだ現実逃避っつてやつですの」
「お二人聞こえていますか? 今日はバレンタインなので、お二人への気持ちを爆発させてしまいました。半年以上我慢し続けていたんです。しょうがないと思いませんか?」
「有り難いのですが、周りの目というのを気にして欲しいものです」
「ああ、それは俺からも頼む」
「これは! 申し訳ありません白井さん! いやしかし、上条さんは人目憚らずに叫びますよね?」
「ええ、どの口が言ったんでしょう」
「この口です」
シーン....
「さて、ではチョコを保存しに帰りましょうか」
「上条さんは?」
「勝手に着いてくるでしょう」
「そうですね」
午前九時過ぎ、上条は楽しんでいた。
会話文オンリーだとすごい楽ですよねぇ。
それはそうと、巷では受験やら何やら騒いでおりますが、勉強は程々に、そうしないと私のように、受験日前日にぶったおれ気絶なんて事もあるかも知れません。お気をつけ下さい。