ジャッジメントですの!に転生したけど おねぇさまぁ!した方がいい?   作:ゆうてい

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謝罪と言って近づきますの

 

 

ふこぉーだぁー!

 

 私こと上条当麻は不幸の申し子である。中3にもなって手から買ったばかりの卵を落としたり、買った扇風機が壊れていたり。本当はまだまだあるが、自分で言っていると悲しくなって涙が出そうになるので割愛しておこう。ちなみに彼女もできたことのない非リアというやつでもある。

 そんな俺に、不覚にもドキッとすることが起きたのだ。それは目の前の女の子、ピンクのツインテールをしている、妹感漂う幼女。なんと可愛いことだろう、ロリコンではないのだが助けてあげたいというか、妹にしたいというか、とにかくときめいてしまった。

 俺が少女を見つめていると目が合い、おもむろに少女はポケットに手を入れ緑の腕章をポケットから取り出してこう言った。

 

ジャッジメントですの! 

 

 私こと上条当麻は、不幸なのである。

 

 


 

 

(偶然ですが、見つけましたの。くくく、上条さんったら卵を落としていますの。お金がないですからねぇ、恩を売っておこうかな?あっ、すっごい目が合ってますの。ふふふ、からかってやりますの、おほほほ)

 

 ジャッ—————

 

 ♦︎

 

 今、俺はジャッジメントの一七七支部というところにいます。なぜかというと、ロリコン疑惑。つい妹属性っぽい子を見つめていたら連行された。俺はお姉さんキャラが好きなんです。ちなみに細かく言うと、寮監のお姉さんみたいな人で、俺が学校のうちに合鍵を使って家に入り、掃除をしてくれる優しいお姉さんだ。疲れた時には「おっは○い揉む?」と問いかけてくれるお母さんの片鱗を見せつけられるのもとても良い。

 そう、今目の前にいる女性、固法美偉と名乗った女性の方が圧倒的にタイプなのだ。あの少女は自意識過剰であり、私に罪はないのです。

 

「そう、ありがとね」

 

 どうやら声に出ていたらしい。とても冷たい目で見られるのは心が痛む。さすがに本気で言ったわけではない。いや、お姉さんキャラが好きなのは嘘偽りなく事実だ、そのことだけは譲れない。どっかの青髮野郎はなんでもいけるらしいが、譲れない。胸はDカップ以上、断じてロリコンではないのである。

 

「心の声が漏れ出てますの、こんな幼女を見つめていたくせによくもそんなことが言えますわね」

「Dカップ以上ですのね、身長はそこまで関係ない? だったらいけるかもしれませんね。………………いや!Dカップ以上ですの!?大きくするために上条さんに揉んでもらうはずでしたのに、上条さんはDカップ以上しか揉まないんですの!?誤算ですの、今のうちに大きくする方法を見つけておかなければ!」

 

 幼女が何かをボソボソ言っていた。とくに聞こえなかったが、大丈夫なのだろうか。それと、俺の熱弁は奇しくも無視された。冷たい目をした女性に見送られ、俺は家へ向かう。

 

(いやぁ酷い目にあった。まあ、慣れてるからきにしないけど……。ぐふっ、自分で言ってて悲しいですよー!)

 

 


 

 

 さてさて、今日も1人寂しくぼっち飯ですとのことよ。今回作らせていただくものはなんと、主夫上条の得意料理であるカルボナーラでございます。

 

 さーて、みんなも一緒に作ってみよう! 

 

 鍋に適量の水を入れ、沸騰させる。沸騰したら塩を適量入れ、麺をお湯にトルネードin(あの渦みたいにするよく見るやつ)。なんてことはなく実は即席めんの麺です。は?

 次はソースの時間です。切ったベーコンをフライパンに入れる。ベーコンは脂がすごいから油やらバターはお好みで。

 はい、ここで柔らかくなった麺を投入! 牛乳一杯、のはずだったが、なぜか牛乳が一本もなかったから、ここでは生クリームを使用。そこに粉チーズを三振りくらい入れてコンソメキューブ2個、そうしたらかき混ぜる!

 え? 卵? 鶏の卵は高すぎるので、うずらの卵黄を20個ほど入れてやりましたよ。

 はい! 皿に盛り付けて、うずらの卵黄を10個乗っけて完成! 

 

 

上条主夫のカルボナーラ うずらversion.

 

 

 ズズッ! ズズッ! 

 

 美味しいですね。このコンソメが効いてます。

 はい、生クリームを感じさせないのもいいですね。ベーコンもしつこくなくて、うずらっていうのもいいですね、独特の食感というか、割らずに口に入れるとイクラみたいな。まあ、点数は100点ですよね、お店に出しても全然いいと思います。ぜひ、うちの店に来てもらいたいです。

 

 

 ドン ドン

 

かみやん独り言うるさいにゃー!! 

 

 

 今のは全て、上条の独り言である。

 

 


 

 

 そして、場面は1週間ほど先のスーパーマーケットに移る。

 

 今から1時間前に買った惣菜どもは完全に姿を消してしまった。そのためお金がなくなったので、今日からはもやし生活に突入するのである。残っている300円でもやしを9袋買い、残った6円で1つのチョコボールだ。もったいなく思うかもしれないが、これがかなり大事、糖分がなければ人間は頭が回らない。この1玉で今日の残り5時間の運命が決まる。昨日、カルボなんて贅沢しすぎたと後悔の最中である。

 あ、調味料もきれてますね。もやしは無味で食いませう。

 

「あら、お金がないんですの?」

 

 いつの間にか俺の押しているカートに幼女が乗っていました。それも、いつかのジャッジメント。確か名前は……。

 

「白井黒子ですの、一目惚れした相手の名前くらい覚えてくださいな」

 

 そう、白井黒子だ。妹にしたい女の子一位に輝きそうなその顔は、なんだかムカつく表情をしていた。誰が一目惚れだ!

 

「まだそれ続いてるのかよ」

 

「かみやん、ロリの良さにやっと気付いたん!?」

 

「うわぁ、なんか来ましたの」

 

 来ました、1番やばいやつ。俺からすると白井は妹にしたく思うが、こいつは違う。恋愛(変態)対象になってしまうのだ。もし白井さんをこいつに紹介してしまうと、次の日から白井さんの姿が見えなくなることが想像できてしまう。一応は友達だから、せめて自首を勧めよう。

 

「かみやん、この子誰⤴︎!?彼女なん?

 別にいいんやで、僕だってたまに、気持ちが爆発することがあるんよ!でも流石にジャッジメントの子に手を出すのはなぁ、ってあれ?どこいったん、話の途中やん!」

 

 ごめんな青ピ、流石にこの子をお前の毒牙によって傷つけさせるわけにはいかない。まだ何も知らない無垢なんだ。

 

 

 ♦︎

 

 

 上条たちは、どっかの変態にバレないうちに会計をして外に出た。夏に差し掛かる頃で外は半袖で充分なのだが、店内を走ったせいか汗ばんでいる。

 

「すまん白井、あのキモいのは見なかったことにしてくれ」

 

「ええ、あまり良くないものでしたの」

 

(くそっ、これがアニメと現実の違いか。耐えられねぇよ!)

 

 というように白井は暑さというよりも、イケないモノ見た感覚で冷や汗をかいていた。外野から見る分には面白いのだが、当事者になってしまうとどうしても耐え難かった。

 

「あぁ、そういえば、黒子でいいですわよ」

 

 今思いついたかのように白井が言った。上条は急なことに驚くが、すぐに気を取り戻し聞く。

 

「ん、なんでだ?」

 

「いや特にですの。ただ白井とはあまり呼ばれ慣れていないので」

 

 そんなわけがない。彼女は基本白井さんとしか呼ばれたことがない。仲のいい人が居ないのではない。どうしても周りからの評価が高い故に尊敬されてしまうからというわけだ。

 

「そうか、じゃあ黒子だな」

 

 もちろんそれを上条が知るはずもなく、彼は信じて黒子と呼ぶようになる。しかし、意外なことに白井が動揺していた。

 

(名前で呼んでほしいとはいいましたが、目を見て呼ばれると恥ずかしいですの)

 

 赤い顔の白井を見て首を傾げた上条が口を開いた。

 

「んで、なんで俺のカートに乗ってたんだ?」

 

「あなたのことをつけてきたんですの。またいつロリコンが発症するかわかりませんので、せめて私以外には被害を拡げたくないですから」

 

「そうですか、黒子からしたら俺はもうロリコンなんだな、定着しちゃってんだな!?」

 

 上条は大声で涙を目の端に溜めながら叫んだ。彼でもロリコン呼びは心にくるものがあるのだ。心なしか、顔も青ざめている。

 

「当たり前じゃないですの。初めて会ったとき、鼻の下が異様に伸びていましたから」

 

「そ、そんなはずは」

 

 もちろんない。

 

「まぁ嘘ですけれど。でも、私を見て妹属性とか思ったんではないですの?」

 

「それは……思ったかもしれないな」

 

「はい、顔にペンキで書いてありましたわ。しかも金色で」

 

「そんなに主張激しく!?」

 

 周りの視線が気になってきたところで、もう一度スーパーマーケットに向かう。本当ならジャッジメントする対象にしていたところなのだ。白井は感謝しろと胸を張っていた。

 

「あ、ああ、そうだな、って俺会計したぞ?」

 

「あら、手作り料理は食べたくないんですの?」

 

「是非お願い致します。できれば肉のような力の付く食べ物が食べたく存じます」

 

「おーほっほっほ、作って差し上げてもいいんですわよ?」

 

「おぉ、神様仏様、白井様ぁ!」

 

 白井を崇める声が数分響いていたという。

 

 

 ♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

 

 じゅーじゅー、と肉を焼く音が響く。焼いているのは、つい最近冤罪をかけてきた白井黒子。妹キャラの頂点に降臨するであろう容姿の持ち主はこう言った。「冤罪の謝罪ですの」と。それならしょうがないと、俺は少女の料理宣言を受け入れた。流石はお嬢様と言いたくなるような高級肉を買われた時は失神するかと思ったが、謝罪の気持ちと言われてはしょうがない。しょうがないから食べてやりますよ!

 いやしかし、こう見ると可愛いものである。サイズの合わないエプロンに、高いキッチンに届かない身長。全てがロリコンホイホイである。俺も警戒しとかないとホイっとされるかもしれない。

 

「できました!」

 

 小学生とは思えないほどの手際で焼肉を完成させた黒子は、運べと言わんばかりの視線を向けてくる。仕方ないと上条が運べば、黒子はニマァ、と顔を緩める。

 前世の上黒作品*1を思い出しているのだろう。上条に見られれば、俺の妹可愛すぎ!とベッドに押し倒されるような緩みきった顔を引き締めて感想を聞く。

 

「どうですの!?」

 

「………………」ゴクリ

 

「…………」ゴクリ

 

 少しの間沈黙が流れる。上条は肉をよく噛み、飲み干し、対する白井は瞬きすらせずに反応を待つ。緊張の瞬間が流れる。

 

「うめぇよ、これ」

 

「ふふふ、それはよかったですの。それで、もう許してくださいましたか?」

 

「冤罪のことなら元々許してたけどな。まぁ、嬉しいよ、なんかいま、青春って感じがする。今度は俺に作らせてくれ」

 

「いいんですの?なら、その時を楽しみにしておきますの。さて、門限ですのでそろそろ帰りますわ」

 

「送っていくか?」

 

「わたくし能力者ですの。お送りは大丈夫ですわ」

 

「そうか、ならわかった。出来るだけ早くご馳走させてくれ」

 

「では、ごきげんよう」

 

 初めて見たテレポートに驚きつつ、残ったステーキに喰らい付く。何度噛んでも溢れ出てくる肉汁の味に幸せを感じた。

 

「いや、ほんとうっめぇなこれ」

 

 そしてインターホンが鳴る。肉の余韻を楽しんでいた彼にとって、最悪の、恐れていたことが起きていたのだ。

 

「かみやん」

 

「なんだ土御門」

 

「流石にジャッジメントの子はヤバいと思うぜ!」

 

 それだけ言うと、隣人は部屋へと帰っていった。上条には薄い壁に文句を言うことしかできなかった。

 

 


 

 

 ベッドに横たわる白井は、拳を突き上げて宣言する。

 

巨乳に、私はなる!

 

 

 黒子 AAカップ

 

「ふはは、もうすでに原作乳に追いつきましたの。このまま大きくなり続ければ、食蜂なんて余裕ですわぁ!」

 

 

 初春 AAAAAAAAカップ

 

 前回は正確に伝えることができませんでした。計測したところ、上記カップが妥当だということになりました。

 

「白井さんよりはデカイはずだから気にしてませんよ」

 

 残念、黒子の半分も無い! 

 

 

 

*1
上条×黒子の二次創作作品のこと。マジでなかなか見掛けない。誰か書いて欲しい。




 @ 白井黒子

 身長 141センチ

 体重 34キロ

 能力 瞬間移動 (テレポート)

 説明:転生特典により、一度訪れたことのある場所ならラグなく転移できる。座標を教えて貰えば一応は転移できる。
 憑依転生にアレイスターは気づいていない。転生黒子は計画やらなんやらを止める気はないが、当麻と美琴など自身の知人に許容できない被害を及ぼすと、たっぷり時間を掛け、某窓のないビルを東京湾の底に転移させる。
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