ジャッジメントですの!に転生したけど おねぇさまぁ!した方がいい?   作:ゆうてい

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虎穴に入らずんば心の奥底に秘めたる好奇心は満足しないですよねぇええええええ!??!!!?

 7月5日

 

 小学校の帰り、友達と別れた私は寮に向かっていた。

 来年入学する予定の中学校の寮に引っ越していた私は、通う小学校からは遠いなぁ。なんて思って早道を開拓していたのだ。5日前に通った道はなんなら遠回りだったので、その日は全く違う道を通っていた時のこと。

 

 ぱらぱらと運悪く小雨が降って来た為、念のため道を戻ろうとした。

 そのとき、聞こえてはいけないはずの音が聞こえた。

 

 バンっ! バン! 

 

 それは銃声だった。

 よくテレビドラマで聞くあのまま。ダメだとわかっていても足が勝手に動いていた。好奇心に負けて、そのまま音が聞こえた方向に進む。

 目にしたものは、黒ずくめの男らしき人物が銃を持っている姿。そして、その足元に倒れている大人の男の人だった。

 

 ごくりと息を呑む。今度こそ来るべきじゃなかったと焦って逃げようとする。

 カラン!と転がっていた空き缶を蹴ってしまった。男と目が合う。今日は本当に運が悪い日だと自分の不幸を呪った。

 

 すぐさま、私は後ろを振り向いて走り出した。

 幸い、銃を持つ男よりも身体が小さいので小回りが利いた。大人には通り辛さそうな場所を通って路地の出口を目指した。

 威嚇のためなのか、ばんばんと銃声が何度も響く。私は思惑通りに足がすくんでもつれそうになる。足音がさらに近づいて、それがさらなる恐怖を誘ってしまう。

 

 こんな状況を打破する方法は一つしかない。そう考え携帯電話を取り出す。頼るのは他でもない"自分よりも強い人たち"である。

 

 すみません風紀委員(ジャッジメント)ですか!?

 銃を持っている男に追われてるんです!

 第七学区のカフェの路地裏あたりです!

 早くお願いします!!!!!!!

 

 震えて掠れた声だったが、連絡は済んだ。

 風紀委員に連絡をした場合、自動的に警備員(アンチスキル)にも連絡が入るようになっているため、そちらに電話をかける必要はない。

 あとは時間まで逃げ切るだけ。

 

 しかし、急に足に力が入らなくなった。

 連絡を済ませただけで安心してしまったのだろう。そして、幼いゆえの体力不足が何よりの原因だった。

 もとより大人の男より体力が多いはずがなかったのだ。火事場の馬鹿力は既に効果を切らしている。

 

 近づいていた足音が異様な速さで迫る。

 

(まさか、能力者?)

 

 最悪の想像をしてしまった。ここで私の人生は終わりなのかと、まだまだやりたいことがあったのに。と己の人生を悲観した。

 

「みんなっ」

 

 せめて家族のことを思って死のうと、家族の名前を心の中で叫ぶ。

 かちゃりと音がした。銃口が向けられているのかな、と思わず他人事のように考えてしまった。

 涙が頬を伝い、地で弾けた。

 

 

 

ジャッジメントだ

 

 その瞬間、力強く、それでいて優しい声が聞こえた。

 安堵の念だけを胸に、私は意識を手放した。

 

 


 

 

ジャッジメントだ

 

 自分でも、こんなに低い声が出たことには驚いた。

 

「俺は人を傷つけようとする奴が大嫌いだ」

 

 少女の危機に駆けつけた男、上条当麻はポケットから取り出した腕章をつまみながらそう言った。

 

「風紀委員か。なんだ、銃用の装備でも着て来たのかぁ?」

 

「っ、街中に銃なんか持ってる奴がいんのかよ」

 

 だが、上条にとって誤算だったのは男が銃を持っていたこと。

 上条は少女がした電話を聞いて駆けつけたわけではなかった。いつものように不幸に巻き込まれていただけだったのだ。

 だからこそ銃に対する装備なんて1つもしていない。

 

「さっきの電話聞いて来たんじゃねぇのか。じゃあ、銃に対策なんてしてねぇわけだ。

 死んだな、お前」

 

「だからといって負けるわけにはいかねぇな」

 

 上条は男だ。酷い目に遭っている少女を見て、拳銃程度が助けようとする気持ちの障害になりはしなかった。

 

「テメェが好き勝手に人の命を弄ぼうってんなら、まずはその幻想をぶち殺してやるよ!」

 

 

 男が、構えた銃の引き金を引く。

 それに素早く反応した上条は体を無理やり捻ることで弾丸を避けた。男の足元へと滑り込み、銃弾を避けられた衝撃で固まった男を力任せに殴りつける。

 追いかけて更なる追撃を加えようとしたが、男が能力を使い上条を蹴ることで距離が離れた。

 

「ぬおっ!」

 

 腹を強く蹴られた上条は壁に打ち付けられ、呻き声を出す。

 男の能力は身体強化系のレベル2 だった。対象を触らなければ能力を消せない上条の幻想殺しでは相手が悪い。

 男はもう一度銃を構えようとする。しかし、そこで男の少しだけ後ろを向いた上条が叫ぶ。

 

「黒子、今だ!」

 

「なにっ!?」

 

 男は上条に気を取られていて気付かなかった。後ろにもう1人の人間がいたことに。

 

「でやああぁ!」

 

 ぎゃりごんっ

 

 金属同士を打ちつけたような音が路地に響く。殴り飛ばされていった男が壁にぶつかり、それでも勢いを弱めず突き進んでいった。

 男がピクピクした動きを止めるのを見届ける。上条は引き気味だ。

 そんな様子を気にすることなく、白井黒子は上条に話しかける。

 

「上条さん、今日も人助けとは素晴らしい事ですねぇ」

 

「うぐっ、すまん。わざとじゃないんだ」

 

「し・か・も、今回はどこで手に入れたのか風紀委員の腕章を使ってまで」

 

「い、いや、これは落ちてたのをちゃんと支部に届けようとしてたんだぞ!?」

 

 そう言って彼は手に持つ腕章を白井へと手渡す。彼女はそれを手に受け取ると、誰の落とし物なのかを確認しようとした。

 

「どうだか。ん、どうやら何か書いてありますわね」

 

 そう言われた上条は腕章を睨みつける。裏返したちょうど真ん中にはリーダーと英語で書いてあった。

 

「リーダー。なんだこれ、役職とかか?」

 

「リーダーとなると、相当高い役割の方のものですわ。彼らがこれを無くすとは思えないのですが」

 

 と言ってヒラヒラと彼女は腕章を振る。

 

「んー怪しさ満点ですが、一応確認しておきますわ」

 

「ああ、頼む」

 

 白井はポケットに誰かの腕章をしまいながら、上条に顔を向けて話を始める。上条の顔はどんどんと青ざめて行き、これがどれほど大事な話なのかを物語っている。

 

「ーー風紀委員の名を騙った場合、本来なら拘束案件ですのよ?

 私の権限で()()()()は見逃してあげますが、次はないと思ってくださいな」

 

「は、はい」

 

 冷や汗をかきながら流石にやばかったかと反応する上条を尻目に、弱い雨の中晒されたままの少女を見つけた。

 

「彼女が通報者ですのね」

 

 うつ伏せで倒れている彼女を横抱きにして、壁に寄りかかるように起こした。瞼を閉じる少女の顔を見る。

 

(佐天ですわね)

 

 大方好奇心に負けたのだろうと察して、呆れるようにため息を吐く。それよりも、彼女が無事でよかったと安堵の意味の方が大きかったのであろうが。

 

「警備員が来るのにもまだ時間が掛かるでしょうし、少しだけ話をしましょう」

 

「な、なんでせうか?」

 

 意味もなく古風に言ってみせた上条は内心ドキドキ状態だ。

 やっぱり拘束するね、お縄につけ!などと言われた場合、抵抗できる気がしないからだ。

 だが、その心配は現実になることはなかった。

 

「あなたの腕を見込んでのことです。ぜひ、風紀委員になってほしいんですの」

 

 しかし、それよりも大きな衝撃が上条を襲った。風紀委員へとお誘い。それは、暗にさっきの黙っててやるからこっちの仕事手伝えよ。そんなふうに言われている気がしたのだ。

 いや、負けちゃダメだ。今は少しでも金を稼ぐことが先決。自分の時間が減るようなことはしてはならないのだ。

 

「いや、そこまで暇じゃないと言うか」

 

「支部ではコーヒーが無料ですわよ」

 

「あまり魅力的では無いかな?」

 

「コーヒー飲める男はかっこいいですよ」

 

「え、そんなことないでしょ」

 

「内申がプラスされますわよ」

 

「よし、やってやろうかー」

 

 即堕ち数コマ。なんとも言えない清々しい顔をした上条が柔軟の体操をしながらほざいていた。

 

「それでいいんですの」

 

 満面の笑みで少女を担いだ白井が、能力で中空に浮遊した。

 

「この子に関しては私が病院に送りますので。貴方はこいつを縛っといて下さいな」

 

「わかった、任せとけ」

 

 上条は白井が去るのを見届け、その姿が見えなくなったところで男の方へと向かった。その大きな背中を見せつける姿は、まさに路地裏のギャング!

 

「いてててて、何があったんだ?」

 

「おっと、起きちゃダメだろ。素直に捕縛されなさい」

 

 そう言って上条は男を亀甲縛りにし、そのまま抱えてアンチスキルの車に乗せる。アンチスキルが感謝の言葉を口にするが、上条は去り際に手を振るだけ振り去って行った。

 

 


 

 

 風紀委員本部に上条は電話をかける。内容は先日、白井と話し合った風紀委員入隊の件だ。あのあと本当に風紀委員に入ることを決めた上条は、かけた電話が繋がるのを待っている。

 

『はい、こちら風紀委員本部です。なにか御用でございますか?』

 

 ワンコール鳴り響いたあと電話が繋がった。

 

 

「風紀委員に入りたいんですけど、何か条件とかってありますか?」

 

 上条は風紀委員に入るための条件を聞いた。先日の白井との会話では聞き忘れていたのだ。白井の勧誘のためそこまでの心配はしていなかったのだが、彼はそれでは安心できなかった。

 

(もしこれで入らなかったら結構やばいなぁ)

 

 そんなことを考えながら上条はドキドキしながら話を聞く。

 

『えーと、お幾つでございましょうか?』

 

「中学3年生です」

 

『なるほど、採用です』

 

「はやっ!」

 

 つい言葉に出てしまった。上条もあんなに早く採用されるとは思っていなかった。もう少し能力とか学校の成績とかを聞いてくるのかと思いきや10秒で入隊できたのだ。これにはアレイスターさんも大喜び。

 もちろんこれで話は終わりではなく本部の誰かさんは話を続ける。

 

『ちなみに風紀委員でお知り合いの方はいますか?』

 

「えーと、確か一七七支部だったかの白井黒子はよく会う人です」

 

『ええ!?あの白井さんとお知り合いなんですか!?これは期待大ですよ!すみません、今からこの場にいるトップの副会長を呼んできますので待っていて下さい!』

 

「は、はい」

 

 なんだか大ごとになってしまったようだ。白井の名前を出しただけでこの大騒ぎ、白井は風紀委員ではかなり優秀な人材なんだろう。

 そして友人ってだけで上条まで期待の大きい人になるのだ、上条はプレッシャーがすごい事になっているだろう。

 それから1分程度経ったとき、かなり大慌ての副会長さんが話しかけてきた。

 

『もしもし、君が白井くんの友人でいいのかい?』

 

「はい、上条当麻っていいます」

 

「そうか、上条当麻くんだね。おい君たち! 今すぐ上条くんを調べるんだ! 君は白井くんに確認をとってくれ! 

 

 上条には結構色々聞こえていたが、上条は気付いていないふりをしながら話を進めた。

 

「はい上条です。風紀委員に入りたいのですが」

 

『そうだね、風紀委員に入りたいっていう話だったよね、少し待っていてくれるかい?』

 

「わかりました」

 

 上条は言われるがままにわかりましたと言ってしまう。そのまま少しの間無言が続き、また何かが聞こえてくる。

 

白井くんと連絡は取れたかい?調べたところ幻想殺しっていう能力意外は何も書いていなかった。露骨だろう。だから、この子には何かがあるはずなんだ。

 

 学生の情報が載っているページでほぼ見かけない、一行しかない説明。副会長はそこに何かを感じている様子。

 

白井さんからメールが届きました! 彼女曰く上条さんは、何も習っていないのにもかかわらずスキルアウトを拳1つで沈める、肉弾戦が得意な男。とのことです。

 

 黒子、ハードル上げ過ぎなのでは?肉弾戦が人並みよりも少し慣れている自信はあるが、スキルアウトを拳1つで沈めるような強さを持っている自信はない。現に先日は黒子がいなければ死んでいたのかもしれないのだから。

 

 拳銃の弾を避ける時点で常人ではないし、白井がいなくても、どうにかして男を倒せるだけの実力があることに、この男は気づかなかった。なぜ女に関してだけでなく、そこまで鈍感なのか。それは魔神のみぞ知るということなのだろうか。

 

 そこからは何も聞こえなくなり、3分ほど経ったところで副会長が話しかけてきた。

 

『上条くん、聞こえているかい?採用だよ。君が担当する支部は白井くんと同じにしておいたから、今度からよろしく頼むよ』

 

「あ、ありがとうございます!」

 

『いやいや、こちらもこんなに優秀な子が風紀委員に入ってくれると嬉しいからね』

 

「そこまでじゃないですよ。ありがとうございました」

 

 プツッ

 

 上条は風紀委員に入った。これから忙しくなるだろう。時間配分を考えなければならない。はたして上条にそんなことができるのだろうか。

 

(しっかし黒子と同じ支部か、嬉しいけど嬉しくないかもなぁ)

 

 そう、彼が今後仕事をする支部は一七七支部。彼がロリコン容疑で連れてこられた場所なのだ。

 上条は少しだけ嫌な予感を感じながらも、眠気に逆らわず睡眠を始めるのだった。

 

 


 

 

 お邪魔しまーす。

 

 

 上条は一七七支部支部のドアを開けてそこに入っていった。

 そこには天国が広がっていた。

 逆にいやらしいことを考えられないほど素晴らしい体。大きなメロンに、それを彩るピンクの布。できることなら布を消、げふんげふん。エロいことを考えられないほどの美人が着替えていた。

 

 両者が停止することたっぷり5秒。状況を理解した固法美偉は机の上に置いてあったハサミを手にして、明確な殺気を放ちながら走り出す。

 

 しかし、上条には逆効果だった。走る度揺れる胸を見てしまい、鼻から血が出そうになったのだ。その血が出そうな鼻を上条はつまんだ。

 

 それに対して固法はやっぱり私臭い!?と考える。先程仕事で走り回っていたため、汗の匂いがするのだと勘違いしてしまったのだ。

 

 上条はもちろんそんなことを思っておらず、むしろ汗が素晴らしいエロスを醸し出しているでござる。なんで考えていた。いやまあ匂いは届いていないのだが。

 

 そんなことを考えているとは知らず、固法はその衝撃でハサミを落としてしまった。しかし足は止まらなかったようで、上条の元へ突っ込んで行く。

 

 

 ドンガラガッシャーン

 

 

 衝突時のテンプレのような音を出して2人は倒れた。上条が下で固法が上。それは見た者はどう思うだろう。

 

 その通り!固法が襲ったように見えるのだ!運が悪いことにちょうど部屋に入ってきた初春はそれを見てしまった! 

 

 きゃあぁぁぁああああぁぁああ!!!!!!! 

 

 目の前の少女が急に叫び出したのを、まだ状況を理解していない2人は相当迷惑そうにしていた。

 しかし、上条は気付いてしまった。己の体に乗っている柔らかいモノが固法という美しい女性の胸だということを。初春と並ぶと、初春の頭と同じくらいあるように見える。本当にそうならこりゃ煩悩の塊だぜ。

 

 それに気づいた上条はとち狂ったのか、手を伸ばす。彼からすると離れて!の意味だったのだろうが、揉まれた本人はそう思わない。そんなことをされた固法は、今度こそハサミを上条に突き刺した。

 

 この事は食蜂の能力により隠蔽され、上条は初任務中に女の子を庇って刺されたということに改竄され、病院に運ばれた。

 

 


 

 

 そして、固法美偉は黒子に長いこと説教されていた。

 

 胸を揉まれたくらいでなんですの!?っていうかそんなのぶら下げてるあなたが悪いんじゃ無いですの!?しかも、ドアの前で着替えるっておバカなんですの!?ジャッジメントの支部ですわよ!?誰かが入って来るかもってわかるでしょう!?えぇ!わからないんですの!?分かりますわよね!何歳なんですかあなた! 

 

 

 ごめんなさい

 

 

 謝って済むならジャッジメントもアンチスキルもいりませんわよ!傷害ですわよ!?あの方が並の男より頑丈だったからよかったものの。だからって刺していいわけじゃないだろ!みさきさんに頼んで隠蔽してもらったけど!もし彼女がいなかったら貴方は刑務所行きだぞ!カッとなったって言って減刑されると思ってたんか!?思ってねぇよなぁ!?もういいです!お見舞いに行ってきます!みさきさん!周りの人の記憶改竄しといてください! 

 

 

 まったくぅ〜!人使いが荒いんだからぁ〜!!ぷんぷん!

 

 ぴっ! 

 

 

 愚痴を言いながらもいうことを聞くレベル5を見て、固法美偉は涙目ながらに思った。

 

 まさか、白井さんにこき使われてるのがレベル5だとは思わなかったわ。妹枠の白井さんに食蜂さん。初春さんは……………………知人か.............

 

 


 

 

 さっきの流れの通り、白井は上条のお見舞いに来ている。同僚の事故だ。心配しないわけがない。

 

「上条さん大丈夫ですの?」

 

「いやぁ、自分でも驚くくらい頑丈なことに、もう直りましたことよ」

 

 上条の腹に穴が空いてから2日、不思議なことに、彼の腹にはもう傷跡が残っていなかった。それには白井も安堵する。

 

「それはよかったですわ。それで、風紀委員はどうしますの? 辞めることもできますわよ」

 

「いや、辞めないよ。こんなに早く辞めちゃったらいろいろと言われそうだし」

 

 こういうのには愚痴が付き物なのだ。

 お前内申あげるためだけに入ったのかよ。とか

 そういえばあの支部にはすげぇ可愛い人たちばっかいたよな、それ目当てだったんじゃねぇの?とか。

 

 とにかくあることないこと全部言いふり回されるのだ。それの回避方法、それは今回の場合風紀委員を辞めないことに限るだろう。

 

「それはよかった。仕事に着くようになったらペアですからね、デートお楽しみにしてますわ」

 

「デートっておい、まあ俺も楽しみにしてるよ」

 

 上条としては妹のように可愛いがってやりたい少女。

 白井としては体を許せるただ1人の男。

 白井には結構な下心があったが、楽しみにしているのはどちらも本心だった。

 

「では、先日の女の子のお見舞いに行きますの」

 

「ああ、俺たちが助けた子だな、お大事にって伝えてくれ」

 

「はい、わかりましたの」

 

 そう言って白井は先日助けた少女、佐天涙子の病室へと向かう。

 

 


 

 

 白井は佐天の病室の前に到着した。

 

「確か病室はここでしたわよね。しつれ———」

 

「———あの、私の病室の前ですけど?」

 

 部屋に入ろうとしたとき、幼い少女の声が聞こえてきた。声の方向を向くと、この病室の主が視界に入る。

 

「あら、さてぃんさん。風紀委員ですの。お見舞いに来ました」

 

 と、佐天を変な風に呼びながら白井はあるものを取り出した。

 

「さ、さてぃん?あっ!ありがとうございます!なんですかこれ!」

 

「こちら、学園都市産の腐らない牛乳ですわ」

 

 それは牛乳だった。本当にどこでも売っている、ムサシノ牛乳だった。市販の、特別でもない。

 

「へ、へぇー、ウレシイデス」

 

「酷いですわ。わたくしの渾身のお見舞い品でしたのに」

 

「あ、あぁ!そうですか!そうですよね!最近ムサシノ牛乳は売り切れが多かったからうれしいなぁ!」

 

 佐天は無理矢理笑顔を作って、白井をフォローしまくる。

 

「本当ですの?」

 

「ほ、本当ですよ!」

 

 白井の涙目&上目遣いの破壊力に、佐天は勝てなかったようだ。

 

 ♦︎♦︎♦︎♦︎

 

「へぇ! 私を助けてくれた男の人は風紀委員じゃなかったんですか!?」

 

「えぇ、入ったのはそれから3日後くらいですの」

 

 佐天の能力は誰でも仲良くなれることなのかもしれない。

 

 

 

 

 黒子 AAカップよりのAカップ。

 

 前回より2日経っただけで成長。2週間じゃ成長しないと言っていたが、2日で成長。

 

 くくくくく、ついに大台のAカップに入ったぁぁ!! 

 

 食蜂 Cカップ

 

 黒子にムサシノ牛乳を勧められて飲んでみたら、ちゃくちゃくと成長している。

 

 ムサシノ牛乳の成長力凄いわね! あくまでもムサシノ牛乳よ! 

 

 NEW‼︎ 佐天 Cカップ

 

 実は今は食蜂よりもでかい。身長はまだ154センチだが、その割にかなりデカイ。銃を持った男に追われているとき、白井と上条に助けられた。入院中食蜂と会っており、その際能力を使われた。ムサシノ牛乳なしでこのおっぱい力はすごい。と変に驚かれていた。

 

 牛乳なくてもこれくらいは成長しましたよ? 

 

 初春 AAAAAAAAカップ

 

 初期乳に戻り、2カップも大きくなったが結局めちゃ小さい。実は小萌せんせよりも4カップ小さい。

 

 はっははは。白井さんの方が大きい気がしなくもないような、いやそんな事はないはずだけどなぁ! いや、ないないない! 白井さんは貧乳! 私は微乳! 

 

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