サブタイふざけてるだろと思う人も多いとおもいますが、マジでなんも思いつかず、脳みそ振り絞って思いついたのがコレでした。なろう小説のタイトルかよって思うくらい長いです。まぁ、長いものはもっと長いと思いますが。
それでは、第13話をどうぞ。
班別対抗試験も終わり、俺はアノス達と一緒に歩いていた。
今日は、ファイズアクセルやらタジャドルを使って戦闘した。それを使ってみて思ったのはファイズアクセルは使い所を間違えると危険、飛ぶのは少し怖いといものだった。前者はともかく、後者は早いとこ慣れておいた方が良いだろう。
そんな事を考えながら、デルゾゲード魔王学院の門を出た時だった。
「どうして、私が貴方達と一緒に帰らなければならないのよ?」
サーシャは俺達と一緒に帰る事に不満を訴える。
ミーシャはなんでそんな事言うの?と言わんばかりに、目をぱちぱちとさせ、小首をかしげる。
「同じ班になったからには親睦を深めようと思ってな」
「貴方の配下には入ったけれど、友人になると言った覚えはないわ」
「友人になる云々関係なく、親睦を深める事は強い班になる為にも必要な事だろ?」
もうこの班は既に強いだろとか無粋な事は言うなよ。
「と、とにかく!私は貴方達と一緒には帰らないわ!」
「まぁ、嫌なら帰っていいぞ」
「そ。じゃ、帰るわ。ごきげんよう」
くるりと踵を返し、サーシャは俺達とは別方向へ歩いていく。
「・・・・・・」
サーシャの背中をミーシャはじっと見つめている。
無表情ではあるものの、どこか寂しそうだった。
「あーあ、せっかく班別対抗試験でやったこと教えてやろうとおもったんだがな。例えば、サーシャの城に侵入した方法とか・・・」
「ならば、俺はお前の城の前に急に現れた魔法を見せてやろう」
ピタリ、とサーシャは足を止めた。
ツインテールをふわりと揺らし、サーシャは振り返った。
「〈
ほら、食いついた。
「好きにすればいい」
「ほらよ」
俺とアノスは、サーシャが使った〈
「で、どっちからやる?」
「なら、俺からやろう」
まずは、アノスの〈
「ほら」
アノスはサーシャに手を差し伸べる。
「なによ・・・?」
「見せると言っただろ。どうせなら体感したほうが早い」
「だからって、どうして私が貴方と手を繋がなければいけないの?」
「さっきは素直に繋いだだろ」
すると、サーシャは顔を真っ赤にする。
「あ、あれは、そういう場面だっただけでしょ。これだから、雑種は・・・」
ぶつぶつと、サーシャは言い訳をする。
「はぁ・・・サーシャがアノスと手を繋ぐのが嫌そうだから俺ので送ろっか?」
「その方が良さそうだな。先に俺がミーシャと〈
「任せとけ」
話し合いの結果、先にアノスとミーシャが〈
「〈
アノスとミーシャは手を繋ぎ〈
「・・・やっぱり、失われた魔法〈
サーシャはぶつぶつと呟き、魔力の残滓から魔法を解析しようとしている。だが、そんな事をさせていたらいつ終わるか分かったもんじゃない。
「俺達も行くぞ」
「貴方も手を繋げって言うのかしら?」
「安心しろ。俺のは別に手を繋ぐ必要はない」
俺はオーロラカーテンを出現させる。
「それをくぐれ」
サーシャはオーロラカーテンに向かうと恐る恐るくぐる。
俺もオーロラカーテンをくぐるとそこには、既にアノスとミーシャがアノスの家であり鍛冶・鑑定屋『太陽の風』の前で待っていた。
「連れてきたぞ」
「あぁ。助かった。サーシャ、此処が俺の家だ。ついでに寄ってくか?」
「そんなことより、今の魔法は〈
サーシャがオーロラカーテンを指さしながら言う。
「フィリウスのは俺にも分からないが、〈
「オーロラカーテンもアノスの家で説明出来る所は説明する」
「・・・どうして私が雑種の家なんかに・・・」
「遠慮するな」
キッとサーシャがアノスを睨む。その瞳には〈破滅の魔眼〉が発現する。
「してないわっ!」
「そうか、帰るのか。じゃあな、また明日」
アノスはサーシャに背を向け、ミーシャに言った。
「ミーシャは寄ってくだろ?」
「・・・ん・・・」
「なら、今日は失われた魔法の話をしよう」
俺もサーシャに背を向け、アノスに同調する。
「せっかくだし、俺もオーロラカーテンやライダーについて教えてやるよ」
俺とアノスが思わせぶりにそう言って、アノスの家にお邪魔しようとすると
「ま、待ちなさいよ!」
俺達が振り向くと、気まずそうにサーシャは呟いた。
「・・・わ、私も・・・」
そこまで言い、サーシャはバツが悪そうに俯く。
「なんだ?」
「・・・だ、だから、い、行っていい・・・かしら・・・?」
消え入りそうな語尾に、思わず俺とアノスは笑ってしまった。
「あぁ」
アノスはサーシャが自分の家に来るのを許可すると、サーシャはほっと胸を撫で下ろした。
「なんだ、サーシャも俺達と遊びたかったんだな」
「違うわよ!いい?私の目的は〈
「はいはい。そういう事にしといてやるよ」
アノスの家に行くのは、本当にサーシャの言う通りなのかもしれないが、オーロラカーテンだけでなくライダーまで聞き出そうとする辺りちゃっかりしてんな。
そんな事を考えていると、アノスが自分の家のドアを開ける。
その中から、店番をしていたイザベラさんがアノスに気づき小走りに寄ってくる。
「おかえりなさい、アノスちゃん。今日の班別対抗試験、どうだった?」
イザベラさんは緊張した面持ちでアノスに訊く。
「勝ったよ」
途端に、イザベラさんはキラキラした笑みを顔に貼りつけて、アノスにぎゅーっと抱きついた。
「すごいわ、アノスちゃん!まだ1ヶ月なのに、大きいお友達に勝っちゃうなんて、すごすぎるよ!今夜はご馳走にするわね!」
アノスは、イザベラさんにめちゃくちゃ頬ずりされて戸惑っていた。
「あ、あぁ・・・。それと、また客人を連れて来たのだが・・・」
「あら、いらっしゃい。ミーシャちゃん、フィリウスくん・・・と、あれ?」
俺とミーシャ以外にも客人がいたので、イザベラさんの頭には疑問が浮かんでいるようだ。
「初めまして、お母様。サーシャ・ネクロンです。以後お見知りおきを」
サーシャがスカートの裾を持ち上げ、優雅にお辞儀をする。
「・・・お義母様って・・・そんな・・・!?」
イザベラさんがなにやら衝撃を受けている。しかも、イザベラさんの「おかあさま」が別のニュアンンスに聞こえてくる。
「あ、アノスちゃんが・・・アノスちゃんが・・・」
イザベラさんは動転したように大声で口走った。
「アノスちゃんが、もうお嫁さん連れてきちゃったよぉーーーーーーーー!!!」
サーシャの「お母様」をイザベラさんは「お義母様」と認識した結果、サーシャはアノスのお嫁さんとなったようだ。
すると、アノスのお父さんであるグスタさんーー名前はアノスに教えてもらったーーが工房のドアを勢いよく開けてやってきた。
「アノス!でかした。それでこそ、男だ!!」
この人も、イザベラさん同様、サーシャ=アノスのお嫁さんとなっているようだ。
「えぇと・・・どういうことかしら?」
サーシャはあまりの出来事に呆然としていた。
「いいの。いいのよ、アノスちゃん。アノスちゃんの幸せが、お母さんの幸せなんだからね。お母さん、反対しないわ・・・」
いったい、イザベラさんの頭の中で、どんな妄想が駆け巡っているのだろうか。少なくとも、その妄想が現実と100%マッチしている事はありえないと思うが。
「ちょっと、アノス。どうするのよ。責任取りなさい」
「結婚すればいいのか?」
アノスがさらりと言うと、サーシャの顔が真っ赤になった。
「そ、そんなわけないでしょうが、馬鹿なのっ!!」
「じゃあ、アノスと既成事実を作って逃がさないようにすれば良いのか?ごめんな、俺そういうの疎くて協力出来そうないや」
「貴方は何を言っているのよ!!ミーシャもコイツになにか言ってやりなさいよ」
サーシャにコイツ呼ばわりされたのは置いておくとして、ミーシャは少し考えると、口を開いた。
「・・・サーシャはアノスが好き・・・?」
「馬鹿なのっ!!」
サーシャのツッコミが『太陽の風』に響き渡るのだった。
如何でしたか?
サーシャは書いてて思ったのはこいつちょろインだなと思い、最終的にサーシャ、いじるのメッチャ楽しいと感じました。
コレからサーシャのツッコミ増えそうだな・・・。
それでは、次回もお楽しみに。