暴虐の魔王と世界の破壊者   作:カトポン

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 どうも、おはこんばにちは。
 合計文字数が61,111文字と異様に1が並んでおります。出来れば66,666文字のゾロ目にしてみたいですが、たぶん無理なので諦めます。
 さて、今回のサブタイですが何を表しているのか、分かる人には分かると思います。
 それでは、第17話をどうぞ。


第17話 死と終わりを告げる怪盗

 アノスの超脳筋プレイによって壁をぶっ壊して先に進む俺達。

 

「壁を壊した先に、通路があるなんて・・・」

「魔法の仕掛けがある隠し通路は、意外とバレやすい。魔力の痕跡を辿ればいいだけだからな。魔法を使わないシンプルな隠し通路が、実は盲点だったりするのだ」

 

 でも、壁を壊す度に直すのは〈創造建築(アイリス)〉があるとはいえめんどくさくないか?

 

「でも、デルゾゲードの地下ダンジョンは生徒以外は立ち入り禁止だわ。いつこの隠し通路を見つけたの?」

「俺が作ったと言ったら?」

 

 サーシャは不服そうに唇を尖らせる。

 

「そうやってはぐらかす。言いたくないなら良いわ」

 

 アノスが言っている事は本当の事なのだろうが、誰も信じはしないだろう。

 歩き出してから、暫くして一際明るい部屋に辿り着いた。天井は高く、ダンジョン内なのに木々の緑で溢れている。水路があり、水面にはキラキラと光が反射していた。

 

「・・・太陽の光・・・」

 

 ミーシャの呟きにアノスが解説する。

 

「あぁ。昼間は太陽の光が、夜は月光が外から取り込める作りになっている」

「・・・自然魔法陣の発動の為、かしら?」

 

 今日の講義でもあったようにネクロン家の秘術である融合魔法は自然魔法陣を使う。それを習熟したミーシャとサーシャは、一目でこの部屋が魔法に使う為の触媒だと気づいたようだ。

 

「・・・どうかした・・・?」

「いや、気のせいだ」

 

 天井を見つめていたアノスだったが、何か気になる事でもあったのだろうか?

 アノスがどうして、天井をみつめていたのかは分からなかったが、自然魔法陣の部屋を後にして、俺達は先に進んでいく。

 長い下り階段を延々と降りている途中、サーシャが言った。

 

「ねぇ。アノスは此処に来た事があるんだったら、〈転移(ガトム)〉で移動出来ないの?」

「この地下ダンジョンは〈転移(ガトム)〉を乱す反魔法がかかっているからな。使えるは使えるが、何処に転移するか分からぬ」

「もう2時間以上歩いてるけど、どこまで降りれば着くのかしら?」

「・・・見て・・・」

 

 ミーシャが前方を指さす。階段の終わりが見えていた。

 

「ふむ。最下層に着いたようだな」

「ほんとに?」

 

 サーシャが一足先に階段を駆け下りていくが、途中で呆然と立ちつくしていた。

 俺達がサーシャに追いつくと

 

「でっけぇ・・・」

 

 目の前には、「巨人が入るのを想定しています」と言わんばかりの巨大で豪奢なもんがあった。

 

「祭壇の間の扉だ」

 

 ミーシャが魔眼を働かせ、じっとその扉を見る。

 

「・・・反魔法がかかってる。〈獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)〉級でも破壊出来ない・・・」

「はぁ!?じゃあ、どうやって中に入るのよ?」

「少しは頭を使え。壊そうと考えるから、行き詰まる。魔法が効かないなら・・・」

 

 悠然と前に出て、巨大な門に手をやるアノス。

 ぐっ、と力を込めると、ギギィと重たい音を立てながら扉が開いていく。

 

「魔法以外で開ければいい」

「馬鹿力ね」

 

 サーシャはアノスの脳筋プレイに呆れる。

 

「目当ての物はこの奥だ」

 

 俺達はアノスが開けた扉を通って、先に進む。扉の向こうは、祭壇があり、そこに王笏と思われる禍々しい杖ががあった。

 ただし、その王笏は見知らぬ男の手にあった。王笏を手にした男は俺達に気づいたのか後ろを振り向く。

 

「やっと来たようだね。フィリウス」

 

 明るい茶髪、もしくは金髪の髪に整った顔立ち、黒い服に白いコートを羽織った長身の男が、そこにはいた。

 

「フィリウス、知り合いか?」

「知らねーよ、あんな奴」

 

 俺はこんな奴とは知り合いではない。

 

「それより、どうして私達以外の人がいるのよ」

「・・・魔王学院の生徒じゃない・・・」

「それは、俺も分からん」

 

 もう、この状況についていけいそうに無いが、とりあえず名前だけでも聞いておこう。

 

「誰だお前?」

「僕はルパン・アルネウス。お宝を探し求める怪盗。そして・・・」

 

 ルパン・アルネウスと名乗った男は、何処からかシアンの銃を取り出す。

 って、ネオディエンドライバー!?

 

「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておきたまえ」

 

 ルパンは『DIEND』と表記されたライダーカードを俺達に見せるように構えるとネオディエンドライバーのライドリーダーに挿入すると、ネオディエンドライバーを前に押し出してディヴァインフォアエンドを前にスライドさせる。

 

『KAMEN RIDE』

 

 待機音が鳴り響くネオディエンドライバーを掲げ、ルパンはネオディエンドライバーのエンドトリガーを引く。

 

「変身!」

『DIEND』

 

 銃口部分のブッカーマズルからディエンドの赤いライダークレストが射出されると赤と青と緑の3つのライダークレストが出現すると、それらがスーツの形へと変化しルパンに集約される。ルナの姿が色のないディエンドに変化すると上空に浮かんでいたディエンドのライダークレストが13のライダープレートとなり、頭に突き刺さると全身に色がついた。

 

「ネオディエンドだと・・・」

「へぇ。これを知ってるんだ」

「ルパン、何処でネオディエンドライバーを手に入れた」

 

 まさか、コイツもリベリオンから手に入れたのか?

 

「なに、君と似たようなもの(・・・・・・・)さ」

 

 まさか、ルパンは俺と同じ転生者なのか?だとしたら、ネオディエンドライバーを持っている事にも納得がいく。

 

「さて、君達はこれが欲しいんだろ?なら、僕を倒して手に入れるといい。ただし、フィリウス。君1人でだ」

 

 ルパン・・・いや、ディエンドが手にしていた王笏を異空間に収納する。

 

「アノス、ミーシャ、サーシャ。行ってくる」

「気をつけてな」

「・・・ん・・・」

「絶対勝ちなさいよ」

 

 3人は後ろに下がり、俺はディエンドの前に立つとネオディケイドライバーを取り出す。

 

「やっぱり只のディケイドライバーじゃないか・・・」

 

 ディエンドがそう言うが、俺は無視してネオディケイドライバーを腰に当てるとベルトが伸びて俺の腰に装着される。ディヴァインサイドバンドルを引いてバックル部分を回転させると、ライドブッカーからディケイドのライダーカードを取り出す。

 

「変身」

 

 ディケイドのライダーカードを見せるように構えるとそれを裏返しネオディケイドライバに挿入する。

 

『KAMEN RIDE DECADE』

 

 ディヴァインサイドバンドルを押し出して、バックル部分を回転させると、俺の周りに19個のライダークレストが出現し、それらがスーツとなって俺に集約する。色のないディケイドの姿となった俺の頭に7枚のライダープレートが突き刺さり、全身に色がついていく。

 ディケイドに変身した俺はすぐさま腰に提げてあるライドブッカーをソードモードにして、ディエンドに突撃する。ディエンドは俺に向かって銃弾を何発も放ってくるが、カードホルダー部分で防ぎながらディエンドに近づく。

 俺はライドブッカーを横薙ぎに振るうが、ディエンドはそれを自分のドライバーで防がれるが、俺はその状態のまま相手を奥に押し込む。そのまま壁に激突させようとするが、ディエンドは壁を使って前宙しながら銃弾を放つ。

 

「くっ」

 

 予想外の攻撃に対処出来ずにダメージを食らう。俺は銃弾を食いながらもライドブッカーからライダーカードを取り出し、ネオディケイドライバーに挿入する。

 

『KAMEN RIDE』

 

 待機音が鳴るネオディケイドライバーのディヴァインサイドハンドルを押し込みカードの力を解放する。

 

『W』

 

 竜巻が俺を覆う事で銃弾から身を守りながらディケイドからWへと姿を変化させる。

 覆っている竜巻で身を守っている間に、さらにカードを取り出し、ネオディケイドライバに挿入する。

 

『FORM RIDE W CYCLONEMETAL』

 

 サイクロンメタルにフォームライドするとメタルサイドの背中に自動的に出現したメタルシャフトに風を纏わせ銃弾を次々と弾き飛ばす。

 

「なっ」

 

 だが、ディエンドはこの対面で信じられない事をやってのけた。

 俺が弾き飛ばした銃弾に別の銃弾を当てる事で予想外の軌道から襲ってくる。

 

「ちっ!」

 

 銃弾を撃つ度に予想外の軌道から襲ってくる弾丸がどんどん増えてくる。

 

「曲芸には曲芸だ」

 

メタルシャフトを片手で操り最低限防ぎながらカードをネオディケイドライバーに挿入する。

 

『FORM RIDE W LUNATRIGGER』

 

 転がって銃弾避けながらルナトリガーにフォームライドし、トリガーサイドのトリガーラングに装着されたトリガーマグナムからエネルギー弾を放つ。

 放たれたエネルギー弾はルナの力で変幻自在の軌道で襲いかかり、流石のディエンドも被弾する。

 

「くっ。なら、こっちも」

 

 ディエンドは一旦ディヴァインフォアエンドを後ろにスライドさせると、ベルトの左腰に備え付けられたライダーカードホルダーからカードを取り出す。

 取り出したカードをネオディエンドライバーのライドリーダーに挿入し、ディヴァインフォアエンドを前にスライドさせる。

 

『ATACK RIDE  BLAST』

 

 エンドトリガーを引きカードの力を解放するディエンド。

 ネオディエンドライバーの銃身を一時的に分身させ、俺のルナトリガー同様の変幻自在のホーミング弾を連射し、トリガーマグナムのエネルギー弾を相殺されていく。

 お互い、遠距離攻撃が効かないので場は膠着した。

 

「中々やるね。けど、数が増えたら流石の君もどうかな?」

 

 ディエンドはディヴァインフォアエンドを後ろにスライドさせると、ベルトの左腰に備え付けられたライダーカードホルダーからカードを2枚取り出すと、1枚目をライドリーダーに挿入し、ディヴァインフォアエンドを前にスライドさせる。

 

『KAMEN RIDE KAIXA』

 

 一旦、ディヴァインフォアエンドを後ろにスライドさせると、2枚目のカードを挿入し、ディヴァインフォアエンドを前にスライドさせる。

 

『KAMEN RIDE RYUGA』

「行ってらしゃしい」

 

 ディエンドはエンドトリガーを引き、カイザとリュウガを召喚する。

 召喚されたカイザは、ブレードモードのカイザブレイガンからエネルギー光弾を放ちながら近づいていく。

 俺はトリガーマグナムのエネルギー弾で相殺しながらライドブッカーからカードを取り出し、ネオディケイドライバーに挿入する。

 

『FORM RIDE W HEATMETAL』

 

 ディヴァインサイドハンドルを押し込み、俺はヒートメタルにフォームライドした。

 カイザはカイザブレイガンによる剣撃で俺にダメージを与えようとしたが、メタルサイドの背中に出現したメタルシャフトで防ぐ。

 そのままメタルシャフトを使ってカイザブレイガンを下に抑えつけ、バックブローで怯ませると俺はリュウガの元へと向かう。

 俺はメタルシャフトでリュウガに攻撃するが、リュウガはメタルシャフトを掴み俺を引き寄せてぶん殴る。

 

「ぐっ!」

 

 俺はリュウガのパンチで吹っ飛びゴロゴロと転がる。

 

「お前とやるならこっちの姿の方が良さそうだな」

『KAMEN RIDE DECADE』

 

 ディケイドに戻り、ライドブッカーをソードモードモードにしてリュウガに攻撃しようとするが、後ろからカイザブレイガンの斬撃が襲いかかるが、ライドブッカーでカイザブレイガンの斬撃を防ぎ、カイザを蹴り飛ばす。が、今度は後ろからリュウガが攻撃してくる。

 俺はその攻撃を躱しながら、ライドブッカーからカードを取り出し、ネオディケイドライバーに挿入する。

 

『ATACK RIDE  SLASH』

 

 ディヴァインサイドハンドルを押し込み、カードの力を解放すると刀身にエネルギーが纏われる。

 俺は刀身にエネルギーを纏わせたライドブッカーを振るうと、刀身が分裂し一振りで数太刀の斬撃を2人に浴びせる。

 カイザとリュウガはディケイドスラッシュで倒せたが、肝心のディエンドが見当たらない上空はたぶん無い・・・って事は横か後ろ!

 俺は斜めに転がると、俺が元いた場所に銃弾がとんできた。俺は銃弾が飛んできた方を見るとそこにはディエンドが立っておりライダーカードホルダーから黄色のカードを取り出す。

 俺もライドブッカーを黄色のカードを取り出すと、俺はネオディケイドライバーにネオディメンションバックルに、ディエンドはライドリーダーに同時に挿入した。

 

『『FINAL ATTACK RIDE』』

 

 ディエンドはディヴァインフォアエンドを前にスライドさせてエンドトリガーを引き、俺はディヴァインサイドハンドルを押し込みカードの力をそれぞれ解放した。

 

『DE DE DE DECADE!』

『DI DI DI DIEND!』

 

 俺はライドブッカーをガンモードにすると前方に20枚の巨大なカードが出現し、ディエンドの前方にはいくつものカードが円の形を為す。

 同時にトリガーを引き、俺は赤いビームを放つとカードを通過する度に巨大なビームになっていき、ディエンドはエンドトリガーを引き、円の形を為したカードを極太の青いビームにして放つ。

 俺とディエンドの必殺技は俺達の中央でぶつかり合い大爆発を起こし、祭壇に爆風が吹き荒れる。

 

「今日はここまでだ。このお宝も君にあげるよ」

 

 ディエンドはそう言って、異空間から王笏を取り出すと床に突き刺し、ライダーカードホルダーからカードを取り出す。

 

「そうそう、君に1つ忠告。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。せいぜい覚えていたまえ」

「待て!それはどういうことだ!」

『ATACK RIDE  INVISIBLE』

 

 しかし、ディエンドはカードの力で姿を消してしまった。

 俺が記憶しているものが全て正しいとは限らない。一体、どういう事なんだ。

 俺の頭には、ディエンドが・・・ルパンが言った事が頭から離れなかったのだった。




 如何でしたか?第8話で存在が示唆されていたディエンドの変身者であるルパンですが、彼はこの物語において、重要なキャラとなっております。何やら、気になる事も言っている訳ですしね。
 それでは、また次回お会いしましょう。
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