7月はほぼ毎日、バイトがある事が確定してしまったカトポンでございます。
今回も文字数は3千500と前回よりかは少し長いですが、前に比べたら短いです。
バイトもあるし7月は執筆時間か6月よりも取らなさそうなので、当分文字数はこれぐらいになってしまいそうな気がします。
それでは、第24話をどうぞ。
ゲムデウスクロノス。
仮面ライダークロニクルというクソゲーに於いて、本来ならばラスボスであるゲムデウスに唯一対抗しうる伝説の戦士とされた仮面ライダークロノスがゲムデウスとあろう事か融合し、仮面ライダークロニクルの真のラスボスと化したライダーでもあり怪人でもある者だ。
因みに、俺がこの世界に戻って来た時は俺がウルに連れて来られた時とほぼ同じであり、アノスはアイヴィス・ネクロンによって腹部を貫かれていた。まぁ、その後に「殺したぐらいで、俺が死ぬとでも思ったか?」とか言って普通にピンピンしてたが。
俺はゲムデウスクロノスがオーロラカーテンから出てきた時点で、あらかじめ取り出していたカードをネオディケイドライバーに挿入した。
『FINAL KAMEN RIDE EX−AID MUTEKI』
『ポーズ』
「針や止まれや時計や止まれ。万物余さず永遠に。時計ぞ止まりて時止まりし」
ゲムデウスクロノスも腰に装着されたガシャコンバグヴァイザーⅡのAボタンとBボタンを同時に押す事でクロノス以外のゲームエリア内の時間を止める『ポーズ』を発動させる。
時の番神であるエウゴ・ラ・ラヴィアズの力を得たアイヴィス・ネクロンも呪文のような事を言うと、世界が黒く染まりだす。恐らく、周囲の時間を止める魔法なのだろう。
俺のムテキゲーマーへのファイナルカメンライド、ゲムデウスクロノスのポーズ、アイヴィス・ネクロンの時間停止が同時に起きたが、ポーズと時間停止の影響をギリギリ受けずにムテキゲーマーへのファイナルカメンライドが成功した。
『輝け!流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼーイド!!』
こうして、なんとかムテキゲーマーへのファイナルカメンライドが成功したが、これで勝った訳ではない。
『ATACK RIDE GASYACONKEYSLASHER』
ライドブッカーから取り出したカードをネオディケイドライバーに挿入し、ディヴァインサイドハンドルを押し込んだ。
『ガシャコンキースラッシャー』
カードの力で召喚されたガシャコンキースラッシャーを手にして、ゲムデウスクロノスに近づいていく。
「ば、馬鹿な・・・」
アイヴィス・ネクロンの驚きの声が聞こえてくる。
一体あっちでは何があったというのだろうか。
「時間を止めたぐらいで、俺の歩みを止められるとでも思ったか?」
アイヴィス・ネクロンによる時間停止だけでなく、ポーズも発動されているこの空間内で、普通に歩いているアノス。
瞳に〈破滅の魔眼〉が発現しているが、まさか時間停止とポーズの効力を〈破滅の魔眼〉で滅ぼしているとか言うんじゃないだろうな。アノスの事だから、普通に言いそうだけど。
『ジャ・ジャ・ジャ・キーン!』
俺は『BLADE』と書かれたエンターキを押し、ゲムデウスクロノスの方へと走り出す。
ゲムデウスクロノスも俺の方へと向かって行き、ほぼ同じタイミングでガシャコンキースラッシャーとデウスラッシャーを振るった。
ガシャコンキースラッシャーとデウススラッシャーがぶつかり合い、鍔迫り合いになる。俺達この状態のまま、アノス達がいる方へと移動していく。アノス達の方へと移動した後も続く鍔迫り合いを打破すべく、ゲムデウスクロノスを蹴り飛ばそうとするが、左手に装備したデウスランパードに阻まれる。
ダメージを与える事は出来なかったが、ノックバックさせる事には成功した。俺はノックバック後の隙を突いて攻撃しようとするが、ゲムデウスはアンブラバクスターの魔法で攻撃して来たので後ろに跳んで回避する。
「ふむ、知らぬ間に1人増えてるが、何かあったのか?」
ゲムデウスクロノスに気づいたアノスがそう言う。
「ちょっと胡散臭い奴と個別対面されたら、記念にって、ちょっと厄介な奴を渡されただけだ。とりあえず、アイヴィス・ネクロンの方はアノスに任せても良いか?」
「うむ。アイヴィスは俺1人でも十分だ」
「んじゃ、任せたぞ」
アイヴィス・ネクロンはアノスに任せ、俺はゲムデウスクロノスに意識を傾ける。
『ズ・キュ・キュ・キューン!』
『GUN』と書かれたエンターキを押し、ガシャコンキースラッシャーをガンモードにし、光弾を放ちながらゲムデウスクロノスに突撃する。
ゲムデウスクロノスはデウスランパードでガシャコンキースラッシャーから放たれた光弾を防ぎながら、更にデウスランパードを伸ばして攻撃してくる。
『ジャ・ジャ・ジャ・キーン!』
なんとかデウスランパードの攻撃を躱しながら、再び『BLADE』と書かれたエンターキを押し、ソードモードに戻す。
ガシャコンキースラッシャーの斬撃を繰り出すが、デウスランパードやデウスラッシャーで防がれる。
「見切った」
だが、俺はゲムデウスクロノスを先読みする。
懐に潜り込み、ゲムデウスクロノスの右手を空いてる左手で掴んで動きを封じる。
『ズ・キュ・キュ・キューン!』
膝で『GUN』と書かれたエンターキを押し、ガンモードに変えるとゲムデウスクロノスをゼロ距離射撃でダメージを与えていく。
流石のゲムデウスクロノスでもこの状態では手出し出来ない筈だ。密着しているのでデウスランパードでの攻撃は出来ないし、右手も掴んで動きを封じているのでデウスラッシャーで攻撃する事は出来ない。
「後はこうするだけだ」
ガシャコンキースラッシャーをゲムデウスクロノスに刺し、空いた右手でライドブッカーを取り出しネオディケイドライバーに挿入する。
『FINAL ATTACK RIDE』
カードが挿入されたネオディケイドライバーから待機音が鳴り響く。
俺は右手でネオディケイドライバーのディヴァインサイドハンドルを押し込んだ。
『E E E EX−AID』
ゲムデウスクロノスに刺したガシャコンキースラッシャーを掴み、トリガーを引く。
ガシャコンキースラッシャーの銃口部分であるガンエリミネーターGKSから特殊な光線をゲムデウスクロノスに放つ。
俺が今やっているのは、エグゼイドの必殺技マキシマムマイティクリティカルフィニッシュというものだ。本来ならば、D-ガシャットスロットにマキシマムマイティXガシャットに装填する事で発動する必殺技だが、ディケイドの場合はエグゼイドのファイナルアタックライドのカードを使う事で発動出来る。
この必殺技は当たった敵を、マキシマムゲーマーに内蔵されたリプログラミングシステムによりバグスターの能力などを書き換えたり、削除させたりする事が出来るという代物だ。
劇中では、ゲムデウスクロノスがデウスランパードで防いで無効化したが、ゼロ距離からならデウスランパードで防ぐ事は不可能。ゲムデウスクロノス本体に命中すればリプログラミングシステムでゲムデウスクロノスの能力を消失させる事が出来る筈。
「お前と融合しているゲムデウスの能力をリプログラミングさせてもらうぞ」
ガンエリミネーターGKSから放たれた特殊な光線がゲムデウスクロノスに命中し、ゲムデウスの能力を削除させる。結果、ゲムデウスクロノスはデウスランパードとデウスラッシャーを失い、見た目こそゲムデウスクロノスだが普通のクロノス並みに弱体化した。
俺は弱体化したゲムデウスクロノスを蹴り飛ばそうと腰に装着されたガシャコンバグヴァイザーⅡのAボタンとBボタンを足で同時に押す。
『リスタート』
ゲムデウスクロノスを蹴飛ばしながら、ポーズを解除する。まぁ、アイヴィス・ネクロンが時間停止させているのでミーシャとサーシャは動けないのだがまぁ良いだろう。
「これでフィニッシュだ」
『FINAL ATTACK RIDE』
ライドブッカーから取り出したカードをネオディケイドライバーに挿入する。
『E E E EX−AID』
ディヴァインサイドハンドルを押し込むと、余剰エネルギーをチャージした発光強化粒子『スパーキンググリッター』を全身に覆うように纏わせる事で全能力を2倍に上昇させると超高速移動を駆使した連続キックを叩き込む。
「ゲームエンドだ」
ムテキゲーマーのヒット数を操作する能力によって、時間差で無数の当たり判定が炸裂し、ゲムデウスクロノスに強烈なダメージを与える。
変身が強制的に解除され、壇政宗の姿に戻るゲムデウスクロノス。
「フフフフ。フハハハハハ」
突然、笑い出す壇政宗。人として尊敬出来る奴ではないが、いきなり笑い出すような狂った人格者ではないと思っていたのだが。
まぁ、息子である壇黎斗がアレなのでこの親にしてこの子ありというやつなのだろう。
「ハイパームテキもどき。いくら足掻こうと運命は変えられない」
壇政宗はそう言うと、俺の攻撃で破損しかけた仮面ライダークロニクルのマスター版ガシャットを自分の胸に突き刺す。
「最後の審判は下された・・・」
マスター版ガシャットが砕け散ると、壇政宗は最後にそう言い残し緑色の粒子となって消滅するのだった。
如何でしたか?
劇中では、リプログラミングを無効化したゲムデウスクロノスですが、リプログラミングを防げたのはゲムデウスクロノスが装備している盾『デウスランパード』で防いだからと解釈し、ゼロ距離リプログラミングでゲムデウスの能力を削除させました。
さて、次回でアイヴィス・ネクロンとの決着がつく予定です。第一章の終わりが少しずつ近づいていきますが、終わるのはあくまで第一章。原作は第十四章まであるので先がとてつもなく長いですね。
それでは、次回もお楽しみに。