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ヒヒャ、ヒヒャハ!ハハハハハハ!
私はやったんだァァァァ!!!!
朝起きると主はもう朝飯を用意していた。
(ほんと、何から何までありがたいことだ。)
朝飯を食べていると主が不意に
「なぁ。あんちゃん。あんた昨日オスリック?について話したよな。それにそこが故郷だとも。そこはホントにあんちゃんの故郷なのか?そこについて話している時どうしようもなく寂しそうで苦しそうだった。」
「ロスリックだ。それに……ッ。」
騎士は確信を突かれたような気持ちになった。
いや確信を突かれたのだ。
昨日の夜。主と食卓を囲んでから。
騎士は思ってしまった。
《あぁ。ここにずっと居たい。》
騎士は何も答えられず、主もそれ以上聞かなかった。
騎士は朝飯を食べ終わると主に礼を言い、宿を逃げるように後にした。
…日差しが眩しい。
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ギルドの扉を開けると外とはまた違った喧騒が襲ってきた。
「はい!ジャイアントトードの討伐ですね?承りました!次の方ー…あ。貴方でしたか。ちょっと待っててくださいね。」
しばらく待っているととことこと女性が戻ってきた。
「はい!こちらが金貨分のお金です!」
騎士は金を受け取ったあと続けて、
「感謝する。あと、依頼?というものを受けたいのだが」と言うと
「依頼ですね?あちらのクエストボードから選んで頂けますよ!受けたい依頼のクエストペーパーをお持ち頂ければそこで依頼受注ということになります!」
騎士は言われた通りクエストボードの前に立ち一番最初に目に入った「ジャイアントトード討伐」というものを受けてみることにした。
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ジャイアントトード。
大きいカエルと言うからバジリスクのようなものを想像していた。
しかしどうだ。でてきたのはバジリスクよりも遥かに大きい色とりどりのカエルだ。
大きさは破壊力だ。大きければ大きいほど1体1では有利になる。その点で言うとバジリスクはそれほど脅威ではなかったのかもしれないが、、、まぁ、あれはあれで別の面でとても厄介だった。
それはともかくジャイアントトードの攻撃をローリングやステップで回避しながらどうしたものかと考える。直剣で攻撃しているがなかなか決め手となるような攻撃が上手く入らない。(となればこれだな。)騎士が自身のソウルから取り出したのはとても人が使うとは思えない剣。【黒騎士の大剣】。ローリングの後バックステップでカエルの攻撃を、回避するとそのまま走り込みカエルの脳天目掛けてその大剣を叩きつけた。
結果は…言うまでもないだろう。
脳漿ぶちまけて倒れ込む巨体の返り血と周りの冒険者の畏怖が騎士を包んだ。
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一方そのころ。
「ああああああああ! 助けてくれ! アクア、助けてくれえええええ!」
「プークスクス! やばい、超うけるんですけど! カズマったら、顔真っ赤で、超必死なんですけど!」
カズマは巨大カエルに追われながら助けを求め求めて走り回っていた。
騎士はそんな景色を比較的近くから眺めていた。
あくまでも自分に助けを求めている訳でもないのに青年の無様を観ている訳は青年がここからどう打開するのか、単純に気になっただけである。
(ふむ。ほとんど防具もなしに怪物に挑むとは。それに青髪の少女は何をしているのだ。何故爆笑しているのだ。)
騎士がそんなことを考えながらしばらく眺めていると。
「あ゛っ」
「は?なんでお前が喰われてんだぁぁ!」
パクッといかれた。
……少女の方が。
騎士はふぅと一息つくと少女を飲み込んだカエルの元へ走り込み大槌を振り下ろした。しかし当たり所が悪かったようだ。口に含んでいた少女を吐き出すとこちらに敵対心を向けてきた。
騎士はすかさず戦技【踏み込み】を使用し、敵の攻撃を受けながら横振りの一撃をカエルの腹に打ち込んだ。カエルは大剣の衝撃を受けきれなかったらしくカエルが頭を垂れて怯んだ。すかさず眉間にタガーを刺し、捻じるようにして傷口を抉りながら横へ切り裂く。カエルはそのまま倒れ込みしばらくビクビクと痙攣した後絶命した。
青年は騎士とカエルの死体を見比べたあとこう漏らした。
「えぇ……」
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「ううっ……ぐずっ……あ、ありがど……、あ、ありがどうございまず……っ! あああああああああんっ…………!」
粘液でネチョネチョの泣いている少女とカエルの返り血と脳漿でギトギトの騎士。未だに腰が抜けて立てない青年。騎士は心の中で
(
そう呟いた。
騎士はとうの昔に痛みなど忘れたはずだった。
しかし今は周りからの視線がとても痛い。
その挙句。
「あ、えっとあの、その。アクアを助けてくれてありがとうございます。金目の物なら少ないですが全て置いていきます。なんならその自称女神も差し上げます。なので。なので命だけは見逃して頂けませんであられませんでしょうか。」
青年は騎士に命乞いをしている。
(私を悪魔か何かだと思っているのだろうか。)
騎士がスっと立ち上がると青年がヒッと短い声を挙げた。
「貴公。別に私は命を取ろうと言う訳ではない。安心したまえ。とりあえず今日はその女子をつれて帰った方がよいだろう。」
「え。あ。そう、そうですね。ありがとうございます。ご迷惑をおかけしました。ほら、アクア。悪魔の騎士が慈悲を掛けてくれたよ。さぁ帰ろう。」
騎士がアクアと呼ばれる女子の方をみると小さく震えながら何かを呟いている。
余程怖かったのだろうか。そんなことを考えながらみていると
アクアは不意に立ち上がり、
「ぐすっ……。女神が、たかがカエルにここまでの目に遭わされて、黙って引き下がれるもんですか……っ! 私はもう、汚されてしまったわ。今の汚れた私を信者が見たら、信仰心なんてダダ下がりよ! これでカエル相手に引き下がったなんて知れたら、美しくも麗しいアクア様の名が廃るってものだわ!」
そう言ってカエルへ向かって走り出した。
「あ、おい!まてアクアァ!」
青年が止めるも時すでに遅し。
「神の力、思い知れ! 私の前に立ち塞がった事、そして神に牙を剝いた事! 地獄で後悔しながら懺悔なさい! ゴッドブローッ!」
ドスの効いた声で叫びながら殴りかかった。
アクアの拳は光り輝き。それはまるで流星の如く。カエルの腹へ吸い込まれて行った。
ブヨンッ…
ノーダメージのカエルとアクアが見つめ合い
「……カ、カエルって、よく見ると可愛いと思うの」
パクッ
瞬間、カエルは脳漿をぶちまけた。
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泣きじゃくるカエル粘液ネトネトのアクアと血まみれ脳漿まみれの騎士、そして哀れな青年のことを、ギルドは歓迎しなかった。
次は頑張りません。
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