海洋航空救援団マーメイドウィッチーズ   作:レーゲン

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今回勲章の名前が3つほどでますがそれっぽく書いたやつなんでネーデルラントのもとになったと思われるオランダの勲章の名前とかはかすりもしてないと思います気にしない人がほとんどだと思いますが一応書いておきます


ネーデリンデ勲章

明乃が宮藤のストライカーユニットで出撃し大型ネウロイ5機を倒した翌日

晴風乗員で朝食を済ませたころ、そこに新聞を持った芳佳、服部、リーネがやってきた。

 

「明乃ちゃん、見てみて、凄いよ明乃ちゃん新聞に載ってるよ」

 

「えっ、嘘」

明乃は驚いて芳佳の持ってきた新聞を見る、文字こそは読めないが新聞の中央に自分が空を飛んでネウロイのビームを防ぐ様子の写真が大きく掲載されていた。それを見た他の子が騒ぎ出す

 

「えっマジで、マジだ、艦長凄いじゃん」

 

「ウィ」

 

「艦長、新聞の一面を飾るなんて凄いじゃないですか、これは保管ですね」

 

「これは凄いのぉ、まさかワシの友人が新聞に載るとは思っても見なかったんじゃ」

 

「艦長、この時怖くなかったの?」

 

「凄いですね艦長」

 

「ありがとう、シロちゃん」

 

「ねぇ所でこの新聞なんて書かれているの」

黒木がふと新聞に書かれていることが気になり服部に聞く

服部は簡潔に内容を説明する

 

 

「はい、簡単にいうと、突如前触れもなく現れた大型ネウロイをたった一人で倒した英雄、このウィッチは何者なのか大型ネウロイ5機の出現という脅威に恐れることなく立ち向かい住民すべてを守りきりネウロイを殲滅、この偉業を成し遂げた少女は誰なのか、統合軍の発表が待たれる、とのことです」

 

「あら、英雄とは凄いですわね」

万里小路が感想を述べるとそれに続き服部も明乃を褒めたたえる

 

「そうですよ、大型ネウロイの単独撃破でも凄いのにそれを5機それも初出撃で武器を持たず自身の固有魔法のみで倒すなんて、きっと統合軍本部にも伝わってますよ。」

 

「そうだね、明乃ちゃんが軍属だったら間違いなく昇格だと思うよ」

 

「だよねぇ、明乃ちゃん街の人からみたら英雄だもん」

 

「そうかなぁ、ははは」

芳佳達に褒められ笑みをこぼす明乃の近くで新聞を見ていた美波が明乃の写真をみてあることに気付いた。

 

 

「艦長、ちょっといいだろうか」

 

「なに、美波さん?」

 

「艦長、闘いが終わったあと街に降りたと言っていたな、今いうのはなんだが艦長の服装、下から丸見えだったんじゃないのか、その・・・下着が」

 

       『あっ』

 

美波のその言葉にクラスが固まった。そうあの時明乃は制服のまま買い物に来ていた。

何も分からない街でもし迷ってもすぐ見つけられるように目立つ制服で買い物に来ていた。

そしてただ買い物に来ていただけなので制服の下に着てるのは水着ではなく下着だった。

つまり明乃はあの時大勢の街の人に見られたかもしれないのだ。下着を・・・

 

「あっ、あっあああ・・・うぁぁぁぁん」

明乃は自身の失態を認識し顔を赤らめその場にうずくまった。

クラスメイト達が次々にフォローを入れる

 

「大丈夫だって艦長この世界のパンツ、ズボン扱いだから、この世界の人たちからみたら普通だって」

 

 

「新聞にも顔は全部映ってないから大丈夫ですよ、ほら横顔だけですし」

 

「英雄扱いだから、下着なんか気にしないよ」

 

皆で励ますが明乃は赤面したまま、ましろに抱きつく

 

「シロちゃーん、私もうお嫁にいけないよぉぉ」

 

「あぁはいはい大丈夫ですよ、私も結婚しませんから・・・」

ましろのその発言に納沙幸子が食いついた。他の数人も食いついているようだ。

 

 

「はっ、その発言はまさかずっと一緒にいるという感じのプロポーズですか」

 

「そんな訳ないだろ、どうせ結婚しても不倫されるだろうからしないと言っただけだ。私は運がないからないい人に出会うとは思えない・・・」

 

ましろのその言葉にクラス全員が悲しい目を向ける、さっきまで赤面してた明乃すら向けている

 

 

「宗谷さんなにもそこまで・・・」

 

「副長のネガティブ思考がここまでいってるとは・・・」

 

「重症だわ」

 

黒木 麗緒 空 がましろの状態に若干引く、ネガティブ過ぎると

 

 

「副長、女の子の幸せを諦めないでください」

 

「そうだよ、私達も卒業したあとに合コンとかセッティングするからさぁ」

 

 

「そうそう、きっと幸せになれるよ、出会い系とかで」

 

「光、順子、その二つで出会った人って長く続くものなの、いるかもしれないけれども、それと光あんた合コン出来るほど男友達とか当てはあるの」

 

「・・・」

 

「無いのね」

 

美甘の言葉につれて光 順子がましろを励ます。それを聞いた美千留が光を問うが光は目を合わせない

すると501基地のスピーカーからミーナ中佐の声が聞こえてきた。

 

「隊員、および晴風乗員は会議室に集合してください、話したいことがあります至急会議室へくるように」

 

「ミーナ中佐、なんの話だろう・・・」

 

「そういえば今日じゃありませんでしたか坂本少佐が来るのは」

 

「あっそうだった。じゃあその話かな、とりあえず明乃ちゃん会議室行こう」

 

「うん、皆早く行こうか」

 

   『りょーかい』

 

明乃の言葉で乗員は会議室に向かう、会議室に隊員と晴風乗員が揃うとミーナ中佐が中央に立ち今日の予定について話し出す

 

 

「急で申し訳ないのだけれども、明乃さん達晴風乗員は今日、ネーデルラント王城に向かってもらいます」

 

「明乃さん達が王城に、一体なぜ」

 

ペリーヌが理由をミーナに尋ねる、明乃達が王城に呼ばれる理由で心当たりはあるもののネーデルラントの上層部でも明乃達の所在は知らないのだ。どこで明乃達の情報が漏れたのか

 

 

「皆、新聞は見たと思うけど明乃さんが履いたユニットは宮藤さんのユニットで扶桑制よいまこの国で扶桑制のユニットは501とよそから来た連絡員のウィッチくらいしか履いてないから調べれば所在はわかるわ、それでネーデルラントの上層部が直接話を聞きたいそうよ」

 

「そういう事でしたか」

 

「でもミーナ中佐、ここから王城だと車で半日以上は掛かる距離ですが」

服部静夏がミーナ中佐に移動について聞く

今この基地には30人以上を運ぶトラックなどはない、仮にあったとしても今から行っては到着は夜になってしまう

 

「ネーデルラント側が航空機を手配してあるわ、それで近くの空港まで行って陸路で王城よ、ただ向こうのスケジュールの都合で今日中に終わらない可能性があるそうだから向こうのホテルで一泊してもらうことになるけど」

 

 

「宿泊ですか、まさか艦長だけじゃなく乗員全員の話を聞く気ですか」

ましろが一泊という言葉を聞いて上層部が全員の話でも聞きたいのかと思いミーナに聞く

 

「それはまだ分からないわ、とりあえず準備してもらっていいかしら岬さん」

 

「あっ、はいわかりました。いつまでに終わっていればいいですか」

 

「そうね、航空機があと50分くらいで来るとして整備に20分、その他諸々考えて今から90分以内でなら問題ないわ」

 

「わかりました」

 

 

 

「あと先日の大型ネウロイの出現のことも考え航空機の護衛にエイラさん、サーニャさんペリーヌさん、宮藤さん、服部さんも同行して、宮藤さんと服部さんは岬さん達となるべく一緒に行動してあげて、私も行くけど向こうの上層部と話す可能性が高いから彼女達をお願いね」

 

「了解しました。ミーナ中佐」

 

服部がミーナ中佐の命令に了解しミーナの連絡事項は終わりを告げた。

晴風乗員は早速準備をする、泊まりとなると着替えなどの準備もいる

持っていく荷物はなるべく最低限に

準備を進めていくとましろがあることに気付く

 

「そうだ、多門丸のことを忘れていた。持っていくと荷物が増えるな、誰かに預かってもらうしかないか」

 

そう、ましろが現在飼っている猫、多門丸 晴風乗員と共に五十六と一緒にこちらに飛ばされた仲間 なるべく荷物を減らすとなると多門丸は持っていくには躊躇われる

ましろが誰に預けるか悩んでいると航海員の勝田聡子があることを思い出しましろに伝える

 

「それならシャーリーさんがいいぞな、意外と綺麗好きでルッキーニちゃんの面倒見もいいぞな、ルッキーニちゃんも五十六と多門丸と一緒に寝てるとこを見た事があるから多門丸もなついているぞな」

 

「なるほど、なら安心か早速シャーリーさんに頼んでくる、艦長少し離れます」

 

「うんわかった。それにしてもお城かぁ楽しみだなぁ」

 

「なんたって本場のヨーロッパのお城ですもんね、女の子なら誰だって憧れます」

 

「だよねぇ、そういえば航空機って30人以上乗っても飛べるの?」

西崎芽依がふと疑問に思い言葉をこぼす

その質問には納沙幸子が答えた。

 

「あぁ、さっき副長とミーナ中佐が話してましたけど人数が多いから二機の航空機が来るそうですよ。なんでも向こうがすぐ用意できるのが乗員20名程の機体だったらしいので」

 

「へぇー、それでも20名も乗るんだ凄っ」

 

「そうだね、私達の世界にもあったらどうだったのかな」

 

「よくわからんぞな、それより私は早く乗って空を飛ぶ経験をしてみたいぞな」

 

「あっ、わかる艦長や鈴ちゃんは箒で飛んでたけど私達は飛べないから私も飛んで見る景色を見てみたい」

 

聡子の言った言葉にまゆみが乗っかる。二人とも空を飛ぶ体験を楽しみにしているようだ。

 

二人が話していると外から物凄い音が響いてきた。ふと外を見ると空を飛ぶ物体二つが見えた。明乃達を乗せる航空機だ。

明乃達が飛んできた航空機を見ていると多門丸の世話を頼みにいったましろが戻ってきた。

 

 

「艦長戻りました。それにしてもあんな形で空を飛べるものなんですね」

 

ましろも飛んできた航空機に驚いているようだ

 

 

「シロちゃんお帰り、すごいよねぇそういえば預かってもらえた」

 

「はい快く引き受けてくれました」

 

「良かった、ちょっと早いけど準備ができた人から集合場所に向かおうか」

 

「了解しました」

 

準備ができた人から集合場所に向かうように指示を出し最後の人が下りたのを確認したあとに明乃も集合場所に向かった。集合場所に着くと先に来ていた機関科の人が航空機を色々な角度から見ていた。構造が気になるのだろう

すると明乃の後ろからミーナ中佐がやってきた。

 

「ふふっ皆、航空機が気になるのね」

 

「ミーナ中佐」

 

「明乃さんちょっといいかしら」

 

「なんですか」

 

「さっき美緒・・・坂本少佐から通信が来てね坂本少佐もそっちに向かうことになったのよそれで王城での話が終わった後に会おうって伝えてくれって頼まれてね」

 

「そうなんですか、わかりました」

 

「急でごめんなさいね、そろそろ乗りましょうか明乃さんが乗る機体には宮藤さんが乗るわ、もう一つの機体にはましろさんが乗るのよね」

 

「はいさっきシロちゃんと決めておきました」

そう今回乗る機体は二つそのため二手に分かれて乗る必要があった。

艦長と副長が代表としてそこから二手に分かれることになった。

 

岬明乃=艦橋組・航海科・美波を除く主計科

 

宗谷ましろ=砲雷科・機関科・鏑木美波

 

ちなみに鏑木美波がましろと一緒なのは飛行中にましろの不幸でましろが怪我をする可能性があったため

 

 

「じゃあ私と服部さんはましろさんの機体に乗るわね、さてと・・・そろそろ出発ね」

 

「わかりました。じゃあまた向こうに着いたら」

 

「えぇ」

 

二人は別れ別の機体に乗る、二人が乗り全員が搭乗して五分後二機の航空機は飛び立った

飛び立った航空機の中の興奮は言うまでもない

 

 

 

「うわぁー本当に飛んでいるよ」

 

「絶景だね」

 

「凄いぞな、出来れば私も操縦してみたいぞな」

 

「それは無理じゃない、こんな凄いの」

 

「これで占ってみようか」

航海科がそれぞれ感想を述べる

聡子の望みが叶うか鶫がダウジングを取り出す

どう占うのか全く不明である

 

この騒ぎはもう一機の機体に乗ったほうも同様に興奮していた。

 

クラスメイトのほとんどが外の景色を見ながら興奮しているとき

ミーナ中佐がましろにあることを伝える

 

「ましろさんちょっといいかしら」

 

「なんですか、ミーナ中佐」

 

「実は今回の王城への招待、もしかしたらあなた達の取り込みを考えての行動の可能性があるのよ」

 

 

「取り込みですか」

ましろは言っている意味が分からなかった。駆逐艦を動かしているとはいえ自分たちはただの学生だ。訓練されている海軍より経験はまだ浅い 晴風がこの世界にない技術である程度自動化されているとはいえそこまで欲しい技術なのか分からなかった。実際晴風ではネウロイに決定打を与えられなかった。

 

 

 

「あなた達は駆逐艦を動かしているとはいえ、まだ軍属じゃなくて見習いみたいなものでしょ、それにあなた達は違う世界から来たからまだどこの軍にも所属してないでしょそこに明乃さんの活躍が届けば・・・」

 

「艦長を取り込もうと・・・やっぱり艦長のしたことって凄い事なんですか」

 

「凄いを通り越して偉業よ、特に大型ネウロイ5機を五分というのが」

 

「時間がですか」

 

「えぇ大型ネウロイというのは前にも教えたけど装甲が硬く再生速度も速いのが多いから倒すのには時間がかかるの、武装や魔眼持ちがいるかで変わってはくるけど統合戦闘航空団11人でも5分以内に倒すのは至難よ」

 

「それを艦長は五機を五分で倒したから向こうはその力を欲しがって・・・」

 

「えぇ少尉待遇あたりで引き込む可能性があるわ」

 

「私は一体どうすれば」

 

「取りあえず明乃さんが巻き込まれないように見てあげなさい、それと私からあなた達のことを向こうに説明しようと思うのだけれどもいいかしら」

 

「それは大丈夫です、お願いします」

 

「わかったわ、長話になっちゃったわね、貴方も外の景色を見てきなさい」

 

「うっ、すいませんありがとうございます」

ましろは自身の好奇心を見抜かれて赤面する

ましろも空を飛んでいるこの状況はとても興奮している外の景色がとても神秘的に思えるほどに

 

二機の航空機の中で興奮が最高潮に達しながら飛行を続けること40分後目的地の空港に着いた。本当はもう少し早く着いたのだが明乃達を運んだパイロットが気を使い途中にあった花畑の上空を旋回したりとして到着が少し遅れた。パイロットの男性操縦士も女子の歓声にテンションが上がったのだろう

 

王城から一番近い空軍基地に着陸後晴風乗員達はトラックに乗り込み陸路で王城へ向かう20分後トラックは王城に到着した。

 

「着いたぁー」

艦長の明乃が元気よく叫ぶ

明乃の前にはネーデルラントの王城がそびえ立つ

 

「凄いっす、もっとじっくり書きたいっす」

 

「はいはい、それはあとね、私達これからここに入るんだから」

興奮している百々を媛萌が抑える。すると奥から貫禄のあるいかにも執事といった人がこちらへやってきた。

 

 

「お待ちしておりました。501の皆さまそして我が国の危機を救ってくれた英雄とその仲間の皆さま」

 

貫禄がある執事らしき人がお辞儀をすると明乃達は改めてお城にきたんだなと実感する

 

 

「それではご案内します、別室にて簡単なお茶菓子を用意してありますそこでしばらくお待ちください」

 

「はいっ、わかりました、あれエイラさんとサーニャちゃんは」

明乃が返事をしたあとエイラとサーニャの姿が見えないことに気付いた。

それを聞いた一緒に護衛をしてたペリーヌが答える

 

「エイラさんとサーニャさんは先にホテルに向かいましたわ、サーニャさんは夜間哨戒が終わってすぐこちらの護衛に着ましたから流石に眠いのでしょう、エイラさんはその付き添いですわ」

 

「そうなんだ、サーニャちゃん大丈夫かな」

 

「エイラさんがついているから大丈夫でしょ、さぁ私達も入りますよ」

ペリーヌに言われ明乃達も王城へと入っていく

 

案内された部屋につくとそこには数々のお茶菓子と人数分の座席が用意されていた。

用意されてたお菓子はどれも高級ホテルのビュッフェにありそうな高そうなお菓子が並んでいた。そして用が済んだ執事は明乃達にここでしばしお茶をしながら待つようにいうとこの場をさる そして執事が去ったあとは・・・

 

 

「わーいおしそうなお菓子だぁ」

 

「あたしこれもらうわ」

 

「ウィ」

 

「本当においしいですね、これ買ったら高いですよ」

 

「じゃな、それをこんなにとは」

 

年頃のスイーツが大好きな少女達は色々なスイーツを食べ始める

今この場にカロリーを気にする人はいない、というより気付いている者がいなかった。

そんなこんなでスイーツを堪能すること20分後再びさっきの執事がやってきた

準備ができたといい明乃達を再び案内する

明乃達が案内されたのは特にテーブルや椅子などが置かれていない広い部屋だった。

内装はかなり豪華な造りだ。ただここで先日の戦闘の報告をするのかと思うとなにか腑に落ちないもしかしたら報告じゃなくて別のようで呼ばれたのではないかと・・・

すると副長をはじめ何人かがある可能性に気付いた。

 

「まさかこの部屋って・・・」

 

「ありえますねぇ、なんかファンタジーの映画でこんな感じの部屋がありましたよ」

 

「私も漫画でこんな感じの部屋を見た事あるっす」

 

ましろ 幸子 百々が話す、三人が感じ取っていたとうりの部屋だと三人はすぐに知ることになる。501のミーナと芳佳 服部とペリーヌ、晴風乗員がいるこの部屋に一人の女性が入ってきた。その女性は清楚でありながらよく目立つドレスを着て入ってきた。

王城でこのような服装を着る人物といえば・・・

 

そして過去にある協力要請で一度顔を合わせたことがあるペリーヌが正体を言ったことで晴風乗員は女性の正体に気付くことになる

 

 

「女王陛下、まさか話を聞きたいと仰っていたのは・・・」

 

「えぇこの私です、あの時以来ですねクロステルマン中尉」

女王陛下がペリーヌに話しかけているのを目撃した晴風乗員の驚きは凄まじかった。

当たり前であるなにせ目の前に女王陛下がいるのだ。

この時の乗員の心境は・・・

 

       ガチの女王じゃん

 

       誰かぁードッキリの看板持って現れて

 

   女王来るなら先言ってよ私達制服なんですけど、礼服なんか持ってないけど

 

        ねぇ私の服汚れてたりしてない

 

        あーあんな服でよく動けるなぁマロンには無理だな

 

 

という感じで様々だった。すると女王陛下の視線が晴風乗員に向いた。

 

「岬さんというのは」

 

「あぁ、彼女はそこの・・・」

女王に聞かれたペリーヌが岬明乃に手を向け明乃を紹介する

すると女王は明乃の元に赴き明乃に感謝の言葉を伝えた

 

「貴方が岬さんね、このたびはネーデルラントを守っていただきありがとうございます、国のトップとしてではなく一人の人間としてお礼を言わせてもらいます。ありがとう」

 

一国の女王が岬明乃という少女に頭をさげる

明乃は慌てて女王に頭を上げるように伝える

 

「そんな頭を上げてください、私は出来る事をしただけですから」

 

「あれだけのことを出来るウィッチは早々いるものではないわ、あなたの勇気ある行動にこの国は救われました。ありがとうございます」

 

女王陛下に直接お礼を言われ戸惑う明乃を他の乗員が小さな声で話合う

 

「女王に直接お礼を言われるって艦長凄くない」

 

「うん、本当にね」

 

「それよりこの空気は苦手ぞな、いるだけで緊張するぞな」

 

「わかる」

 

女王が明乃にお礼を言い終わると公務の時間が迫っているといいこの場を去ろうとする

女王は明乃にあることを伝えるのを忘れそうになりふと明乃に振り向きあることを伝えた

 

「言うのを忘れていたわ、明乃さん今夜ここであなたのネーデリンデ勲章受章式があるから夕食はご友人の方々と会場でとってくださいね、無論料理は我が国最高の料理を振る舞うわでは・・・」

 

「えっ、ちょっと、えっえぇぇー」

 

明乃が驚いているとミーナ中佐がその手で来たかと驚きながらも乗員達をホテルに向かわせることにした

 

 

「取りあえず一端ホテルに向かいましょうか、坂本少佐も来てる頃だし」

 

「いやミーナ中佐さっき艦長が勲章を貰うって女王陛下が言ってたんですけど」

ましろがミーナにどういうことか問い詰める

 

「恐らく既成事実でしょうね、勲章授与まで決まるのが速すぎるから、あなた達は所属がないから先手を打っておいたんでしょうね、これからも我が国をよろしくってな感じで」

 

「なるほど・・・でもまさか艦長が勲章とは」

ましろが艦長の勲章受章に驚いているとペリーヌが話に入ってきた。

 

「ただの勲章じゃありませんわよ、ネーデリンデ勲章というのはこの国の上から二番目に凄い勲章ですわよ、最高位にネーデルスト勲章、次にネーデリンデとネーデバルト勲章が続きますね、岬さんの貰う勲章は功績を残した女性に与えられる勲章ですね」

 

「へぇ明乃ちゃんの貰う勲章ってそんなに凄いんだぁ」

 

「そうですね、あの戦果を聴けば納得もしますけどそれでも凄いですね」

宮藤と服部が明乃の貰う勲章に驚愕していると明乃がやってきた

 

 

「シロちゃんどうしよ、勲章授与ってどういう風にもらうの」

 

「それは流石にわかりません、とりあえず流れに任せるしかないんじゃ・・・」

 

「えぇー」

 

「はぁ、岬さん取りあえずホテルに着いたら私が一通りの礼儀作法を教えますわ坂本少佐も来ているのでしたら早く行きますわよ」

ペリーヌが明乃に礼儀作法を教えることになり明乃は礼を言う

 

「ありがとうペリーヌさん」

 

「礼には及びませんわ、さっ早く行きますわよ」

 

一同は一端今日止まるホテルに向かう

そしてホテルの入り口に二人の軍人を見つけた。

一人は若い男性でもう一人は白い軍服をきた女性だった。

新聞を見てた白い軍服を着た女性がこちらに気付きこちらにやってくる

 

 

「お前が話に聞いてた岬明乃か」

 

 

「あのぉーどちら様ですか、私の名前を知ってるんなんて・・・」

 

「自己紹介がまだだったな、扶桑海軍所属・坂本美緒少佐だよろしく頼む」

 

「貴方が・・・坂本少佐」

 

この日岬明乃は宮藤芳佳を軍にスカウトした坂本美緒に初めて出会った

 




最近アサルトリリィのソシャゲを始めました。最近やっとAPがレベルアップで上回る事態が無くなるまでレベルが上がりました。長かった・・・

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