海洋航空救援団マーメイドウィッチーズ   作:レーゲン

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今回ある意味絶対に書きたい話を書きました。同志誕生のはなしです。
戦闘は短め


サイクロン・ガールズ

航洋艦 晴風が元いた世界の戦艦大和、武蔵を発見し再び姿を消して一時間後

晴風は再びブリタニアに向け航海を続けていた。大和、武蔵との遭遇はすぐに

クラス全員に伝えられた。最初は皆驚いたがすぐに消えてしまったことを言ったら

幻なんじゃないの、とか実は一時的に向こうと繋がったとか、という憶測が流れ始めた

まだ確実なことは言えないが艦長の明乃とましろは皆に帰還の望みが消えない様にわざと元いた世界に繋がったかのような推測をいい皆に希望を持たせた。あれから30分ほどその海域で待機していたのだが同じような現象は起きなかった

そこで最初の目的どうりブリタニアへと進路を取った

 

 

 

「さっきのは何だったんだろうねシロちゃん」

 

「私にもよくわかりません、ですが大和型に金剛型、さらに航洋艦らしき艦艇も小さく見えたと考えるともしかしたら向こうで何か起きたとしか」

 

「そうじゃなワシもそう思う、また要塞でも乗っ取られたのか」

 

「どうなんでしょう・・・海上要塞なんて早々廃棄されるものじゃないんですけどどこかのやばい秘密結社的なものが凄い要塞でも作ったんですかね」

 

納沙幸子があり得ないことを言うが大和型に金剛型が揃っていることを考えると絶対に違うとは言い切れなかった。すると坂本少佐からある話がされた

 

 

「さっきの現象は私もどういう状況か分からないから置かせてもらうが、岬一つ提案があるんだがいいだろうか」

 

「提案ですか、なんですか」

 

「前にお前が私にくれた例の図面に書かれていた改造案があっただろ」

 

「あぁたしか震電っていう機体の改造案が書かれた」

 

 

「正確には魔導エンジンの改造案だがな、ブリタニアに付いたらウルスラに製造してもらおうと思ってな、見た所細かいところと一部に特殊な部品を付けるだけのようだしな」

 

「そうなんですか、でもそれって私に何か関係ありますか」

 

「あぁ実はその魔導エンジンが完成したらそれを搭載したユニットでテスト飛行を頼みたいんだ。構わないだろうか」

 

「晴風での仕事とかが無ければ大丈夫です、でもそれって私がやっていいんですかもっとベテランのウィッチの方がいいんじゃ・・・」

 

「前にも少し言ったが震電の魔導エンジンは大喰らいだからな宮藤並みの魔法力がないと起動しないんだ。宮藤にも今はある問題も残っているからテストができるのがお前くらいしかいないんだ」

 

「芳佳ちゃんに問題?それって」

 

「そう言えばお前達には言っていなかったな、お前たちが来て宮藤の負担がかなり減ったから今まで出てなかったなそう言えば、宮藤は・・・」

 

坂本少佐が続きを言おうとしたとき納沙幸子が異変を感じ取った。ネウロイの反応である

 

 

「艦長、ネウロイです距離12000、3500メートル上空です」

 

「本当ココちゃん」

 

「電探に反応はあるか」

 

副長のましろがすぐに電側室に確認を入れる。本来ならこの距離まで気付かないことなどあるはずがないのだ。やはりレーダーにまだ発見されてない損傷があるのだろうか

 

「レーダーでも捉えました。確かに確認できます」

 

 

 

「また随分と近づけられたな、レーダーだけではなく納沙の固有魔法でも感知しづらいとはやはり隠密性が上がっているのか」

 

坂本少佐がネウロイの進化に驚きながらも艦長の岬明乃に指示を出す

 

「岬、戦闘体勢を取らせろ、速力は最低でも第三船速で出させておけそれ以下だと回避が間に合わない、シャーリー達にも出撃してもらう」

 

「わかりました。ありがとうございます坂本少佐」

 

明乃が坂本少佐の指示を聞きそれをすぐに乗員に伝える。やはりネウロイ戦を経験した事がある人の指示は的確で安心できる。明乃が指示を出しているとましろが坂本少佐に出撃してもらう人について相談していた。

 

「戦闘の人選はどうしますか」

 

「そうだな・・・納沙敵の数は分かるか」

 

「はい、どうやら大きいのが一体だけのようです」

 

「大型か・・・晴風に攻撃を当てられたら一撃だな、よしシャーリー、ハルトマン、宮藤、野間、インゲノールで出撃、そして岬はシールドをすぐ張れるように警戒しておけ、お前の固有魔法なら艦橋からでも外にシールドを張れるだろうからな」

 

「わかりました。野間さーん出撃準備をして、ミーちゃんもお願い」

 

「任せろ、すぐに向かう」

 

人選が決まったことですぐに出撃する。

発射レーンが無いので一端ストライカーユニットを持っていき甲板に行きそこでユニットを装着する。そしてそこから垂直に上昇しネウロイのもとへ向かう。やはり発射レーンが無いのは時間がかかって仕方ない

シャーリーを始めとした五人が出撃して五分後目標のネウロイを発見した。見た目の特徴は中央にプロペラらしきものが付いておりその下に駒のように回転する物体が付いたものだった。

 

 

「何アレ、プロペラ?」

 

「プロペラだな、よくわかんねぇネウロイだな、野間コアは見えるか」

 

「えぇ、下についている回転しているところにあります」

 

「よしコアさえわかればこっちのもんじゃさっさと終わらすぞ」

 

「一応私が前に出てシールドを張りますね」

 

今まで見たことがないネウロイなので念のため宮藤がシールドを張りながら近づくことになった。すでにネウロイの射程圏内に入っているがいまだにビームによる攻撃が来ない

ネウロイの意図は分からなかったが五人はネウロイに向かっていく、するとネウロイに動きがあった。中央にプロペラ部分があるその真下のコアがある回転している物体から大量の煙、いや雲が湧き出してきた。湧き出した雲はすぐに大型ネウロイを包み込むだけにとどまらずネウロイより下の方へ拡大していきちょっとした積乱雲のようになった。

 

 

「あの野郎、雲に隠れやがった」

 

「どうしますかシャーリーさんこのまま行きますか?」

 

「それはやめた方がいいよ宮藤、視界も悪いし中が本当の積乱雲みたいになってたら碌に飛べないよ」

 

「じゃがどうする雲の外からじゃとワシらの銃じゃ当たらんじゃろ、戻ってココか芽依の武装で破壊してもらうか」

 

「ライフルやロケット弾でも無理じゃないか」

 

ミーナの意見を野間が否定する。それにはハルトマンも同意見のようだ。

 

「野間の言う通りだよ、50ミリ砲とかじゃないと多分届かないよ」

 

 

皆でどうするか考えていると宮藤があることを思いついた。

 

 

「ねぇ皆、上からならどうかな、雲が出てきたときネウロイより上には雲が行かなかったから上からならネウロイに向かえるんじゃないかな」

 

「それいいかもな、よし宮藤の案で行くぞ」

 

「了解」

 

「よしわかった」

 

「了解した」

 

五人はそうと決まるとネウロイよりさらに高度を上げ始めた。するとさらにネウロイに動きがあった。五人からは雲が邪魔で見えていなかったが中央部分のプロペラが回りはじめとてつもない気流を生み出して五人を襲いだしたのだ。

いきなりの暴風に陣形が崩れる。何とかその場に踏みとどまるが事態は予想以上に

最悪だった。襲ってきた風はただの暴風ではなく雪を含んだブリザードだった。

 

 

「吹雪じゃと、こんなネウロイもおるんか」

 

「視界もかなり悪いな」

 

「どうしますかシャーリーさん」

 

「一端引くぞ、対策なしじゃ無理だ」

 

「それ、賛成一端戻って晴風と共に退避しよう」

 

五人はネウロイにダメージを与えることが出来ないまま一度撤退することにした。

ネウロイは今だビームで攻撃せずただ雲を増やしていくだけだった。

五人が晴風に戻っているとき晴風でも吹雪に襲われていた。そうネウロイが下に放出していた雲は雨雲だった。

 

ただの雨雲ならこの気温なら雪にならず雨が降るのだがネウロイを中心に気温が下がっていっていた。そしてこのネウロイは中央のプロペラからも吹雪を作り出すことができるのである。五人が撤退したあとネウロイはプロペラを晴風に合わせて吹雪をピンポイントで喰らわせていた。突然の猛吹雪に晴風は困惑した。

 

「えぇー雪ぃぃぃ」

 

「そんな馬鹿なさっきまでの気温なら雪は降らないはずだぞ」

 

「ひぃぃぃ、前が全く見えないよぉー」

 

「しかも風も強いんだけどこれ風速2・30メートルはあるでしょ」

 

「うぃぃぃ」

 

「どうしますか坂本少佐、後退しますか」

 

納沙幸子が坂本少佐に指示を仰ぐ、坂本少佐も後退するのが妥当だと分かっているが後退に踏み切ることができなかった。なぜならネウロイからの吹雪により海面の波の激しさも増していたのだ。それに加え風速も徐々に上がっているように感じた

この状況で艦を回頭させた場合、横波+強風で転覆の可能性もあった。今の段階なら駆逐艦の晴風でも回頭できる範囲なのだが強風がいつ増すのか分からないのでむやみに動けないでいた

 

 

「くそ、ハルトマン達さえ戻れば・・・」

 

坂本少佐がそうこぼした時、管制員の山下秀子から報告が上がる

 

「艦長、シャーリーさん達が戻ってきました」

 

その報告を聞いた坂本少佐がすぐに動いた

 

「すぐにハルトマンに通信を繋げてくれ、岬シールドの準備だ。特大で頼む」

 

 

「わかりました」

 

「すいません、ハルトマンさん達に無線が繋がらないです」

 

電信員からの報告に坂本少佐はその原因をすぐに特定した

 

 

「ネウロイの無線妨害か、山下、発光信号で私の言う事ハルトマンに伝えてくれ」

 

「はい、わかりました。」

 

坂本少佐の指示を発光信号でハルトマンに伝える

発光信号を確認したハルトマンはミーナにも伝え二人でその指示を実行する

 

「行くよ、インゲノール」

 

「了解じゃ」

 

二人はシールドを展開しブリザードの直撃を受けている晴風の前に立つ、二人はシールドに手を突き出し叫ぶ

 

    『シュトゥルム』

 

二人の固有魔法により発生した強風がブリザードを一時的に相殺する。

その瞬間を逃さず坂本少佐が艦長の岬明乃に指示を出す

 

「今だ岬、やれ」

 

「ハイっ」

 

一時的に相殺されたエリアに明乃の特大シールドが展開される。ハルトマンとミーナの固有魔法の効果が切れると同時に再びブリザードが襲うが明乃のシールドで強風は防がれている。その隙に晴風は回頭を始めた。

 

「リンちゃん、取り舵180度」

 

「180度ヨーソロー」

 

知床鈴の操舵により晴風が進路を変え撤退していく、180度回頭し終えると明乃は展開していたシールドを解いた。ブリザードが晴風を襲うがすでに艦尾を向けていたので逆に追い風となり撤退に優位になった。だがいつビームが来るか分からないので速力も上げておく

 

「最大船速、この海域から退避する、急げ」

 

   『了解』

 

明乃の指示で晴風は最大船速で戦域を離脱した。

雲に隠れた吹雪を発生させるネウロイから直線距離で40キロ、この地点まで来るとネウロイの影響はなかったがどうにも腑に落ちない、なぜビームを撃たなかったのか

その理由は分からないが今はこの地点でネウロイの様子を伺うしかない

帰還した五人のウィッチは特に大きな怪我こそはなかったがネウロイのブリザードにより体を冷やしていた。

 

 

「えっくしっ、うぅ寒い」

 

「確かになぁなんか温かいもんでも飲もうぜ」

 

「それじゃあ食堂で私がコーヒーでも入れますね」

 

「ワシは美甘にココアでも貰うか、野間はどうするんじゃ」

 

「じゃあコーヒーで・・・」

 

五人がそんなことを言っていると艦長の岬明乃がやってきた。

 

「皆、寒くなかった?マロンちゃんがお風呂沸いたって言ってるから先に入っていいよ美海ちゃんにはもう言ってあるから」

 

 

 

「そうなの、それじゃあ先に入らせてもらうね」

 

「風呂であったまるとするか」

 

「ありがとう明乃ちゃん、お言葉に甘えて入らせてもらうね」

 

三人は早速風呂へ向かっていく、ミーナも向かおうとしたが野間が何か考えていた

 

「どうしたんじゃ、行かんのか」

 

「いや、行くが・・・大丈夫かあの機関長のことだ。また温度上げすぎているんじゃ」

 

「あっ」

 

野間の予想どおり、やはり機関長の張り切りすぎで風呂の温度が上がりすぎていた。

流石にこれには入りにきた三人も躊躇しもう少し後に入らせてもらうことにした。

本当は五人と航海科が入る時間だが航海科の切り札ことマッチのお願いで等松美海に頼み込み入浴時間を変えてもらった。

最初に入るのは熱い風呂に慣れている機関科だった。慣れているのはマロンだけ

それに服部静夏と坂本少佐が入ることになった。本当は美海が気を使い坂本少佐にはちょうどいい温度になってから入ってもらおうと思っていたが坂本少佐曰く風呂は熱いのに限るとのことと後に回すと少し狭くなるという理由で坂本少佐にも入ってもらった。

 

 

「はぁぁーいい風呂だなこれは」

 

「そうだろ、そうだろ晴風自慢の風呂でぇい」

 

「でも機関長熱すぎだよぉー」

 

「だよねぇー」

 

「私達のことも考えてよね本当に」

 

「熱くて痛いよぉもう」

 

マロンと坂本少佐の話に他の機関科の麗緒・桜良・空・瑠奈が文句を言う

そこに坂本少佐からとどめの一言が言い放たれた。

 

「何を言うんだ痛いくらいがいいんじゃないか」

 

「おう、分かってんじゃねぇか」

 

   「「ハハハハハハ」」

 

風呂に関してはこの二人の見解はほぼ同じであった。

 

 

「クソォ、坂本少佐も同類だったぁ」

 

「まぁ昔の人は熱い風呂が好きみたいだし・・・」

 

「それ、女性もなの?」

 

「熱いぃぃ」

 

そんな四人の光景を機関助手の黒木と服部静夏が見ていた

 

 

「坂本少佐はマロンと気が合うのね、貴方は平気服部さん」

 

「はい、兵学校時代に坂本少佐のお気に入りの秘湯に連れて行ってもらった時に暑さにはなれました。心頭滅却すれば火もまた涼し、です」

 

「精神論は止めた方がいいわよ、死ぬわよ脱水症状とかで」

 

そんな他愛のない話をしているうちに機関科の入浴時間は終わった。

次に入るのは航海科と芳佳、その次に艦橋組とシャーリー次に主計科とルッキーニ最後に砲雷科とハルトマンだ。入浴が終わった桜良と麗緒が通路を歩いていると芳佳と電測員の宇田慧と出会った。どうやら彼女達が航海科で一番乗りのようだ。通路が狭いのでそれぞれ壁側による、慧と芳佳も避けるが桜良のとあるでっぱりに引っかかる

 

「ごめんねぇ、うんしょっと」

    ポヨン

 

「芳佳ちゃんもゴメンね」

    ポヨン

 

「っはぁ」

 

「っはぁ」

 

麗緒と桜良が通りすぎると二人とも同じ反応をした。二人は互いに目を合わせた

 

 

「「・・・・」」

 

暫しの沈黙が流れるそして互いに確認しあう

 

 

「胸の感触は」

慧が芳佳に聞くと芳佳は

 

「柔らかくて気持ちいい、色々触りたい、慧ちゃんは」

素直に答え、慧にも聞き返す

 

「同じく触りたい、もっと堪能したい、出来れば大きいの」

 

二人は握手を交わす新たな同志に

 

「私達もっと仲良くなれそうだね」

 

「うん、そうだねお風呂でもっと語ろうか」

 

ここに新たなソウルフレンドが誕生した。

そんなことがありながらも次々に風呂を堪能していく

最後の砲雷科の入浴時間になると砲雷科と一緒にハルトマンもやってきた。

ハルトマンは早速風呂を堪能すると前から考えていたある歌を歌いだす

 

 

「岬にでこぼこ道が2つありまして~立石にはその名の通り立った石~」

 

「なになに何の歌」

 

「砲術長の名前入っていたよね」

 

「じゃあ最初の岬は艦長?」

 

光・順子・美千留がハルトマンの詩に食いついた。他の砲雷科もどうやら耳を傾けているようだ。ハルトマンは歌の意味を教えはしない

 

「まぁ、考えてみてよ何を歌っているか」

 

ハルトマンは歌を続ける

 

「野間と万里小路は中間で~」

 

「あら私ですわ」

 

「野間さんと万里小路さんが中間?なんかのクイズかな」

 

「私、閃き系のクイズって苦手ぇぇ」

 

万里小路が自分の名前を呼ばれて反応すると理都子と果代子も反応する

今の段階では何の歌かは分からないだが次の言葉で正解を導きだした者がいた。

 

「宗谷、その名の通り僅かに谷がある」

 

「わかったぁぁぁ」

 

「えっヒカリちゃん分かったの」

 

「結局どういう歌なのよこれ」

 

順子と美千留に催促され光は答えをハルトマンに言う

 

「おっぱいの大きさの歌!」

 

「えぇーそれは無いでしょ」

順子はそれを否定するが・・・

 

「正解ぃぃぃ」

 

「正解なの!」

まさかの正解に美千留が驚く

 

「正解は晴風ウィッチのおっぱいの歌でした。」

 

「あぁ確かに副長に僅かに谷間あるし、野間さんと万里小路さんはウィッチ組で中間だぁ」

 

「なるほどぉ、なんか最後まで聞いてみたくなったよ」

 

理都子と果代子が納得し歌の全容を聞きたくなった。ハルトマンは歌を続ける

 

 

「弱虫知床、胸強し、シロよりクロデカし」

 

「リンちゃん意外に大きいんだよね」

 

「クロちゃんもねぇ」

 

 

「ココはある意味エース」

 

「桜良ちゃんの次に大きくてミーナさんを除くと晴風ウィッチで一番大きいもんね」

 

「芽依と美波は大平原!」

 

「美波さんはともかく水雷長に聞かれたら怒られる!」

 

「胸に装填、徹甲弾、インゲノール」

 

「あぁあれはたしかにそんな感じだぁ」

 

「うんうん」

 

光と順子が納得する。歌はそこで終わりかと思ったが万里小路以外の砲雷科が新たに歌詞を付け加え歌う

 

 

  『みんな装填したい徹甲弾』

 

  『あぁーあ装填したい徹甲弾』

 

特に胸が大きい面子がいない砲雷科の悲しい歌が風呂場に響く、そんなこんなで夜は更けていく、明日はいよいよ例のネウロイの討伐だ。策を練り今度こそ打ち倒す

 

夜が明け再びネウロイとの戦闘が始まろうとした。最初の発見が昨日の午後2時戦闘開始がその5分後、晴風の撤退がそのさらに55分後の午後三時、安全海域到着がその70分後午後4時10分、かなり早い入浴がその10分後に始まり、その後夕食を取り交代でネウロイが発生させた雲を監視したが多少大きくなるだけで特に移動も攻撃もしてこなかった。

現在午前8時朝食を済ませたウィッチ達が艦橋に集まり作戦を立てていた。本当なら教室に集まるのがいいのだがいつ雲に動きがあるか分からないため艦橋で雲を見ながら会議をすることになった。

 

「ではあのネウロイはビームは撃たず冷気で攻撃するのか」

 

「うーん冷気っていうより吹雪かな、あれをくらうと視界が悪くなるし武器も碌に当たらないだろうし」

 

「陣形を組んでの突入はただ的になるだけだぞ、やるなら陽動を使って同時多重攻撃だな」

 

「わかった。では戦闘部隊はシャーリー、ハルトマン、インゲノール、納沙、西崎でいく」

 

坂本少佐が昨日とは違う編成を伝える。それにココとメイが反応した。

 

「私やメイちゃんもですか」

 

「艦長や芳佳ちゃんじゃないんだ」

 

「お前ら二人は簡単に言えば陽動だな、納沙は固有魔法で大体の位置は分かるしそれに西崎のフリーガーハマーは外れても爆風でネウロイの注意を引きやすい、お前たちは左右に分かれて移動しながら攻撃してシャーリー、ハルトマン、インゲノールの突入の援護だ」

 

「わかりました」

 

「了解」

 

「岬は昨日同様ここで待機して強風の防御だ一応宮藤も付ける」

 

「わかりました。よろしくね芳佳ちゃん」

 

「うん、任せて」

 

「よし、では10分後作戦開始だ。」

 

坂本少佐の号令のもと準備に取り掛かる。準備が完了すると戦闘に参加する五人が空に上がる昨日いた位置から後退したため昨日より長く飛ばなくてならず到着したのは40分後だった。目的の場所に到着すると納沙幸子が固有魔法で位置を確認する

 

 

「目標確認、やっぱり雲の中央にいますね」

 

「そんじゃあ作戦どうり行くとするか、納沙、西崎頼んだぜ」

 

「了解」

 

「はいはーい、そんじゃあまずは一発」

西崎芽依のフリーガーハマーから一発のロケット弾が発射されると同時に各自散開しネウロイに近づく、芽依が左側から納沙が右側から攻撃する。ネウロイも昨日と同じブリザードで芽依や納沙を狙う

 

二人はそれを躱しながら攻撃を続けていく、二人が攻撃を陽動しているすきに突入部隊のシャーリー、ハルトマン、ミーナが雲の上から突入する。突入してすぐにネウロイの本体を発見し攻撃を加えていく、攻撃をしながらコアのある下へと向かっていく

すると昨日は無かった細い棒で六角形を作った物が二つ細い棒に繋がりコアがあるところに繋がっていた。三人がコアへ攻撃しようとしたときその六角形からビームによる攻撃が放たれた。三人は何とかシールドで防ぐがその隙にコアのある回転している部分が回転を速めた。すると雲の中で発生していたブリザードが勢いを増した。なんとか踏ん張っていた三人だがミーナがバランスを崩して飛ばされようとしていた。シャーリーはすぐにミーナの手を取り自身に引き寄せる。ミーナもなんとか自分の力でもとに戻ろうとする、その時、例の六角形に異変が起きていた。吹雪でよくは見えないが景色が歪んでいるのだ。

そう出航した晴風が遭遇した大和、武蔵を映し出したその景色に、ミーナがそれを見ていると六角形の物体から再びビームが放たれそうになっていた。

シャーリーはミーナをハルトマンに預けると六角形の対処に向かった。

 

「私はビームを撃ってくるやつを相手する、コアを頼むハルトマン」

 

「OK、シャーリー、インゲノール行くよ」

 

「じゃがどうするんじゃいくら近いとはいえ少しでも気を反らせば飛ばされるぞ」

 

「目には目をだよ、相殺して破壊するよ」

 

ハルトマンのその言葉を聞いてミーナは理解した。同じ固有魔法を持っている二人ができることを、ミーナは気合を入れる

 

「はぁぁぁぁぁ」

 

その言葉と共にミーナの体に魔法力の光が現れる。

 

「行くよ、インゲノール」

 

「あぁこっちは準備万端じゃ」

二人は同時に固有魔法を発動させる

 

     『シュトゥルム!』

 

二人が発動したシュトゥルムにより二人の周りの雲が吹き飛ぶ、二人はシュトゥルムを発動させたままコアへ向かいシュトゥルムの風によりコアがある部分にダメージを与える

今の二人は二つの竜巻といっても過言ではなかった。ネウロイのボディにダメージを与えていくとコアが見えた。二人は互いにコアの左右につくと同時に機関銃の弾丸を打ち込む

コアは破壊されネウロイは消滅する。ネウロイと共にブリザードも収まった。ミーナはすぐに六角形があった場所を見るが何もなかった。さっきの景色のゆがみは見間違いなのか

 

 

「ふぅ、やっと終わったよ、インゲノール早く帰ろうよ」

 

「あぁすまん今行く」

 

二人は残りの三人と合流し晴風へと帰還する。そして晴風は再びブリタニアへと向かう

 




やっぱり芳佳と慧の絡みは書かないといけないと思い書きました。感想待ってます
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